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 今井さんが帰った次の日・・・つまり営業開始の日の昼間の事だ。熊五郎さんがせっせと動いている。営業開始時間は日が暮れてから。

 昼間は女性達がオレに和歌?かなんかの短冊をくれたけど表面上は嬉しそうにありがとう!なんて言ったがイマイチ分からない物だった。

 秋風吹く~とか書かれているが分からない。オレにはまだ早い世界だ。

 そして例の茶会の事だが、助五郎さんからのふにゃふにゃ文字の手紙がきて、色々書かれていた。オレは言語、文字理解のスキルがあるから問題なかったがこれがなければ何を書いているか分からない文字だ。

 出向くのはなんと・・・

 「はぁ!?4日後!?この冬も近い寒い時にか!?」

 「なら断る?私が断ってこようか?」

 「いやイシュ。それは流石に失礼・・・おぉ・・・うふ・・・」

 「ふ~ん。けど、オチンチンは大きくなってるよね」

 「い、イシュ・・・出向くのとチンコは関係ない・・・しかもなんでそこの名前だけ覚えたんだよ・・・」

 イシュとは毎日する事となった。ミナミさんが伴侶という言葉を使い、伴侶なら毎日するのが務め!とイシュが言い出して昨晩もハッスルしたのだが、今日の夜はバタバタするかもしれないから朝に先にしておくのだと・・・。

 オレが手紙を読んでいると横から甚兵衛の裾から手を入れて直に触ってくる。そりゃ誰でも勃つよな。

 しかも昨日の夜、貝さんと最終の確認をしているとエロをまったく感じない貝さんの着物の胸元が少し緩くなっていてこの時代では珍しいCカップくらいありそうな胸がチラッと見えて、思わず『チンコが勃ってきた』と呟いてしまったらイシュがそれは何?と聞いてきて、この始末だ。

 貝さんはあまり気にしてなかったのか、無反応だった。それはそれで辛かったけども。ミナミさんにアナルでの経験からオレも色々と探究心が湧いてくる。

 シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

 「うっ・・・」
 
 「まぁとりあえず出すもの出して考えよっか。タケル?イク時は私の中でイクんだよ?」

 「ちょ・・・じゃあ・・・挿れさせてくれ・・・」

 「だーめ。まだダメ!もっと我慢して!まぁ!?もう先走り汁が出てるよ!舐めよっかな~?舐めてほしい?ねぇ?舐めてほしい?」

 このところイシュもエロに積極的だ。心も身体も魔力もリフレッシュするらしくもっとしてほしいと言ってくるのだが、さすがに体が保たない。

 「タケル殿?朝餉と薬局の方なのですが・・・おっ・・・失礼しました。いやぁ~。さすがタケル殿!朝からお元気なようで!また、後ほど伺います!ナンマンダブナンマンダブ!」

 「いや、熊五郎さん!拝まなくていいから!」

 「いやいや、イシュ様にも悪いですし、それにしても立派なマラで!ワテもそのくらいになりたいものですな!ははは!」

 笑い事じゃねーよ!

 「タケル?挿れよう?」

 「あ、あぁ・・・ジュポ・・・あぁ~気持ち良い・・・」

 恐らくだが・・・オレの精液に魔力が含まれているのだと思う。イシュの時だけはオカモトを発動していないからそれをスーラが吸収し、イシュも吸収して魔力が増大?してるのだとオレは推測している。

 「イクイク・・・あぁ~!!出る・・・」

 「ちょっと!タケル!早い!早すぎるよ・・・」

 ドクドク・・・

 「あぁ~もぅ!本当に出たじゃん・・・」

 「イシュが気持ち良過ぎて・・・ごめん」

 「う~ん。まぁいいわ。2日かけて歩いてイクんだよね?」

 「おい!イシュ!イクってのが違うように聞こえるぞ!」

 「ふん。まぁ歩いて行くんだよね?フライでひとっ飛びの方が早くない?」

 「いやそりゃな。けど助五郎さん達も居るからそれは無理だろう。オレもみんなと一緒に行くさ」

 イシュの言った通り飛んで行けば早い。早いけど流石にな・・・。けど、本当に徒歩で行くつもりはない。まぁとある魔法をかければ1日もあれば未来の岐阜県には余裕で到着するだろう。



 夕方前に一度全員客間に集めた。これから仕事をしてもらうわけだ。ちなみに女性の給料は熊五郎さんが一年で3貫くらいでどうかと言っていたが却下。

 一年で30万とかブラック過ぎるだろ!?と思い、30日に一度1貫という事にした。まぁ現代価値で10万円だ。だが、現代では10万で生活なんてできないだろう。だがここは戦国時代だ。物の価値が違い過ぎるから1貫なら現代価値に表すと100万くらいの給料くらいになるのではないかと思う。

 「みなさん!バタバタしましたが営業開始ができるようになりました。ありがとうございます。場所も場所ですし、値段も高いからいきなり忙しい事はないと思いますが徐々に煌びやかな場所にしましょう」

 「なんだぃ!そんな礼なんてアチキ等が言うくらいさ!」

 「そうそう。津田のとっつぁんにこの地を貰い、タケルの旦那がアタイ達を救ってくれたんだ!」

 「だから、これからはアタイ達がタケルにお返しする番さ!」

 「ありがとう。まぁ無理はしないように!体調悪ければすぐにイシュかオレかスーラに言うように!はい!みんな順番に並んで!」

 「なんだい?」「なにかあるのかい?」

 「まぁまぁ。はい!これは最初の給金!みんなの頑張りで増やしていく予定だから!後はこれ!お客さんに乱暴されそうになったりすればここを押せばオレかイシュかリルル、アイルの誰かがすぐに向かうから」

 「え!?こんな大金貰えないよ!」

 「そうそう!こんなに貰っても使い道がないよ!?」

 「使い道がないなら何かの時のために貯めておけばいいよ。三喜子さんに言えば各々の名前で保管してくれるように言ってあるから」

 この時代のお金は嵩張る。小銭しかないからだ。早く信長が新しいお金を作ってほしいものだ。

 オレは今井さんから貰ったお金を早速みんなに分配する。木箱や瓶に入ったお金を本当に持ってきたからだ。エリクサーも普通に一本買ったからざっくり現代価値で1億以上は持ってきた事になる。豪商恐るべし。

 「じゃあアチキは三喜子に保管してもらおうかね~」

 「アタイもそうしよう」「アタイも!」

 三喜子さん・・・まぁ頑張れ!

 (あるじ~!いっぱいヒューマンがこっちに来てるよ~)

 スーラからの念話が入った。まさか客か!?と思ったが違うだろう。助五郎さんには言ったけどそんなに開店早々に客なんてーー




 「おぉ~!タケル!今日から開店なんだろう!来てやったぞ!あぁ~!ワテの商売仲間に言えば是非行ってみたいと言ってな?客を連れて来てやったぞ!!ははは!」

 いや、はははじゃねーよ!10人くらい居るぞ!?

 「あ、ありがとうございます!皆様もよくお越しくださいました!」

 オレは少し驚きながらも出迎えをする。後は朱音さん達にバトンタッチだ。

 「なんやここは!?」「蝋燭じゃない灯りがあるぞ!?」

 まぁ当たり前だがビックリするよな。

 「桃源郷へよくお越しくださいました。まずはこちらへどうぞ」

 「朱音さん?よろしくね。助五郎さん!是非お楽しみください」

 「あぁ!今日はワテは静子にしようか」

 静子・・・まだ抱いていない一人だ。まぁ全員抱くわけではないがこの女性もオレを楽しみにしてると言ってくれてる子だ。20代半ば、痩せ型で腐毒を患ってはいたが比較的症状が軽かった人だ。

 「な、な、なんだ!?この姿絵は!?」

 「そちらは今宵居ります蝶になります」

 「蝶?」

 助五郎さんのツレ一人が問いかける。これはイシュと事前に決めた事だ。決めたと言っても大したことはない。未来の写真のような物を受け付けに置いてある。オレが作った創造魔法《ウツルンデス》という魔法とスーラとの協力で作った物だ。

 まずスーラが女性に触れる。それを分体に顔だけ真似してもらい、オレが無属性魔法の《ウツルンデス》を永続付与して、後はその分体をヴァースクリエイトで作った写真立てに飾るだけだ。パネルマジックならぬ、スーラマジックが入ってるかもしれない。みんな肌が白く見える。

 そしてここでは女性の事を蝶と呼ぶ事とした。異世界でこういう風俗店に居る女性を蝶と呼んでいたからそれを真似する事にした。

 「当店では遊女の事を蝶と呼ぶ仕組みでございます。それぞれに名前は別にありますのでこちらの姿絵をご覧になり、お名前で呼んであげてください」

 「そ、そうか。ならーー」

 「申し訳ございません。当店は先払いとなります」

 この時代で先払いの店は少ない。ツケは存在するが先に客から金を貰うのは店がボッタくる気マンマンに取られるらしい。だがうちはそういう決まりだ。ボッタくるつもりはない。

 「津田殿?」

 「構わん!ワテが保証する!あんさん等は後悔なぞするはずもなかろう。それとなタケル?本来はこんな事しないとは言っていたが後程、身長の高い男が来る。その者に飯だけ食わしてくれぬか?」

 「ご飯だけですか?いいですけど、その方は遊んでいかれないのですか?」

 「変わり者でな。会合衆の一人で今度美濃に向かう時の一人でもある。千宗易という者じゃ。一度タケルと会ってみたいと言っていてな。先に顔合わせさせた方がいいだろうと思って呼んである」

 「分かりました。オレが出迎えます」

 千利休か・・・。どんな人なのだろうか。

 
 「うむ!じゃあワイはミナミという子にしよう」

 「ワイは、おせんにしよう」

 「ワシはミヤビっちゅー女子(おなご)にしようか!」


 まぁ確かにこの時代からすれば少し歳食ってる女性ばかりだろう。だが間違いなく肌艶はここら辺界隈ではダントツでいい女性ばかりだ。溺れてしまえ!

 「うむ!皆決まったようじゃな!タケル!頼もう!」

 「ありがとうございます。オレはここまでですのでここからは店長の熊五郎さんに」

 「おぉ~!誠、店長になったのだな!今井のところより出世したんだな!熊五郎!頼むぞ!ワテの大切な商売仲間達だ!粗相のないようにな?ははは!!!」

 「お任せください!どうぞこちらへ」

 「津田のおじさ~ん!」

 「おぉ~!リルル殿か!皆の者!南蛮の女だが面白い子だぞ!ははは!」

 本当に助五郎さんは気分が良いんだな。
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