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狛犬と神様と祖父母と美味しいご飯の時間と笑いと涙
神様とおじいちゃんと大和雑煮
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「ホッホッ、おばあちゃん、いや桃夜の料理を褒めてくださり神様ありがとうございます」
おじいちゃんはニコニコ相好を崩した。
「礼はいらぬ。まあ、お賽銭を貰えるとより嬉しいがな」
神様はふふっと笑う。
「うん、大和雑煮の汁は白味噌仕立てでさっぱりしているな。里芋も柔らかくて美味しいぞ」神様はうんうんと頷き舌鼓を打つ。
「……神様はお金も好きなんですね。ですが、わたしは一度死んでいますのでお賽銭はできません……」
おじいちゃんが言ってぺこりと頭を下げる。
「ホッホッ、それはかまわぬぞ。わかっているぞ」
「良かったです」おじいちゃんはほっと胸を撫で下ろしている。
「おじいちゃん良かったね」
「うん、奈夜ちゃんそうだな。神様は良い人だ(人なのかな?)」
「おじいちゃんもたくさん食べてね。神様も褒めてくださるわたしの料理は最高に美味しいわよ」
おばあちゃんは得意げに胸を張る。
『そうだな。大和雑煮もいなり寿司も美味しそうだな』
おじいちゃんは頬をゆるりと緩めおばあちゃんの料理に目を落とし幸せそうだ。
そして、おじいちゃんはお箸を手に取り大和雑煮の人参を口に運んだ。
「美味しいぞ」おじいちゃんはほくほく顔で満面の笑みを浮かべた。
「ふふっ、良かったわ」おばあちゃんも大和雑煮の具の大根を食べ笑顔だ。
そんな二人を眺めているとわたしは幸せな気持ちになる。このままで良いのかもしれない、わたしもおじいちゃんにずっと、この家に居てほしいと思う。
だけど……と考えたりするけれど今はこの幸せな世界の中にどっぷり浸り幸せを噛みしめたい。
そんなことを考えながらにっこり笑っていると、
「おじいちゃん、大和雑煮美味しいよね。あ、わたしは狛子だよ~よろしくね」
黙って黙々と料理を食べていた狛子がおじいちゃんの横にちょこりんと座り言った。
『ホッ、狛子ちゃんだね。美味しそうに食べているな。おじいちゃんは嬉しいぞ』
「ハイハイ、僕も美味しくいなり寿司を食べているよ~あ、でもおじいちゃんは幽霊さんなのにどうしてご飯が食べられるの?」
狛助もおじいちゃんの隣にちょこりんと座りニコニコ笑いおじいちゃんの顔を見た。
「あ、狛助、しーっだよ」狛子が人差し指を唇に当てた。
おじいちゃんはニコニコ相好を崩した。
「礼はいらぬ。まあ、お賽銭を貰えるとより嬉しいがな」
神様はふふっと笑う。
「うん、大和雑煮の汁は白味噌仕立てでさっぱりしているな。里芋も柔らかくて美味しいぞ」神様はうんうんと頷き舌鼓を打つ。
「……神様はお金も好きなんですね。ですが、わたしは一度死んでいますのでお賽銭はできません……」
おじいちゃんが言ってぺこりと頭を下げる。
「ホッホッ、それはかまわぬぞ。わかっているぞ」
「良かったです」おじいちゃんはほっと胸を撫で下ろしている。
「おじいちゃん良かったね」
「うん、奈夜ちゃんそうだな。神様は良い人だ(人なのかな?)」
「おじいちゃんもたくさん食べてね。神様も褒めてくださるわたしの料理は最高に美味しいわよ」
おばあちゃんは得意げに胸を張る。
『そうだな。大和雑煮もいなり寿司も美味しそうだな』
おじいちゃんは頬をゆるりと緩めおばあちゃんの料理に目を落とし幸せそうだ。
そして、おじいちゃんはお箸を手に取り大和雑煮の人参を口に運んだ。
「美味しいぞ」おじいちゃんはほくほく顔で満面の笑みを浮かべた。
「ふふっ、良かったわ」おばあちゃんも大和雑煮の具の大根を食べ笑顔だ。
そんな二人を眺めているとわたしは幸せな気持ちになる。このままで良いのかもしれない、わたしもおじいちゃんにずっと、この家に居てほしいと思う。
だけど……と考えたりするけれど今はこの幸せな世界の中にどっぷり浸り幸せを噛みしめたい。
そんなことを考えながらにっこり笑っていると、
「おじいちゃん、大和雑煮美味しいよね。あ、わたしは狛子だよ~よろしくね」
黙って黙々と料理を食べていた狛子がおじいちゃんの横にちょこりんと座り言った。
『ホッ、狛子ちゃんだね。美味しそうに食べているな。おじいちゃんは嬉しいぞ』
「ハイハイ、僕も美味しくいなり寿司を食べているよ~あ、でもおじいちゃんは幽霊さんなのにどうしてご飯が食べられるの?」
狛助もおじいちゃんの隣にちょこりんと座りニコニコ笑いおじいちゃんの顔を見た。
「あ、狛助、しーっだよ」狛子が人差し指を唇に当てた。
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