戦国時代にタイムスリップした件 何故かファンタジーみたいなスキルが使えるんだが

デンデンムシ

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芸術神の後光フラッシュ!!!

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 それから色々な国の軍用飯を試したが評価が高かったのはやはり未来の自衛隊の缶飯だった。米が多いのと食べ慣れてるからだと思う。他には米軍のチョコとかスペイン軍のトマトモツ煮缶とかがあった。

 「某はこの、おらんだ軍と呼ばれる所のジャガイモとウィンナーの草焼きが好みでございます。芋なので腹持ちも良いかと」

 野田さん一族の人はいい答えだ。やはり腹持ちがいいのが最低条件だろう。

 「ワシはいたりあ軍のチキン缶とか好きじゃな」

 意外にも小川さんはチキンが好きなのか!?

 「私はアメリカ陸軍正式採用と書かれているビーフシチューが好きです。肉と芋、人参なども入っており入れる具材にもよりますが、タンパク質、脂質、炭水化物などが容易に取り込め先程のクラッカーやチョコなどを合わせれば画期的な兵糧となると思います」

 「お、お菊さんどうしたの!?どこからそんな難しい事覚えたの!?」

 「私も少しレシピ本を見ましたので栄養の事は覚えています」

 この時代にタンパク質とか聞くと思ってなかったぜ。よし。一つ100円だから色々購入してみよう。

 《米軍レーション(クラッカー、チョコ、ビーフシチュー)各100》

 《陸上自衛隊 戦闘糧食I型(炊き込みご飯、赤飯、鮭ご飯 缶タイプ)各100》

 《フランス軍用飯(ジャガイモウインナー香草焼きパウチ)100》

 《イタリア軍用飯(チキンパテ缶)100》

 とりあえずはこんなものかな?こんなに買っても8万円で安いし、これだけでは腹は満たされないと思うけどお握りでも配ればいいだろう。よし!さっそくオレ達の分を取り、残りは各部隊の代表に試食してもらおう。

 「金剛君と小川さん?暇なら荷物持ち手伝ってくれますか?」

 「分かりまーー」

 「剣城様!私も!!・・・・・手伝います・・・」

 うん?野田さんのあの人か!?なんか今日はやけに話てくるな?

 「ありがとうございます。ではお願いします」

 「はっ。それとどうか某の事は太郎とお呼び下さい」

 「太郎君ね。了解」

 「がははは!我が殿は気付かぬか!?」

 「え?何がですか?」

 「この太郎、実はーー」

 「小川様!!!」

 「おっ、おうおうすまぬ。いや殿?気にしないでくださいや!がははは」

 いや、気になるだろう!?けど先に渡してこよう。





 「ほう。未来の兵糧か。いやしかしこれでは少ないではないか?」

 「太郎君?信長様に試食の用意を」

 「あー、待て。どうせならこのまま皆呼ぼう。暫し待て」

 「聞こえるか?本陣の…」




 「多分柴田さんや木下さん達も来ると思うから多めに試食の用意をしてくれる?」

 「はっ。畏まりました」

 30分程待っていたら、木下さん、柴田さん、丹羽さんと見た事ない人達がやってきた。

 「これはこれは、此度はーー」

 「あぁ、そんな畏まらなくて良い。空いてる所に座れ」

 誰かな?3人偉そうな感じの人だよな?美濃三人衆か!?確か・・・稲葉なんとかさんと安藤なんとかさんと後一人・・・誰だっけ!?

 「おう!剣城久しぶりじゃな!励んでおるか!?中伊勢は見事だったそうじゃな?」

 「木下様お久しぶりです。中伊勢は部下の人のおかげですよ。最終日の夜に輸送班の一人がとある装備を使い慶次さんを怒らせてしまいましたけど」

 「あぁ。はなびと言ったやつだな?なんでも雷のような音がするとか?」

 「大した事ないですよ。柴田様と丹羽様もお久しぶりです」

 「あぁ。北伊勢の件はよくやった。まさか中伊勢まで攻めるとはな?しかも従属だとか?」

 「そこまで上手くいくとは思っていなかったのが本音ですがなるようになったと申しますか・・ははは」

 「この戦もお館様のために励めよ?」

 「それと柴田様はラーメンがお望みと聞きましたが?」

 「そうだ。だがそれはまた今度でよい。まずは目の前の敵を片付けてからだ。先の事ばかり考えておると目の前の小石に躓いてしまうぞ?以後気をつけるように!」

 いやさすが歴戦の猛者だな。説得力ありすぎだろ!?

 「まあ、そう柴田殿も言ってやりなさんな。剣城はこの戦の先陣を任されたそうだな?我らの敵を残しておけよ?お主だけの手柄は許さないからな?ははは!それとワシも久しぶりに酒が欲しい。またこの戦が終われば頼むな?」

 丹羽さんも柴田さんも変わりないようだ。相変わらず木下さんとは話そうとすらしてないけど。

 「関係ない話はそれまでにしておけ。剣城?始めろ」

 「分かりました。まずは今からお出しする物を食べて下さい」

 「うっ・・・これはなんだ!?」

 「尾張ではこのような物が食べられておるのか!?」

 「炊き込み飯だが見た事ない具が入っておる!」

 あの3人はビックリしてる感じだな。柴田さん達も少し驚いているが慣れたもんだな。普通に食べ始めたな。

 「ラーメン程ではないがこれはこれで美味いな」

 「然様。ワシはちーたらがあれば敵方1000人を斬ってみせるがこれも500人は斬るくらいの美味さだな」

 いや丹羽さんはどんな例えだよ!?そんなにチータラ好きなのか!?500人斬れるくらいとはどのくらいなんだよ!?

 「ほう。これは去年作り始めたじゃがいもだな?」

 「さすが信長様です。そうです。ジャガイモです」

 「ふん。中々に美味いではないか。これが日持ちすると言っていたな?どのくらい持つのだ?」

 そこから缶詰の状態とパウチや真空状態で保存している袋のままを太郎君に持ってきてもらいみんなの前に見せる。もはや、あの3人に関しては驚きまくって声すら出ていないんだが!?

 「この何も開けてない状態ですと2年~3年は持つでしょう。仮に過ぎたとしても少し味は落ちると思いますがまだ食べれはすると思います」

 「なんと!?そんなに日持ちするのか!?」

 そんなに驚くほどじゃないことない!?木下さんの演技か!?

 「その方ら何か思う事はないか?」

 「織田様はこの様な物を隠し持っておられたとは・・・」

 「ふん。隠しておったわけではないがな。この芝田剣城。ワシ直属の料理ご意見番・・・並びに武器の開発運用、部隊の創設運用を一手に引き受けておる。知っておるかは分からぬが中伊勢を攻略した知恵も此奴じゃ」

 「なんと!?それは誠ですか!?」

 「安藤殿?殿のお言葉を疑いか?」

 やっぱ三人衆だな。あのヒョロイ人が安藤さんか。

 「いっいえ。そんな事はございませぬ。遮って申し訳ない」

 「まあ良い。汝等(うぬ)は帰って家臣共と今一度考えればよかろう。それと土産だ。遠藤ッ!!」

 「はっ。これへ」

 「我が尾張で開発した澄み酒だ。更にまだ開発中ではあるが果物の酒だ。"砂糖"と"いちご"を大量に使った酒だ。今までにない甘い酒を家臣共と飲み考え今後の行動をよく考えてみよ。堀ッ!」

 「はっ」

 「ワシの家臣を一人連れて行き何かあれば堀に言えばよい」

 「「「・・・・・・・・」」」

 かなり威圧的な感じだな。まあでもこんなものか。てかいつのまに果実酒作ったの!?森さんか!?イチゴと砂糖とリキュールでも混ぜたのか!?やたら、砂糖とイチゴを強調して言ってたけど。

 「ありがとうございまする。今一度我らの事自分達で考えてみます」

 「うむ。下がれ」



 「お前らよく聞け。奴らは1日と待たずにあの偉そうな考えを無くすであろうよ。先ほどの缶飯と言ったか?あれは正式に織田軍の兵糧とする。剣城は早急に用意し、他の者は己の兵に兵糧として渡せ」

 「「「はっ」」」

 その後信長さんは部隊の役割、輸送及び補給、救護班はオレの部下と信長さんの部下で合同運用をする事を言い、何か足りない物はすぐに無線部隊の人に言う事、陣の構築はやはり剛力君達、工兵班が担う事になった。

