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後の甲賀100年記である
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※ 甲賀の家の人の事はあまり分からず名字だけしか記録にない人が多いので何人か悪者になってもらいました。名前も架空の人が居ますのでご容赦ください。
「うん。それで何で男の格好してたのかな?いや本当は気づいてたんだよ?いやぁ~見事な変装だね!?これはオレじゃなきゃ見逃しちゃうね!?」
「剣城様?今はそんな時じゃありません。それに気付いてないのに気付いてたと嘘を言えばこれから嘘に嘘を重ねて過ごす事になりますよ?」
いやこんな事で真面目に説教されると思わなかったんだけど!?まあ実際気付かなかったんだけど。
「実は私は野田一蔵様の実の娘ではありません」
「うん!?養子って事かな?」
「はい。甲賀でも私達は甲賀の土地を捨ててこちらに引っ越して来ました。これは本当の意味の土地を捨ててなので甲賀にはここへ来た人達の土地や畑はなくなりました」
「何で土地がなくなるの?」
太郎君・・・じゃないけどこの女性は教えてくれた。甲賀の筆頭格 望月家の頭領は甲賀の現状をよく知り、六角ではなく織田に降る事に難色も示さずむしろ『今までの奉公に報いれなくすまない』と言ってくれる程理解力がある人らしい。ただ、ここからが難しく筆頭格の下に柏木三家の一つ山中家頭領は六角寄り・・・むしろ六角を主としているがこの山中氏が曲者で『織田如き田舎侍に出仕するなら己らの土地はないと思えッ!』と言われ、望月さんもこの山中氏が六角から信任厚く名目上甲賀の筆頭は望月さんだが手を出せないらしい。そしてこの太郎君・・・実は柏木三家の一つ伴長数って人の一人娘らしい。
「父上は歳も歳で移動が難しく連れてこれなく・・・私も甲賀に残ろうとしましたが『柏木三家とはいえ、貧しく婚約相手すら見つけられずすまない。幸せになりなさい』と送り出してもらいました。そして甲賀の伴家は怒った山中貞俊様に吸収され父の身柄は望月頭領の元に居ると聞いております」
いや中々ヘビーな話だ。山中貞俊許すまじ!!甲賀でも考えは一つではないのは分かってたけどこんなに人によって違うんだな。これは早急にどうにかしないと・・・最悪お父さんだけでもなんとかしよう。
「絶対とは言えないけど最悪お父さんだけなんとかします。それに頭領の望月さんでしたかね?なんか贈り物でもしましょう。この戦が終わってから動きます。後、本当の名前はなんなの?」
「遅れて申し訳ありません。伴長数が娘、伴ゆきと申します。嘘を付いて申し訳ありませんでした。もし視界にすら入れたくないと申しますなら自害致しますので仰って頂ければ・・・・」
「え?なんで自害するの!?そんな事でオレが怒ると思う?むしろ可哀想と思うくらいだけど?ゆきさんでいいかな?ゆきさんの本当の家ではないけどこれから織田家の本拠はここ美濃になります。ここにみんなの家建てて暮らしていきましょう!」
決まった・・・・これはカッコイイ言葉だ!オレじゃなきゃ出て来ない言葉だな。
「剣城様、御免!!バチンッ!!」
「痛ッ!!?お菊さんなに!?」
「いえ、顔がいやらしくなりかけていましたのでつい・・・・申し訳ありません」
お菊さん中々やるな!?そりゃ少し・・・いやまあまあ下心はあったけど・・・。
「とりあえずオレの護衛組に居たいの?」
「できればお側に置いてください。上忍とまでは言えませんが最低限の下忍の動きまではできます」
「分かったよ。お菊さん?奏ちゃんや琴ちゃん達に伝えておいてくれる?」
「はっ。畏まりました」
「そうだな・・・このノートとボールペンでオレ達や甲賀の人の働きや活躍とか簡単な事でもいいから書いていってくれる?」
「それは何故でしょうか?」
「いや、中伊勢の時も信長様はオレばかり褒められオレは何もしてないから甲賀の人を褒めてくれと言ったけど『纏めておるのは貴様だから他の者は賞賛に値しない』と言われてね。誰も褒めてくれないならせめて記録して後々オレが個人的に誉めてあげようと思ってね?それに平和になった時記録があればあの時はああだったこうだったと昔話が出来て面白そうじゃない?」
「そんな私達なんか褒められーー」
「はい!ストップ!お菊さんにも以前言ったけど自分を卑下するのはなし。オレの横に居るなら堂々としててくれる?かく言うオレもそんなに偉そうにするつもりはないけど甲賀の人を馬鹿にされたり悪口言われたらオレに言いにきてくれる?」
「グスン・・・・ありがとうございます・・・一生懸命御奉公致します・・・」
カァァァァァ~!!!お菊さんとは違う守ってやりたい感じだな!?てか、何で片目隠してるんだろう?
「気になるんだけど何で右目隠してるの?」
「あっ、いえ!なんでもございません!」
「うん?何か思い出したくない感じ?それなら聞くのは悪いからーー」
「ゆき!剣城様に言いなさい。剣城様親衛隊の女頭筆頭の私からの命令よ」
おい!?いつから親衛隊になったんだ!?けど・・・名前はカッコイイな!?
「見苦しい顔ですいません。私の右の目はこんな風になっています・・・・」
は!?どうなってんの!?てか、現代の海賊映画とかであるような右目の瞼から頬っぺたにかけて切り傷というか・・・・目が・・・。何でこの怪我の事言わないんだよ!?ゆきさんごめん!!すぐ治すから!!
「理由は後で聞くから!お菊さん早く例の再生クリームを!」
「はっ」
「ていうか何でお菊さんも治してあげてないの!?オレ最初の頃に健康診断的な事した時に言ったよね!?」
思わず言葉強く言ってしまう。
「申し訳ありません。ゆきとは子供の頃から知る間ですが、ゆきは草の者として感情を殺さないので出会ってすぐにさっきのような事を言うのは・・・・」
「うん。まあもういいけどこれからは怪我したりしたらすぐ治す事!鈴ちゃん達にも伝えておくから!それとその怪我の理由は?この前の関さんとの戦で?」
「いえ・・・これは甲賀からこちらへ来る時に途中の・・・・グスン・・申し訳ありません」
よっぽど辛かったのか、代わりにお菊さんが教えてくれた。甲賀から北伊勢のルートで来たらしいが甲賀の関所を突破する時にさっき言った山中何某の配下が居て中々通してくれなかったが他の人は『どうせ甲賀には戻るつもりはない』と言い金目の物を渡して通ったがこの、ゆきさんはそう言った物がなく男の慰み者になり、抵抗したため付けられた傷らしい。
「いや一応野田さんの養子ですよね!?野田さんはどうしたの!?」
「義父殿は第一陣で出発して私の分も銭も渡したと聞いたのですが・・・」
あぁ~なるほどね。その関所のアホはポッケに入れたか元から山中何某からの指示か汚職か。決定。この関所の人は近いうちにログアウトしてもらおうか。
「お菊さん?この稲葉山の戦終わったら甲賀に向かうから。もう決定だから」
「え!?あ、はい!」
「ゆきさんもごめんね?オレが気付いてたあげれたら良かったんだけど。とりあえず今日は一日休んでいてもいいよ?」
「いっ、いえ!お側に居させてください」
「分かったよ。これからもよろしくね?無理はしなくていいから」
それからこの日はたまに双眼鏡で城の方を見たりしてたが城の兵士も特段慌ててる様子もなく、甲賀の人と指示の連携やら装備の確認などをして一日を終えた。途中Garden of Edenで見つけた物で指揮してたけどこれがまたちょうど良い物だった。
《軍配》\2000
効能・・・・暑い時に団扇代わりにもなる優れもの。黒に金文字でカッコイイ。
この軍配はカッコイイな!オレでも一端の武将に見えるわ!書いてる文字が梵字みたいな字で何書いてるかは分からないけど。
芝田家の軍配旗
芝田家の軍配旗とは1560年代から使われていたと芝田家当主 芝田剣城(生年月日死没不詳)の軍配旗である。現在は国立美術博物館に保管され誰でも見られる状態である。
・この当時では珍しい梵字で書かれている。代表的な武田信玄 軍配旗には孫子の句が書かれているがこれは漢字であるのに対して芝田剣城所有の軍配旗に書かれているのは梵字である。書かれている意味は、
『我思う、故に我在り』との意味で芝田剣城がどのような意味合いを持ってこの軍配旗を使っていたかは謎のままである。
「うん。それで何で男の格好してたのかな?いや本当は気づいてたんだよ?いやぁ~見事な変装だね!?これはオレじゃなきゃ見逃しちゃうね!?」
「剣城様?今はそんな時じゃありません。それに気付いてないのに気付いてたと嘘を言えばこれから嘘に嘘を重ねて過ごす事になりますよ?」
いやこんな事で真面目に説教されると思わなかったんだけど!?まあ実際気付かなかったんだけど。
