43 / 70
40
しおりを挟む
夜は長浜城のこれまた一際大きい部屋に案内され羽柴さん、今井さん、津田さん千さんオレ、イシュとこのメンバーだけのご飯だ。
明智さんと違い羽柴さんは根掘り葉掘り何でも聞いてくる。例えば・・・
「山岡殿の国も日の本のような感じなのか?」
「山岡の家族は居るのか?兄弟は?女兄弟はいないのか?」
「タケル殿は何ができるのだ?元々将軍なのか?」
「タケルはイシュ嬢が言うには相当に剣も槍もやると聞いたがどのくらいなのだ?」
「まぁ飲みなさい!うん?タケルの酒の方が美味い!?なんじゃこれは!?飲んだ事がない酒だ!しかも強い・・・」
このようにどんどん呼び方が変わり、30分もしない内にタケルと呼び捨てになった。だが不思議と嫌いではない呼ばれ方だ。少し不気味なのは今井さん。ずっとオレを探る感じがするが特に何か言われるでもない。
夜ご飯はthe普通だ。恐らくこの時代では豪華なのだろう。大津宿よりかは濃い味だがやはり肉が食べたい。
皆々はオレが出したドワーフ&エルダードワーフが作った異世界産の酒を飲み、早くも出来上がっている。
「皆様!オレはそろそろ休みます。酒は置いておきますので好きにお飲みください」
「やれ!待たれぃ!タケルも飲もうぞ!」
「勘弁してください。船の件で気分が悪いのです」
これは嘘だ。津田さんとならまだしも他の人は未だよく分かっていないから飲みたくないだけだ。それにイシュとの約束もあるし。
そこから暫く問答があったが丁寧にお断りしてオレは部屋に戻る。竹さんも無言で着いてくる。本当にこの娘は帰ってもらっていいと思う。これを羽柴さんに言えば、下手すれば手討ちとか言いそうだから敢えてオレは言わなかった。
「竹さん?今日はもういいから帰っていいよ。オレも休むから」
角が立たないように丁寧に断る。
「いえ。そういうわけには・・・」
「いいから。羽柴様には良くしてくれたと伝えるから」
「・・・・・・」
中々帰ろうとしないから、異世界産のお菓子を渡す。飴玉のようなものだ。
「これは・・・」
「甘い甘味みたいな物だよ。砂糖を固めたような物。これあげるから本当に今日はいいから」
こんな娘に飴玉をあげるのすら本当はいやだけどする事はしてしまったからしょうがない。
「ありがとうございます・・・」
「うん。じゃあ今日は休むからね。おやすみ」
素っ気なくそう言った後、オレは充てがわれた部屋に戻る。
「ヴァースブランク!」
「久しぶりにその魔法使うの見たよ」
「まぁ、向こうではダミーでも魔力でバレるから使えない魔法だったけど、ここなら大丈夫だろう」
ヴァースブランク・・・要は擬態だ。スーラの分身のように何か行動させたりはできない。本当のダミーだ。
「よし!イシュ!行こう!」
「了解!」
「フライ!」 「そ~れ!」
「う~ん。やっぱこの時代は暗いな。ってか明かりがまったくないな」
「そうね。けど、私はこの地球好きだよ?時代は違うかもしれないけどタケルの故郷だしね」
「ははは。ありがとう。最近イシュは変わったな」
「そう?けど・・・タケルとこうやって今も一緒に居て楽しいかもね」
「これからも一緒だからな!あっ!そうだ!甲賀に行ってみよう!あっちの方角だから!すぐだ!」
「こうが?」
「千草さん覚えてるだろう?イシュが地球に来た時に居た女性だよ。まぁ色々とあったんだけど元気にしてるか気になるからな!まぁ行こう!」
ビシューーーーーン ストッ
「もう!!いきなり飛ばさないでよ!」
「悪い悪い。久しぶりにイシュの魔力を感じたけどなんというか・・・丸く包み込まれるような柔らかい魔力になっているな」
「なによ!?いきなり」
「いや、一段とイシュは強くなった気がしたんだよ。それにほら・・・着いたぞ。ここだ。千草さん?こんばんは~」
スチャ
「うぉっと!?危ない!」
「なんだい!タケルじゃないかい!?」
千草さんは素早い動きでオレに短刀を突きつけて出迎えた。
「タケル?この人が恩人?短刀出してるよ?」
「大丈夫大丈夫!千草さんはA級冒険者くらいは動ける女性だよ」
最初イシュの姿が見えない時にイシュだけが千草さんを見てたんだよな。
「なんだい?えいきゅう?それよりこんな夜更けにどうしたの!?その女は!?」
オレは千草さんにイシュを紹介し、イシュには千草さんとの経緯を伝えた。直近の事なんかも千草さんに伝える。イシュは上手い事話を合わせてくれるようだ。
「なにかの間違いじゃないの!?だってこの間まで・・・」
「それが本当なんですよ!それより畑の方はどうなってますか?」
「それが・・・大根から声が聞こえるんだよ・・・怖いんだよ・・・」
「え!?」
「タケル?大根が喋るって・・・マンドレイクでも地球には居るの?」
「いや違う。この辺は貧しいし畑の土が元気がないからオレの魔力で活性化させたんだ。まさか・・・」
いやまぁ、イシュと一緒に祝福したんだけど。女の嘘は怖い。驚いた顔してるけどそうした張本人の1人がイシュなんだけど。
真っ暗な中3人で裏の畑に向かう。
「なっんじゃこりゃ~!?」
松田◯作バリの声が出てしまった。
この驚きはマジのやつだ。こんなになるなんて・・・。夜だから畑を気にしてなかった。いや、だからといってこれを見逃すとは・・・。
「ねぇ?タケル?これ明らかに向こうの野菜達よね?それにこの金色(こんじき)に輝く大根ってゴールドマンドレイクだよね?S級を超えて厄災級の」
「あ、あぁ・・・間違いない。けど・・・魔力に敵意が感じられないんだが・・・」
「ね~?タケル?それにイシュだっけ?2人が言ってる事がわからないんだけど」
「あ、千草さんすいません!簡単に言うと・・・」
「はぁ~!?生きた大根!?それも南蛮の技ってのかい!?」
「えぇ・・・簡単に言えば・・・」
こうやって言うしかない。詳しく言えば時間がいくらあっても足りない。幾度となくこの言葉で難を逃れた。
「まぁ、最近じゃ村の男達もアタイには寄り付かなくなったけどさ?それにタケルが来てから明らかに畑が違うようになってるし、まもなく冬が来ようとしてるのに、今は暗いから見えにくいけど辺り一面見た事ない物の実がビッシリ育ってるんだよ!?」
「ははは。それは良かったです。全部食べられますよ?」
「よしておくれ!アタイはもうそろそろここを引っ越そうか思ってたのさ!地頭になんて言われることやら・・・最悪生きていられないよ!こんなにここだけ色々稔って、しかも先日やっと金塊を換金してもらったのに怪しさ満点じゃないさ」
あの金塊換金できたんだ。それは良かった。けど、まさかそんな弊害があるとは思いもよらなかった。
「なんかすいません」
「いや、いいさ。草でも下っ端の私に良かれと思ってしてくれた事だろう?これだけ銭があればなんとでもやってけるよ!それに・・・ほら!アタイはそれなりに身は守れるし!タケルには悪いけど今生の別れになるかもしれないよ」
確かに普通ならそうだろう。携帯もないし、住所なんて知らせる術もない時代だもんな。連れてくか。桃源郷に。
「千草さん?オレがさっき言った桃源郷に来ますか?それなりに動けるようだし、警備でもされます?いや、なんなら千草さんなら何もしなくても衣食住くらいは保証しますよ」
「え!?そんなの悪いよ。ただですらタケルには恩を返していないのに」
「いいから!いいから!その代わりたまに夜、一緒に居てください!」
「そんなにアタイが恋しいのかい?そんな南蛮の美人さんが居るのにかい?」
「ふふふ。あなた面白い事言う人ね。気に入ったわ!」
なんか知らないけどイシュが千草さんを気に入ってくれたらしい。
「決定でいいですか?その大根の事も調べたいですし」
「いいけど引っこ抜けないよ?おぉ~怖っ・・・」
確かに喋る大根とかトラウマだよな。当初は金色に光ってただけだしな。そもそもイシュが地球に来た最初の魔法が祝福だった。加減を間違えたんだろう。だがこんな事は異世界でもあり得なかった事だ。
オレの絶対防御やらヒヒイロカネプロテクトシールド、永久再生、絶対守護神の魔法をかけているから無敵に近い大根だ。まぁ敵意を感じないし、一段楽すれば調べよう。
「千草さん?今からオレがあなたを桃源郷に飛ばします。向こうの仲間にも伝えておくのでとりあえずオレが帰るまで好きな事して過ごしてください!」
「え!?なに!?何を言っているの!?」
「イシュ?畑もこの家も転送できるよな?」
「できるわよ」
「了解。悪いけど魔力借りるよ?転送は苦手で魔力ロストが多いんだ」
「確かにタケルは転送下手くそだったもんね。いくよ!」
「「転送!!」」
「え!?ちょ、ちょっとタケーー」
ビシューーーーーン
「よし上手いこといったな!イシュありがとうな!後はスーラに念話を飛ばしておくよ!熊五郎さんも居るしなんとかしてくれるだろう!」
「それもそうね!じゃあ私達も長浜城だっけ?帰ろう!タケルに魔力譲渡したからしたくなっちゃった!約束は守ってね」
そうだった・・・。イシュを抱く約束したんだった。
明智さんと違い羽柴さんは根掘り葉掘り何でも聞いてくる。例えば・・・
「山岡殿の国も日の本のような感じなのか?」
「山岡の家族は居るのか?兄弟は?女兄弟はいないのか?」
「タケル殿は何ができるのだ?元々将軍なのか?」
「タケルはイシュ嬢が言うには相当に剣も槍もやると聞いたがどのくらいなのだ?」
「まぁ飲みなさい!うん?タケルの酒の方が美味い!?なんじゃこれは!?飲んだ事がない酒だ!しかも強い・・・」
このようにどんどん呼び方が変わり、30分もしない内にタケルと呼び捨てになった。だが不思議と嫌いではない呼ばれ方だ。少し不気味なのは今井さん。ずっとオレを探る感じがするが特に何か言われるでもない。
夜ご飯はthe普通だ。恐らくこの時代では豪華なのだろう。大津宿よりかは濃い味だがやはり肉が食べたい。
皆々はオレが出したドワーフ&エルダードワーフが作った異世界産の酒を飲み、早くも出来上がっている。
「皆様!オレはそろそろ休みます。酒は置いておきますので好きにお飲みください」
「やれ!待たれぃ!タケルも飲もうぞ!」
「勘弁してください。船の件で気分が悪いのです」
これは嘘だ。津田さんとならまだしも他の人は未だよく分かっていないから飲みたくないだけだ。それにイシュとの約束もあるし。
そこから暫く問答があったが丁寧にお断りしてオレは部屋に戻る。竹さんも無言で着いてくる。本当にこの娘は帰ってもらっていいと思う。これを羽柴さんに言えば、下手すれば手討ちとか言いそうだから敢えてオレは言わなかった。
「竹さん?今日はもういいから帰っていいよ。オレも休むから」
角が立たないように丁寧に断る。
「いえ。そういうわけには・・・」
「いいから。羽柴様には良くしてくれたと伝えるから」
「・・・・・・」
中々帰ろうとしないから、異世界産のお菓子を渡す。飴玉のようなものだ。
「これは・・・」
「甘い甘味みたいな物だよ。砂糖を固めたような物。これあげるから本当に今日はいいから」
こんな娘に飴玉をあげるのすら本当はいやだけどする事はしてしまったからしょうがない。
「ありがとうございます・・・」
「うん。じゃあ今日は休むからね。おやすみ」
素っ気なくそう言った後、オレは充てがわれた部屋に戻る。
「ヴァースブランク!」
「久しぶりにその魔法使うの見たよ」
「まぁ、向こうではダミーでも魔力でバレるから使えない魔法だったけど、ここなら大丈夫だろう」
ヴァースブランク・・・要は擬態だ。スーラの分身のように何か行動させたりはできない。本当のダミーだ。
「よし!イシュ!行こう!」
「了解!」
「フライ!」 「そ~れ!」
「う~ん。やっぱこの時代は暗いな。ってか明かりがまったくないな」
「そうね。けど、私はこの地球好きだよ?時代は違うかもしれないけどタケルの故郷だしね」
「ははは。ありがとう。最近イシュは変わったな」
「そう?けど・・・タケルとこうやって今も一緒に居て楽しいかもね」
「これからも一緒だからな!あっ!そうだ!甲賀に行ってみよう!あっちの方角だから!すぐだ!」
「こうが?」
「千草さん覚えてるだろう?イシュが地球に来た時に居た女性だよ。まぁ色々とあったんだけど元気にしてるか気になるからな!まぁ行こう!」
ビシューーーーーン ストッ
「もう!!いきなり飛ばさないでよ!」
「悪い悪い。久しぶりにイシュの魔力を感じたけどなんというか・・・丸く包み込まれるような柔らかい魔力になっているな」
「なによ!?いきなり」
「いや、一段とイシュは強くなった気がしたんだよ。それにほら・・・着いたぞ。ここだ。千草さん?こんばんは~」
スチャ
「うぉっと!?危ない!」
「なんだい!タケルじゃないかい!?」
千草さんは素早い動きでオレに短刀を突きつけて出迎えた。
「タケル?この人が恩人?短刀出してるよ?」
「大丈夫大丈夫!千草さんはA級冒険者くらいは動ける女性だよ」
最初イシュの姿が見えない時にイシュだけが千草さんを見てたんだよな。
「なんだい?えいきゅう?それよりこんな夜更けにどうしたの!?その女は!?」
オレは千草さんにイシュを紹介し、イシュには千草さんとの経緯を伝えた。直近の事なんかも千草さんに伝える。イシュは上手い事話を合わせてくれるようだ。
「なにかの間違いじゃないの!?だってこの間まで・・・」
「それが本当なんですよ!それより畑の方はどうなってますか?」
「それが・・・大根から声が聞こえるんだよ・・・怖いんだよ・・・」
「え!?」
「タケル?大根が喋るって・・・マンドレイクでも地球には居るの?」
「いや違う。この辺は貧しいし畑の土が元気がないからオレの魔力で活性化させたんだ。まさか・・・」
いやまぁ、イシュと一緒に祝福したんだけど。女の嘘は怖い。驚いた顔してるけどそうした張本人の1人がイシュなんだけど。
真っ暗な中3人で裏の畑に向かう。
「なっんじゃこりゃ~!?」
松田◯作バリの声が出てしまった。
この驚きはマジのやつだ。こんなになるなんて・・・。夜だから畑を気にしてなかった。いや、だからといってこれを見逃すとは・・・。
「ねぇ?タケル?これ明らかに向こうの野菜達よね?それにこの金色(こんじき)に輝く大根ってゴールドマンドレイクだよね?S級を超えて厄災級の」
「あ、あぁ・・・間違いない。けど・・・魔力に敵意が感じられないんだが・・・」
「ね~?タケル?それにイシュだっけ?2人が言ってる事がわからないんだけど」
「あ、千草さんすいません!簡単に言うと・・・」
「はぁ~!?生きた大根!?それも南蛮の技ってのかい!?」
「えぇ・・・簡単に言えば・・・」
こうやって言うしかない。詳しく言えば時間がいくらあっても足りない。幾度となくこの言葉で難を逃れた。
「まぁ、最近じゃ村の男達もアタイには寄り付かなくなったけどさ?それにタケルが来てから明らかに畑が違うようになってるし、まもなく冬が来ようとしてるのに、今は暗いから見えにくいけど辺り一面見た事ない物の実がビッシリ育ってるんだよ!?」
「ははは。それは良かったです。全部食べられますよ?」
「よしておくれ!アタイはもうそろそろここを引っ越そうか思ってたのさ!地頭になんて言われることやら・・・最悪生きていられないよ!こんなにここだけ色々稔って、しかも先日やっと金塊を換金してもらったのに怪しさ満点じゃないさ」
あの金塊換金できたんだ。それは良かった。けど、まさかそんな弊害があるとは思いもよらなかった。
「なんかすいません」
「いや、いいさ。草でも下っ端の私に良かれと思ってしてくれた事だろう?これだけ銭があればなんとでもやってけるよ!それに・・・ほら!アタイはそれなりに身は守れるし!タケルには悪いけど今生の別れになるかもしれないよ」
確かに普通ならそうだろう。携帯もないし、住所なんて知らせる術もない時代だもんな。連れてくか。桃源郷に。
「千草さん?オレがさっき言った桃源郷に来ますか?それなりに動けるようだし、警備でもされます?いや、なんなら千草さんなら何もしなくても衣食住くらいは保証しますよ」
「え!?そんなの悪いよ。ただですらタケルには恩を返していないのに」
「いいから!いいから!その代わりたまに夜、一緒に居てください!」
「そんなにアタイが恋しいのかい?そんな南蛮の美人さんが居るのにかい?」
「ふふふ。あなた面白い事言う人ね。気に入ったわ!」
なんか知らないけどイシュが千草さんを気に入ってくれたらしい。
「決定でいいですか?その大根の事も調べたいですし」
「いいけど引っこ抜けないよ?おぉ~怖っ・・・」
確かに喋る大根とかトラウマだよな。当初は金色に光ってただけだしな。そもそもイシュが地球に来た最初の魔法が祝福だった。加減を間違えたんだろう。だがこんな事は異世界でもあり得なかった事だ。
オレの絶対防御やらヒヒイロカネプロテクトシールド、永久再生、絶対守護神の魔法をかけているから無敵に近い大根だ。まぁ敵意を感じないし、一段楽すれば調べよう。
「千草さん?今からオレがあなたを桃源郷に飛ばします。向こうの仲間にも伝えておくのでとりあえずオレが帰るまで好きな事して過ごしてください!」
「え!?なに!?何を言っているの!?」
「イシュ?畑もこの家も転送できるよな?」
「できるわよ」
「了解。悪いけど魔力借りるよ?転送は苦手で魔力ロストが多いんだ」
「確かにタケルは転送下手くそだったもんね。いくよ!」
「「転送!!」」
「え!?ちょ、ちょっとタケーー」
ビシューーーーーン
「よし上手いこといったな!イシュありがとうな!後はスーラに念話を飛ばしておくよ!熊五郎さんも居るしなんとかしてくれるだろう!」
「それもそうね!じゃあ私達も長浜城だっけ?帰ろう!タケルに魔力譲渡したからしたくなっちゃった!約束は守ってね」
そうだった・・・。イシュを抱く約束したんだった。
0
お気に入りに追加
477
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異日本戦国転生記
越路遼介
ファンタジー
五十五歳の消防士、冨沢秀雄は火災指令が入り、出場の準備をしていたところ心不全でこの世を去ることに。しかし目覚めてみれば、戦国時代の武蔵の国に少年に若返って転生していた。でも、この戦国時代は何かおかしい。闘気と法力が存在する和風ファンタジーの世界だった。秀雄にはこの世界に心当たりがあった。生前プレイしていた『異日本戦国転生記』というゲームアプリの世界だと。しかもシナリオは史実に沿ったものではなく『戦国武将、夢の共演』で大祝鶴姫と伊達政宗が同じ時代にいる世界。作太郎と名を改めた秀雄は戦国三英傑、第十三代将軍足利義輝とも出会い、可愛い嫁たちと戦国乱世を生きていく!
※ この小説は『小説家になろう』にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる