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~カノンの生活編~
~友達からの初のお茶会招待~
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フローライト家。カノンの自室。
カノンがアザレアから戻り砂糖とチョコレートの販売に関する書類を作成していると、部屋をノックされ返事をするとリリーが入ってきた。
「カノン様。カーネリアン家のアイリス様からお茶会の招待状が届いております。日は三日後の午後13時からでして、カノン様とお話をたくさんしたいとの事で招待客は他にいらっしゃらないそうです。お返事はどうされますか?」
「三日後…。その日は特に予定はなかったはずですわ。出席するとお返事していただけるかしら。何か手土産も必要ね。後で厨房に相談しなくては。」
リリーが持ってきたのはアイリスからの招待状でカノンは予定が入っていないのを確認して出席することにした。
また、これまで他の貴族に友達と呼べる人はいなかったので初めての友達からのお茶会の招待を楽しみにするカノン。
先ほどよりも書類に走らせるペンの速度があがる。
お茶会当日。アイリスの家の庭園。
招待を受けたカノンは手土産を持ち時間通りにアイリスの家に着いたカノンは使用人に庭園まで案内された。
「ごきげんよう。アイリスさん。この度はご招待ありがとうございます。こちら手土産ですの。よろしければ召し上がってくださいな。お口に合うといいのだけど。」
「ごきげんよう。カノン様。こちらこそご多忙の中、出席ありがとうございます。カノン様からの手土産ぜひ頂きます!ありがとうございます。
さぁ、どうぞこちらのお席に。それと……。急な参加者がおりまして、まだ到着されていませんの。もう少しお待ちいただいても…。あ!到着されたようですわ。」
お互いに挨拶を交わし席に着きアイリスが言う急な参加者を待とうとした矢先に姿が見えた。
その姿にカノンは呆れ固まる。
「やぁ、アイリス!カノン嬢。こんにちは。急だけど、僕も参加させてもらうことになったよ。よろしくね。」
「……。お菓子ある所に殿下ありと言ったところですわね。それにしても今アイリスさんの事…。」
「僕とアイリスは両家の母親の関係で幼馴染なんだ。言ってなかったっけ?」
「……初耳ですわ。王妃様とカーネリアン夫人が仲が良いというのは伺ってましたが……。」
「まぁ、お互い公の場では敬称で呼んでいるからね。二人の時は名前で呼び合っているんだよ。」
ライラックの姿に呆れアイリスと幼馴染という事に驚くカノンだが、三人揃ったのでお茶会が始まった。
「カノン様は好きな人はいませんの?以前にも増して表へ出る機会が増え、アザレアやお菓子の件で貴族の間ではカノン様の話でもちきりですのよ。
頭脳明晰で容姿端麗、上品なうえ申し分ないと皆が言っておりますわ。」
急なアイリスの問いに一瞬目を丸くして固まるが冷静に答えるカノン。
「たしかに、表に出るようになってからお見合いのお話や恋文に近い手紙など多く頂きますが特に気になる方や好きな方はいませんわね。」
「カノン様の好みの男性をお伺いしてもよろしいですか?」
「わたくしの好み……。とくに…ないですわ。」
異性の事を考えた事がないカノンはアイリスの問いに頭をひねってみるが答えが出ない。
「そういえばカノン様、ライラックを見ても何の反応もありませんものね。
他のご令嬢達はライラックの容姿にお顔を赤らめ直視できないご様子ですのに。」
「殿下の容姿はかっこいいとは思いますが、それ以上特に思う事は…。」
紅茶を飲みながらアイリスとカノンの会話を聞いていたライラックはカノンの言葉に意外だと思わんばかりの表情をする。
ライラックは幼少のころから容姿が良く王族という事もあり、お近づきになろうとする令嬢たちは多くいて、夜会でもよく囲まれアプローチを受けていたのだが、カノンのようにアプローチもなければ毅然な態度をとる令嬢は他に知らないとさらにカノンに興味を持つ。
「令嬢達に囲まれてうまくかわしていても、本当はうんざりしていていい加減、わたくしのところに悩みをこぼしに来るのはやめて頂きたいのですよね……。
一人の女性を愛してくれたら周囲も諦めますのに。カノン様、どうでしょうか。
お二人を見る限りお似合いだと思うのですが。」
「まぁ、殿下ったらアイリスさんにそのような事を…。アイリスさんのせっかくの申し出、残念ですが殿下はお菓子の事に関して発想というか発言が…その
…。遠慮させていただきますわ。」
ライラックをアイリスに薦められたがカノンは笑顔で丁重に断った。
「君たち……。本人の前ですごい会話だね…。告白していないのに振られた気分とはこういう事なんだね。」
ライラックがお菓子を食べながら二人の話を聞いていたが彼がいないかのような会話が目の前で繰り広げられたのでさすがに呆れた。
「あら、ライラック。いましたの?」
「いたよ!失礼だな!…お!このお菓子すごくおいしいね!おかわりはある?」
「……はぁ。カノン様の言い分に同意ですわ。カノン様とのお茶会の事を彼に話したらぜひ参加したいと言っていましたのに…。こんなライラック…たしかに残念で他のご令嬢がみたら……。」
お茶会に参加したいと積極的だったのはお菓子の為なのかと思ったアイリスは、ため息を一つつき、カノンと目を合わせおかわりしたお菓子を美味しそうに食べているライラックを呆れた眼差しで見つつも可笑しさが込み上げ二人して笑う。
その様子にライラックは頭にはてなを浮かべながら二人を見る。
ライラックのキョトンとした様子にまた二人は笑うのだった。
こうして友達との初めてのお茶会が楽しく刻々と過ぎていった。
カノンがアザレアから戻り砂糖とチョコレートの販売に関する書類を作成していると、部屋をノックされ返事をするとリリーが入ってきた。
「カノン様。カーネリアン家のアイリス様からお茶会の招待状が届いております。日は三日後の午後13時からでして、カノン様とお話をたくさんしたいとの事で招待客は他にいらっしゃらないそうです。お返事はどうされますか?」
「三日後…。その日は特に予定はなかったはずですわ。出席するとお返事していただけるかしら。何か手土産も必要ね。後で厨房に相談しなくては。」
リリーが持ってきたのはアイリスからの招待状でカノンは予定が入っていないのを確認して出席することにした。
また、これまで他の貴族に友達と呼べる人はいなかったので初めての友達からのお茶会の招待を楽しみにするカノン。
先ほどよりも書類に走らせるペンの速度があがる。
お茶会当日。アイリスの家の庭園。
招待を受けたカノンは手土産を持ち時間通りにアイリスの家に着いたカノンは使用人に庭園まで案内された。
「ごきげんよう。アイリスさん。この度はご招待ありがとうございます。こちら手土産ですの。よろしければ召し上がってくださいな。お口に合うといいのだけど。」
「ごきげんよう。カノン様。こちらこそご多忙の中、出席ありがとうございます。カノン様からの手土産ぜひ頂きます!ありがとうございます。
さぁ、どうぞこちらのお席に。それと……。急な参加者がおりまして、まだ到着されていませんの。もう少しお待ちいただいても…。あ!到着されたようですわ。」
お互いに挨拶を交わし席に着きアイリスが言う急な参加者を待とうとした矢先に姿が見えた。
その姿にカノンは呆れ固まる。
「やぁ、アイリス!カノン嬢。こんにちは。急だけど、僕も参加させてもらうことになったよ。よろしくね。」
「……。お菓子ある所に殿下ありと言ったところですわね。それにしても今アイリスさんの事…。」
「僕とアイリスは両家の母親の関係で幼馴染なんだ。言ってなかったっけ?」
「……初耳ですわ。王妃様とカーネリアン夫人が仲が良いというのは伺ってましたが……。」
「まぁ、お互い公の場では敬称で呼んでいるからね。二人の時は名前で呼び合っているんだよ。」
ライラックの姿に呆れアイリスと幼馴染という事に驚くカノンだが、三人揃ったのでお茶会が始まった。
「カノン様は好きな人はいませんの?以前にも増して表へ出る機会が増え、アザレアやお菓子の件で貴族の間ではカノン様の話でもちきりですのよ。
頭脳明晰で容姿端麗、上品なうえ申し分ないと皆が言っておりますわ。」
急なアイリスの問いに一瞬目を丸くして固まるが冷静に答えるカノン。
「たしかに、表に出るようになってからお見合いのお話や恋文に近い手紙など多く頂きますが特に気になる方や好きな方はいませんわね。」
「カノン様の好みの男性をお伺いしてもよろしいですか?」
「わたくしの好み……。とくに…ないですわ。」
異性の事を考えた事がないカノンはアイリスの問いに頭をひねってみるが答えが出ない。
「そういえばカノン様、ライラックを見ても何の反応もありませんものね。
他のご令嬢達はライラックの容姿にお顔を赤らめ直視できないご様子ですのに。」
「殿下の容姿はかっこいいとは思いますが、それ以上特に思う事は…。」
紅茶を飲みながらアイリスとカノンの会話を聞いていたライラックはカノンの言葉に意外だと思わんばかりの表情をする。
ライラックは幼少のころから容姿が良く王族という事もあり、お近づきになろうとする令嬢たちは多くいて、夜会でもよく囲まれアプローチを受けていたのだが、カノンのようにアプローチもなければ毅然な態度をとる令嬢は他に知らないとさらにカノンに興味を持つ。
「令嬢達に囲まれてうまくかわしていても、本当はうんざりしていていい加減、わたくしのところに悩みをこぼしに来るのはやめて頂きたいのですよね……。
一人の女性を愛してくれたら周囲も諦めますのに。カノン様、どうでしょうか。
お二人を見る限りお似合いだと思うのですが。」
「まぁ、殿下ったらアイリスさんにそのような事を…。アイリスさんのせっかくの申し出、残念ですが殿下はお菓子の事に関して発想というか発言が…その
…。遠慮させていただきますわ。」
ライラックをアイリスに薦められたがカノンは笑顔で丁重に断った。
「君たち……。本人の前ですごい会話だね…。告白していないのに振られた気分とはこういう事なんだね。」
ライラックがお菓子を食べながら二人の話を聞いていたが彼がいないかのような会話が目の前で繰り広げられたのでさすがに呆れた。
「あら、ライラック。いましたの?」
「いたよ!失礼だな!…お!このお菓子すごくおいしいね!おかわりはある?」
「……はぁ。カノン様の言い分に同意ですわ。カノン様とのお茶会の事を彼に話したらぜひ参加したいと言っていましたのに…。こんなライラック…たしかに残念で他のご令嬢がみたら……。」
お茶会に参加したいと積極的だったのはお菓子の為なのかと思ったアイリスは、ため息を一つつき、カノンと目を合わせおかわりしたお菓子を美味しそうに食べているライラックを呆れた眼差しで見つつも可笑しさが込み上げ二人して笑う。
その様子にライラックは頭にはてなを浮かべながら二人を見る。
ライラックのキョトンとした様子にまた二人は笑うのだった。
こうして友達との初めてのお茶会が楽しく刻々と過ぎていった。
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