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なんでだよ
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次の日の朝。
冴野「長宮」
長宮「朝からどうしたの冴野」
朝登校早々に冴野に話し掛けられた。
なんか進展あったのかなと思いながら
冴野を見る。
冴野「お前も名前で呼んでいいんだからな、
俺の事」
お前もって事は、美沢さんは名前呼びに
進歩したって事になる。
よしよし…
2人だけの特別を私が奪う事なんて出来ない。
長宮「いや、遠慮しとく」
冴野「なんでだよ」
長宮「そんな仲良く無いし、名前呼びとかは
仲良くなってる証だと思うんで」
冴野「そうかよ…」
哀しそうに肩を下す冴野。
まるで、私に名前呼びしてもらえなくて
落ち込んで…
長宮「んん?」
そもそもなんで、落ち込んでんだこいつ。
長宮「なんでそんな落ち込んでんの?」
冴野「は?」
長宮「今まで話した事ロクに無いのに
なんで名前呼び断ったら落ち込んでんのさ…」
冴野「え…」
長宮「いや、え…じゃないでしょ、その反応
冴野が私の事好きみたいじゃん」
そう言った途端、冴野の顔がみるみる内に
真っ赤になってしまった。
長宮「…え…ちょっと…嘘でしょ」
まさかの展開だ。
冴野「…その通りで悪いかよっ」
長宮「え…まじで、そんな感情生まれる要素に
身に覚えない」
冴野「昨日だよッ…昨日…俺が帰ろうとしたら
一緒に居ないと嫌だって言っただろ」
長宮「いや、連帯責任でって…はぁ⁈」
冴野「俺に指図する奴、初めてだったんだよ」
長宮「うわーミステイク」
冴野がこんなウブ野郎だとは思わなかった。
冴野「俺、長宮の事好きになった」
長宮「聞いてない事にしとくわ」
冴野「なんでだよ」
長宮「君にはだね、運命の相手がいるのだよ」
冴野「長宮の事だろ」
長宮「この流れから、私じゃないでしょ」
こんなチョロく落とせんのに、
美沢さんに振り向かないとか神の悪戯かよ。
冴野「長宮」
長宮「朝からどうしたの冴野」
朝登校早々に冴野に話し掛けられた。
なんか進展あったのかなと思いながら
冴野を見る。
冴野「お前も名前で呼んでいいんだからな、
俺の事」
お前もって事は、美沢さんは名前呼びに
進歩したって事になる。
よしよし…
2人だけの特別を私が奪う事なんて出来ない。
長宮「いや、遠慮しとく」
冴野「なんでだよ」
長宮「そんな仲良く無いし、名前呼びとかは
仲良くなってる証だと思うんで」
冴野「そうかよ…」
哀しそうに肩を下す冴野。
まるで、私に名前呼びしてもらえなくて
落ち込んで…
長宮「んん?」
そもそもなんで、落ち込んでんだこいつ。
長宮「なんでそんな落ち込んでんの?」
冴野「は?」
長宮「今まで話した事ロクに無いのに
なんで名前呼び断ったら落ち込んでんのさ…」
冴野「え…」
長宮「いや、え…じゃないでしょ、その反応
冴野が私の事好きみたいじゃん」
そう言った途端、冴野の顔がみるみる内に
真っ赤になってしまった。
長宮「…え…ちょっと…嘘でしょ」
まさかの展開だ。
冴野「…その通りで悪いかよっ」
長宮「え…まじで、そんな感情生まれる要素に
身に覚えない」
冴野「昨日だよッ…昨日…俺が帰ろうとしたら
一緒に居ないと嫌だって言っただろ」
長宮「いや、連帯責任でって…はぁ⁈」
冴野「俺に指図する奴、初めてだったんだよ」
長宮「うわーミステイク」
冴野がこんなウブ野郎だとは思わなかった。
冴野「俺、長宮の事好きになった」
長宮「聞いてない事にしとくわ」
冴野「なんでだよ」
長宮「君にはだね、運命の相手がいるのだよ」
冴野「長宮の事だろ」
長宮「この流れから、私じゃないでしょ」
こんなチョロく落とせんのに、
美沢さんに振り向かないとか神の悪戯かよ。
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