戦国時代にタイムスリップした件 何故かファンタジーみたいなスキルが使えるんだが

デンデンムシ

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国友さんの銭作り

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 「あれ!?」「おっ!?」「なんだっ!?」

 「どこまで言いましたかね!?あっそうだそうだ。さっき言った例の肥料は辞めましょう。こちらをお願いします。これは30メートル・・・分からない・・・ですよね。後で紐か何かで目安を出しますがその間隔に1粒ずつこれを撒いてください。丸一日経過したら種や苗を植えてください!そうするとその植えた植物にちょうどいい土に変化する薬です!」

 「なんかよくは分からないがまた新しい物か?分かった。言われた通りにしてみる」


 その日は夕方から久しぶりに村の人達でバーベキューをしてこれまた久しぶりにジオラマ街のオレの部屋に帰った。

 「はぁ~久しぶりだ。人類の利器万歳だな。風呂入ろう!」

 「剣城様?私も後で風呂にまた入らせて頂いてもよろしいですか?」

 「お菊さんが言ってくるのは珍しいね?いいよ!」

 オレが風呂に入り交代でお菊さんが入り待ってる間にお市さんの履歴を見る。なになに?

《虎柄Tシャツ》\5000

《シルクの着物赤》\100000

《シルクの着物青》\100000

《豹柄バッグ》\150000

《化粧セット》\70000

《香水》\4000

《三面鏡》\100000

《欅タンス》\300000

《レディース下駄》\5000

《スニーカー》\5000

《パンプス》\5000

《ビキニ水着》\3000

《キャバリアハット黒》\33000

《蝶のブローチ》\100000

《蝶のシルバーネックレス》\20000


 いやいや相当に買い物してるな!?欅タンスとかどこに置いてあるんだよ!?虎柄Tシャツとか豹柄バッグとか現代なら着れる人居ないだろ!?カリスマか!?大阪では豹柄、虎柄装備してる女の人をカリスマと言うんだよな!?
最後の二つは聞かなくても分かる!これが濃姫さんのやつだな!?

 よくよく考えれば浅井さんの所に持って行けそうな物ばかりだよな。服も案外着物とかだしな。この事はもう聞かないようにしよう。
 ただ・・・水着を着る時は是非お呼びされたい!!!高級一眼レフ撮影して神様印の額縁でも購入して飾って保存しておかないといけない!!


 次の日八兵衛村長の家に行くと熱中して本を読んでるらしく、ここでも本の効能のおかげかブツブツ言いながら半分まで読み終えてる感じなので今日は1日邪魔をしないようにした。他の本を渡した人も同じだ。

 オレは国友さんの鍛冶場へ向かう。

 「国友さんお久しぶりです」

 「おっおう!帰ったか!?国友大筒はどうだったッ!?」

 いや興奮しすぎだろ!?

 「敵の度肝抜いてやりました!城門も一撃で粉砕しました!」

 「そうか!良かった良かった!織田の大殿様が量産せよと言ってきてな?今弟子達が頑張っておる」

 「その忙しい時に申し訳ないのですが・・・」

 オレは信長さんが考えている楽市の事、銭の事を簡単に言い、オレの要望。鐚銭を作り直せないか?と聞いてみた。

 「・・・・・・ここだけの話に留めてくれ。実は堺にて銭の鋳造してる悪どい奴がいるがどれもこれも品質が悪く堺の商いでは100枚に付き20枚の私銭なら許すとか曖昧な所があるのだ・・・」

 「どう品質が悪いのですか?今ある物もまあま悪いですよね?」

 「なんて言うかな・・・軽いし薄いしで剣城も見れば一目瞭然だ」

 「う~ん。難しいですね。持ち出しは私が出しますので作り直す事できます?」

 「警備をもっと多く、部外者を絶対に入れない事、倅に負けない未来の書物を俺にくれればやらない事はないがな?」

 息子に負けたくないって全然今も負けてないと思うすよ!?

 「分かりました。用意します。少し調べますのでお待ちください」

 オレはタブレットを起動して検索バーに『銭鋳造』や『銭の作り方』と入れてみる。すると関連する物がでてきた。

 《歴史浪漫を感じる逸品安土桃山~江戸編 銭鋳型》\100000

効能・・・・歴史浪漫を感じるその時その時代のお金の仕組みが分かる書物付き。原料を流し込むだけで作れる逸品。永楽通宝、大判、小判、寛永通宝の鋳型。デジタルスケール付き。


 「良い物見つけました!これなんかいかがでしょう?」

 「この鋳型の文字は・・・永楽銭か!?」

 「その通りです。チラッとオレも説明見ましたが案外鋳型に流し込むだけなんですね?」

 「分かっておらんな?今や普通となったがこの粗銅から金を採取したり、銅、錫、鉛とと抽出できるのはこの日の本でも俺くらいだぞ!?」

 「いやそれは失礼しました。横にある機械で各銭の配分を計って作れますか?これから国友さんが作った銭を織田が保証するので均等にしてほしいです。お菊さん?」

 「はっ」

 「国友さんに5貫先払いしてあげてくれる?」

 「いやこれだけ貰うのは嬉しいが・・・こんな銭より俺は剣城の技を使わせてもらう方が嬉しいんだがな」

 「そうですか。何か欲しい物が他にあるんですか?」

 「そりゃさっき言ったまだ見ぬ未来の知識、甘い物、酒!最後は剣城に言ってもだが・・・女が欲しいな」

 クッ・・・・女は無理だ!分かって言いやがったな!?日持ちする物大量に置いておこうかな。どう言っても国友さん頼りな所が多いしな。船の本も九鬼さんの後にタイミング見て渡さないといけないし。

 《チョコレート詰め合わせ×10》\5000

 《フルーツ飴玉詰め合わせ×10》\4500

 《大容量日本酒4ℓ》\2980

 《第3のビール金色麦芽1ケース×2》\10000


 「とりあえずこれだけあればいいですか!?」

 「おぉぉぉぉ!!!素晴らしい!剣城!!?こんなに良いのか!?」

 いやあんたがお願いしてきたんだろ!?

 「弟子の人達と堪能してください」

 「もう一つ。剣城は何か希望の物はないのか?あー!それは武器ということでだ」

 「そうですね・・・野戦砲はかなり良かったですが、もっともっと距離が出て飛ばせる武器が欲しいですね。例えば迫撃砲とか。安全地帯からの攻撃が出来ますね」

 「迫撃砲…曲射弾道で着弾させる武器だな。分かった考えておこう」

 「それと、この向こうの場所にオレの配下を配置してとある植物を育てます。たまに見てやってください」

 「何か分からないが了解した。銭の方は慎重に作るから少し時間がかかる。統一して作るにはやはり作る人間も選ばんといかん」

 「任せます。よろしくお願いします」

 

 「お菊さん、あの向こうにこれを」

 《アオイ科 ワタ属 各種×100》\900000

効能・・・・吸水性の良い綿が出来、肌着から下着、服に加工する事ができる。通常なら雨が降ると綿が縮まりカビが生えたりするがこの種はそれがない。


 「大野さん達から3人程これを育てるように言ってくれる?」

 「畏まりました」

 よし。次は芳兵衛君の所だ。
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