317 / 373
永禄の改革
不完全燃焼
しおりを挟む
オレ達第一陣はさっそく観音寺城に言葉闘いを仕掛け、投石をしたり爆竹を投げ込んだり、ロケット花火を撃ち込んでいる。
「ほら!これです!池田様もどうですか!?」
浅井さんが作ったワイン擬を飲み、たらふくビワマスを食べ幾分上機嫌となった池田恒興・・・。オレは更に上機嫌になってもらうため、花火を池田さんに撃たせようとしている。
最悪な弱い者いじめに近いものがあるが、これが面白い。最初は城から『攻められるものなら攻めてみよ』とか『どんな大軍相手だろうが屈さない』と士気が高いように見えたが、金剛君が放り投げた爆竹の一回で誰も顔を出さなくなったのだ。
一応相手からも石が飛んでは来ているが、オレ達が構えた陣のはるか手前までしか届いていない。一方オレ達は城壁に軽々と届いている。
「芳兵衛が作ったおもちゃは使いやすくていいな!おい!ほら!剣城もやってみろ!この石がいい!」
慶次さんは嬉々としてパチンコを撃っている。清洲の始まりの村の一部にゴムの木を植えてあるのだが、ようやく八兵衛村長達が自力で樹液を濾したり、不純物を人海戦術で除けたりして出来上がったゴムだ。
今後は量産体制になり、竹中さん主導の元、ゴムタイヤや密閉容器を作ったり様々な用途に使えそうだ。
「おい!剣城!ワシにも貸せ!こんな凡戦はつまらん!ワシが手本を見せてやる!言葉闘いとはこうやってやるのだ!」
池田さんはオレからパチンコと石と爆竹を奪い取り、石に爆竹を括り付け、導火線に火を点けて敵に叫んだ。
『情けない六角の兵達よ!悔しければここまで攻撃を届かせてみせよ!腰抜け!三下!臭い臭い六角の兵共よ!ははは!」
パンパンッ パンパンッ パンパンッ パンパンッ
ガキの口喧嘩か!?と問いたくなるような事を言っているが、この言葉闘いとは如何に相手をイラつかせるかという闘いらしい。逆にオレがさっきの池田さんが言った事を六角に言われたら、国友印の大筒第一号『国崩し砲』をお見舞いしてやるところだ。
完膚無きまで撃ってやりたいくらいだ。
「己れッ!!言わせておけば!!この一矢!とくと見よ!」
うん。敵にもオレみたいな奴が居るみたいだ。双眼鏡で状況を見ているけど城壁から弓を射ってきてるが、まぁ届くわけがーー
ビシュンッ
「我が君!?」
「うを!?ビックリした!弓矢届くの!?」
「馬鹿!顔を出してどうする!向こうは今、風を味方につけている!弓ならば届く!」
敵の矢は、オレが見ていところの数メートル手前の斜面に突き刺さっていた。
「ふん。相変わらず肝は小さい男だな?辞めだ!辞めだ!おい!剣城!動きがあれば知らせろ!昼寝してくる!」
「分かりました」
一応、この軍はオレが大将らしいが池田さんの方が権限が高い。まぁ、池田さんに任せておけば間違いはないとは思う。
「ほら見ろ!所詮は寄せ集めの軍!ワシの矢に怖気付いておるぞ!がははは!」
「クソがッ!!!!目に物見せてやる!剛力君!国崩し砲を用意!1発だけぶちかます!」
「剣城様!!なりませぬ!お味方と足並みを合わせなければ!!」
「許せん!あんなハゲ頭野郎に舐められて黙ってられない!1発だけ!1発だけだから!」
「がははは!剣城も珍しくやる気じゃないか!けど、今は我慢しておけ!あれを撃てば開戦してしまうぞ」
オレはその後何回も挑発を繰り返した。
「お前の母ちゃん!デベソ!!」
「ファックユー!」「ファッキンサノバビッチ!」
「ハゲ頭のとんちんかん野郎ッ!!!」
オレの言葉は日中ずっと続いたが敵から何かされる事はなかった。
「がはは!我が君も中々短気ですな!さて・・・これからは夜の言葉闘いですじゃ!我が君はゆっくり休んでくだされ!この小川!この小川三左衛門が言葉闘いの神髄を見せてさしあげましょう!」
「おい!小川!お前の神髄とやらを見せるならば剣城様が休めないだろうが!少しは考えろ!剣城様?花火を少々使っても?」
「小泉さんに任せますよ。叫びすぎて喉が痛い。国友砲は撃てないし、負けた気分です」
「まぁまぁ。おい!ミヤビ!剣城様にマッサージをしてさしあげろ!」
「はっ!」
今しがた、小泉さんに名指しされた女の子はミヤビちゃんだ。野田さんが修行?修練?させて合格された子らしい。どこでなんの訓練をしてるかは聞いても教えてくれない。ただ、巷の上忍なんかより優れた身体能力がある子らしい。年齢は15歳と聞いている。
ゆきさんは正式にオレの嫁になったから、任務には携わる事がなくなった。だから地方や他所に出払っている時の身の回りのお世話はこのミヤビちゃんが引き受けてくれている。ちなみに、ゆきさんから許しも得ている。むしろ、このミヤビちゃんの任務はオレの護衛。戦になろうが、どんな事になろうがオレの護衛が仕事らしい。
ポキッ ポキッ
「うっふ・・・相変わらずミヤビちゃんはマッサージが上手だよ・・・そこそこ!」
ポキポキ
「ありがとうございます。では、大殿が日の本を統べ、戦がない世が来たならば私はマッサージ屋さんでもしましょうか?剣城様がもちろん出資してくださいね?」
ポキッ
「お、おぅ・・・その時はなんとかするよ」
このミヤビちゃん・・・意外にもボキャブラリティがあり面白い子だ。だいたいみんなクソ真面目な子が多い中、この子は横文字も使いこなし、何でもできるのだ。
『フッ フッ 聞こえるか?ワシだ』
オレが気持ちよくマッサージを受けていると、トランシーバーから信長さんの声が聞こえた。
『こちら木下隊感度良好』『柴田隊問題なし』『森隊も問題なし』『佐久間隊も問題なし』
このトランシーバーは今のところ織田軍にしか渡していない。しかも持っているのは直臣の人達だけだ。丹羽さんは信長さん付き、利家さん、佐々さんは柴田さんの与力だから個人では持たされていない。
「芝田隊も聞こえます」
『うむ。これより夜になる。兵を交代させ花火を断続的に撃ち込め。そして時折り本物の鉄砲も撃ってよい。花火は音はいいが、殺傷能力がないから敵が安心してしまう。この暗闇の中ならば鉄砲は見えぬであろう』
『お館様?鉄砲は・・・国友銃でもいいのでしょうか?』
『あぁ。だが、大筒と国崩しはまだ撃ってはならぬ。朝倉や浅井の兵は小堤山城や岩倉、向山など支城を落とすように言ってある。義弟には落とした城は浅井家と織田家で折半すると言っている』
「え!?ならもしかすれば織田領に近いくらい浅井領も大きくなるんじゃないですか!?」
『ふん。知れた事よ。義弟がもし、ワシを裏切る事があったとしてもワシは義弟如きに負けぬ。たかだが30万石程の義弟が一国500万石を超えるワシを倒せるかは甚だ疑問だがな。そんな事より、ワシの草から聞いたぞ?剣城は大筒を撃とうとしたらしいな?』
「え!?何故それを!?」
『ワシに見えぬものはない。作戦を忠実にこなせ。伝令は以上だ。各々、励め!』
クッソ!誰か信長さんの忍者が居たのか!?全然分からなかったぞ!?
次の日夜勤組の黒川さんや望月さん達と交代だ。
「剣城様!昨夜はなかなか楽しかったですよ!花火を投げ入れる度に敵は慌てていました!」
「そうですか。鬱憤は晴らせてますか?」
「えぇ。三雲を殺るまで晴れる事はありませんが、程々には」
「分かりました。とにかくお疲れ様でした。飯食って寝てください」
「「御意」」
夜勤組のおかげか、2日目の城兵のやる気のなさは大したものだ。花火を投げ入れても、慣れたってのもあるかもしれないが反応しなくなったのだ。言葉闘いをしても返答すらなくなっている。
ここで、2日目に当初から予定していた作戦・・・火攻めは後始末が大変だから火攻めではないが火攻めをする作戦だ。
その火攻めとは・・・
「へぇ~。これがこのライターの中に入っている液体か。これが燃えるんだな?」
「そうですよ。だからこれの回りは火気厳禁なんですよ。ってか慶次さんはキセル吸うためにオイルライターとオイル渡した事あったでしょ!?」
「あれか・・・あれは・・・花街のな?好いた女に渡しちまったんだ」
「はぁ!?」
「まぁそう怒るな!これを入れた瓶を矢で放てばいいのだな?その後火矢を浴びせると?」
「そうです。あまり量を多くするとマジで火事になるから、芳兵衛君曰く・・・この瓶のこの線まででいいそうですよ」
「よし。任されたし!さて・・・やりますかね~」
クソ慶次が!女にオレからのプレゼントを渡すとは・・・この上洛が終われば説教だな。
「ほら!これです!池田様もどうですか!?」
浅井さんが作ったワイン擬を飲み、たらふくビワマスを食べ幾分上機嫌となった池田恒興・・・。オレは更に上機嫌になってもらうため、花火を池田さんに撃たせようとしている。
最悪な弱い者いじめに近いものがあるが、これが面白い。最初は城から『攻められるものなら攻めてみよ』とか『どんな大軍相手だろうが屈さない』と士気が高いように見えたが、金剛君が放り投げた爆竹の一回で誰も顔を出さなくなったのだ。
一応相手からも石が飛んでは来ているが、オレ達が構えた陣のはるか手前までしか届いていない。一方オレ達は城壁に軽々と届いている。
「芳兵衛が作ったおもちゃは使いやすくていいな!おい!ほら!剣城もやってみろ!この石がいい!」
慶次さんは嬉々としてパチンコを撃っている。清洲の始まりの村の一部にゴムの木を植えてあるのだが、ようやく八兵衛村長達が自力で樹液を濾したり、不純物を人海戦術で除けたりして出来上がったゴムだ。
今後は量産体制になり、竹中さん主導の元、ゴムタイヤや密閉容器を作ったり様々な用途に使えそうだ。
「おい!剣城!ワシにも貸せ!こんな凡戦はつまらん!ワシが手本を見せてやる!言葉闘いとはこうやってやるのだ!」
池田さんはオレからパチンコと石と爆竹を奪い取り、石に爆竹を括り付け、導火線に火を点けて敵に叫んだ。
『情けない六角の兵達よ!悔しければここまで攻撃を届かせてみせよ!腰抜け!三下!臭い臭い六角の兵共よ!ははは!」
パンパンッ パンパンッ パンパンッ パンパンッ
ガキの口喧嘩か!?と問いたくなるような事を言っているが、この言葉闘いとは如何に相手をイラつかせるかという闘いらしい。逆にオレがさっきの池田さんが言った事を六角に言われたら、国友印の大筒第一号『国崩し砲』をお見舞いしてやるところだ。
完膚無きまで撃ってやりたいくらいだ。
「己れッ!!言わせておけば!!この一矢!とくと見よ!」
うん。敵にもオレみたいな奴が居るみたいだ。双眼鏡で状況を見ているけど城壁から弓を射ってきてるが、まぁ届くわけがーー
ビシュンッ
「我が君!?」
「うを!?ビックリした!弓矢届くの!?」
「馬鹿!顔を出してどうする!向こうは今、風を味方につけている!弓ならば届く!」
敵の矢は、オレが見ていところの数メートル手前の斜面に突き刺さっていた。
「ふん。相変わらず肝は小さい男だな?辞めだ!辞めだ!おい!剣城!動きがあれば知らせろ!昼寝してくる!」
「分かりました」
一応、この軍はオレが大将らしいが池田さんの方が権限が高い。まぁ、池田さんに任せておけば間違いはないとは思う。
「ほら見ろ!所詮は寄せ集めの軍!ワシの矢に怖気付いておるぞ!がははは!」
「クソがッ!!!!目に物見せてやる!剛力君!国崩し砲を用意!1発だけぶちかます!」
「剣城様!!なりませぬ!お味方と足並みを合わせなければ!!」
「許せん!あんなハゲ頭野郎に舐められて黙ってられない!1発だけ!1発だけだから!」
「がははは!剣城も珍しくやる気じゃないか!けど、今は我慢しておけ!あれを撃てば開戦してしまうぞ」
オレはその後何回も挑発を繰り返した。
「お前の母ちゃん!デベソ!!」
「ファックユー!」「ファッキンサノバビッチ!」
「ハゲ頭のとんちんかん野郎ッ!!!」
オレの言葉は日中ずっと続いたが敵から何かされる事はなかった。
「がはは!我が君も中々短気ですな!さて・・・これからは夜の言葉闘いですじゃ!我が君はゆっくり休んでくだされ!この小川!この小川三左衛門が言葉闘いの神髄を見せてさしあげましょう!」
「おい!小川!お前の神髄とやらを見せるならば剣城様が休めないだろうが!少しは考えろ!剣城様?花火を少々使っても?」
「小泉さんに任せますよ。叫びすぎて喉が痛い。国友砲は撃てないし、負けた気分です」
「まぁまぁ。おい!ミヤビ!剣城様にマッサージをしてさしあげろ!」
「はっ!」
今しがた、小泉さんに名指しされた女の子はミヤビちゃんだ。野田さんが修行?修練?させて合格された子らしい。どこでなんの訓練をしてるかは聞いても教えてくれない。ただ、巷の上忍なんかより優れた身体能力がある子らしい。年齢は15歳と聞いている。
ゆきさんは正式にオレの嫁になったから、任務には携わる事がなくなった。だから地方や他所に出払っている時の身の回りのお世話はこのミヤビちゃんが引き受けてくれている。ちなみに、ゆきさんから許しも得ている。むしろ、このミヤビちゃんの任務はオレの護衛。戦になろうが、どんな事になろうがオレの護衛が仕事らしい。
ポキッ ポキッ
「うっふ・・・相変わらずミヤビちゃんはマッサージが上手だよ・・・そこそこ!」
ポキポキ
「ありがとうございます。では、大殿が日の本を統べ、戦がない世が来たならば私はマッサージ屋さんでもしましょうか?剣城様がもちろん出資してくださいね?」
ポキッ
「お、おぅ・・・その時はなんとかするよ」
このミヤビちゃん・・・意外にもボキャブラリティがあり面白い子だ。だいたいみんなクソ真面目な子が多い中、この子は横文字も使いこなし、何でもできるのだ。
『フッ フッ 聞こえるか?ワシだ』
オレが気持ちよくマッサージを受けていると、トランシーバーから信長さんの声が聞こえた。
『こちら木下隊感度良好』『柴田隊問題なし』『森隊も問題なし』『佐久間隊も問題なし』
このトランシーバーは今のところ織田軍にしか渡していない。しかも持っているのは直臣の人達だけだ。丹羽さんは信長さん付き、利家さん、佐々さんは柴田さんの与力だから個人では持たされていない。
「芝田隊も聞こえます」
『うむ。これより夜になる。兵を交代させ花火を断続的に撃ち込め。そして時折り本物の鉄砲も撃ってよい。花火は音はいいが、殺傷能力がないから敵が安心してしまう。この暗闇の中ならば鉄砲は見えぬであろう』
『お館様?鉄砲は・・・国友銃でもいいのでしょうか?』
『あぁ。だが、大筒と国崩しはまだ撃ってはならぬ。朝倉や浅井の兵は小堤山城や岩倉、向山など支城を落とすように言ってある。義弟には落とした城は浅井家と織田家で折半すると言っている』
「え!?ならもしかすれば織田領に近いくらい浅井領も大きくなるんじゃないですか!?」
『ふん。知れた事よ。義弟がもし、ワシを裏切る事があったとしてもワシは義弟如きに負けぬ。たかだが30万石程の義弟が一国500万石を超えるワシを倒せるかは甚だ疑問だがな。そんな事より、ワシの草から聞いたぞ?剣城は大筒を撃とうとしたらしいな?』
「え!?何故それを!?」
『ワシに見えぬものはない。作戦を忠実にこなせ。伝令は以上だ。各々、励め!』
クッソ!誰か信長さんの忍者が居たのか!?全然分からなかったぞ!?
