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沖縄のキラキラ輝く海へテレポートしたのかな

5 制服のまま泳ごう

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  みっきーはわたしとミケネコーンの顔を心配そうな顔つきで眺めている。

「みっきー心配は不要ですにゃん!」

「そうだよ~制服で海に入るのも意外と気持ちいいよ~」

  わたしとミケネコーンは顔を見合わせ「あははっ」、「にゃははにゃん」と笑い合う。ミケネコーンのにゃははにゃんと笑うその顔がなんだか面白くてケラケラと笑ってしまう。

  そして、小声でわたしとミケネコーンは、「いっせのーせ」、「にゃっせのーせ」と声を合わせみっきーの腕を引っ張った。

「あ、わっ!  ちょっと~何するの~」

  みっきーは、わたしとミケネコーンに腕を引っ張られた勢いでバッシャ~ンと盛大な音とともに水しぶきがあがり海にダイブした。

「みっきーも仲間だね」

「にゃははにゃん。海の中は冷たくて気持ちいいですにゃん!」

「もう、夏花ちゃんにミケネコーンちゃんってば酷いよ~」

  みっきーはほっぺたをぷくぷくと膨らませた。

「ごめんね。でも気持ちいいでしょ」

  わたしが聞くと、

「まあね、冷たくて気持ちいい~」

  みっきーはとびっきりの笑顔を浮かべた。友達と遊ぶ海は楽しい。久しぶりにおもいっきり笑った。

  ふと美依奈は元気かなと思った。


「海は綺麗ですにゃ~んたら綺麗ですにゃん~♪  ミケネコーンたらたら海日和ですにゃ~ん♪」

 ミケネコーンは裂けたお口を大きく開けてお歌を歌った。

「ミケネコーンちゃん、シーッだよ。歌うと注目されちゃうよ」

 わたしは、慌てて人差し指を口の前に立ててシーッと言った。

「どうしてですかにゃん。海は青くて気持ちいいのににゃん」

 ミケネコーンはスーイスーイと泳ぎ「ミケネコーンたらたら泳いでるにゃん♪   たらたらミケネコーン♪」

 なんて熱唱するのだから困ってしまうよ。

「じゃあさ、わたし達も歌おうよ」

  それまで黙っていたみっきーが笑って言った。

「え~わたし達も歌うの~もっと目立つよ~」

  わたしはみっきーの提案に驚いて目を剥いた。

「うん、みんなで歌えば怖くない。お歌タイムだよ~」

 みっきーは口元に手を当ててうふふと笑う。

「制服で海に入ってみっきーは人が変わったね」

「そっかな?  わたしは元からこんな感じだよ~さあ、歌おう~」

  そう言ったかと思うとみっきーは高らかに歌い出した。

  どうした。みっきーってば……。
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