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学校とわたしとミケネコーン
6 わたしのお弁当が……
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「だって、友達がいないよ~って三木田さん得意げなんだもん」
「あははっ、だって気の合いそうな子クラスにいないんだもん」
三木田さんは豪快に笑った。その笑い方がスカッとしていてちょっといいなと思った。
そんな三木田さんのことをじっと見ていると、「でもね、真川さんのことは気になっていたんだ」と三木田さんが言った。
「えっ!? わたしのことが」
「うん、なんでかよく分からないけど、真川さんは優しいしね」
「わたし優しくなんかないよ」
「夏花は優しいですにゃん! ミケネコーンのこと家に連れて帰ってくれましたにゃん」
それまで黙っていたミケネコーンがにゃぱにゃぱと笑って言った。
「それはあの状況で捨て怪獣にできないもん」
「にゃは、それに夏花はお弁当を分けてくれましたにゃん」
「うん、お弁当、あ、ミケネコーンちゃんってばちょっとどういうことなのかな!!」
お弁当箱を見ると空っぽになっているではないか。
「うにゃん?」
「うにゃんじゃないよ~わたしの卵焼きもタコさんウインナーもかまぼこも全部ないよ~」
わたしは、思わず叫んでしまった。
「夏花どうしましたかにゃん?」
ミケネコーンはきょとんと首を傾げた。
「どうしましたかじゃないよ~わたしのお弁当のおかずが空っぽなんだよ~おかずはどこよ~」
「おかずはミケネコーンのお腹の中にありますにゃ~ん!」
「……それってミケネコーンちゃんが全部食べたと言うことかな?」
わたしが恐る恐る聞くと、
「はいにゃん! ミケネコーンがむしゃむしゃにゃんと食べましたにゃん」
ミケネコーンは得意げに胸を張った。その胸を張ったかりゆしシャツの胸の辺りにべったりと真っ赤なケチャップがくっついていた。
あれはタコさんウインナーにかかっていたケチャップだ。せっかくのかりゆしシャツが台無しだよ。
その時……。
「あ~どういうこと~」
三木田さんの叫び声が聞こえてきた。
「あははっ、だって気の合いそうな子クラスにいないんだもん」
三木田さんは豪快に笑った。その笑い方がスカッとしていてちょっといいなと思った。
そんな三木田さんのことをじっと見ていると、「でもね、真川さんのことは気になっていたんだ」と三木田さんが言った。
「えっ!? わたしのことが」
「うん、なんでかよく分からないけど、真川さんは優しいしね」
「わたし優しくなんかないよ」
「夏花は優しいですにゃん! ミケネコーンのこと家に連れて帰ってくれましたにゃん」
それまで黙っていたミケネコーンがにゃぱにゃぱと笑って言った。
「それはあの状況で捨て怪獣にできないもん」
「にゃは、それに夏花はお弁当を分けてくれましたにゃん」
「うん、お弁当、あ、ミケネコーンちゃんってばちょっとどういうことなのかな!!」
お弁当箱を見ると空っぽになっているではないか。
「うにゃん?」
「うにゃんじゃないよ~わたしの卵焼きもタコさんウインナーもかまぼこも全部ないよ~」
わたしは、思わず叫んでしまった。
「夏花どうしましたかにゃん?」
ミケネコーンはきょとんと首を傾げた。
「どうしましたかじゃないよ~わたしのお弁当のおかずが空っぽなんだよ~おかずはどこよ~」
「おかずはミケネコーンのお腹の中にありますにゃ~ん!」
「……それってミケネコーンちゃんが全部食べたと言うことかな?」
わたしが恐る恐る聞くと、
「はいにゃん! ミケネコーンがむしゃむしゃにゃんと食べましたにゃん」
ミケネコーンは得意げに胸を張った。その胸を張ったかりゆしシャツの胸の辺りにべったりと真っ赤なケチャップがくっついていた。
あれはタコさんウインナーにかかっていたケチャップだ。せっかくのかりゆしシャツが台無しだよ。
その時……。
「あ~どういうこと~」
三木田さんの叫び声が聞こえてきた。
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