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夏休みとミケネコーンと沖縄とそして美依奈
5 これは!
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「さあ、行くよ」
わたしは、きゅうりをぱりぱり食べているミケネコーンを鞄に入れた。
「はいにゃん。お出かけですにゃん。ミケネコーンはいい子にしますにゃん。きゅうりを食べたあとは爆睡しますにゃん」
なんて言いながらきゅうりをぱりぱり食べるミケネコーンに呆れてしまった。
「もうミケネコーンちゃんはそのままでいいよ……」
これはミケネコーンちゃんの個性だから仕方がない。わたしはクスクスと笑った。
「ミケネコーンちゃんは可愛いからそのままでいいかもね~」
みっきーも笑いながらミケネコーンの頭を撫でた。
「にゃはは、ミケネコーンは可愛いですかにゃん。光栄ですにゃん」
そんな会話をしながらわたし達は歩いた。そして、シーサーたんが置かれている門柱の前を通った。
「おっ、またまた君達か~こんにちは」
シーサーたんは目をギョロギョロさせながら挨拶をした。
「こんにちは~シーサーたん」、「シーサーたん、こんにちは」とわたしとみっきーは挨拶をした。
それからミケネコーンは『ぐぅーぐぅー』といびきで挨拶をした。
「……ミケネコーンは爆睡中かね。では、修行の旅に出てもらおうかな。夏花ちゃん、沖縄の本はあるかな?」
シーサーたんはにやりと笑った。
「え? 沖縄の本ってまさか」
「そうじゃ~怪獣王から譲り受けた青色の液体を夏花ちゃんの沖縄の本にふりかけパワーを注入するのじゃ~」
シーサーたんは目をギョロギョロさせながら言った。
「持ってきてるけど……」
「出すのじゃ~」
「あ、うん……」
わたしは鞄の中でぐぅーぐぅーいびきをかいて寝ているミケネコーンにクスッと笑い、そっと沖縄の本を取り出した。
「その本を地面に置くのじゃ~」
わたしは、言われた通り沖縄の本を地面に開いて置いた。
すると、にょきにょきにょき~とシーサーたんの手から怪獣王から譲り受けた青色の液体が入っている小瓶が出てきた。
「わっ、びっくりした~」、「わっ、あれが噂の小瓶!」とわたしとみっきーが叫んだのとほぼ同時に沖縄の本の白い砂浜とエメラルドグリーンに輝く海の写真のページに海の色によく似た液体がぱらぱらとふりかけられた。
ピカッと青色の光が見えた。眩しくてわたしは、目を瞑った。
目を瞑っていても青色の光を感じる。
「うわぁ~海だよ~」
みっきーの叫び声にわたしはそっと、目を開けた。
「どうして……目の前に海があるの?」
返事はなくてもシーサーたんの仕業に間違いないはずだ。
わたしは、きゅうりをぱりぱり食べているミケネコーンを鞄に入れた。
「はいにゃん。お出かけですにゃん。ミケネコーンはいい子にしますにゃん。きゅうりを食べたあとは爆睡しますにゃん」
なんて言いながらきゅうりをぱりぱり食べるミケネコーンに呆れてしまった。
「もうミケネコーンちゃんはそのままでいいよ……」
これはミケネコーンちゃんの個性だから仕方がない。わたしはクスクスと笑った。
「ミケネコーンちゃんは可愛いからそのままでいいかもね~」
みっきーも笑いながらミケネコーンの頭を撫でた。
「にゃはは、ミケネコーンは可愛いですかにゃん。光栄ですにゃん」
そんな会話をしながらわたし達は歩いた。そして、シーサーたんが置かれている門柱の前を通った。
「おっ、またまた君達か~こんにちは」
シーサーたんは目をギョロギョロさせながら挨拶をした。
「こんにちは~シーサーたん」、「シーサーたん、こんにちは」とわたしとみっきーは挨拶をした。
それからミケネコーンは『ぐぅーぐぅー』といびきで挨拶をした。
「……ミケネコーンは爆睡中かね。では、修行の旅に出てもらおうかな。夏花ちゃん、沖縄の本はあるかな?」
シーサーたんはにやりと笑った。
「え? 沖縄の本ってまさか」
「そうじゃ~怪獣王から譲り受けた青色の液体を夏花ちゃんの沖縄の本にふりかけパワーを注入するのじゃ~」
シーサーたんは目をギョロギョロさせながら言った。
「持ってきてるけど……」
「出すのじゃ~」
「あ、うん……」
わたしは鞄の中でぐぅーぐぅーいびきをかいて寝ているミケネコーンにクスッと笑い、そっと沖縄の本を取り出した。
「その本を地面に置くのじゃ~」
わたしは、言われた通り沖縄の本を地面に開いて置いた。
すると、にょきにょきにょき~とシーサーたんの手から怪獣王から譲り受けた青色の液体が入っている小瓶が出てきた。
「わっ、びっくりした~」、「わっ、あれが噂の小瓶!」とわたしとみっきーが叫んだのとほぼ同時に沖縄の本の白い砂浜とエメラルドグリーンに輝く海の写真のページに海の色によく似た液体がぱらぱらとふりかけられた。
ピカッと青色の光が見えた。眩しくてわたしは、目を瞑った。
目を瞑っていても青色の光を感じる。
「うわぁ~海だよ~」
みっきーの叫び声にわたしはそっと、目を開けた。
「どうして……目の前に海があるの?」
返事はなくてもシーサーたんの仕業に間違いないはずだ。
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