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十二月二十五日のクリスマスの誕生日は幸せで最悪だった
信じられないプレゼント
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「え! まだ、プレゼントがあるの?」
わたしは嬉しくて堪らなかった。
「うん、とっておきのプレゼントがね」
そう返事をした美衣佐は表情を歪めた。
「とっておきのプレゼント? 何だろう?」
首を傾げるわたしに美衣佐がカバンをゴソゴソしたかと思うとノートを取り出した。
「うふふ、当近さん、これが本当に渡したかったプレゼントだよ」
美衣佐は取り出したノートをテーブルの上に置いた。そのノートは年季が入っていて古書みたいだった。このノートがプレゼントとはどういうことだろうか。
「あの、美衣佐ちゃんこのノートは何かな?」
「うふふ、わたしのお母さんのノートなんだよ」
そう言うと美衣佐のアーモンドアイの黒い目がわたしをじっと見つめた。なんだかちょっと怖くなりわたしの心臓がビクッと跳ねた。
「美衣佐ちゃんのお母さんのノートをどうしてわたしにくれるのかな?」
「それはね……中身を読んで見て、面白いことが書いてあるよ」
美衣佐はクスクスと笑いながら年季の入ったノートを開いた。そして、ぺらぺらとページを捲りここを見てと細くて長い人差し指でそこに書かれている文字を指差した。
わたしは一体何だろう? と思いながらそこに書かれている文章を読んだ。
「え!! これはどういう意味?」
わたしは混乱した。だって、そこには……。
『美衣佐はわたしの本当の娘じゃないのよ。病院で取り違えたみたいなの。でもね、ずっと育ててきた可愛らしい娘だから本当の子供だと思っているわよ。それにあの子はとても美人だから自慢できるからね』
と書かれていた。これはきっと、美衣佐のお母さんが書いた文章だろう。
そこまでだけでも相当びっくりしたのに続きがあった。それは。
『わたしが産んだ娘は当近さんって方の娘だったのよ。でも、五歳まで育てたのだからお互いに今まで通り娘を育てましょうと言うことになったわ。だから、当近さんとは連絡先の交換もしなかったのよ』
『ただ、わたしが産んだ娘の写真はもらったのよ。可愛らしい女の子だけど、美衣佐と比べるとね……美衣佐がわたしの子供になって良かったわ』
と書かれていた。わたしは何が何やらわからなくなり呆然とした。
そして、極めつけは……。
わたしは嬉しくて堪らなかった。
「うん、とっておきのプレゼントがね」
そう返事をした美衣佐は表情を歪めた。
「とっておきのプレゼント? 何だろう?」
首を傾げるわたしに美衣佐がカバンをゴソゴソしたかと思うとノートを取り出した。
「うふふ、当近さん、これが本当に渡したかったプレゼントだよ」
美衣佐は取り出したノートをテーブルの上に置いた。そのノートは年季が入っていて古書みたいだった。このノートがプレゼントとはどういうことだろうか。
「あの、美衣佐ちゃんこのノートは何かな?」
「うふふ、わたしのお母さんのノートなんだよ」
そう言うと美衣佐のアーモンドアイの黒い目がわたしをじっと見つめた。なんだかちょっと怖くなりわたしの心臓がビクッと跳ねた。
「美衣佐ちゃんのお母さんのノートをどうしてわたしにくれるのかな?」
「それはね……中身を読んで見て、面白いことが書いてあるよ」
美衣佐はクスクスと笑いながら年季の入ったノートを開いた。そして、ぺらぺらとページを捲りここを見てと細くて長い人差し指でそこに書かれている文字を指差した。
わたしは一体何だろう? と思いながらそこに書かれている文章を読んだ。
「え!! これはどういう意味?」
わたしは混乱した。だって、そこには……。
『美衣佐はわたしの本当の娘じゃないのよ。病院で取り違えたみたいなの。でもね、ずっと育ててきた可愛らしい娘だから本当の子供だと思っているわよ。それにあの子はとても美人だから自慢できるからね』
と書かれていた。これはきっと、美衣佐のお母さんが書いた文章だろう。
そこまでだけでも相当びっくりしたのに続きがあった。それは。
『わたしが産んだ娘は当近さんって方の娘だったのよ。でも、五歳まで育てたのだからお互いに今まで通り娘を育てましょうと言うことになったわ。だから、当近さんとは連絡先の交換もしなかったのよ』
『ただ、わたしが産んだ娘の写真はもらったのよ。可愛らしい女の子だけど、美衣佐と比べるとね……美衣佐がわたしの子供になって良かったわ』
と書かれていた。わたしは何が何やらわからなくなり呆然とした。
そして、極めつけは……。
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