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番外編 ルーカスの恋
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「500円になりまーす」
小銭を渡す。
「ありがとうございました!」
手を包むように握り、こちらを満面の笑顔で見ながらそう言ってくる。
「で、それでその娘を好きになっちゃったと。」
「いや、ルーカス幾ら何でも。」
呆れ気味に俺とアルフレッドでそう言う。
「いや!あれは絶対脈ありだ!あの笑顔を俺は信じる!」
目を輝かせながらルーカスがそう言う。
男の勘違い、誰もが一度は経験して苦しむ問題だろう。
それにルーカスが今直面してるのだ。
横手アルフレッドがニヤリと微笑む
「そうだなルーカス、それはきっとお前に気があるな!善は急げだ今すぐ告白してこい!」
おい、アルフレッド笑いを堪えてるのが丸わかりだぞ。
流石、ルーカスもそこまで馬鹿では。
「ありがとうアルフレッド!じゃあ行ってくる!」
「え。」
二人で間抜けな声を出し、アルフレッドと顔を合わせる。
元気に駆け出して行くルーカス。
「まて!やっぱり早まるなルーカス!!」
「からかったんだ!、傷つくだけだぞ!!!」
ルーカスを追って俺らも飛び出して行く。
なんでだ、足がめちゃくちゃ早いぞあいつ。
例のお店が目に入ってくる、小さな露天のなかにその娘がいた、確かに可愛いあれは勘違いしてもした方がないな。
でもあれ、間違いなくルーカスよりかなり年下だ。
ひょっとしてロリこ..!
「ルーカスはだめだったが、俺なら。」
ぶつぶつとアルフレッドが何かを呟き始めた。
アルフレッドお前もか...
そんなこと言ってる場合では。
ルーカスがお店の前に息を切らしながら着く。
「はぁ、はぁ。あ、あの!!」
「は、はい」
呼吸を整えた、ルーカスが口を開く。
それを見つめる娘。
「一目見た時から好きでした!付き合ってください!!」
かなり大きな声が広場にひびく。
あぁ、御愁傷様ルーカス。
恋はそんなにうまく行くものでは。
「え、あ、はい!!よろしくお願いします!」
オォォ!!と声が上がり、祝福さの拍手が広場で起こる。
「アルフレッド、俺は夢を見てるのかもしれない。一発ぶん殴ってく..」
言い終わる前にアルフレッドの拳が俺の顔を直撃する。
痛い、痛すぎる、血が出たぞ。
「たしかに夢じゃなかったな。」
「アルフレッド、そんなに強く殴ることないだろ。」
「まぁアレン、お詫びに可愛い店員さんの酒場奢ってやるよ。」
「友よ。」
祝福されるルーカスを置き
二人で昼間っから酒を飲んで傷の舐め合いをした。
後に発覚したが、ルーカスのお相手の娘、いやお相手は。
俺らより10個も年上だった。
「いや、それもまた良くて。」
浮かれるルーカスにみな、一発ずつ拳を入れた。
小銭を渡す。
「ありがとうございました!」
手を包むように握り、こちらを満面の笑顔で見ながらそう言ってくる。
「で、それでその娘を好きになっちゃったと。」
「いや、ルーカス幾ら何でも。」
呆れ気味に俺とアルフレッドでそう言う。
「いや!あれは絶対脈ありだ!あの笑顔を俺は信じる!」
目を輝かせながらルーカスがそう言う。
男の勘違い、誰もが一度は経験して苦しむ問題だろう。
それにルーカスが今直面してるのだ。
横手アルフレッドがニヤリと微笑む
「そうだなルーカス、それはきっとお前に気があるな!善は急げだ今すぐ告白してこい!」
おい、アルフレッド笑いを堪えてるのが丸わかりだぞ。
流石、ルーカスもそこまで馬鹿では。
「ありがとうアルフレッド!じゃあ行ってくる!」
「え。」
二人で間抜けな声を出し、アルフレッドと顔を合わせる。
元気に駆け出して行くルーカス。
「まて!やっぱり早まるなルーカス!!」
「からかったんだ!、傷つくだけだぞ!!!」
ルーカスを追って俺らも飛び出して行く。
なんでだ、足がめちゃくちゃ早いぞあいつ。
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ひょっとしてロリこ..!
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ぶつぶつとアルフレッドが何かを呟き始めた。
アルフレッドお前もか...
そんなこと言ってる場合では。
ルーカスがお店の前に息を切らしながら着く。
「はぁ、はぁ。あ、あの!!」
「は、はい」
呼吸を整えた、ルーカスが口を開く。
それを見つめる娘。
「一目見た時から好きでした!付き合ってください!!」
かなり大きな声が広場にひびく。
あぁ、御愁傷様ルーカス。
恋はそんなにうまく行くものでは。
「え、あ、はい!!よろしくお願いします!」
オォォ!!と声が上がり、祝福さの拍手が広場で起こる。
「アルフレッド、俺は夢を見てるのかもしれない。一発ぶん殴ってく..」
言い終わる前にアルフレッドの拳が俺の顔を直撃する。
痛い、痛すぎる、血が出たぞ。
「たしかに夢じゃなかったな。」
「アルフレッド、そんなに強く殴ることないだろ。」
「まぁアレン、お詫びに可愛い店員さんの酒場奢ってやるよ。」
「友よ。」
祝福されるルーカスを置き
二人で昼間っから酒を飲んで傷の舐め合いをした。
後に発覚したが、ルーカスのお相手の娘、いやお相手は。
俺らより10個も年上だった。
「いや、それもまた良くて。」
浮かれるルーカスにみな、一発ずつ拳を入れた。
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