次の日夜勤組の黒川さんや望月さん達と交代だ。
「剣城様!昨夜はなかなか楽しかったですよ!花火を投げ入れる度に敵は慌てていました!」
「そうですか。鬱憤は晴らせてますか?」
「えぇ。三雲を殺るまで晴れる事はありませんが、程々には」
「分かりました。とにかくお疲れ様でした。飯食って寝てください」
「「御意」」
夜勤組のおかげか、2日目の城兵のやる気のなさは大したものだ。花火を投げ入れても、慣れたってのもあるかもしれないが反応しなくなったのだ。言葉闘いをしても返答すらなくなっている。
ここで、2日目に当初から予定していた作戦・・・火攻めは後始末が大変だから火攻めではないが火攻めをする作戦だ。
その火攻めとは・・・
「へぇ~。これがこのライターの中に入っている液体か。これが燃えるんだな?」
「そうですよ。だからこれの回りは火気厳禁なんですよ。ってか慶次さんはキセル吸うためにオイルライターとオイル渡した事あったでしょ!?」
「あれか・・・あれは・・・花街のな?好いた女に渡しちまったんだ」
「はぁ!?」
「まぁそう怒るな!これを入れた瓶を矢で放てばいいのだな?その後火矢を浴びせると?」
「そうです。あまり量を多くするとマジで火事になるから、芳兵衛君曰く・・・この瓶のこの線まででいいそうですよ」
「よし。任されたし!さて・・・やりますかね~」
クソ慶次が!女にオレからのプレゼントを渡すとは・・・この上洛が終われば説教だな。
0
お気に入りに追加
600
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
故郷、甲賀で騒動を起こし、国を追われるようにして出奔した
若き日の滝川一益と滝川義太夫、
尾張に流れ着いた二人は織田信長に会い、織田家の一員として
天下布武の一役を担う。二人をとりまく織田家の人々のそれぞれの思惑が
からみ、紆余曲折しながらも一益がたどり着く先はどこなのか。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

信忠 ~“奇妙”と呼ばれた男~
佐倉伸哉
歴史・時代
その男は、幼名を“奇妙丸”という。人の名前につけるような単語ではないが、名付けた父親が父親だけに仕方がないと思われた。
父親の名前は、織田信長。その男の名は――織田信忠。
稀代の英邁を父に持ち、その父から『天下の儀も御与奪なさるべき旨』と認められた。しかし、彼は父と同じ日に命を落としてしまう。
明智勢が本能寺に殺到し、信忠は京から脱出する事も可能だった。それなのに、どうして彼はそれを選ばなかったのか? その決断の裏には、彼の辿って来た道が関係していた――。
◇この作品は『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n9394ie/)』『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093085367901420)』でも同時掲載しています◇

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる