2 / 127
Episode1 マッチングアプリで育成ターゲットをロックオンしました
鍵穴にハマる瞬間 (一華side)②
しおりを挟む
なんでも完璧にこなす『パーフェクト上司』。それが彼女に贈られたキャッチコピーだった。
美人で仕事もできて、気配り上手。隙の無い流れるような身のこなし、周りを明るくする美しい笑顔。時々手作りお菓子の差し入れをしたり、流行をさり気なく抑えていたり、全てにおいて完全無欠な女性。自己管理も完璧。カロリー計算に筋トレ、リラックスバスタイム。
彼女の日常は、良いと思われるコトに溢れていた。
そんな彼女の唯一の弱点は……『高嶺の花』として敬遠されまくること。
お陰でここ三年ほど、彼氏がいない。
私だって人並みに結婚願望を持っているし、恋してアドレナリンをいっぱいにしたい願望だって持っているのに。
とは言っても簡単な話では無かった。
昇進して忙しい現在、知り合いは会社関係と学生時代の友人のみ。
会社で目ぼしい男性はみんな既婚者。後輩君は可愛いけれど、下手に誘惑して後から会社に居づらくなるのは避けたい。
取引先とのトラブルは絶対起こせないし、友人関係も今更新たな段階に進むのはかったるい……
つまり、出会いが無いのだ。
そして何より、完璧な人間関係を築き上げてきた彼女は、今更誰かに自分の弱みを見せたくは無かった。
借りなんか作りたくないし、紹介してもらって上手くいかなかったら、後から色々面倒くさそうだし。
にっちもさっちもいかない現状を打破する唯一の道。
それが婚活アプリ。マッチングアプリだった。
美人で仕事もできて、気配り上手。隙の無い流れるような身のこなし、周りを明るくする美しい笑顔。時々手作りお菓子の差し入れをしたり、流行をさり気なく抑えていたり、全てにおいて完全無欠な女性。自己管理も完璧。カロリー計算に筋トレ、リラックスバスタイム。
彼女の日常は、良いと思われるコトに溢れていた。
そんな彼女の唯一の弱点は……『高嶺の花』として敬遠されまくること。
お陰でここ三年ほど、彼氏がいない。
私だって人並みに結婚願望を持っているし、恋してアドレナリンをいっぱいにしたい願望だって持っているのに。
とは言っても簡単な話では無かった。
昇進して忙しい現在、知り合いは会社関係と学生時代の友人のみ。
会社で目ぼしい男性はみんな既婚者。後輩君は可愛いけれど、下手に誘惑して後から会社に居づらくなるのは避けたい。
取引先とのトラブルは絶対起こせないし、友人関係も今更新たな段階に進むのはかったるい……
つまり、出会いが無いのだ。
そして何より、完璧な人間関係を築き上げてきた彼女は、今更誰かに自分の弱みを見せたくは無かった。
借りなんか作りたくないし、紹介してもらって上手くいかなかったら、後から色々面倒くさそうだし。
にっちもさっちもいかない現状を打破する唯一の道。
それが婚活アプリ。マッチングアプリだった。
0
あなたにおすすめの小説
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
赤貧令嬢の借金返済契約
夏菜しの
恋愛
大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。
いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。
クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。
王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。
彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。
それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。
赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる