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この時代で生き抜く

褌  最後の砦

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家に帰る前に八兵衛村長とおつゆさんを呼びに行くため畑に寄ると

「剣城(つるぎ)!!!その服はどうしたんだっ!?」


「例の未来の物を取り寄せるやつから買ったんです!おかしくないですか?」


「おかしくはないがまさか仕立ててもらったのか?」


そこからか・・・とオレは未来では服は誰でも新品、中には好んで中古を着る人も居るがそんなに高価じゃない事などを教える。


「先の世では随分豊なのだな。ワシも見てみたいのー」


と八兵衛村長呟く。こればかりは、どうしようもなくオレはもし行けるなら連れて行きますよ。と答える事しかできなかった。

「あっ!そうだ!今日の昼ごはんはまたみんなにって言っても家族だけですが食べてもらいたいものがあるんです!早いかもしれませんがいかがですか?」


「おっ!そりゃ助かるな!剣城の飯は美味いからな!それも未来のなんとかってやつか?」


「そうです!なら早く家に行きましょう!お腹すきました!それとご飯を食べ終わったら八兵衛村長にお願いがあります」


「分かった。おつゆを寄越せとか抜かしやがったら叩き斬っててやるからな?」


くそっ!!!!!オレの完璧なる未来の物で釣る作戦が!目論見がっ!!!ばれたのか!?!?と一瞬焦る


家に付き瓶の水で手と足を洗いそのまま飲もうとするみんなを止める。

水には目に見えない悪さをする虫がいる事、それが腹下しの原因になる事を伝える。一度、鍋に入れて煮沸した水を飲み水にした方が良い事を教える。


八兵衛村長はめんどくさそうにしていたが、おつゆさんが頷き分かりました。と言った。


「これが綺麗な水です!!ただの水ですが、いつか口に入れるとシュワシュワっとする黒くて甘い水なども飲ませてあげるので今日はこれで我慢してください!まずは食べましょう!」


そう言うと子供達に見えないようにボックスからおにぎりを出し袋から取り出しみんなに渡していく


「色んな味がありますが今日は何が良いと言われても人数分しかないのでご容赦願います」


「褌のおっちゃん!!!こんなに白い米初めて見たぞ!!それにこの黒いのはなんだ!?」

と一郎君に聞かれ海苔の説明、中に梅や魚を調理した具が入ってる事を伝える



「昨日もたまげたがこれもまた美味いな。こんな米見た事もないぞ!!!この米は作れないのか!?それにこの中に入っている黄色っぽい汁みたいなのがたまらなく美味い!!何個でも食えそうだ!!剣城君??君は今日もワシの家に泊まるんだよな?服は着たがその下の最後の"砦"は、元はワシのだよな?後は、分かるよな?」


だから飯の事になったら八兵衛村長怖すぎだって!!!最後の砦って!!!褌か!?そんなに褌が大事だったのか!?!?


また買えるようになったらご馳走様するということを言い納得してもらった。

「いやー美味かった美味かった!んで、剣城(つるぎ)よ。話しとはなんだ?」

ここでは、話しにくいので外に出るようお願いした。
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