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小見の方。
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※小見の方は天文20年(1551年)3月11日に肺病により死去。既に亡くなったことになっているが、『言継卿記』(山科言継の日記)には、永禄12年(1569年)8月1日付の日記に信長が(信長本妻の)姑に礼を述べるため会いに行くと記述がある。とwikiで見ましたので生きてる方向にしました。そこまで本編とは関係ない人ですがよろしくお願いします。
「いやこれも中々の逸品・・・いややはりこちらの茶器の方が・・・この唐物花入れも…」
「竹中さんまだっすか!?」
「いやいやこんな機会は二度とないでしょう!もう少し待たれよ!」
はぁ~・・・優柔不断な人だな。
「お菊さんはそのクシでよかったの?」
「はい!剣城様は髷を結わなさそうですし、私も髪は短いですがたまに剣城様の髪を梳かしたりするのに使えそうですから」
「ありがとうね。シャンプー、トリートメントを使い出してみんな髪の毛に艶が出だしたからね」
「はい!大切に使わせていただきますね!」
心なしかお菊さんの表情が柔らかくなってるな。
「おぉ~!これだ!」
「竹中さんはやっと選んだの・・・なんすかそれは!?」
「ほほほ!これは小見の方の肖像画でございます!美濃の母と言われるお方でございます!」
「いや絵は綺麗だなとは思いますがあれだけ悩んで絵ですか!?まあ別に任すと言ったからいいですけど・・・。それでその方はどんな方だったのですか?」
「斎藤道三様の正妻でございます」
うをっ!?結構大物な人の絵だな!?この絵の人はもう居ないのかな?
「その小見の方と言われてる人は居ないのですか?」
「道三様が義龍様に討たれた後に行方が分からなくなり・・・」
「そうですか。分かりました。そんな綺麗な方なら一度お会いしてみたかったです」
「織田様の正妻、帰蝶様のお母上になられますからね」
え!?今なんと!?濃姫さんのお母さんだと!?それが行方不明!?そんなの濃姫さんが可哀想じゃん!?探せないかな!?
「お菊さん?簡単にでいいからこの肖像画の人探せる?もしかしたら城のどこかか城下とかに居るかもしれないし」
「さすがにそれは・・・・いえ申し訳ありません。配下に伝え探してみます」
さすがにそれだけで探す人かと言われればどうかと思うけどなんとなく探さないといけない気がしたからお願いしてみたけど・・・。まあ無理だよな。
とりあえず宝物庫から出て、扉を元に戻し外に出ようとしたら遠藤さんに声を掛けられた。
「剣城様こちらでしたか!?申し訳ない!どうか私に付いて来ていただきたい!」
「どうしたんですか!?分かりました向かいましょう。竹中さんは小川さん達と合流して馬舎の件をお願いします」
「馬がどうしたのですか?」
「竹中様?私が伝えます。ノア嬢の件ですよね?」
ノア嬢ときたか!?まあメスだから間違いではないけど。
「うん。お菊さんごめん!よろしく!みんなに作戦成功だったと伝えておいて!」
「了解です。さぁ、竹中様下に参りましょう」
遠藤さんに案内された場所は金で松の枝にマムシの絵が描かれている襖の部屋に案内された。
なんちゅうセンスだよ。確か道三は美濃のマムシとか言われてたと思うけどこれは中々に凄い絵だな。
「遅いと言うてるでしょうに!」
「義母上殿にそう申されましても・・・」
うん?誰の声だ!?信長さんがたじたじになってるぞ!?
「剣城連れて参りました」
「入れ」
「妾をこんな目に合わせた深芳野だけはーー」
「失礼いたしまーーえ!?あの絵の人じゃん!!」
「今なんと?婿殿!此奴は誰ぞえ!?」
「すいません。申し遅れました。私、芝田剣城と申します」
「義母上殿、此奴は中々面白い奴で今織田軍で頭角を表しておる者です。帰蝶も此奴にーー」
「そんな事はどうでも良い!はよう龍興を連れて参れ!妾が首を落としてやる!その為だけに生きておるだけじゃ」
この小川さんと同じくらいの年齢の女性・・・少し臭うし疲れた顔してるが、元の顔は本当に濃姫さんに似て綺麗だけどめっちゃ気が強くないか!?濃姫さんより強いんじゃないか!?しかも血は繋がってないかもしれないけど一応孫だろ!?それを殺すって・・・
すると信長さんが耳打ちしてきた。単純明快に。
「ワシは城の仕置きをする。ここは任せた」
非情な言葉だった・・・。
「おい!これ!婿殿!?どこに行かれる!?」
「ワシはこの城の仕置きをしないといけないから後はこの者に。ワシの右腕です。なんなりと使ってやってください」
右腕と言われたのは嬉しいけど『なんなりと使ってやってください』ってどういう事だよ!?俺にこのおばさんの宥め役押し付けて逃げやがったな!?さっきまで、下がって休んでおけ!とか言うてたくせに!どうしよう・・・。とりあえず行方不明だったはずだけどどこに居たんだ!?
それからギャンギャン言って何言ってるか分からなかった。時折咳き込んでいるけど。お菊さんを呼び、例の人は見つかったと伝え、ゴッドパワーで興奮を抑える効果があると定評のある、抹茶ミルクとウエハースを持ってきてもらい出してみた。
「これを妾に飲めと!?」
「はい。甘くて美味しいです。毒味が必要ならーー」
「かまわん!妾を殺す意味が婿殿にはないであろう。頂こう・・・・申し訳ないが手を貸してもらえぬか?」
オレは湯呑みを持ち口に充ててあげたが手足がかなり細い・・・
「甘い!?物凄く甘い!?!?さらにこのサクサクっとした物はなんじゃ!?初めて食したのにどことなく落ち着いて食べれるような・・・」
農業神様のおかげだな。とりあえず落ち着いたかな。
「よければ食べながら飲みながらで結構ですので状況をお聞きしても?」
この小見の方が言ったのは道三が死んだ後、側室の深芳野って人、義龍の母親と折り合いが悪く義龍も小見の方に当たりが強く軟禁された感じだったと。その後、信長さんがもっと早くにこの稲葉山城を落としてくれるかと思ったが中々上手く行かず、義龍も病死して更にその子、逃げた龍興にも出してもらうように言ったが聞き入れられず逆に用を足す時ですら桶にするように言われ、猿轡みたいなのを付けられ声も出せないようにされ太陽も当たらない地下に閉じ込められたと。その場所がちょうどオレが居る畳の下だった。畳を剥ぐってみると確かに小部屋みたいになっており人が一人横になれるくらいの空間だった。少し異臭がしたがさすがに、顰めっ面をするわけにはいかずポーカーフェイスで畳を元に戻した。だからこの人からも臭いを感じるのか・・・。オレは老人のこんな姿を見てられなくなり全然オレの婆ちゃんとは似てもいないが境遇を思い、考えていると自然と涙が流れた。
「妾の泣き言を言い申し訳ない。実は口以外満足に動かす事もできんのじゃ。許せ。妾もこの歳でこんな場所に閉じ込められるとは思わなんでな。病もあるだろう。咳が止まらぬ。だが、妾をこんな事にした龍興だけは許せぬ!」
まさに執念だな。オレも放っておいていいかと思ったが奴は殺さないといけないな。
「お菊さん?鈴ちゃん、奏ちゃん、鞠ちゃん、琴ちゃん、凛ちゃん全員集合させて。仕事道具も持ってくるようにとも。オレが信長様に伝えておくから」
「畏まりました」
「今からあなたの手と足と見えにくくなったと言われる目を治します。絶対に治します。信用してくれと言う言葉程信用できない言葉はありませんが信じてください。あなたを帰蝶さんの元に元気な体にして連れて行きます」
「生い先短い妾を治すと申すか。怖いのう・・・」
この言葉が全てだろうな。
「私の部隊はお年の方が多くてですね。部隊の心情は畳の上で往生できるようにです。安心してください。私の信頼できる部下達です」
その後数分で鈴ちゃん達が到着して迷わず薬を飲んでもらうと言い、水と一緒にベンゾジアゼピンとかいう薬を飲んでもらい眠ってもらった。オレが出した薬だけど、オレは素人で分からないし身体も綺麗にしてあげるとの事で後は任せると伝えお菊さんにこの部屋には誰も入れないように伝え部屋から退出した。一応念の為に不測の事態が起こるといけないから危なくなったら迷わずオレが出した薬を使うようにとも伝えた。
中々ヘビーな体験だな。酷い話だったな。とりあえずやる事がいっぱいだ。例の関所の人物に会いに行き、その足で龍興を殺るか!?
