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美衣佐の家
美衣佐Side
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当近さんが帰った部屋の中はなんだか急に静かになった。今頃お兄ちゃんとどんな話をしているのかな。ちょっと気になる。
でも、面白くなってきたような気がする……。
わたしはひまわり柄のティーカップを洗いながら微笑みを浮かべた。
当近さんはこのひまわり柄のティーカップでアップルティーを飲みながら『薔薇の花に囲まれて暮らしているのかなと思ったよ』なんて言った。
そんなイメージを持たれていたなんてちょっと可笑しくて笑ってしまう。
それに当近さんはこのアパートに驚いていた。ぽかーんと口を開けたまま突っ立っているんだもんね。
わたしは、ひまわり柄のティーカップを布巾で丁寧に拭き食器棚に戻す。食器棚には今、戻したばかりのひまわり柄のティーカップの横に薔薇柄のティーカップが並べられている。
この薔薇柄のティーカップを当近さんの目の前に置いたらどんな顔をしたかな。きっと、驚き美衣佐ちゃんにぴったりだねなんて言ったはずだ。
ああ、もうダメだ。想像すると笑っちゃう。わたしは自室に戻り交換日記とは別に付けている日記帳を開いた。
日記帳にペンを走らせた。スラスラとペンが走る。
当近さんが帰った部屋の中はなんだか急に静かになった。今頃お兄ちゃんとどんな話をしているのかな。ちょっと気になる。
でも、面白くなってきたような気がする……。
わたしはひまわり柄のティーカップを洗いながら微笑みを浮かべた。
当近さんはこのひまわり柄のティーカップでアップルティーを飲みながら『薔薇の花に囲まれて暮らしているのかなと思ったよ』なんて言った。
そんなイメージを持たれていたなんてちょっと可笑しくて笑ってしまう。
それに当近さんはこのアパートに驚いていた。ぽかーんと口を開けたまま突っ立っているんだもんね。
わたしは、ひまわり柄のティーカップを布巾で丁寧に拭き食器棚に戻す。食器棚には今、戻したばかりのひまわり柄のティーカップの横に薔薇柄のティーカップが並べられている。
この薔薇柄のティーカップを当近さんの目の前に置いたらどんな顔をしたかな。きっと、驚き美衣佐ちゃんにぴったりだねなんて言ったはずだ。
ああ、もうダメだ。想像すると笑っちゃう。わたしは自室に戻り交換日記とは別に付けている日記帳を開いた。
日記帳にペンを走らせた。スラスラとペンが走る。
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