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遥香の憂鬱
メティアローズ
しおりを挟む一瞬固まった…。
きゃーーーーーーーーーーっっ!!
喋るうさぎ のぬいぐるみなんて初めてぇ
夢の中の出来事みたい!
大興奮しちゃうよおおおおお
おっ…落ち着け私…。
今日はついてなかったはずだ。
倒れた時、きっと頭を打ったんだ。
変な宇宙人とぬいぐるみのお出迎えなんて
ファンタジー過ぎる…。
メルヘン過ぎる…。
可愛い過ぎる…。
夢過ぎる…。
そうだ!! もう寝よう、きっと明日には通常通りの
穏やかな日常に戻っているに決まっているんだ。
そうだ、そうに違いない!!
上がり過ぎた心拍数を下げるため
黙ってそのままベットの上に倒れ込もうとしたのに身体が動かない…。
「メティか?いつからいたんだ? 気がつかなかったぞ。」
「はい、私はずっと気配を遮断してマスターの近くにおりました。
ここへ来て、この場所がこれからの拠点になると考え、
先ほどこの入れ物に入ることを決め
メティアローズ本艦とこの開き戸との入り口を無事繋げる事に成功しました。」
ポンポンとクローゼットの扉をたたくうさぎ
「ふん、メティは相変わらず仕事が早いな。」
「ありがとうございます。マスター。」
お気に入りのぬいぐるみが
耳をフリフリこちらを見ている…。
うん、すでに放置されたままの私の思考…。
察するにあれだな…。
トレモロの言っていた
宇宙船の人口頭脳が、うさぎのぬいぐるみに入ったって事で良いんだね?
「そうだ。」
んで、クローゼットの扉は宇宙船メティアローズに繋がってると考えて良いんだね?
「そうだ。」
ちょっと!! トレモロ 私に身体の主導権ちょうだい!!
「…? それは 構わんが…。」
身体は1つ思考は2つ
譲り合いは大切だが、私の身体なのに
主導権トレモロの方が強いって微妙に腹立つよなぁ~。
「お初にお目にかかります。この度は、大変ご迷惑おかけしております。
マスタートレモロの宇宙船メティアローズと申します。
しばらくトレモロと共にこちらにご厄介になります。
どうぞ私の事はメティと呼んでくださいませ。」
小首を傾げるうさぎ
理性が音を立てて崩壊する
身体の主導権を譲り受けた私は、ぬいぐるみに手を伸ばし
むぎゅっと抱きしめる♪
「か…かわいいぃぃぃぃ~~!!
きゃーーーーーーーーーーっっ!!
メティちゃぁん!!
こちらこそよろしくお願いしますねぇ~~~~!! 」
力一杯 メティにハグハグ
ビバ超メルヘンやぁ~~♪
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