42 / 81
休日とお手伝い(猫魔獣などいろいろ登場)
掃除と休憩だ
しおりを挟む ジャン王子とジェイは崩れ落ちた彼女らの状態を確認した。
「問題ない。気絶してる」
「こっちもだ」
その言葉に、ミラとハンナ、ニアも駆け寄る。ミラは気になり、彼女らのローブを取ると、ハンナとそっくりな顔が現れる。それが二人。
今は可愛らしい顔で眠っているが、さっきまで随分と物騒な会話をしていた者達。
「わ、本当にそっくり」
「ハンナ、本当に何も知らないのか?」
ジャン王子が改めて問うが、
「私は本当に何も知らないですよ。いい迷惑です」
と言うだけだった。
「ねえ、この二人どうする? 置いておくわけにもいかないし……」
「運ぶのもな……」
「いや、あえて見つけてもらおう」
ジェイが片方の娘を抱え、廊下隅にそっと寝かす。ジャン王子がそれに倣った。
「上手く行けば撤退するかもしれない。一人だけ捕虜というか捕まえられれば問題無いしな」
「そうなの?」
ミラが訊くと、ジェイはにやっと笑った。
「あまり国の部隊を舐めない方がいいぞ。しかも、ここは王立学園。こいつまで通っている学校だ。有名どころの貴族なんてわんさかいる。喜んで動いてくれるだろうさ」
「ジェイ、その笑い方、私はあまり好きじゃない」
格好つけているらしいジェイのもとにニアから辛辣な言葉が掛かる。ジェイは取り直すように、一つ咳払いする。
「いつも通りでいいの」
「はい……」
ニアはジェイの頬を挟む。へえ、こういう感じなんだ。ミラは新鮮な気持ちになった。将来、ニアの尻に敷かれそう、ジェイ。
「あのー……、結局どうするんですか?」
「ん? そうねー。ジェイの言う通り、このまま廊下に放置しておきましょ。ミラ、あと何人だっけ?」
「えっ、んーとね、予知夢の通りなら八人だと思うけど……」
「なら、教会に向かう途中でそうそう遭遇しないだろうけど――もし、いたら同じ感じで対応しましょ。教会に軟禁されてるだろうみんなを助けるのが最優先。でも、いざって時にミラみたいのが十人もいるのも厄介だし、潰せるものは潰しておくの」
みな異論はないようだった。
そこから教会に向かったのだが、まるで呪いに掛かっているかのように、黒ローブハンナに遭遇する。元の方針の通り、倒しては転がしていった。三人、四人、と増えていき――結局、教会にたどり着くまでに八人は倒してしまった。
場所は教会まであと少しという所だった。後は渡り廊下を行けば教会に辿り着く。残りは二人。
予知夢の通りであれば、教会の中にいるはずだった。
ただ、ミラは不思議だった。予知夢と違う。自分の服に血が付着していないのだ。自分が見た状況と異なっている。
「あとは、中の二人だけか?」
「うん。そのはず」
「でも、ミラの服汚れて無くない?」
五人の連携が上手くいき、荒々しい戦闘になることはなかった。ミラは一度も戦闘していない。それに、教会前だというのに五人全員が揃っている。
予知夢では、自分一人だけだったのに。
「……うん。なんか、見た内容と変わってる。こんなこと初めてだよ」
「ミラ、聞く限りいい方向に向かっているんだろう。ならいいじゃないか?」
ジャン王子の言う通りだった。決して悪い方向ではない。むしろ、良くなっている。
「そう、だね」
ここでうじうじ悩んでいてもしょうがない。教会には、正面渡り廊下の入口一つ。裏口があれば、そこから入って奇襲も出来るけど……。しょうがない。
「行こう。正面から入るしかないし」
色々と引っ掛かる部分はあるが、ミラは教会へ向かった。
◆
教会前は静かだった。渡り廊下を渡っていても、自分達五人の足音しか聞こえてこない。
「中に入ったら、みんな結構バラバラにいたはずだから、黒ハンナだけを狙って攻撃したいんだけど……」
「ミラ先輩、なんですか黒ハンナって」
「分かりやすくない? みんな真っ黒なローブ姿だし。性格も黒そうだしね」
「そうですか……」
待ってほしい。なんで呆れられた目を向けられているのだろう。分かりやすいと思うんだけど。
「もういいです、それで。じゃあ、黒ハンナとやらはどこら辺にいるんですか?」
ミラは予知夢の内容を思い出す。入口より遠いところに一人、近くに一人。そういえばあの時間帯の自分が扉を開けた後、どうなったんだろうか。
「とりあえず、入口近くに一人。あとは奥側右ね」
「まとまってないんですね。分担した方が良くないですか?」
「そうね――」
教会の中に入るまでの間、五人で分担を決める。奥側をジェイとニアが、手前を残りの三人が対応することになる。
ミラは教会の扉に耳をつけた。くぐもっているが、人の話し声は聞こえてくる。
「やっぱり、中に誰かいるわ。校内の様子と組み合わせても、予知夢の通りだと思う」
「よし、じゃあ、扉を蹴り壊したら一斉に入るぞ」
ジャン王子がミラの隣に立つ。
「ミラ、気を付けろよ。ここからは、見てないんだろ?」
「ジャンこそ。対人戦闘なんて、そうそうしてないでしょ」
「それは、みんな一緒だろ。各自、自身の命を最優先に、だ」
久々に王子らしい言葉を聞いた気がする。
「ミラ、離れろ」
「うん」
ミラは扉から離れる。ジャン王子は剣を持ち、いつでも剣を振るえる状態にすると、片足を上げた。
彼の足がうすい灰色に包まれる。まるで、靄がかかったようになり、そのまま足を振り下ろした。およそ、生身の人間が蹴ったとは思えない鈍い音があたりに響いた。
けたたましい音を立てて、扉は向こう側に倒れる。ジャン王子らとともに中に入ったのだが――いない。
「ミラ、黒ハンナがいないぞ」
「う、うん。私にも分からない」
教会内部に生徒や教師はいた。ただし、全員眠っている。この時点で予知夢とまったく違う。
「俺とニアが奥を探す。お前らは手前を頼む。まずは、安全の確認だ」
ジェイはニアとともに教会の奥に向かった。
「ミラ、俺達も確認するぞ。ぼーっとしていても仕方がない」
「ミラ先輩」
「そ、そうね」
ジャン王子とハンナに促され、ミラはようやく状況を呑み込みつつあった。
眠っているみんなの間を縫って、ジャン王子らと一緒に黒ハンナを捜索する。しかし、どこを見てもそんな人物はいなかった。ただ、学園の生徒と教師が眠っているだけだ。
「一体、どうなってるの?」
なんで、みんな眠っているのだろう。
あまりにも予知夢と違うことが起きすぎている。これではまったく予知夢ではない。見た未来ではない。
こんなことは今までなかった。未来が変わっている。
黒ハンナ達の捜索は無駄に終わった。
結局、黒ハンナ達はなにが目的だったのか分からなくなってしまった。いや、『竜巫女』を探していたのは間違いない。問題は、なぜ探していたのかだが――肝心の訊く相手が居なくなっていては、どうしようもない。
まさか、こんなことになるとは思っておらず、話や目的は教会に居るだろう黒ハンナに訊けばいいだろうと思っていた。
でも、実際には彼女らは撤退した後なのか、そもそもいなかったのか存在せず、学園内に転がしていたはずの黒ハンナも忽然と姿を消していた。
ジャン王子とジェイは結構強めに気絶させていたはずなのだが、いつの間にかいなくなっていたのだ。
黒ハンナは何しに学園を襲ったのだろう。こうなってしまえば、途中で気絶させる前に訊いておくべきだった。
だが、それも後の祭り。もはや、どうしようもない。
彼女達のことも、未来が変わったことも――ミラには何一つ分からなかった。
「問題ない。気絶してる」
「こっちもだ」
その言葉に、ミラとハンナ、ニアも駆け寄る。ミラは気になり、彼女らのローブを取ると、ハンナとそっくりな顔が現れる。それが二人。
今は可愛らしい顔で眠っているが、さっきまで随分と物騒な会話をしていた者達。
「わ、本当にそっくり」
「ハンナ、本当に何も知らないのか?」
ジャン王子が改めて問うが、
「私は本当に何も知らないですよ。いい迷惑です」
と言うだけだった。
「ねえ、この二人どうする? 置いておくわけにもいかないし……」
「運ぶのもな……」
「いや、あえて見つけてもらおう」
ジェイが片方の娘を抱え、廊下隅にそっと寝かす。ジャン王子がそれに倣った。
「上手く行けば撤退するかもしれない。一人だけ捕虜というか捕まえられれば問題無いしな」
「そうなの?」
ミラが訊くと、ジェイはにやっと笑った。
「あまり国の部隊を舐めない方がいいぞ。しかも、ここは王立学園。こいつまで通っている学校だ。有名どころの貴族なんてわんさかいる。喜んで動いてくれるだろうさ」
「ジェイ、その笑い方、私はあまり好きじゃない」
格好つけているらしいジェイのもとにニアから辛辣な言葉が掛かる。ジェイは取り直すように、一つ咳払いする。
「いつも通りでいいの」
「はい……」
ニアはジェイの頬を挟む。へえ、こういう感じなんだ。ミラは新鮮な気持ちになった。将来、ニアの尻に敷かれそう、ジェイ。
「あのー……、結局どうするんですか?」
「ん? そうねー。ジェイの言う通り、このまま廊下に放置しておきましょ。ミラ、あと何人だっけ?」
「えっ、んーとね、予知夢の通りなら八人だと思うけど……」
「なら、教会に向かう途中でそうそう遭遇しないだろうけど――もし、いたら同じ感じで対応しましょ。教会に軟禁されてるだろうみんなを助けるのが最優先。でも、いざって時にミラみたいのが十人もいるのも厄介だし、潰せるものは潰しておくの」
みな異論はないようだった。
そこから教会に向かったのだが、まるで呪いに掛かっているかのように、黒ローブハンナに遭遇する。元の方針の通り、倒しては転がしていった。三人、四人、と増えていき――結局、教会にたどり着くまでに八人は倒してしまった。
場所は教会まであと少しという所だった。後は渡り廊下を行けば教会に辿り着く。残りは二人。
予知夢の通りであれば、教会の中にいるはずだった。
ただ、ミラは不思議だった。予知夢と違う。自分の服に血が付着していないのだ。自分が見た状況と異なっている。
「あとは、中の二人だけか?」
「うん。そのはず」
「でも、ミラの服汚れて無くない?」
五人の連携が上手くいき、荒々しい戦闘になることはなかった。ミラは一度も戦闘していない。それに、教会前だというのに五人全員が揃っている。
予知夢では、自分一人だけだったのに。
「……うん。なんか、見た内容と変わってる。こんなこと初めてだよ」
「ミラ、聞く限りいい方向に向かっているんだろう。ならいいじゃないか?」
ジャン王子の言う通りだった。決して悪い方向ではない。むしろ、良くなっている。
「そう、だね」
ここでうじうじ悩んでいてもしょうがない。教会には、正面渡り廊下の入口一つ。裏口があれば、そこから入って奇襲も出来るけど……。しょうがない。
「行こう。正面から入るしかないし」
色々と引っ掛かる部分はあるが、ミラは教会へ向かった。
◆
教会前は静かだった。渡り廊下を渡っていても、自分達五人の足音しか聞こえてこない。
「中に入ったら、みんな結構バラバラにいたはずだから、黒ハンナだけを狙って攻撃したいんだけど……」
「ミラ先輩、なんですか黒ハンナって」
「分かりやすくない? みんな真っ黒なローブ姿だし。性格も黒そうだしね」
「そうですか……」
待ってほしい。なんで呆れられた目を向けられているのだろう。分かりやすいと思うんだけど。
「もういいです、それで。じゃあ、黒ハンナとやらはどこら辺にいるんですか?」
ミラは予知夢の内容を思い出す。入口より遠いところに一人、近くに一人。そういえばあの時間帯の自分が扉を開けた後、どうなったんだろうか。
「とりあえず、入口近くに一人。あとは奥側右ね」
「まとまってないんですね。分担した方が良くないですか?」
「そうね――」
教会の中に入るまでの間、五人で分担を決める。奥側をジェイとニアが、手前を残りの三人が対応することになる。
ミラは教会の扉に耳をつけた。くぐもっているが、人の話し声は聞こえてくる。
「やっぱり、中に誰かいるわ。校内の様子と組み合わせても、予知夢の通りだと思う」
「よし、じゃあ、扉を蹴り壊したら一斉に入るぞ」
ジャン王子がミラの隣に立つ。
「ミラ、気を付けろよ。ここからは、見てないんだろ?」
「ジャンこそ。対人戦闘なんて、そうそうしてないでしょ」
「それは、みんな一緒だろ。各自、自身の命を最優先に、だ」
久々に王子らしい言葉を聞いた気がする。
「ミラ、離れろ」
「うん」
ミラは扉から離れる。ジャン王子は剣を持ち、いつでも剣を振るえる状態にすると、片足を上げた。
彼の足がうすい灰色に包まれる。まるで、靄がかかったようになり、そのまま足を振り下ろした。およそ、生身の人間が蹴ったとは思えない鈍い音があたりに響いた。
けたたましい音を立てて、扉は向こう側に倒れる。ジャン王子らとともに中に入ったのだが――いない。
「ミラ、黒ハンナがいないぞ」
「う、うん。私にも分からない」
教会内部に生徒や教師はいた。ただし、全員眠っている。この時点で予知夢とまったく違う。
「俺とニアが奥を探す。お前らは手前を頼む。まずは、安全の確認だ」
ジェイはニアとともに教会の奥に向かった。
「ミラ、俺達も確認するぞ。ぼーっとしていても仕方がない」
「ミラ先輩」
「そ、そうね」
ジャン王子とハンナに促され、ミラはようやく状況を呑み込みつつあった。
眠っているみんなの間を縫って、ジャン王子らと一緒に黒ハンナを捜索する。しかし、どこを見てもそんな人物はいなかった。ただ、学園の生徒と教師が眠っているだけだ。
「一体、どうなってるの?」
なんで、みんな眠っているのだろう。
あまりにも予知夢と違うことが起きすぎている。これではまったく予知夢ではない。見た未来ではない。
こんなことは今までなかった。未来が変わっている。
黒ハンナ達の捜索は無駄に終わった。
結局、黒ハンナ達はなにが目的だったのか分からなくなってしまった。いや、『竜巫女』を探していたのは間違いない。問題は、なぜ探していたのかだが――肝心の訊く相手が居なくなっていては、どうしようもない。
まさか、こんなことになるとは思っておらず、話や目的は教会に居るだろう黒ハンナに訊けばいいだろうと思っていた。
でも、実際には彼女らは撤退した後なのか、そもそもいなかったのか存在せず、学園内に転がしていたはずの黒ハンナも忽然と姿を消していた。
ジャン王子とジェイは結構強めに気絶させていたはずなのだが、いつの間にかいなくなっていたのだ。
黒ハンナは何しに学園を襲ったのだろう。こうなってしまえば、途中で気絶させる前に訊いておくべきだった。
だが、それも後の祭り。もはや、どうしようもない。
彼女達のことも、未来が変わったことも――ミラには何一つ分からなかった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

異世界でチート無双! いやいや神の使いのミスによる、僕の相棒もふもふの成長物語
ありぽん
ファンタジー
ある異世界で生きるアーベル。アーベルにはある秘密があった。何故か彼は地球での記憶をそのままに転生していたのだ。
彼の地球での一生は、仕事ばかりで家族を顧みず、そのせいで彼の周りからは人が離れていき。最後は1人きりで寿命を終えるという寂しいもので。
そのため新たな人生は、家族のために生きようと誓い、そしてできるならばまったりと暮らしたいと思っていた。
そんなマーベルは5歳の誕生日を迎え、神からの贈り物を授かるために教会へ。しかし同じ歳の子供達が、さまざまな素晴らしい力を授かる中、何故かアーベルが授かった力はあまりにも弱く。
だがアーベルはまったく気にならなかった。何故なら授かった力は、彼にとっては素晴らしい物だったからだ。
その力を使い、家族にもふもふ魔獣達を迎え、充実した生活を送っていたアーベル。
しかし変化の時は突然訪れた。そしてその変化により、彼ともふもふ魔獣達の理想としている生活から徐々に離れ始め?
これはアーベルの成長物語、いやいや彼のもふもふ達の成長物語である。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる