捨てられたもふもふなわたしは異世界で意地悪な悪役令嬢?になっていました(だけどそんなの嫌)やっぱりゆっくり楽しく過ごしたいです

なかじまあゆこ

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わたし異世界に来てしまったみたいです

ニャンリーお嬢様大丈夫ですか?

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「ニャンリー大丈夫かい?」
「ニャンリー大丈夫かしら?」
「ニャンリーお嬢様心配ですよ」
「ニャンリーお嬢様は記憶喪失ですか?」

 この場にいるみんなが心配そうにわたしの顔を眺め口々に言った。

 どうやらかなり心配されているようだ。けれど、じーっとわたしを見つめる知らない人達の目が怖いにゃん。

「ニャンリーお嬢様が怯えたお顔になっていらっしゃいますよ」
「やはり記憶喪失になられているのかもな」
「ニ、ニャンリーが記憶喪失だなんてどうしましょう」

 お母様(取りあえずお母様と呼ぼう)女性は慌てふためいている。

「し、心配だな……ニャンリーよ」

 お父様(取りあえずお父様と呼ぼう)はお母様の肩に手を乗せわたしのことを心配そうに見つめる。

 わたしは何も答えることができずただ目の前に置かれているヨーグルトが美味しそうだなと思いヨダレが垂れそうになっている。

「あの、ヨーグルト食べてもいいですか?」

 わたしはやっぱりヨーグルトが食べたくて我慢できなかった。

「食欲はあるようだな。ヨーグルト食べてもいいぞ」

「にゃははありがとうございますにゃん」

 わたしは、嬉しくてヨーグルト入っている器に顔を突っ込もうとした。けれど、容器が小さくて顔は入らなかった。

 まあ、いいや。わたしは器に顔を近づけヨーグルトを舌でペロペロ舐めた。うん、ほどよく甘くて酸味もありとっても爽やかだ。美味しいにゃん。

 わたしがヨーグルトの美味しい世界を満喫していると、グサグサと突き刺さる視線を感じた。にゃんだろうか? 顔を上げると、みんながヨーグルトを食べているわたしを奇異の目で眺めていた。

「みなさんどうしたのかな?」

 わたしは不思議に思い首を横に傾げた。

「ニャンリーお前……」
「ニャンリーがやっぱり変だわ」
「ニャンリーお嬢様……」
「ニャンリーお嬢様が猫みたいでございます」

 みんなはわたしのことをじっと眺め口々に言った。

 わたし何かしでかしたのかな? さっぱりわかりません。

「みなさんヨーグルト食べないんですか?」
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