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 「タケルゥゥ~!なーにしてるの??」

 「ミナミさん!いえ、今から少し改造をしようかと・・・。本格的に花街運営するなら道や建物も考えなくちゃいけないですからね」

 「ふ~ん。そのタケルの南蛮仕込みの技でいいのかな?魔法ってやつは疲れるんでしょ?」

 「そうですね・・・大きな物や大きな事をすれば1日なにもできなくなるくらいには疲れるかな?オレが今しようとしてるのがまさにだね」

 「そっか。ならアタイが見ててあげるよ!何かあってもいけないだろう?」

 「ありがとうございます。じゃあ始めますね」

 今はイシュは居ない。多分オレの家に居ると思う。そして、早々に人の家で事をしたから、家の方は女の人達で掃除をしてもらっている。布団はそのまま助五郎さんお買い上げしてもらった。

 「ヴァースクリエイト!」

 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ

 「うはぁ~!!」

 「あれ?三喜子さん!?」

 「タケル様!それにミナミ様!」

 「三喜子さん!危ないからこっちに来ておいて!今から土が捲れるから!」

 このヴァースクリエイトは想像する事が大事なのだ。どのような建物にしてどのような道にしてどのような道幅にしてと複雑にすればするほど相対的に消費魔力が多くなる。且つ、今回は地の精霊イシュのお助けなしだ。本当にギリギリというか彼の地で魔力測定器で測れなかったオレの魔力ですら枯渇するかもしれないのだ。

 「クッ・・・温泉システムだけは花街の要・・・魔力がどんどんなくなって・・・クッ・・・こうなりゃ机や椅子なんかは助五郎さんにでもお願いするか・・・」

 「タケル?大丈夫?」「タケル様大丈夫でしょうか?顔色がどんどん悪くなって・・・」

 「だ、大丈夫・・・後少し・・・」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・

 「防衛設備・・・とりあえずこの時代に合うように櫓を・・・周りは堀を掘って・・・後日水魔法で水を組み入れよう・・・最低後は橋だけでも・・・」

 バタン

 「タケル!?」「タケル様!?」

 「おい!あんた!タケルの足持ちな!アタイは頭を持つから!家に急ぐよ!!」

 「は、はい!」


 「あら?ミナミに三喜子ちゃん?どうーータケル!?なんで!?何があったの!?」

 「朱音さん!タケルを早く寝かせる用意を!倒れたら家に運びこれを飲ませてって言われてるんだ!」

 「タケル!?」「タケルさま~!」「タケルちゃん!?」

 「ミナミ様・・・その役を私にさせてもらえれませんか?」

 「いやなこったい!これはアタイに頼まれたんだ!」

 「私も皆様のようにタケル様の役に立ちたいんです!!」

 「ミナミ?あんたは昨日御寵愛貰ったんだろう?その子に変わってあげな。聞けば中々大変な立場なんだろう?ミナミもそれくらい分かるだろうに」

 「チッ。分かったよ!この蓋を開けて中身を口に入れてくれと言っていた」

 「分かったわ!」

 「タケル様、飲ませますよ~」

 ゴグッ ゴグッ

 「え?あぁ~・・・三喜子さん?ありがとう・・・ミナミさんは?」

 「タケル!アタイはここだよ!この女もタケルの役に立ちたいって言うから変わってあげたんだ!」

 「そっか・・・ミナミさんも三喜子さんもありがとう・・・少し眠るから・・目が覚めたら治ってるから大丈夫だよ」

 (スーラ聞こえる・・か?)

 (はーい!こちらスーラだよ♪)

 (魔力枯渇・・・少し寝るからオレの仲間達の人間の区別はつくだろう?何かあれば頼りにしてるから・・・すまん)

 (あらあら!スーラに言ってくれれば魔力譲渡してあげたのにぃ~!かしこまり~♪スーラトイレから参上!)

 「キャァ!な、なにこれ!?」

 「えぇ・・・す、スーラ・・」

 「え?なに!?これタケルの知り合いなの!?」

 「なーんだ。タケルの知り合いか。分かったよ!」

 「タケルはゆっくり休みな!疲れたんだよきっと」

 「アタイ達のために毎日働いてくれてるもんね。ありがとうね」

 いやみんなスーラに納得すんのかよ!?


 目が覚めるとイシュが枕の横に居た。スーラの切れ端も同じように居た。そして、三喜子さんが正座でオレの方を見ていた。

 「いや怖ぇ~よ!!!三喜子さん!?何してるの!?」

 「あ!タケル様目覚ましましたか!?みんなが心配して・・・」

 「だから少し眠ったら治ると言ったのに・・・もう夜?」

 (ねぇ・・・タケル・・)

 「はい。亥の刻になります」

 クッ・・・干支の時間・・・最後の方だから猪・・・22時くらいか・・・。

 (タケル?)

 「本当にもう何もないのですか?」

 「うん。大丈夫だよ。これはあの技を使いすぎた時の反動でああなるだけなんだ」

 (タケル!!無視するわけ!?)

 (ちょ!イシュ!少し待ってくれよ!?状況分かるだろ!?)

 (はぁ~!?魔力枯渇しておいて状況だって!?何のために私が居るのよ!)

 (いやだって・・・嫌がってるかと・・)

 (本当に嫌だったら契約解除して違うところに行ってるから!今後勝手にしないで!)

 (お、おうすまん。分かった)

 (ったく!もう!後、スーラなんだけど・・・)

 (なに!?なにかあったのか!?)

 (みんな受け入れてくれてるわよ。あのヒューマンの子供居るでしょ?特にあの子なんかずっと抱っこしてるわよ)

 あ、うん。さすがだなと思う。オレがこの時代の人ならスライムなんか見たら卒倒したり、トラウマになると思うんだけど・・・。

 「あの・・・タケル様?」

 「あっ、あぁ!ごめんごめん!とりあえず夜ご飯でも食べようか。三喜子さんは食べたの?」

 「いえ・・・まだ・・ギュルルルルル~~~」

 「ははは!体は正直じゃん!何か作るから食べよう!」

 今ここで分かった事があるのだが、三喜子さんの着物がいつもと違うように見える。なんというか薄手という事ではないがなんとなく欲情的というかなんというか・・・気のせいか・・・。

 ご飯自体は魔力枯渇したから少しでも回復させるためドラゴンステーキだ。味はどんな味か分かるだろう。美味い以外思い浮かばない肉だ。

 「タケル様・・・この肉は・・・」

 「まさかまた禁忌でとか言うんじゃないですか?この肉はまだ誰にも食べさせた事ないんですよ?」

 「いえ・・・そんな意味ではなく非常に香ばしく・・すいません!いただきます!ハムッ!ハムッ!!美味しいぃ~!」

 まぁ当然の反応だな。それにしてもこの三喜子さんの一つ一つの所作は洗練されてるよな。

 「隣、よろしいですか?」

 「え!?隣!?あ、まぁいいですけど・・」

 「よければ・・・風呂・・・の時、お背中流しましょうか?」

 これはアレか・・・。みんなとは違う感じだ。

 「じゃあお願いしようかな」

 

 ザバァー

 「では前の方を・・・」

 「う、うん。っていうか、三喜子さんは脱がないの?その着物のまま洗うの大変じゃない?」

 「いえ、慣れていますので」

 慣れてる?慣れてるってどういう事だよ!?まさか津田のおっさんは毎日体洗わせていたのか!?確か風呂と言っても少し驚いたくらいだったな!?そういうことなのか!?うらやまけしからん!

 三喜子さんは確実にシキちゃんの次に若い・・・。高校生くらいの年齢だろうか。倫理観が働きあまり見ないようにしてはいたがここは戦国・・・好きにしても誰も何も言わない場所だ。

 オレは無言で三喜子さんの帯を外す。

 「え!?あっ、た、タケル様!お待ちください!」

 「無理!待たないよ!」

 最早オレはノリノリになっていた。リアル アレェェ~~~になるかと思ったがそんな事にはならなかった。帯を外し着物が乱れる。

 打掛に関しては明らかに高そうな感じに見えたからあまりグチャグチャにせず外に置いた。百合やミナミさん達元遊女の人達はだいたい裸から直に着ていたが、三喜子さんは違っていた。
 この着物の部位をなんというのか・・・確か現代では長襦袢というのだった気がする。この薄手の1枚が三喜子さんの最後の砦だ。顔を赤らめて下を隠そうとしている。この子はこういうのにまだ慣れていないのか。戦国の女性は早熟だと思っていたけど。

 「タケル様・・・」

 こんなに年下の子を抱くのは初めてだ。だから普段は特段SとかMとか気にはしてなかったが初めて攻めてみたいと思った。簡単に言えば余裕がある状態だ。
 まずは軽く指で三喜子さんの乳首を触ってみる。

 チョロン

 「キャッ!タケル様・・お待ちください!」

 中々に面白い。オレは気にせず身体を捩る方捩る方に手をやり、軽く乳首だけを触る。既にビンビンだ。

 「三喜子さん・・・おいで。体洗ってあげるよ」

 「ひゃ、ひゃい!」

 ふん。中々可愛いじゃないか。だがこれは嘘だ。いや、体を洗いはするがそれは後でだ。

 「体をキレイにしないとね?これも脱ごうか。ね?三喜子さん」

 「・・・・・」

 無言だ。だが手が脱ぎたくないと物語っている。だがそんなのは許さない。ここは風呂だ。服を着て入るなんて言語道断だ。

 パサー

 「きゃっ!」

 「へぇ~。三喜子さんって本当に大切にされてたんじゃない?凄い胸が大きいね」

 「そ、そんな事は・・・」

 「どんな感じだろうね?ちょっと手退けてくれる?」

 いやどんな変態ジジイだと自分で思う。現代なら確実にタイーホだろう。

 三喜子さんの胸は現代では言えばDくらいはありそうだ。こんなに大きい女性は戦国で初めてだ。百合さん達もみんな言葉悪いがAカップくらいだ。

 後、特に喜ばしいのが三喜子さんの乳首が非常に綺麗なのだ。少し陥没気味の乳首だが今はそれがなくなっている。ぷっくり出てきている。

 下のワレメの方は生えかけの毛だ。自然に薄いタイプのようだ。オレが1番好きなタイプだ。

 「三喜子さん?真っ直ぐ立ってくれる?」

 「は、はい・・・ひゃっ!う・・・ングッ・・・」

 オレは真っ直ぐ三喜子さんを立たせて、両方の乳首を舐めた。洗う前だが気にしない。この体臭が逆にソソられる。三喜子さんからは可愛らしい声が響く・・・。
 特段Sではないと自負していたがこれは病みつきになりそうだ。さっき起きたばかりだから眠れやしない。今日は三喜子さんに付き合ってもらおうか。
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