異世界からの帰還。ただし・・・時間軸を間違えた件

デンデンムシ

文字の大きさ
上 下
41 / 70

38

しおりを挟む
 「いい?挿れるよ?」

 「はぃぃぃ・・・うぐっ・・・アァン・・・タケル・・さ・・ま・・」

 「ゆっくり動くから・・痛かったりしたら言ってね・・おふっ・・・アオイさん・・凄く良い・・」

 オレはアオイさんを堪能している。しかも普通ではない。今回は余裕があるし、アオイさんも結構何でも言う事聞いてくれるから試しに・・・

 「アナルに挿れてみたいけどいい?」

 「あなる・・とはなんでしょうか?」

 「ごめんごめん。お尻なんだけど・・・その・・・ね?アオイさんのお尻が凄く綺麗だから」

 「え!?尻ですか!?そんな・・・タケル様のなんて・・・」

 グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュ

 アオイさんと問答してたけど、あまりに綺麗なお尻だから我慢できず顔を埋めた。臭いもまったくなく、探究心が湧いてくるお尻だ。

 そして今、オレはアオイさんの尻の城門突破を果たした。羞恥心、いつもと違う事、天井からイシュの覗きを感じているからなのか・・・絶頂を迎えるのはすぐの事だった。

 パンパンパンパンパンパンパンパンパン

 「ヒッ!ヒッ!タケル様!待って下さい!ヒッ!ヒッ!」

 パンパンパンパンパンパンパンパン

 「アオイさん・・・もう少し・・・出すよ・・・出すよ・・・」

 「はぃ・・・」

 「イク・・・ハァー ハァー ハァー」

 「タケル様・・・私は幸せです・・・」

 これまた演技や嘘でも嬉しい事を言ってくれるアオイさんだ。

 「ありがとう・・・アオイさんは最高の女性だよ・・・」

 「一時でもタケル様が癒されたなら本望です・・・他に・・・タケル様がしたい事はありませんか?ないのならば・・・私、按摩も得意なのです」

 「按摩?マッサージ?ならしてもらおうかな!」

 「まつさあじ?」

 「あぁ、ごめんごめん!外国ではマッサージって言うんだよ」

 「そうなのですね!私は南蛮の事や明の事なんてまったく知らなくて。さぁ!うつ伏せになってください!私と一緒に呼吸をお願いします!吸って・・・吐いて・・・」

 ポキッ

 「吸って・・・吐いて・・・」

 ポキッ

 オレは驚いた。軽く指圧してくれるだけかと思いきや本格的な感じがする。ここに来た時、足を洗ってもらった時の指圧もかなり気持ちが良かった。本当にマッサージが得意なように思う。というか、アキさんもマッサージが上手だったがそれくらい気持ちいい。

 「あぁ・・・ハァー・・・極楽・・・背中がマジで気持ちがいい・・・」

 「クスッ!タケル様はたまに日の本の言葉ではない事言うのですね!」

 ポキポキ

 これは非常にまずい・・・アオイさんを桃源郷に雇いたい。そのくらい気持ちが良い。勧誘するのはさすがにまずいよな・・・。

 (イシュ?)

 (なーに?)

 (今見てるだろう?このマッサージなんだけど、王宮の治癒師より上手なんだけど)

 (そうなの?連れて帰る?)

 (そこなんだよ。引き抜きはさすがに無理だから・・・これ桃源郷で営業すればこのアオイさんは天下取れるよ。そのくらい上手)

 (そうなんだ。気にせず言ってみれば?その子にお金が必要なら渡すのもいいんじゃない?もしくは明智ってヒューマンにお願いしてもいいんじゃない?そのくらいの事はしてあげたわよ)

 (う~ん。明日にでも言ってみるよ)

 オレは性の気持ち良さと心、身体の気持ち良さを感じながら気がつけば自然と意識が遠のいた。




 「ハッ!!?やばい!寝落ちしてた!!」

 「クスッ!タケル様、おはようございます。ちょうど起こそうかと思ってたところです。昨夜はこの大津宿 女郎 アオイを楽しんでいただきありがとうございました」

 「いやいやこちらこそだよ!!アレの方も按摩もかなり気持ちよかって寝落ちしてしまったよ」

 「母親から教わりました。気持ちよくなってくれたのなら良かったです!」

 この性格が本心なのか、営業なのかは分からないが本当にオレは桃源郷に来てほしいと思う。

 
 昨日と同じ上段の間に向かうと既にみんなが用意して座っていた。

 「起きたか。随分と昨夜は盛り上がったのではないか?」

 「明智様、おはようございます。すいません」

 「カッカッカッカッ!あんさんもそんな顔してやる事はやる男なのだな!いやしかし明智はん!ここ大津宿は、誠良いところでんな!」

 「ははは。私に任された任務は皆の護衛。なれどこの明智の妙技はそれだけではないところを分かっていただけたのなら良かったです」

 明智光秀・・・素晴らしい。本能寺のイメージしかなかったけど、護衛だけではなく旅の疲れを癒すというのも素晴らしい。


 それからオレ達は握り飯を食べ、権兵衛さんや女郎の人達に見送られながら大津宿を後にする。津田さんも千さんも今井さんも女郎の人達と話し込んでいる。

 「お豆!また必ず来るさかいに・・・それまで身請けされるなよ!?カッカッカッカッ!」

 「ワテの本気はあんなものではないぞ?今度、今一度相手を願いたいものだ」

 「・・・・・・また来る」

 いやいや、千さんはクールすぎだろ!?オレはアオイさんにとある指輪を渡した。みんなにバレないように。

 「アオイさん?もしかすれば強権使うかもしれないけどその時は怒らずに聞いてほしい。必ず悪いようにはしないから。これ良かったら着けてほしい」

 「これはなんですのん?」

 「指に嵌る物だよ」

 オレが渡した指輪は聖石の指輪というものだ。とあるダンジョンのドロップ品だ。効果は病気に罹りにくいだけではあるが、異世界で最もポピュラーな贈り物だ。

 「嬉しいです!ありがとうございます!!またタケル様が来ていただけるのを心よりお待ちしております」

 何回も言うが本当にこの笑顔が嬉しい。今は女に囲まれて生活しているが良い笑顔だ。

 「うむ!では長浜へ向かおう」

 明智さんが号令を出し、出発する。

 「ヒヒィーンッ!!」
 (主人!!俺は水が嫌いだ!迂回する!!)

 (当たり前だろう!これからお前は他の人間が手綱引いてくれるから後でオレの所に来るんだよ!言う事をちゃんと聞けよ?馬係の人に後で聞くからな!)

 (俺をそこらへんの駄馬と一緒にするな!俺は志高きーー)

 (あぁー!もういいから!とにかく他の馬も人も怖がらせるなよ?言う事聞かなかったって聞けば後でスーラにお仕置きしてもらうからな!それに飯も抜きだ!)

 (飯抜きはだめだ!言う事を必ず聞く!!)

 オレがテイムしてる魔物はみんな飯好きのグルメな奴が多い。この魔馬もそうだ。まぁ、チョロいんだけど。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~

芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。 駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。 だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。 彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。 経験値も金にもならないこのダンジョン。 しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。 ――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?

織田信長 -尾州払暁-

藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。 守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。 織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。 そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。 毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。 スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。 (2022.04.04) ※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。 ※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。

日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊

北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。

超文明日本

点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。 そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。 異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...