「剣城様、考えがございます」
「金剛君か。考え言うなんか珍しいね?どんな作戦?」
金剛君の作戦は今ならまだ長島に流れ着いていないだろうと見越してイージスに乗り全速力で捕まえに行くと。しかも逃げ出した時、共も4人しか居なかったと不破さんが言ったので好都合だと。
「危険な任務を押し付けたくないけど行けそう?」
「これ程の装備を与えられ落ちている一人で何もできない相手に遅れを取る事はないでしょう。イージスがあれば1時間でケリをつけれます。それに大膳もちょうどいい挽回の機会ですよ」
例の握り事件か!?
「分かった。下に集合させて」
オレは少数精鋭で行ってもらうようにした。大膳、金剛君、隼人君、野田さん、小泉さんだ。
「小泉さんは念の為に焙烙玉を。危なくなればすぐに撤退するように」
「このメンツなら大丈夫でしょう。隼人も居ますし」
「できれば殺さずに連れて来てほしい。隼人君は遠距離から側近を殺して龍興を一人にするように」
「任されたし。では急いで行って参ります」
てか早いな!?もう見えなくなったんだけど!?
「ははは!剣城も執念深いな。おー怖い怖い!今日の本で一番怒らせたくない人物だな?地の果てまで追いかけてきそうだ」
「人の倫理を外した人は許されないですね。1時間くらいと言ってたのですぐでしょう。待っていましょうか」
"剣城っちは追いかけないの?"
"オレの部下の人が行ってくれるって言ってくれたから任せたんだよ。夜にケーキ出すからそれでいい?それと他の部隊の人が例の他の馬を出してるみたいだからね"
"ありがとう♪ その連れ出した馬をあーしの前に連れてこれる?きっと剣城っち達も喜ぶと思うんだ♪"
うん!?ノアは何かしてくれるのか!?
「いやこれも中々の逸品・・・いややはりこちらの茶器の方が・・・この唐物花入れも…」
「竹中さんまだっすか!?」
「いやいやこんな機会は二度とないでしょう!もう少し待たれよ!」
はぁ~・・・優柔不断な人だな。
「お菊さんはそのクシでよかったの?」
「はい!剣城様は髷を結わなさそうですし、私も髪は短いですがたまに剣城様の髪を梳かしたりするのに使えそうですから」
「ありがとうね。シャンプー、トリートメントを使い出してみんな髪の毛に艶が出だしたからね」
「はい!大切に使わせていただきますね!」
心なしかお菊さんの表情が柔らかくなってるな。
「おぉ~!これだ!」
「竹中さんはやっと選んだの・・・なんすかそれは!?」
「ほほほ!これは小見の方の肖像画でございます!美濃の母と言われるお方でございます!」
「いや絵は綺麗だなとは思いますがあれだけ悩んで絵ですか!?まあ別に任すと言ったからいいですけど・・・。それでその方はどんな方だったのですか?」
「斎藤道三様の正妻でございます」
うをっ!?結構大物な人の絵だな!?この絵の人はもう居ないのかな?
「その小見の方と言われてる人は居ないのですか?」
「道三様が義龍様に討たれた後に行方が分からなくなり・・・」
「そうですか。分かりました。そんな綺麗な方なら一度お会いしてみたかったです」
「織田様の正妻、帰蝶様のお母上になられますからね」
え!?今なんと!?濃姫さんのお母さんだと!?それが行方不明!?そんなの濃姫さんが可哀想じゃん!?探せないかな!?
「お菊さん?簡単にでいいからこの肖像画の人探せる?もしかしたら城のどこかか城下とかに居るかもしれないし」
「さすがにそれは・・・・いえ申し訳ありません。配下に伝え探してみます」
さすがにそれだけで探す人かと言われればどうかと思うけどなんとなく探さないといけない気がしたからお願いしてみたけど・・・。まあ無理だよな。
とりあえず宝物庫から出て、扉を元に戻し外に出ようとしたら遠藤さんに声を掛けられた。
「剣城様こちらでしたか!?申し訳ない!どうか私に付いて来ていただきたい!」
「どうしたんですか!?分かりました向かいましょう。竹中さんは小川さん達と合流して馬舎の件をお願いします」
「馬がどうしたのですか?」
「竹中様?私が伝えます。ノア嬢の件ですよね?」
ノア嬢ときたか!?まあメスだから間違いではないけど。
「うん。お菊さんごめん!よろしく!みんなに作戦成功だったと伝えておいて!」
「了解です。さぁ、竹中様下に参りましょう」
遠藤さんに案内された場所は金で松の枝にマムシの絵が描かれている襖の部屋に案内された。
なんちゅうセンスだよ。確か道三は美濃のマムシとか言われてたと思うけどこれは中々に凄い絵だな。
「遅いと言うてるでしょうに!」
「義母上殿にそう申されましても・・・」
うん?誰の声だ!?信長さんがたじたじになってるぞ!?
「剣城連れて参りました」
「入れ」
「妾をこんな目に合わせた深芳野だけはーー」
「失礼いたしまーーえ!?あの絵の人じゃん!!」
「今なんと?婿殿!此奴は誰ぞえ!?」
「すいません。申し遅れました。私、芝田剣城と申します」
「義母上殿、此奴は中々面白い奴で今織田軍で頭角を表しておる者です。帰蝶も此奴にーー」
「そんな事はどうでも良い!はよう龍興を連れて参れ!妾が首を落としてやる!その為だけに生きておるだけじゃ」
この小川さんと同じくらいの年齢の女性・・・少し臭うし疲れた顔してるが、元の顔は本当に濃姫さんに似て綺麗だけどめっちゃ気が強くないか!?濃姫さんより強いんじゃないか!?しかも血は繋がってないかもしれないけど一応孫だろ!?それを殺すって・・・
すると信長さんが耳打ちしてきた。単純明快に。
「ワシは城の仕置きをする。ここは任せた」
非情な言葉だった・・・。
「おい!これ!婿殿!?どこに行かれる!?」
「ワシはこの城の仕置きをしないといけないから後はこの者に。ワシの右腕です。なんなりと使ってやってください」
右腕と言われたのは嬉しいけど『なんなりと使ってやってください』ってどういう事だよ!?俺にこのおばさんの宥め役押し付けて逃げやがったな!?さっきまで、下がって休んでおけ!とか言うてたくせに!どうしよう・・・。とりあえず行方不明だったはずだけどどこに居たんだ!?
それからギャンギャン言って何言ってるか分からなかった。時折咳き込んでいるけど。お菊さんを呼び、例の人は見つかったと伝え、ゴッドパワーで興奮を抑える効果があると定評のある、抹茶ミルクとウエハースを持ってきてもらい出してみた。
「これを妾に飲めと!?」
「はい。甘くて美味しいです。毒味が必要ならーー」
「かまわん!妾を殺す意味が婿殿にはないであろう。頂こう・・・・申し訳ないが手を貸してもらえぬか?」
オレは湯呑みを持ち口に充ててあげたが手足がかなり細い・・・
「甘い!?物凄く甘い!?!?さらにこのサクサクっとした物はなんじゃ!?初めて食したのにどことなく落ち着いて食べれるような・・・」
農業神様のおかげだな。とりあえず落ち着いたかな。
「よければ食べながら飲みながらで結構ですので状況をお聞きしても?」
この小見の方が言ったのは道三が死んだ後、側室の深芳野って人、義龍の母親と折り合いが悪く義龍も小見の方に当たりが強く軟禁された感じだったと。その後、信長さんがもっと早くにこの稲葉山城を落としてくれるかと思ったが中々上手く行かず、義龍も病死して更にその子、逃げた龍興にも出してもらうように言ったが聞き入れられず逆に用を足す時ですら桶にするように言われ、猿轡みたいなのを付けられ声も出せないようにされ太陽も当たらない地下に閉じ込められたと。その場所がちょうどオレが居る畳の下だった。畳を剥ぐってみると確かに小部屋みたいになっており人が一人横になれるくらいの空間だった。少し異臭がしたがさすがに、顰めっ面をするわけにはいかずポーカーフェイスで畳を元に戻した。だからこの人からも臭いを感じるのか・・・。オレは老人のこんな姿を見てられなくなり全然オレの婆ちゃんとは似てもいないが境遇を思い、考えていると自然と涙が流れた。
「妾の泣き言を言い申し訳ない。実は口以外満足に動かす事もできんのじゃ。許せ。妾もこの歳でこんな場所に閉じ込められるとは思わなんでな。病もあるだろう。咳が止まらぬ。だが、妾をこんな事にした龍興だけは許せぬ!」
まさに執念だな。オレも放っておいていいかと思ったが奴は殺さないといけないな。
「お菊さん?鈴ちゃん、奏ちゃん、鞠ちゃん、琴ちゃん、凛ちゃん全員集合させて。仕事道具も持ってくるようにとも。オレが信長様に伝えておくから」
「畏まりました」
「今からあなたの手と足と見えにくくなったと言われる目を治します。絶対に治します。信用してくれと言う言葉程信用できない言葉はありませんが信じてください。あなたを帰蝶さんの元に元気な体にして連れて行きます」
「生い先短い妾を治すと申すか。怖いのう・・・」
この言葉が全てだろうな。
「私の部隊はお年の方が多くてですね。部隊の心情は畳の上で往生できるようにです。安心してください。私の信頼できる部下達です」
その後数分で鈴ちゃん達が到着して迷わず薬を飲んでもらうと言い、水と一緒にベンゾジアゼピンとかいう薬を飲んでもらい眠ってもらった。オレが出した薬だけど、オレは素人で分からないし身体も綺麗にしてあげるとの事で後は任せると伝えお菊さんにこの部屋には誰も入れないように伝え部屋から退出した。一応念の為に不測の事態が起こるといけないから危なくなったら迷わずオレが出した薬を使うようにとも伝えた。
中々ヘビーな体験だな。酷い話だったな。とりあえずやる事がいっぱいだ。例の関所の人物に会いに行き、その足で龍興を殺るか!?
「剣城様、考えがございます」
「金剛君か。考え言うなんか珍しいね?どんな作戦?」
金剛君の作戦は今ならまだ長島に流れ着いていないだろうと見越してイージスに乗り全速力で捕まえに行くと。しかも逃げ出した時、共も4人しか居なかったと不破さんが言ったので好都合だと。
「危険な任務を押し付けたくないけど行けそう?」
「これ程の装備を与えられ落ちている一人で何もできない相手に遅れを取る事はないでしょう。イージスがあれば1時間でケリをつけれます。それに大膳もちょうどいい挽回の機会ですよ」
例の握り事件か!?
「分かった。下に集合させて」
オレは少数精鋭で行ってもらうようにした。大膳、金剛君、隼人君、野田さん、小泉さんだ。
「小泉さんは念の為に焙烙玉を。危なくなればすぐに撤退するように」
「このメンツなら大丈夫でしょう。隼人も居ますし」
「できれば殺さずに連れて来てほしい。隼人君は遠距離から側近を殺して龍興を一人にするように」
「任されたし。では急いで行って参ります」
てか早いな!?もう見えなくなったんだけど!?
「ははは!剣城も執念深いな。おー怖い怖い!今日の本で一番怒らせたくない人物だな?地の果てまで追いかけてきそうだ」
「人の倫理を外した人は許されないですね。1時間くらいと言ってたのですぐでしょう。待っていましょうか」
"剣城っちは追いかけないの?"
"オレの部下の人が行ってくれるって言ってくれたから任せたんだよ。夜にケーキ出すからそれでいい?それと他の部隊の人が例の他の馬を出してるみたいだからね"
"ありがとう♪ その連れ出した馬をあーしの前に連れてこれる?きっと剣城っち達も喜ぶと思うんだ♪"
うん!?ノアは何かしてくれるのか!?
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