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「なんと!?身体が軽い!なに!?もう関ヶ原だと!?」
「そうなんですよ。タケルが南蛮式の呪(まじな)いをしたら身体が軽くなるのです!」
「これは・・・こんな事聞いた事がない!まぁこの分なら本日中に美濃に入れる!このまま進もうぞ!」
もっと本気を出せば今日中に未来の秋田県くらいまで走れるんじゃないかと思う。
関ヶ原を抜け、関所も何箇所もあったが全て顔パスして美濃に入る。現在の大垣市を抜けると人が多くなる。集落も多い。
「美濃国は凄いですね。人が多いし、堺ほどではないにしてもそこら中に行商人のような人も居ますね」
「そうさ。お館様が楽市楽座を行い自由な商いを奨励しているからな。本格的な店を持つならやはり城下の方がいいだろうが他の地の城下より美濃の村々の方が銭が動いているだろう」
「そうやんな。ワテが関所を極力廃止し、流通も取り入れた方が良いと言った事を織田はんは即座に理解しましたからな」
楽市楽座・・・確か座代が掛かっていたのを廃止し、関所もなくし人の行き来も楽になったのだったよな。まさか今井さんが絡んでいるとは思わなかったな。
もしオレが信長なら更に違う事もするだろう。人が多くなり物が溢れ、お金が溢れると儲ける人が居る。そうなると人は更に贅沢がしたいと思い、質の良い物を欲しがる。そこでオレなら織田家が直営する飯屋でも茶屋でも何でも質の高い店を配置し、金額の設定も高くし、金を持っている人を呼び更にお金を落とさせるだろう。
後は治安の方がどうだろうな。素浪人のような人は結構見えるけど。それに道だ。やはり凸凹道が多い。ここもヴァースクリエイトで転圧して滑らかにすれば、馬車なんかも普及するだろうな。
「タケルはなにか思うところがあるのか?」
「え?あ、いやいや素晴らしい街だと思いますよ!」
「そうか!お館様の肝入りの政策だからな」
更に歩を進めながら話し込む。羽柴さんも先の長浜城 城下にて似た事をしてるらしい。水運の方でだ。今やその流通の規模がここ美濃に匹敵するそうだ。素直に羽柴さんが凄いと思う。だが、残念ながら出費の方が多く中々お金が羽柴家にまで入ってこないらしい。その事をよく、奥さんのねねさんに言われるらしい。
「ねねは銭に関しては厳しいからな。又左のところの、おまつ殿より厳しいからな」
これまたオレが知ってる人の名前が出たな。かなりのロリコン前田利家とその奥さんだよな。
そうこう話ししていると稲葉山・・・現在の金華山に姿を現す。大きい。豪華な感じはしないけど、オレが1番驚いているのは堺くらい人人人。物物物。店店店。往来の人も笑顔の人が多い。ここに1番驚く。
治る人によってここまで変わるものなのかとも思う。如何に信長が良い治世をしたるのかが分かる。京なんかより、大津なんかよりも凄い。まぁ大津はこれから発展するのだと思うけど。
オレが呆気に取られていると、急に人が道の端に寄り羽柴さんや今井さん達を下馬をし平伏する。
「こら!タケル!早く下馬しろ!お館様だ!」
「すいません!」
パカラ!パカラ!パカラ!パカラ!パカラ!
「ほう?誠、南蛮の女連れとはな。サル!ご苦労!」
「はっ!茶衆の者を無事連れて参りました!」
「ふん。昨日、金柑も登城した!なんぞ奴らしからぬ臭いをしておって敵わんかったがな。して・・・貴様はなんと申す?聞いたところ南蛮人のような出立ちと聞いたが日の本の人間のように見えるが?女は違うようだがな」
「はっ。山岡尊と申します」
「タケルか。よく来た。今井も津田も千も久しぶりだな。お主等の茶を期待している」
第一印象としては細マッチョなダンディーなおじさん。別にオレ達を偏見するでもなく普通な感じがする。まぁ、とりあえず先に来てるっていう明智さんにアオイさんを連れて帰れないか聞きたい。
城に登るのも一苦労だ。長浜城はそんな丘の上でもなく平城ってやつだったからなんともなかったが、ここ岐阜城は山を上らなくてはいけない。その道中オレは例の如く馬の事をかなり聞かれ、出身地やオレが堺で何をしてるか、南蛮での事など根掘り葉掘り聞かれた。
羽柴さんなんか目じゃないくらいに上っ面だけではなく内面の事まで聞かれた。誰が治め、誰がどういう風な役職をしてるのか、民はどんな暮らしをしてるのかや食べ物や遊び事まで何から何まで聞かれた。その姿は後世で言われる第六天魔王とは程遠く感じる。
時折り、羽柴さんに言葉遣いの事を言われたが、信長は気にしていない感じだ。一応、オレなりに敬語を使ってるのだが、それなりにルールが多い。まず、信長より先に馬を出してはだめだとか、話を遮ってはダメだとか質問を質問で返すのは失礼だとかだ。そして呼び方・・・みんながお館様とか織田殿、織田はん、と呼ぶからオレは当たり障りのないように織田様と呼んだがツッコミがきた。
「南蛮では諱関係なく名前で呼ぶのが普通ではないのか?」
この信長が指す南蛮とはポルトガルやスペインの事だろう。今の時代がどうかは分からないし、ポルトガル、スペインが未来のアメリカのように呼ぶかは分からない。ミドルネームがあるのかすら分からない。が、宣教師と度々会っている信長は南蛮人には結構寛容とのこと。
それに方言の強い堺の人、主に今井さんだがその今井さんも形式張った席ではちゃんと話すがこういう普段の時は意外にフランクだそうだ。
「自分が居た世界では目上の人には基本的に姓で呼びかけます。名で呼ぶのは仲良くなった方や仲間内などです」
「ふん。そうか。まぁ好きに呼べ。別にお主はワシの臣下ではないのだからな。客人の1人だ」
本当に寛容な人なんだと思う。イメージとしては『今の口調はなんだ!!手討ちに致す!』とか言われるかとまで思った。なんなら、側に居る小姓?らしき人の方から殺気が向けられている。
そうこう話しているの城の前まで到着した。やはり日本人なら誰しも城に憧れるだろう。オレもその1人だ。城の主になればさぞ気持ちの良い事だろう。
「お館様のお帰りだ!門を開けよ!」
「「「「お帰りなさいませ」」」」
みんなが信長を迎え入れる。深々とお辞儀までしてだ。凄い統率だと思う。
「何もないところだがまぁ入れ」
この言葉がそうじゃない事を物語っている。少しニヤッとしていた。オレは驚かないかもしれないが、多分外国の物なんかかなり置いてあるんだと思う。一応、イシュに驚いた振りをしろと念話を飛ばし、城の中に入った。
城の中は普通だ。普通だけど違う。殺風景というのは悪いが何もない所が多い。だが何箇所かの部屋に現代と同じような畳が敷かれてある部屋もある。そしてサーチで軽く城を調べると隠し通路のようなものがかなりある。特に・・・
「今井達はここで待っててくれ。ワシはこの者から先に聞かねばならぬ事がある」
そう言って、オレとイシュは違う部屋に連れて行かれたがこの茶室は屏風と掛け軸の後ろに通路があるのが分かる。現代映画で見るようなまんまなのかと驚いた。まぁ普通なら気が付かないだろう。
そして連れて行かれた部屋が3階だろうか。天守というとこだろう。だがこの部屋は凄かった。未来を知ってるオレからしても凄いと思う。
「入れ。何もない所だがな。足は崩してよい」
「あ!?え!?地球儀!?それに虎の・・・剥製ですか!?鎧まで!?うを!?絨毯まで敷いてあるのですか!?」
「ふん。さすが南蛮の奥の出身だな。全て知っておるか」
うん?オレはこの人にまだ何も言ってないんだが?なんでその話を知ってるんだ!?
「すいません。取り乱してしまいました」
「構わん。女の方も驚いた風を装っているがそうでもなさそうだな。ワシが調べた貴様等は南蛮の奥の奥、中々到達できない場所から来たそうだな。いつどこでどうやってなぞとは聞くまい。貴様が地球儀と呼んだこれのどこがその国か?」
いやいやさっきまでの雰囲気とかなり変わってるんだが!?魔王以上のオーラが発せられてるぞ!?
「そうなんですよ。タケルが南蛮式の呪(まじな)いをしたら身体が軽くなるのです!」
「これは・・・こんな事聞いた事がない!まぁこの分なら本日中に美濃に入れる!このまま進もうぞ!」
もっと本気を出せば今日中に未来の秋田県くらいまで走れるんじゃないかと思う。
関ヶ原を抜け、関所も何箇所もあったが全て顔パスして美濃に入る。現在の大垣市を抜けると人が多くなる。集落も多い。
「美濃国は凄いですね。人が多いし、堺ほどではないにしてもそこら中に行商人のような人も居ますね」
「そうさ。お館様が楽市楽座を行い自由な商いを奨励しているからな。本格的な店を持つならやはり城下の方がいいだろうが他の地の城下より美濃の村々の方が銭が動いているだろう」
「そうやんな。ワテが関所を極力廃止し、流通も取り入れた方が良いと言った事を織田はんは即座に理解しましたからな」
楽市楽座・・・確か座代が掛かっていたのを廃止し、関所もなくし人の行き来も楽になったのだったよな。まさか今井さんが絡んでいるとは思わなかったな。
もしオレが信長なら更に違う事もするだろう。人が多くなり物が溢れ、お金が溢れると儲ける人が居る。そうなると人は更に贅沢がしたいと思い、質の良い物を欲しがる。そこでオレなら織田家が直営する飯屋でも茶屋でも何でも質の高い店を配置し、金額の設定も高くし、金を持っている人を呼び更にお金を落とさせるだろう。
後は治安の方がどうだろうな。素浪人のような人は結構見えるけど。それに道だ。やはり凸凹道が多い。ここもヴァースクリエイトで転圧して滑らかにすれば、馬車なんかも普及するだろうな。
「タケルはなにか思うところがあるのか?」
「え?あ、いやいや素晴らしい街だと思いますよ!」
「そうか!お館様の肝入りの政策だからな」
更に歩を進めながら話し込む。羽柴さんも先の長浜城 城下にて似た事をしてるらしい。水運の方でだ。今やその流通の規模がここ美濃に匹敵するそうだ。素直に羽柴さんが凄いと思う。だが、残念ながら出費の方が多く中々お金が羽柴家にまで入ってこないらしい。その事をよく、奥さんのねねさんに言われるらしい。
「ねねは銭に関しては厳しいからな。又左のところの、おまつ殿より厳しいからな」
これまたオレが知ってる人の名前が出たな。かなりのロリコン前田利家とその奥さんだよな。
そうこう話ししていると稲葉山・・・現在の金華山に姿を現す。大きい。豪華な感じはしないけど、オレが1番驚いているのは堺くらい人人人。物物物。店店店。往来の人も笑顔の人が多い。ここに1番驚く。
治る人によってここまで変わるものなのかとも思う。如何に信長が良い治世をしたるのかが分かる。京なんかより、大津なんかよりも凄い。まぁ大津はこれから発展するのだと思うけど。
オレが呆気に取られていると、急に人が道の端に寄り羽柴さんや今井さん達を下馬をし平伏する。
「こら!タケル!早く下馬しろ!お館様だ!」
「すいません!」
パカラ!パカラ!パカラ!パカラ!パカラ!
「ほう?誠、南蛮の女連れとはな。サル!ご苦労!」
「はっ!茶衆の者を無事連れて参りました!」
「ふん。昨日、金柑も登城した!なんぞ奴らしからぬ臭いをしておって敵わんかったがな。して・・・貴様はなんと申す?聞いたところ南蛮人のような出立ちと聞いたが日の本の人間のように見えるが?女は違うようだがな」
「はっ。山岡尊と申します」
「タケルか。よく来た。今井も津田も千も久しぶりだな。お主等の茶を期待している」
第一印象としては細マッチョなダンディーなおじさん。別にオレ達を偏見するでもなく普通な感じがする。まぁ、とりあえず先に来てるっていう明智さんにアオイさんを連れて帰れないか聞きたい。
城に登るのも一苦労だ。長浜城はそんな丘の上でもなく平城ってやつだったからなんともなかったが、ここ岐阜城は山を上らなくてはいけない。その道中オレは例の如く馬の事をかなり聞かれ、出身地やオレが堺で何をしてるか、南蛮での事など根掘り葉掘り聞かれた。
羽柴さんなんか目じゃないくらいに上っ面だけではなく内面の事まで聞かれた。誰が治め、誰がどういう風な役職をしてるのか、民はどんな暮らしをしてるのかや食べ物や遊び事まで何から何まで聞かれた。その姿は後世で言われる第六天魔王とは程遠く感じる。
時折り、羽柴さんに言葉遣いの事を言われたが、信長は気にしていない感じだ。一応、オレなりに敬語を使ってるのだが、それなりにルールが多い。まず、信長より先に馬を出してはだめだとか、話を遮ってはダメだとか質問を質問で返すのは失礼だとかだ。そして呼び方・・・みんながお館様とか織田殿、織田はん、と呼ぶからオレは当たり障りのないように織田様と呼んだがツッコミがきた。
「南蛮では諱関係なく名前で呼ぶのが普通ではないのか?」
この信長が指す南蛮とはポルトガルやスペインの事だろう。今の時代がどうかは分からないし、ポルトガル、スペインが未来のアメリカのように呼ぶかは分からない。ミドルネームがあるのかすら分からない。が、宣教師と度々会っている信長は南蛮人には結構寛容とのこと。
それに方言の強い堺の人、主に今井さんだがその今井さんも形式張った席ではちゃんと話すがこういう普段の時は意外にフランクだそうだ。
「自分が居た世界では目上の人には基本的に姓で呼びかけます。名で呼ぶのは仲良くなった方や仲間内などです」
「ふん。そうか。まぁ好きに呼べ。別にお主はワシの臣下ではないのだからな。客人の1人だ」
本当に寛容な人なんだと思う。イメージとしては『今の口調はなんだ!!手討ちに致す!』とか言われるかとまで思った。なんなら、側に居る小姓?らしき人の方から殺気が向けられている。
そうこう話しているの城の前まで到着した。やはり日本人なら誰しも城に憧れるだろう。オレもその1人だ。城の主になればさぞ気持ちの良い事だろう。
「お館様のお帰りだ!門を開けよ!」
「「「「お帰りなさいませ」」」」
みんなが信長を迎え入れる。深々とお辞儀までしてだ。凄い統率だと思う。
「何もないところだがまぁ入れ」
この言葉がそうじゃない事を物語っている。少しニヤッとしていた。オレは驚かないかもしれないが、多分外国の物なんかかなり置いてあるんだと思う。一応、イシュに驚いた振りをしろと念話を飛ばし、城の中に入った。
城の中は普通だ。普通だけど違う。殺風景というのは悪いが何もない所が多い。だが何箇所かの部屋に現代と同じような畳が敷かれてある部屋もある。そしてサーチで軽く城を調べると隠し通路のようなものがかなりある。特に・・・
「今井達はここで待っててくれ。ワシはこの者から先に聞かねばならぬ事がある」
そう言って、オレとイシュは違う部屋に連れて行かれたがこの茶室は屏風と掛け軸の後ろに通路があるのが分かる。現代映画で見るようなまんまなのかと驚いた。まぁ普通なら気が付かないだろう。
そして連れて行かれた部屋が3階だろうか。天守というとこだろう。だがこの部屋は凄かった。未来を知ってるオレからしても凄いと思う。
「入れ。何もない所だがな。足は崩してよい」
「あ!?え!?地球儀!?それに虎の・・・剥製ですか!?鎧まで!?うを!?絨毯まで敷いてあるのですか!?」
「ふん。さすが南蛮の奥の出身だな。全て知っておるか」
うん?オレはこの人にまだ何も言ってないんだが?なんでその話を知ってるんだ!?
「すいません。取り乱してしまいました」
「構わん。女の方も驚いた風を装っているがそうでもなさそうだな。ワシが調べた貴様等は南蛮の奥の奥、中々到達できない場所から来たそうだな。いつどこでどうやってなぞとは聞くまい。貴様が地球儀と呼んだこれのどこがその国か?」
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