「実は私は野田一蔵様の実の娘ではありません」
「うん!?養子って事かな?」
「はい。甲賀でも私達は甲賀の土地を捨ててこちらに引っ越して来ました。これは本当の意味の土地を捨ててなので甲賀にはここへ来た人達の土地や畑はなくなりました」
「何で土地がなくなるの?」
太郎君・・・じゃないけどこの女性は教えてくれた。甲賀の筆頭格 望月家の頭領は甲賀の現状をよく知り、六角ではなく織田に降る事に難色も示さずむしろ『今までの奉公に報いれなくすまない』と言ってくれる程理解力がある人らしい。ただ、ここからが難しく筆頭格の下に柏木三家の一つ山中家頭領は六角寄り・・・むしろ六角を主としているがこの山中氏が曲者で『織田如き田舎侍に出仕するなら己らの土地はないと思えッ!』と言われ、望月さんもこの山中氏が六角から信任厚く名目上甲賀の筆頭は望月さんだが手を出せないらしい。そしてこの太郎君・・・実は柏木三家の一つ伴長数って人の一人娘らしい。
「父上は歳も歳で移動が難しく連れてこれなく・・・私も甲賀に残ろうとしましたが『柏木三家とはいえ、貧しく婚約相手すら見つけられずすまない。幸せになりなさい』と送り出してもらいました。そして甲賀の伴家は怒った山中貞俊様に吸収され父の身柄は望月頭領の元に居ると聞いております」
いや中々ヘビーな話だ。山中貞俊許すまじ!!甲賀でも考えは一つではないのは分かってたけどこんなに人によって違うんだな。これは早急にどうにかしないと・・・最悪お父さんだけでもなんとかしよう。
「絶対とは言えないけど最悪お父さんだけなんとかします。それに頭領の望月さんでしたかね?なんか贈り物でもしましょう。この戦が終わってから動きます。後、本当の名前はなんなの?」
「遅れて申し訳ありません。伴長数が娘、伴ゆきと申します。嘘を付いて申し訳ありませんでした。もし視界にすら入れたくないと申しますなら自害致しますので仰って頂ければ・・・・」
「え?なんで自害するの!?そんな事でオレが怒ると思う?むしろ可哀想と思うくらいだけど?ゆきさんでいいかな?ゆきさんの本当の家ではないけどこれから織田家の本拠はここ美濃になります。ここにみんなの家建てて暮らしていきましょう!」
決まった・・・・これはカッコイイ言葉だ!オレじゃなきゃ出て来ない言葉だな。
「剣城様、御免!!バチンッ!!」
「痛ッ!!?お菊さんなに!?」
「いえ、顔がいやらしくなりかけていましたのでつい・・・・申し訳ありません」
お菊さん中々やるな!?そりゃ少し・・・いやまあまあ下心はあったけど・・・。
「とりあえずオレの護衛組に居たいの?」
「できればお側に置いてください。上忍とまでは言えませんが最低限の下忍の動きまではできます」
「分かったよ。お菊さん?奏ちゃんや琴ちゃん達に伝えておいてくれる?」
「はっ。畏まりました」
「そうだな・・・このノートとボールペンでオレ達や甲賀の人の働きや活躍とか簡単な事でもいいから書いていってくれる?」
「それは何故でしょうか?」
「いや、中伊勢の時も信長様はオレばかり褒められオレは何もしてないから甲賀の人を褒めてくれと言ったけど『纏めておるのは貴様だから他の者は賞賛に値しない』と言われてね。誰も褒めてくれないならせめて記録して後々オレが個人的に誉めてあげようと思ってね?それに平和になった時記録があればあの時はああだったこうだったと昔話が出来て面白そうじゃない?」
「そんな私達なんか褒められーー」
「はい!ストップ!お菊さんにも以前言ったけど自分を卑下するのはなし。オレの横に居るなら堂々としててくれる?かく言うオレもそんなに偉そうにするつもりはないけど甲賀の人を馬鹿にされたり悪口言われたらオレに言いにきてくれる?」
「グスン・・・・ありがとうございます・・・一生懸命御奉公致します・・・」
カァァァァァ~!!!お菊さんとは違う守ってやりたい感じだな!?てか、何で片目隠してるんだろう?
「気になるんだけど何で右目隠してるの?」
「あっ、いえ!なんでもございません!」
「うん?何か思い出したくない感じ?それなら聞くのは悪いからーー」
「ゆき!剣城様に言いなさい。剣城様親衛隊の女頭筆頭の私からの命令よ」
おい!?いつから親衛隊になったんだ!?けど・・・名前はカッコイイな!?
「見苦しい顔ですいません。私の右の目はこんな風になっています・・・・」
は!?どうなってんの!?てか、現代の海賊映画とかであるような右目の瞼から頬っぺたにかけて切り傷というか・・・・目が・・・。何でこの怪我の事言わないんだよ!?ゆきさんごめん!!すぐ治すから!!
「理由は後で聞くから!お菊さん早く例の再生クリームを!」
「はっ」
「ていうか何でお菊さんも治してあげてないの!?オレ最初の頃に健康診断的な事した時に言ったよね!?」
思わず言葉強く言ってしまう。
「申し訳ありません。ゆきとは子供の頃から知る間ですが、ゆきは草の者として感情を殺さないので出会ってすぐにさっきのような事を言うのは・・・・」
「うん。まあもういいけどこれからは怪我したりしたらすぐ治す事!鈴ちゃん達にも伝えておくから!それとその怪我の理由は?この前の関さんとの戦で?」
「いえ・・・これは甲賀からこちらへ来る時に途中の・・・・グスン・・申し訳ありません」
よっぽど辛かったのか、代わりにお菊さんが教えてくれた。甲賀から北伊勢のルートで来たらしいが甲賀の関所を突破する時にさっき言った山中何某の配下が居て中々通してくれなかったが他の人は『どうせ甲賀には戻るつもりはない』と言い金目の物を渡して通ったがこの、ゆきさんはそう言った物がなく男の慰み者になり、抵抗したため付けられた傷らしい。
「いや一応野田さんの養子ですよね!?野田さんはどうしたの!?」
「義父殿は第一陣で出発して私の分も銭も渡したと聞いたのですが・・・」
あぁ~なるほどね。その関所のアホはポッケに入れたか元から山中何某からの指示か汚職か。決定。この関所の人は近いうちにログアウトしてもらおうか。
「お菊さん?この稲葉山の戦終わったら甲賀に向かうから。もう決定だから」
「え!?あ、はい!」
「ゆきさんもごめんね?オレが気付いてたあげれたら良かったんだけど。とりあえず今日は一日休んでいてもいいよ?」
「いっ、いえ!お側に居させてください」
「分かったよ。これからもよろしくね?無理はしなくていいから」
それからこの日はたまに双眼鏡で城の方を見たりしてたが城の兵士も特段慌ててる様子もなく、甲賀の人と指示の連携やら装備の確認などをして一日を終えた。途中Garden of Edenで見つけた物で指揮してたけどこれがまたちょうど良い物だった。
《軍配》\2000
効能・・・・暑い時に団扇代わりにもなる優れもの。黒に金文字でカッコイイ。
この軍配はカッコイイな!オレでも一端の武将に見えるわ!書いてる文字が梵字みたいな字で何書いてるかは分からないけど。
芝田家の軍配旗
芝田家の軍配旗とは1560年代から使われていたと芝田家当主 芝田剣城(生年月日死没不詳)の軍配旗である。現在は国立美術博物館に保管され誰でも見られる状態である。
・この当時では珍しい梵字で書かれている。代表的な武田信玄 軍配旗には孫子の句が書かれているがこれは漢字であるのに対して芝田剣城所有の軍配旗に書かれているのは梵字である。書かれている意味は、
『我思う、故に我在り』との意味で芝田剣城がどのような意味合いを持ってこの軍配旗を使っていたかは謎のままである。
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