256 / 373
永禄の改革
景品の行方
しおりを挟む
「蜘蛛がなくなった今、狙うは酒だな!」
「い~や、酒こそ松平家がいただこう!」
「なにを!?おい!剣城!次を回してくれ!!」
まあ普通に考えてこの世界の人なら次に欲しいのは酒になるよな。オレなら迷わず金が欲しいけどな。
「22!」
「おっ!私か!」
意外にも4000万をゲットしたのは竹中さんだ。
「ほう?竹中が銭を当てたか!受け取れ!」
「ほほほ。ありがとうございまする」
「えぇ~、次は72!」
「きた!!!ワシですじゃ!!」
「「「「「チッ」」」」」
いやあんな勢揃いでハモった舌打ちとか初めて聞いたぞ!?木下さん・・・この敵意の中で酒を選べば大した勇気だと思うぞ!?
「このけーきを貰おう!これは家の女子が喜ぶのだ!!」
「なんだぁ~!?木下殿は甘い物が好きであったか。いやそうだな。確かに甘い菓子は女子が喜びそうだな?ははは!」
それから次々にビンゴになっていく。安養寺さんは服セットに。家康さんは・・・ランニングマシンだった。
「殿!?これはさながら室内で外を走っているようですぞ!?」
「そうそう!健康によさそうですぞ!良かったではないですか!!」
「・・・・・・・・剣城殿?ありがとうな」
あの声・・・めっちゃ、不機嫌ぽいのだが!?
丹羽さんが槍が当たり、池田さんは刀だ。森さんは釣り道具セットだ。久しぶりに会った滝川さんは片手で持てる土管?みたいな物だった。
まだ森さんの釣竿は分かる。
「これはなんなのだ!?これは糸か!?」
「森殿!良かったではないか!何に使うかは分からないがその物は一つしかなかったのですぞ!」
疑問には思うだろうが使い方を知れば休みの日に釣りができるからな。ただ滝川さんの土管だ。説明書も入ってるけど何に使うのだ!?
「剣城?久しぶりだ!これは何に使う物なのだ?」
「えっと・・・土管です」
「ほう。土管か。それで?」
うん。土管の使い道なんか知るわけないだろ!?
「説明書見せていただいてもよろしいですか?」
説明書に書かれていた事は【伊勢の海に沈めるべし。さすれば伊勢の海を生業としている生き物の棲家となるだろう。海産物の宝庫となり得る】
え!?めっちゃいいじゃん!滝川さんも伊勢特産が欲しいって言ってたから喜ぶじゃん!
「滝川様!これを海に沈めると海の生き物が棲家にするらしいです!海産物の宝庫になりますよ!!!」
「そうか。うむ。相分かった」
いやいや興奮してるのはオレだけか!?滝川さんも、もっと喜んでもいいんだぞ!?
そして文官の人達・・・村井貞勝さんって人はインクの切れない万年筆、岐阜城倉庫番の平手久秀さん。この人はあの有名な切腹した平手政秀さんの息子だ。
平手さんはオレの嫌いな香水や手鏡、毛抜きなどのセットだ。さぞ二枚目の女にモテそうな顔だ。明確にオレの敵だ。以前、城に居る時見た事があるのだ。この平手さんが城中の女に言い寄られているところを。
クッ・・・・古傷が・・・
ビンゴはそれなりに成功したように思う。全員に景品があるわけではないがみんな、いや・・・家康さん以外は喜んでいるみたいだ。
「これじゃ!これ!これで暫くは酒に困らずに済む!!」
酒が当たったのは佐久間さんだった。オレはこの人が少し苦手だ。偉そうにするわけではないが、どことなく人を見下す傾向のある人だ。本人は自覚がないとは思う。それがまた厄介なのだ。
「剣城!びんごとやらは楽しかった!来年も楽しみにしているぞ!しかし、もう少し景品を増やすのが良いと思うぞ?やはりどうしても不平不満があるからな?まっ、ワシは喜んでもおるぞ!?ははは!」
とこんな事をさらりと悪びれもなく平気で言う人だ。景品増やせってならお前も少しは金を出せよ!?と言いたい。
パンッ パンッ
「皆の者!余興は良かったであろう?ワシも久しぶりに楽しんだ!今後びんごげーむとやらは毎年の恒例としようか」
「「「「うぉぉぉぉーーーー!!!」」」」
マジかよ・・・。
「それと皆に伝える事がある。奇妙!入って参れ!」
「はっ。失礼致しまする」
「うむ。奇妙については皆も知っているだろうが剣城の元で勉強させておる!此奴が考えた新しい銭の円、温泉施設、商業区域などだ!」
「ほうほう。何でも温泉施設や行商人に宿などが盛況のようですな?」
「さすが竹中だ。よく見ているな?それでだ!戦の事は何も分からぬ愚息だが経済の事はそこらの行商人に負けんくらいには励んでいる」
なんだ!?なんだ!?何か決め事か!?何もオレは聞いてないぞ!?
「父上・・・いえ、お館様。この先は某が・・・」
「うむ。自信をもって言え!」
「まず・・・某は未だ齢(よわい)5歳の若輩者故、至らぬ所も多々あるでしょう。今回某に与えられた任は織田家の財政の事でございます。今後、戦に掛かる戦費や新たな経済網を構築する銭などはお館様様ではなく某に言っていただきますよう」
マジか!?5歳で織田家の財政を担うの!?
「さすが奇妙様でございます!!」
「さすがお館様の御嫡男!!見事な口上なり!!」
「先日、公家が来たであろう?その前後数日の間で新しい銭でだが、計算すれば7000万円の足が出た。浅井家や、たぬきの家はあまり分からないだろうが、分かりやすく言うてやろう。2万人規模の城が作れる計算だ」
「な、なんと!?数日で城を作れるくらいの利が!?」
「まさか数軒の商いでそれ程の利があるのか!?」
まあ、近江や堺の行商人達がこぞって岐阜に来ているからな。両替に関しては織田家が損してるとは思うけど結局は長く見れば織田なしでは経済が回らないような政策だからな。
「まずはワシが考えた銭の円。これを周知の事実とするため帝に謁見せねばならぬ。そして認めてもらわねばならぬ。そのために先日飛鳥井、山科に餌を撒いた。まず拒否はされぬであろう」
「そこまで勝算が!?」
「うむ。今や京にまで近江商人が入り込んでおる。そうであろう?安養寺?」
「はっ。我が領にて岐阜から輸入した布団にて多大なる利が出ております。後はやはり米です。岐阜米でしたか?あれはいくら輸入しようがすぐに売り切れになると小谷城下の認定農家の者達が言うております」
「酒はどうだ?」
「酒は言わずもがな。ただ、やはり一升、5万円は高いですから中々・・・ここだけの話、我らは5万5千円で商いさせていただいております。ですがそれでも酒は・・・」
「うむ。値段の方は今後奇妙と相談致せ。剣城が技にて出した酒は安売りするつもりはない。これだけは断言しておく」
「はっ。心得ておりまする」
初めて近江の事聞いたけどあまりボッタクリをしているわけじゃないのね。って事は新しいお金ってかなり出回り始めてるのかな?かなり量産できてはいると思うけど。まだまだ足りない感じかな?
「それともう一つ・・・お濃が身籠った」
「「「「「おぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」
「静まれッッ!!!今、びょういんなる所にて安静にさせておる。産まれてくる子が男であろうが世継ぎは奇妙丸だ!これは変わらぬ!」
「奇妙丸様!おめでとうございます!」
「いや、その言葉は素直に喜べません。某が一端の将となり1人で織田家を切り盛りできましたら今の御言葉をもう一度よろしくお願い申し上げます」
かつて、これ程の5歳児が居たであろうか。いつ死ぬか分からないけどオレは奇妙丸君・・・将来の織田信忠さんに仕える事になるかは分からないけどこの子は信長さんとは違うものを持っていると断言できる。
「い~や、酒こそ松平家がいただこう!」
「なにを!?おい!剣城!次を回してくれ!!」
まあ普通に考えてこの世界の人なら次に欲しいのは酒になるよな。オレなら迷わず金が欲しいけどな。
「22!」
「おっ!私か!」
意外にも4000万をゲットしたのは竹中さんだ。
「ほう?竹中が銭を当てたか!受け取れ!」
「ほほほ。ありがとうございまする」
「えぇ~、次は72!」
「きた!!!ワシですじゃ!!」
「「「「「チッ」」」」」
いやあんな勢揃いでハモった舌打ちとか初めて聞いたぞ!?木下さん・・・この敵意の中で酒を選べば大した勇気だと思うぞ!?
「このけーきを貰おう!これは家の女子が喜ぶのだ!!」
「なんだぁ~!?木下殿は甘い物が好きであったか。いやそうだな。確かに甘い菓子は女子が喜びそうだな?ははは!」
それから次々にビンゴになっていく。安養寺さんは服セットに。家康さんは・・・ランニングマシンだった。
「殿!?これはさながら室内で外を走っているようですぞ!?」
「そうそう!健康によさそうですぞ!良かったではないですか!!」
「・・・・・・・・剣城殿?ありがとうな」
あの声・・・めっちゃ、不機嫌ぽいのだが!?
丹羽さんが槍が当たり、池田さんは刀だ。森さんは釣り道具セットだ。久しぶりに会った滝川さんは片手で持てる土管?みたいな物だった。
まだ森さんの釣竿は分かる。
「これはなんなのだ!?これは糸か!?」
「森殿!良かったではないか!何に使うかは分からないがその物は一つしかなかったのですぞ!」
疑問には思うだろうが使い方を知れば休みの日に釣りができるからな。ただ滝川さんの土管だ。説明書も入ってるけど何に使うのだ!?
「剣城?久しぶりだ!これは何に使う物なのだ?」
「えっと・・・土管です」
「ほう。土管か。それで?」
うん。土管の使い道なんか知るわけないだろ!?
「説明書見せていただいてもよろしいですか?」
説明書に書かれていた事は【伊勢の海に沈めるべし。さすれば伊勢の海を生業としている生き物の棲家となるだろう。海産物の宝庫となり得る】
え!?めっちゃいいじゃん!滝川さんも伊勢特産が欲しいって言ってたから喜ぶじゃん!
「滝川様!これを海に沈めると海の生き物が棲家にするらしいです!海産物の宝庫になりますよ!!!」
「そうか。うむ。相分かった」
いやいや興奮してるのはオレだけか!?滝川さんも、もっと喜んでもいいんだぞ!?
そして文官の人達・・・村井貞勝さんって人はインクの切れない万年筆、岐阜城倉庫番の平手久秀さん。この人はあの有名な切腹した平手政秀さんの息子だ。
平手さんはオレの嫌いな香水や手鏡、毛抜きなどのセットだ。さぞ二枚目の女にモテそうな顔だ。明確にオレの敵だ。以前、城に居る時見た事があるのだ。この平手さんが城中の女に言い寄られているところを。
クッ・・・・古傷が・・・
ビンゴはそれなりに成功したように思う。全員に景品があるわけではないがみんな、いや・・・家康さん以外は喜んでいるみたいだ。
「これじゃ!これ!これで暫くは酒に困らずに済む!!」
酒が当たったのは佐久間さんだった。オレはこの人が少し苦手だ。偉そうにするわけではないが、どことなく人を見下す傾向のある人だ。本人は自覚がないとは思う。それがまた厄介なのだ。
「剣城!びんごとやらは楽しかった!来年も楽しみにしているぞ!しかし、もう少し景品を増やすのが良いと思うぞ?やはりどうしても不平不満があるからな?まっ、ワシは喜んでもおるぞ!?ははは!」
とこんな事をさらりと悪びれもなく平気で言う人だ。景品増やせってならお前も少しは金を出せよ!?と言いたい。
パンッ パンッ
「皆の者!余興は良かったであろう?ワシも久しぶりに楽しんだ!今後びんごげーむとやらは毎年の恒例としようか」
「「「「うぉぉぉぉーーーー!!!」」」」
マジかよ・・・。
「それと皆に伝える事がある。奇妙!入って参れ!」
「はっ。失礼致しまする」
「うむ。奇妙については皆も知っているだろうが剣城の元で勉強させておる!此奴が考えた新しい銭の円、温泉施設、商業区域などだ!」
「ほうほう。何でも温泉施設や行商人に宿などが盛況のようですな?」
「さすが竹中だ。よく見ているな?それでだ!戦の事は何も分からぬ愚息だが経済の事はそこらの行商人に負けんくらいには励んでいる」
なんだ!?なんだ!?何か決め事か!?何もオレは聞いてないぞ!?
「父上・・・いえ、お館様。この先は某が・・・」
「うむ。自信をもって言え!」
「まず・・・某は未だ齢(よわい)5歳の若輩者故、至らぬ所も多々あるでしょう。今回某に与えられた任は織田家の財政の事でございます。今後、戦に掛かる戦費や新たな経済網を構築する銭などはお館様様ではなく某に言っていただきますよう」
マジか!?5歳で織田家の財政を担うの!?
「さすが奇妙様でございます!!」
「さすがお館様の御嫡男!!見事な口上なり!!」
「先日、公家が来たであろう?その前後数日の間で新しい銭でだが、計算すれば7000万円の足が出た。浅井家や、たぬきの家はあまり分からないだろうが、分かりやすく言うてやろう。2万人規模の城が作れる計算だ」
「な、なんと!?数日で城を作れるくらいの利が!?」
「まさか数軒の商いでそれ程の利があるのか!?」
まあ、近江や堺の行商人達がこぞって岐阜に来ているからな。両替に関しては織田家が損してるとは思うけど結局は長く見れば織田なしでは経済が回らないような政策だからな。
「まずはワシが考えた銭の円。これを周知の事実とするため帝に謁見せねばならぬ。そして認めてもらわねばならぬ。そのために先日飛鳥井、山科に餌を撒いた。まず拒否はされぬであろう」
「そこまで勝算が!?」
「うむ。今や京にまで近江商人が入り込んでおる。そうであろう?安養寺?」
「はっ。我が領にて岐阜から輸入した布団にて多大なる利が出ております。後はやはり米です。岐阜米でしたか?あれはいくら輸入しようがすぐに売り切れになると小谷城下の認定農家の者達が言うております」
「酒はどうだ?」
「酒は言わずもがな。ただ、やはり一升、5万円は高いですから中々・・・ここだけの話、我らは5万5千円で商いさせていただいております。ですがそれでも酒は・・・」
「うむ。値段の方は今後奇妙と相談致せ。剣城が技にて出した酒は安売りするつもりはない。これだけは断言しておく」
「はっ。心得ておりまする」
初めて近江の事聞いたけどあまりボッタクリをしているわけじゃないのね。って事は新しいお金ってかなり出回り始めてるのかな?かなり量産できてはいると思うけど。まだまだ足りない感じかな?
「それともう一つ・・・お濃が身籠った」
「「「「「おぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」
「静まれッッ!!!今、びょういんなる所にて安静にさせておる。産まれてくる子が男であろうが世継ぎは奇妙丸だ!これは変わらぬ!」
「奇妙丸様!おめでとうございます!」
「いや、その言葉は素直に喜べません。某が一端の将となり1人で織田家を切り盛りできましたら今の御言葉をもう一度よろしくお願い申し上げます」
かつて、これ程の5歳児が居たであろうか。いつ死ぬか分からないけどオレは奇妙丸君・・・将来の織田信忠さんに仕える事になるかは分からないけどこの子は信長さんとは違うものを持っていると断言できる。
0
お気に入りに追加
599
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
大日本帝国、アラスカを購入して無双する
雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。
大日本帝国VS全世界、ここに開幕!
※架空の日本史・世界史です。
※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。
※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
16世紀のオデュッセイア
尾方佐羽
歴史・時代
【第12章を週1回程度更新します】世界の海が人と船で結ばれていく16世紀の遥かな旅の物語です。
12章では16世紀後半のヨーロッパが舞台になります。
※このお話は史実を参考にしたフィクションです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる