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この時代で生き抜く
飴玉作戦・・大人ver
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家に戻ると柴田さんが慌てて正装に着替えていた。
「おーう。剣城、茂左衛門帰ったか。ワシは今から城に登城してくる。昨日の今日とは、緊急の事やもしれん。池田殿から使い番がさっき来てな。とりあえず留守を頼む。時間も時間だ。今日は城で寝泊まりするやもしれん」
「分かりました。何事もなければ良いのですが、気をつけて行ってくださいませ」
そう言うと柴田さんは城に行った。
「これからどうしましょうか?もう夕方だし、もしよければ今日も料理手伝いましょうか?」
「そうだな。なら手伝ってもらうか」
それからオレは肉が食べたいと思いネットスーパーから肉を購入しようとしたら外からオレを呼ぶ声が聞こえて玄関に向かう。
「もし、剣城殿で間違いないか?」
「そうです。私が剣城です」
「貴様っ!なにやつ!?」
「これはこれは。申し訳ありません。私、木下藤吉郎が弟、木下長秀と申します。お見知りおきを。この度我が殿も城に登城するよう仕りましたが、殿が言うには剣城殿もいつ呼ばれても良いように準備しておけとの事です」
「何故そなたがそんな事を伝えにくる?大殿様からの使いなら分からぬでもないが、農民上がりの奴から言われる筋合いはないと思うが?」
本物の武将達の掛け合いに、しかも"農民上がり"という侮辱した言葉を発してから一触触発な感じになってオレはビビりながら答える。
「分かりました。二人とも仲間なのに喧嘩はやめましょう。自分みたいな奴に言われるのは逆に癪に触るかもしれませんが。勝兵衛さんも農民上がりとか侮辱した言葉はだめです。喧嘩の火種になります」
「なーにが仲間か。おぬしは知らぬと思うがこやつの殿、木下藤吉郎はな至る所に間者を放ち仲間だろうが身内だろうが見境がない。忍びとかいう下衆を使いながらな」
「これは酷な事言いますな。私達は柴田殿や佐久間殿のような伝手がないもんで皆がやりたがらない汚れ作業をしておるのです。戦は情報が肝ですからな」
クッソ!!2人を諌めようとしたら余計にめんどくさくなったじゃねーかっ!!たしか、柴田勝家と豊臣秀吉は仲が悪かったと記憶あるがこんな時期から仲が悪かったのか!?くそ~!!!
こうなったらオレの最終奥義!!『イライラしたら甘い物食わせとけっ!』作戦だ!
一旦家の中に入り、ネットスーパーから
《飴玉12個入り》\150
を購入して何度も俯きながらゴッドファーザーの『ありがとう』を聞いて袋から取り出す。
「勝兵衛さん、木下様落ち着いてください。勝兵衛さんっ!!!世話になっておきながらこんな事言うのは心苦しいですがこれ以上続けるなら昨日みたい食べ物は作りませんよ?」
「おいっ!ちょっ!それはねーよ!?剣城様っ!!あのびーるの輝きがぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
やばっ!完全に目がイッてしまっとるやん!!
「ゴホンッ。木下殿、見苦しい所を見せてしまった。それに先ほどの軽はずみな発言は取り消そう。すまんかった」
「いや少々私も熱くなってしまったようだ。それに剣城殿は料理もできるのか?」
「いや料理人てことでないですが作りはしますよ。それでは仲直りできたのでここで2人に私からプレゼントです!」
「ぷれぜんと?」
「あっいや、プレゼン・・・・贈り物です!仲直りの印(しるし)にこれをどうぞ!まずは私が毒味をします」
「いや、別に疑ってはおらぬがこんな丸っこい物が食べ物なのか?丸薬にも見えるが・・・・・・・・・・・・・・・なにっ!?甘いだとっ!?まさかっ!!これは砂糖かっ!?」
さすが天下人の弟さん。回転が早いな。
「おぉぉぉーー!!この丸い玉こそ至高の一粒・・・甘い美味い(うまい)おいしい、どの言葉でも足りんくらいな、あと引く味・・・これぞ究極の丸薬か!!先程の熱くなったのを忘れさせてくれる!剣城よ?木下殿も。先程は、まことすまなんだ」
完全に甘い物の虜になってしまってる勝兵衛さんであった。いやいや!砂糖は麻薬ですかいっ!!そんな甘い物に狂ってしまうのか!?
「大変美味な物でございまする。これも剣城殿がお作りを?それと、図々しいお願いですが、我が殿と奥方様にも一つでかまわないのでお土産に頂けないでしょうか?私これ程の物今まで食した事なく・・・」
「作ったというか・・・はい作りました。お土産いいですよ!ちょっと待っててくださいね!」
ネットスーパーの事はなすがに言わない方がいいと思い作った事にした。
そう言って一旦家の中に入って台所にあったお皿に袋から全部中身を出して持って行こうとしたら茂左衛門さんに声をかけられた。
「剣城よ。あの木下長秀なる者に心を許すな。木下藤吉郎もだが、至る所に間者が居る。気をつけよ」
「そんな悪い人には見えませんがそれに同じ織田軍ですよね!?忠告ありがとうございます!あまり深入りしすぎないように気をつけます」
「うむ。あの弟はどうかは知らぬが兄の藤吉郎は人たらしで有名だ。おぬしも引き抜かれるやもしれん。しっかり目を光らせておけ」
そう忠告を受け木下長秀さんに飴玉を渡した。
「おぉー!こんなにたくさんかまわんのですか?いいのですね!?もうこれは木下家の物ですね!?これで我が殿も奥方様も喜ばれまする!この恩は必ず。それと当初の城にいつでも登城できる準備もよろしくお願いしますね」
長秀さんも甘い物食べたら狂うのかっ!?そんな高い物じゃないから買った飴玉全部渡したけど一度も社交辞令で断りもしなかったぞ!?まっ、飴玉で喧嘩騒ぎが止まったから安いもんだな!!
それに茂左衛門さんが言ってたみたいにそんなに警戒しなくても良いと思うけど・・・飴玉一粒であんなんだぞ!?
てか、そもそもオレも登城するってなんのことだろう?
「おーう。剣城、茂左衛門帰ったか。ワシは今から城に登城してくる。昨日の今日とは、緊急の事やもしれん。池田殿から使い番がさっき来てな。とりあえず留守を頼む。時間も時間だ。今日は城で寝泊まりするやもしれん」
「分かりました。何事もなければ良いのですが、気をつけて行ってくださいませ」
そう言うと柴田さんは城に行った。
「これからどうしましょうか?もう夕方だし、もしよければ今日も料理手伝いましょうか?」
「そうだな。なら手伝ってもらうか」
それからオレは肉が食べたいと思いネットスーパーから肉を購入しようとしたら外からオレを呼ぶ声が聞こえて玄関に向かう。
「もし、剣城殿で間違いないか?」
「そうです。私が剣城です」
「貴様っ!なにやつ!?」
「これはこれは。申し訳ありません。私、木下藤吉郎が弟、木下長秀と申します。お見知りおきを。この度我が殿も城に登城するよう仕りましたが、殿が言うには剣城殿もいつ呼ばれても良いように準備しておけとの事です」
「何故そなたがそんな事を伝えにくる?大殿様からの使いなら分からぬでもないが、農民上がりの奴から言われる筋合いはないと思うが?」
本物の武将達の掛け合いに、しかも"農民上がり"という侮辱した言葉を発してから一触触発な感じになってオレはビビりながら答える。
「分かりました。二人とも仲間なのに喧嘩はやめましょう。自分みたいな奴に言われるのは逆に癪に触るかもしれませんが。勝兵衛さんも農民上がりとか侮辱した言葉はだめです。喧嘩の火種になります」
「なーにが仲間か。おぬしは知らぬと思うがこやつの殿、木下藤吉郎はな至る所に間者を放ち仲間だろうが身内だろうが見境がない。忍びとかいう下衆を使いながらな」
「これは酷な事言いますな。私達は柴田殿や佐久間殿のような伝手がないもんで皆がやりたがらない汚れ作業をしておるのです。戦は情報が肝ですからな」
クッソ!!2人を諌めようとしたら余計にめんどくさくなったじゃねーかっ!!たしか、柴田勝家と豊臣秀吉は仲が悪かったと記憶あるがこんな時期から仲が悪かったのか!?くそ~!!!
こうなったらオレの最終奥義!!『イライラしたら甘い物食わせとけっ!』作戦だ!
一旦家の中に入り、ネットスーパーから
《飴玉12個入り》\150
を購入して何度も俯きながらゴッドファーザーの『ありがとう』を聞いて袋から取り出す。
「勝兵衛さん、木下様落ち着いてください。勝兵衛さんっ!!!世話になっておきながらこんな事言うのは心苦しいですがこれ以上続けるなら昨日みたい食べ物は作りませんよ?」
「おいっ!ちょっ!それはねーよ!?剣城様っ!!あのびーるの輝きがぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
やばっ!完全に目がイッてしまっとるやん!!
「ゴホンッ。木下殿、見苦しい所を見せてしまった。それに先ほどの軽はずみな発言は取り消そう。すまんかった」
「いや少々私も熱くなってしまったようだ。それに剣城殿は料理もできるのか?」
「いや料理人てことでないですが作りはしますよ。それでは仲直りできたのでここで2人に私からプレゼントです!」
「ぷれぜんと?」
「あっいや、プレゼン・・・・贈り物です!仲直りの印(しるし)にこれをどうぞ!まずは私が毒味をします」
「いや、別に疑ってはおらぬがこんな丸っこい物が食べ物なのか?丸薬にも見えるが・・・・・・・・・・・・・・・なにっ!?甘いだとっ!?まさかっ!!これは砂糖かっ!?」
さすが天下人の弟さん。回転が早いな。
「おぉぉぉーー!!この丸い玉こそ至高の一粒・・・甘い美味い(うまい)おいしい、どの言葉でも足りんくらいな、あと引く味・・・これぞ究極の丸薬か!!先程の熱くなったのを忘れさせてくれる!剣城よ?木下殿も。先程は、まことすまなんだ」
完全に甘い物の虜になってしまってる勝兵衛さんであった。いやいや!砂糖は麻薬ですかいっ!!そんな甘い物に狂ってしまうのか!?
「大変美味な物でございまする。これも剣城殿がお作りを?それと、図々しいお願いですが、我が殿と奥方様にも一つでかまわないのでお土産に頂けないでしょうか?私これ程の物今まで食した事なく・・・」
「作ったというか・・・はい作りました。お土産いいですよ!ちょっと待っててくださいね!」
ネットスーパーの事はなすがに言わない方がいいと思い作った事にした。
そう言って一旦家の中に入って台所にあったお皿に袋から全部中身を出して持って行こうとしたら茂左衛門さんに声をかけられた。
「剣城よ。あの木下長秀なる者に心を許すな。木下藤吉郎もだが、至る所に間者が居る。気をつけよ」
「そんな悪い人には見えませんがそれに同じ織田軍ですよね!?忠告ありがとうございます!あまり深入りしすぎないように気をつけます」
「うむ。あの弟はどうかは知らぬが兄の藤吉郎は人たらしで有名だ。おぬしも引き抜かれるやもしれん。しっかり目を光らせておけ」
そう忠告を受け木下長秀さんに飴玉を渡した。
「おぉー!こんなにたくさんかまわんのですか?いいのですね!?もうこれは木下家の物ですね!?これで我が殿も奥方様も喜ばれまする!この恩は必ず。それと当初の城にいつでも登城できる準備もよろしくお願いしますね」
長秀さんも甘い物食べたら狂うのかっ!?そんな高い物じゃないから買った飴玉全部渡したけど一度も社交辞令で断りもしなかったぞ!?まっ、飴玉で喧嘩騒ぎが止まったから安いもんだな!!
それに茂左衛門さんが言ってたみたいにそんなに警戒しなくても良いと思うけど・・・飴玉一粒であんなんだぞ!?
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