 「簡単に言えばこんな所だな。次は陣構えだ。第一陣、剣城ッ!」

 「はい!」

 「貴様はまだ見ぬ兵器で斎藤を蹴散らし道を作れ!第二陣!勝家!」

 「オウッ!!!!!!」

 「勝家は剣城が作った道を常に確保、そのまま城下を焼き払い城を裸にしてしまえ!」

 「佐久間ッ!佐久間はどうした!?」

 「佐久間殿は腹が痛いと参加が遅れると申しておりました」

 「なんだと!?おい!誰ぞある!引き摺ってでもーー」

 「信長様!腹痛に重篤な病が隠されておるかもしれません。私の配下の衛生班に見るように申し付けたのでよろしいでしょうか!?それと太郎君!急いで信長様に抹茶ミルクコーヒーを出してあげて!」

 「はっ、はい!」

 「ぐぬぬぬ・・・佐久間が腹痛如きで・・・ゴクッゴクッ・・・・貴様がそう言うならそうすればよい」

 いや心を落ち着かせる効果があると書いてたけど、効果的面じゃないか!?

 「佐久間は抜きで考える!次いでサル!お主は千畳藪から攻め上がれ!」

 「はっ!」

 「長秀!お主は予備隊というやつだ!状況により敵の手数が少なくなった所に攻め入り大きな閉じない大穴を開けてやれ!」

 「はい!」

 「準備怠るな!いつでも出れる準備しておけ!下がれ!」

 「「「「はっ」」」」










~神界商品開発室~

 「我が兄弟の晴れ舞台に間に合わせたいんだなぁ」

 「ですが農業神様!この神界のスレイプニルの遺伝子を持つ馬を渡すとなるとめちゃくちゃになります!」

 「ならどうにか他の案を考えるんだなぁ」

 「はぁ~・・・・グルトップなんかいかがでしょうか?かつてのアースの一族がユグドラシルに向かう時に乗馬した馬です」

 「グルトップはだめなんだなぁ。性格は大人しく人間に従順だけど走るのが遅いんだなぁ」

 「いや遅いと言いましてもあの農業神様が手を掛けている人間の世界のスピードで言いますと時速400キロは出ますよ!?」

 「おいは、我が兄弟に約束したんだなぁ。強く早く人間と喋れないにしても言葉を理解するくらい賢く優しい馬を用意すると言ったんだなぁ」

 「チッ、あの人間とのやりとり見たけどそんな事言ってなかったじゃん!やはり我が父、直系の息子だけあり我が儘だ」

 「何か言ったんだなぁ?」

 「いっいえ、なんでもありません!では、ヒッペーの血筋ではいかがでしょうか!?」

 「あの医術と予言を託されたカリクローの娘なら良いんだなぁ」

 「分かりました」

 「我が兄弟は恐らくヒッペーを大事にし、交配をしようとするんだなぁ。言葉が理解できるように例の実を食べさせ我が兄弟とは念話が使えるようにするんだなぁ」

 「そこまで肩入れしますか!?」

 「・・・・・やれッ!」

 グワッ!!!!

 「農業神様!!お控え下さい!その権能は強すぎます!」

 「悪かったんだなぁ。ではよろしくなんだなぁ」








 「あ~ら?農業神の眷族くん?あなたも大変だわね?」

 「芸術神様ぁぁ・・・・」

 「チッ穢らわしい!後光フラッシュ!!」

 ピカーーーーーーンッ!!!

 「うっうわぁぁぁぁぁ・・・芸術神様申し訳ありません!不浄な心をお許しください!!!」

 「はい!分かれば宜しい。最近農業神が夢中になってる人間が居るとか?私の眷族が作ったお椀を購入した人間が居ると聞いてどんな人間か調べたら農業神が手を掛けてるそうじゃない?」

 「はい!そうでありますッ!!」

 「この前まで農業神から嫌らしい目つきを感じていたのに最近はないから何事かと思ってね?私の宮殿の倉庫にいっぱい色々あるの。置く所がなくて困っているの。眷族くん?分かるでしょう?」

 「はい!分かりますです!」

 「あの人間のページに私の眷族が作った物のバナーをこれから作りなさい?分かりましたね?」

 「はい!喜んで!!!!」


 
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