ハーレム相撲部～女4人に男1人。おまけにかわいい守護霊も憑いてきて、一体何がどうしてこうなった？～

エピローグ

あとがき

えー、ものすごい勢いで完結まで走り抜けさせていただきました。
お気に入りの数を見るに、お世辞にも人気がある作品とは言えず、また外部サイトで読んでもらった限りでは割りボロクソ言われてしまったりなどした本作ですが、個人的に好きなものを全て詰め込んでみた作品でした。
人助けしてきた人間が報われる、成長する、といった物語を書きたいと思い、そのために色々な作品を参考にして来ましたが……『龍が如く7』、『お茶にごす』など、それらの面白い作品に比べて何が足りないか、何が余計かを指摘から考えさせられる反省ばかりの作品でした。
特に序盤の掴みが弱い、主人公に魅力がない、という評価が多く、次回作を書くことになればそこが大きな反省点ですね。

それはそれとして高校生らしく恋愛は普通にする流れになってしまったのは、意図的というよりは自然にそういう感じになった気がします。
物語の構想を進めるうちに、『この男が女にもてないのは世の中間違ってるだろう』という考えに至りましたが、裕也君の背中を見ていた人達もどこかしら彼の人格には惹かれているわけでして。そんな中、裕也と同じく初期は自己肯定感が低かった真由美ちゃんこそ、お似合いなんじゃないかと思って、流れに任せていたら真由美ちゃんはどんどん無茶するようになるし、無茶するから放っておけなくなるし……自分から鞭で打ってみろと体を差し出すのはちょっと危険すぎかなと思うのですが、作者として止められませんでした。キャラを立ててしまうと、作者の思い通りに動かないものですね……

ストーリー云々は置いといて、メスケモと一緒に暮らしたいという欲望駄々洩れな作品でした。やはり世間一般には美人で巨乳なケモミミお姉さんのほうが良かったのかもしれませんが、性癖に嘘はつけませんでした。次回作も性癖に素直な作品を書きたいと思います。