45 / 51
度重なる、悲劇※ 《胸糞注意》
しおりを挟む
点滴が終わり、再び車椅子へ乗せられると、駐車場に停めてある、暁のミニバンまで運ばれた。
暁は壊れ物を扱うように、車椅子から俺を抱き上げて、倒したシートへ優しく横たわらせた。
「すんません……自転車のハンドル、あんたの車に擦っちまったみたいで……高級な白い車に、傷が付いちまった……」
車に乗り込もうとする暁に、キャップを目深に被った男性が、自転車を押しながら暁に話し掛けてきた。
車内にいた俺には、ドアが閉められていて、何を話しているのかは、聞こえない。
「そんなに目立たないし……大丈夫ですよ。こちらも急いでるので、すみません」
暁は男性に軽く一礼をすると、急いで車に乗り込んだ。
マンションへ戻り、玄関から入ってすぐの、寝室のベッドへ寝かされる。
「食料がないから、買い物へ行ってくる。すぐに帰るから、少し待っててね」
柔らかい口調で暁は声をかけると、目を開けて息をしてるだけの俺の、ピンクの髪を優しく撫でてきた。
手にはまだ、包帯が巻かれたままだ。
暁は毎日野菜入りのお粥や玉子粥を作り、ゼリーやヨーグルト、新鮮な果物なんかも用意してくれていた。
懸命に看病してくれている、暁をよそに……
俺の身体は、
心は…………
水ですら拒絶して、受け付けなかった。
暁が出掛けて少しすると、寝室のドアが静かに開いた。
暁が急いで、帰って来たみたいだ。
ヒタヒタと足音を立て近付くと、俺の顔を除き込んだ。
「………………!」
「やっぱり、美玲だ……逢いたかったよ……」
忘れたくても、忘れられない……
しゃがれたその声と、ニタリと笑う顔ーーー
ーー親父……!
汚れて見窄らしい格好をしていたけど……
昔と変わらない、あの目で……
濁った厭らしい目で見つめる、
親父だった。
「ひっ……!」
カタカタと全身が震えだす。
「マンションのゴミ漁ってたら、車に乗る美玲を見かけてさ。必死にチャリ漕いで、後ついてきたんだよ。
……それにしても、高級な所に住んでるな。鍵開けるのに、手間取ったぜ」
暁が撫でた髪を、親父に撫でられる。
ーーいやだ、汚い……!
「ひっ…………!やだっ……触んなよ……!」
嫌がる俺を見てニタニタと笑うと、横たわる俺に馬乗りになり、抵抗しようと伸ばした両手を押さえつけられる。
「ますます、綺麗になったな……大人になって、色気も出てきて……」
「やめ、やだぁ……!」
「ほら、美玲を見てるだけなのに、チンポがカチカチだよ……もう、歳で勃ちにくくなってるのに……」
タオルケット越しに、穢らわしい親父のぺニスを擦り付けられる。
「やっ……、やめてぇ……!」
「愛し合おう……前みたいに……美玲は一生、俺の側にいなきゃダメなんだよ」
「クソ親父!キモいんだよ!退けろ!ひぃぃぃっ……」
Tシャツごと、乳首を舐められる。
「前はお利口さんだったのに……親に逆らっちゃいけないって、ちゃんと躾ねぇとな……
嫌がってるわりには、乳首おっ勃ってて……体だけは、昔と変わらねぇで素直だな……」
強く吸ったり、甘噛みされたり、舌で転がされたり……
心とは反比例に、乳首は硬さを増していく。
「いっ……やめっ……おまえなんか…………親じゃない……!おまえみたいな父親……いらない……!」
「…………生意気な事が言えなくなるくらい、グズグズに抱いてやるよ……
俺が育てた身体、開発した性感帯、俺のチンポの形のアナル…………
抱かれれば、おまえが俺のモノだって事が、よくわかるだろ……」
厭らしく舌舐めずりした親父は、タオルケットを剥ぎ捨てると、ハーフパンツを下着ごと無理矢理ずり下ろした。
「いやぁぁぁ!やだぁぁぁーーー!」
『生きたい』
だなんて思ってない…………
でも……この親父に抱かれるのだけは、
死ぬ事より、ずっと嫌だ……
助けて……
助けて…………、暁……!
暁は壊れ物を扱うように、車椅子から俺を抱き上げて、倒したシートへ優しく横たわらせた。
「すんません……自転車のハンドル、あんたの車に擦っちまったみたいで……高級な白い車に、傷が付いちまった……」
車に乗り込もうとする暁に、キャップを目深に被った男性が、自転車を押しながら暁に話し掛けてきた。
車内にいた俺には、ドアが閉められていて、何を話しているのかは、聞こえない。
「そんなに目立たないし……大丈夫ですよ。こちらも急いでるので、すみません」
暁は男性に軽く一礼をすると、急いで車に乗り込んだ。
マンションへ戻り、玄関から入ってすぐの、寝室のベッドへ寝かされる。
「食料がないから、買い物へ行ってくる。すぐに帰るから、少し待っててね」
柔らかい口調で暁は声をかけると、目を開けて息をしてるだけの俺の、ピンクの髪を優しく撫でてきた。
手にはまだ、包帯が巻かれたままだ。
暁は毎日野菜入りのお粥や玉子粥を作り、ゼリーやヨーグルト、新鮮な果物なんかも用意してくれていた。
懸命に看病してくれている、暁をよそに……
俺の身体は、
心は…………
水ですら拒絶して、受け付けなかった。
暁が出掛けて少しすると、寝室のドアが静かに開いた。
暁が急いで、帰って来たみたいだ。
ヒタヒタと足音を立て近付くと、俺の顔を除き込んだ。
「………………!」
「やっぱり、美玲だ……逢いたかったよ……」
忘れたくても、忘れられない……
しゃがれたその声と、ニタリと笑う顔ーーー
ーー親父……!
汚れて見窄らしい格好をしていたけど……
昔と変わらない、あの目で……
濁った厭らしい目で見つめる、
親父だった。
「ひっ……!」
カタカタと全身が震えだす。
「マンションのゴミ漁ってたら、車に乗る美玲を見かけてさ。必死にチャリ漕いで、後ついてきたんだよ。
……それにしても、高級な所に住んでるな。鍵開けるのに、手間取ったぜ」
暁が撫でた髪を、親父に撫でられる。
ーーいやだ、汚い……!
「ひっ…………!やだっ……触んなよ……!」
嫌がる俺を見てニタニタと笑うと、横たわる俺に馬乗りになり、抵抗しようと伸ばした両手を押さえつけられる。
「ますます、綺麗になったな……大人になって、色気も出てきて……」
「やめ、やだぁ……!」
「ほら、美玲を見てるだけなのに、チンポがカチカチだよ……もう、歳で勃ちにくくなってるのに……」
タオルケット越しに、穢らわしい親父のぺニスを擦り付けられる。
「やっ……、やめてぇ……!」
「愛し合おう……前みたいに……美玲は一生、俺の側にいなきゃダメなんだよ」
「クソ親父!キモいんだよ!退けろ!ひぃぃぃっ……」
Tシャツごと、乳首を舐められる。
「前はお利口さんだったのに……親に逆らっちゃいけないって、ちゃんと躾ねぇとな……
嫌がってるわりには、乳首おっ勃ってて……体だけは、昔と変わらねぇで素直だな……」
強く吸ったり、甘噛みされたり、舌で転がされたり……
心とは反比例に、乳首は硬さを増していく。
「いっ……やめっ……おまえなんか…………親じゃない……!おまえみたいな父親……いらない……!」
「…………生意気な事が言えなくなるくらい、グズグズに抱いてやるよ……
俺が育てた身体、開発した性感帯、俺のチンポの形のアナル…………
抱かれれば、おまえが俺のモノだって事が、よくわかるだろ……」
厭らしく舌舐めずりした親父は、タオルケットを剥ぎ捨てると、ハーフパンツを下着ごと無理矢理ずり下ろした。
「いやぁぁぁ!やだぁぁぁーーー!」
『生きたい』
だなんて思ってない…………
でも……この親父に抱かれるのだけは、
死ぬ事より、ずっと嫌だ……
助けて……
助けて…………、暁……!
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
彼女ができたら義理の兄にめちゃくちゃにされた
おみなしづき
BL
小学生の時に母が再婚して義理の兄ができた。
それが嬉しくて、幼い頃はよく兄の側にいようとした。
俺の自慢の兄だった。
高二の夏、初めて彼女ができた俺に兄は言った。
「ねぇ、ハル。なんで彼女なんて作ったの?」
俺は兄にめちゃくちゃにされた。
※最初からエロです。R18シーンは*表示しておきます。
※R18シーンの境界がわからず*が無くともR18があるかもしれません。ほぼR18だと思って頂ければ幸いです。
※いきなり拘束、無理矢理あります。苦手な方はご注意を。
※こんなタイトルですが、愛はあります。
※追記……涼の兄の話をスピンオフとして投稿しました。二人のその後も出てきます。よろしければ、そちらも見てみて下さい。
※作者の無駄話……無くていいかなと思い削除しました。お礼等はあとがきでさせて頂きます。
召喚された美人サラリーマンは性欲悪魔兄弟達にイカされる
KUMA
BL
朱刃音碧(あかばねあおい)30歳。
ある有名な大人の玩具の開発部門で、働くサラリーマン。
ある日暇をモテ余す悪魔達に、逆召喚され混乱する余裕もなく悪魔達にセックスされる。
性欲悪魔(8人攻め)×人間
エロいリーマンに悪魔達は釘付け…『お前は俺達のもの。』
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
兄弟がイケメンな件について。
どらやき
BL
平凡な俺とは違い、周りからの視線を集めまくる兄弟達。
「関わりたくないな」なんて、俺が一方的に思っても"一緒に居る"という選択肢しかない。
イケメン兄弟達に俺は今日も翻弄されます。
獅子帝の宦官長
ごいち
BL
皇帝ラシッドは体格も精力も人並外れているせいで、夜伽に呼ばれた側女たちが怯えて奉仕にならない。
苛立った皇帝に、宦官長のイルハリムは後宮の管理を怠った罰として閨の相手を命じられてしまう。
強面巨根で情愛深い攻×一途で大人しそうだけど隠れ淫乱な受
R18:レイプ・モブレ・SM的表現・暴力表現多少あります。
2022/12/23 エクレア文庫様より電子版・紙版の単行本発売されました
電子版 https://www.cmoa.jp/title/1101371573/
紙版 https://comicomi-studio.com/goods/detail?goodsCd=G0100914003000140675
単行本発売記念として、12/23に番外編SS2本を投稿しております
良かったら獅子帝の世界をお楽しみください
ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる