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 昼のお好み焼きも然り、このたこ焼きなる物も美味い。いや・・・確かこれは完成じゃないと言っていたか。

 『タコを入れたいんだけど持ち合わせがないからクラーケンの肉を中に入れてるんです』

 と、言っていたな。くらーけんと呼ぶ生き物は知らぬがこれはこれで完成された味に思う。しかもこれは作るのが簡単と言っておったな。露店やどこぞで出店をすればたちまち人気店になるだろうな。

 「ちょっと厠へ」

 「あっ、旦那様!厠はこちらです!使い方をお教え致します」

 「うん?使い方?なんの使い方だ?ワテは糞をしたいだけなのだが?」

 「いーや、旦那様は必ず驚かれます!」

 三喜子がそこまで言うのは珍しい。だがしかしこれは・・・

 「さぁ!旦那様!お座りください!」

 「な、なんだこれは!?竹じゃない!?」

 「私も最初は驚きました!ですが、これがなんとも言えず・・・旦那様、失礼致します・・」

 「三喜子さん?ここからは私の仕事よ。下がってくれますか?」

 「いや雪さんでしたよね?先日までこういうのは私の仕事でした」

 「えぇい!やめんか!出るものもでん!」
 
 「申し訳ございません。旦那様?深く座られましたか?ではこのボタンなる物押しますね」

 ピッ

 「おっ!!おぉぉぉ・・・なんだ・・・この感じは・・・」

 「ふふふ。私も昨日同じ反応になりました」

 「三喜子の言う通りじゃ・・・これはなんとも・・・。しかしどういうふうなカラクリなのだ!?」

 「すいません。そこは私も分かりませんでした。ですので私は考える事をやめました!タケル様はこんなものなのだと!」

 「そ、そうか・・・。うむ。すまぬ。尻を拭く葉っぱをーー」

 「あっ、その横にある紙を使っていいそうです!お拭きしますね」

 「あっ、お、三喜子・・・おぉ・・・」

 「クスッ!旦那様のお世話ができて光栄です!え!?旦那様!?前の方が・・・」

 「あぁ。タケル殿からいただいた薬でな?だが、三喜子はタケル殿に備えてくれ」

 「畏まりました」

 1日、2日でこんなに変わるものなのか・・・タケル殿はいったい・・・。ついこの前までワテを喜ばせようと頑張っていた三喜子だが・・・これはこれで辛いものがあるのう。まぁ雪が居る事だし別にかまいはしないが・・・。

 「うむ。このまま自慢の風呂とやらに入ろうか」

 「あっ!旦那様!風呂も私が最初お教えしますね!」

 「あぁ。すまぬ。よろしく頼む」

 カラン コロン・・・・

 「旦那様!?湯桶けが・・・」

 「この絵はなんだ!?まさか明の風伯と雷公か!?誰が書いたのだ!?そしてこの大量の湯はどこから!?」

 「旦那様!落ち着いてください!」

 「落ち着いていられるか!ワテの天王寺屋の別邸に日の本一の風呂を構えていると自負しておったがワテのあの風呂がただの木桶けにしか感じなくなったではないか!」

 シコシコシコ

 「ゆ、雪!?な、なにを!?」

 「そう興奮しては身体に毒ですよ?まずは落ち着きましょう?旦那様の旦那様も大きくなっているようですし?ここで少し・・・チャポ」

 「お、おい!雪!三喜子が居るのだぞ!?」

 「えぇ。構いません。チュポ・・ね?三喜子?あなたはタケル様に・・チュポ・・抱いてもらうんですもんね?シコシコシコ・・あなたはまだ経験ないですもんね?ジュボ ジュボ・・私は昨日、御寵愛いただきましたからね」

 チュポ チュポ チュポ チュポ

 「おぉ・・・雪・・・出る・・出るぞ・・」

 「はい!旦那様!私の口にお出しください!一滴も残らず私に・・ウグ・・」

 「おぉー・・ハァー ハァー ハァー・・雪、すまぬ・・・だいぶ早かったようだ・・・若い時はもっと長く刻がかかったんじゃが・・。三喜子・・・見苦しいものを見せてしまった。すまぬな」

 「あっ、いえ・・・」

 「お前も早くタケル殿に抱いてもらいなさい。男を知ればまた一歩先が見えるものぞ?」

 「は、はい!」

 「うむ。では・・・身体を洗おうかのう・・」

 殿方の前はあんなに大きくなるものなのでしょうか・・・悔しいけど、雪が言ったように未だ経験がない私・・・旦那様の付き人をさせていただいていた時に何度か旦那様にお願いされ触った事はありましたが大きくなる事はなかった・・・けど、今は大きくなっていた・・・。

 タケル様の前もあんな風になるのでしょうか・・・。雪がしていたようにすればタケル様も喜ぶのでしょうか・・・。旦那様にも過分な配慮をいただいておりました。
 その旦那様に放逐されタケル様の元に身を寄せ、そのタケル様からも旦那様ですら数本くらいしか持っていない金塊を私如きにいたいただいてしまい・・・。あんな立派な家まで用意していただいたのに伽に呼ばれないとは・・・。
 



 「ミナミさん・・・オレ・・・すいません!!ちょ、ちょっとだけお待ちを!!」

 クッ・・・オレとしたことがこんな時にお腹の調子が悪いとは・・・。

 「いいよ~!ゆっくりねぇ~!アタイもその厠大好きなのよ~」

 各々の家にオレは温水洗浄便器を作っている。まず異世界で作ったものだ。オレのケツはデリケートなんだ。少しイキむだけでキレやがる。どれだけレベルを上げ、どれだけ耐性を身につけ、かつての師匠に指輪を貰ってもこれだけは治りやがらなかった。

 ピッ

 「おぅふ・・・これがいいんだよ・・・」

 実家のような安心感。この感じを全員に感じてもらいたい。わざわざ異世界の色々な鳥系モンスターや魔物を驚かせるように出現し、一羽一羽色々な鳥の鳴き声を記憶しその鳴き声をする世にも珍しいハミングバードという鳥が持っている固有スキル《迷いの鳴き声》というスキルをオレがラーニングして、無属性の魔石にちょうどいい鳥の鳴き声を魔石に仕込み、温水を出すボタンにセットしただけだ。

 後は水属性と火属性の魔石を同時にセット。出した排泄物はどうしてるかって?それはオレが唯一、彼の地で友達になった魔物のスライム君だ。転移直後にあまりに途方もない話で死んだら地球に戻れるかと草原で考えていると肩の上に居たのだ。

 気付けばテイムしていた。そして共に戦う事7年、気付けばスライム君は種族が《はぐれスライムロードスカベンジャーキングアルファ》という種族になっていたのだ。最早意味不明であった。なんなら本気で戦ったとすれば恐らくオレより強い。イシュとオレvsスライム君でも本気を出されたら瞬殺されるだろう。そのくらい強いのだ。ちなみに名前はスーラだ。

 地球に帰って来た時1人かと思ったのだが、イシュも含め契約してるなら地球に引っ張られるとは知らなかった。今はみんなのトイレの下に分裂して排泄物処理を行なってもらっている。イシュとは違い、喋る事こそできないが姿形は普通に地球人にも見られる。
 
 オレは普通に念話ができる。

 (キャハッ♪あるじの今日のウンコはいい匂い♪大好きだよ~♪)
 
 (勘弁してくれ!こんな事させて悪いな。スーラじゃないとできない事なんだ)

 (いいよ♪スーラ人間のウンコ大好きだもん!美味しいよ!あぁ~!あるじ~!体液も出してるぅ~!チュゥ~)

 (お、おい!スーラ!それはオシッコだ!待てって!)

 このように、変態チックなスライムなのだ。危険性は皆無。近いうちにみんなに紹介しようと思っている。ちなみにスーラの愚息の包み込みだが油断すると一瞬で抜かれそうになる。冷たくもあり温かくもありシャワシャワするような感覚なのだ。

 「ミナミさん!お待たせ!」

 「遅いよ~!けどいっか!タケルゥ~!こっちおいで~!」

 「舐めてほしぃ?ねぇ?アタイに舐めてほしぃ?」

 この問答嫌いじゃない!良い!大変に良いぞ!!

 「舐めてほしいかも・・・」

 「だーめ!まずはアタイのを舐めてちょうだいな!よく見てくれる?包丁で剃ってみたの」

 オレは侮っていたようだ。そりゃ現代女性みたいにツルツルではないがほぼパイパンにミナミさんはなっていた。
 包丁でってのは少し・・・だがこれはこの時代で初めての事だ!

 「ミナミさん・・・」

 気付けばオレはミナミさんの割れ目に向かっていた。キュアをかけたのが一昨日・・・それから行水してるかるかどうかは分からないがミナミさんの割れ目は全然臭わなかった。むしろ好きな匂いだ。

 「タケルゥゥ~~・・・ソコ・・アァ~ン・・・」

 凄く現代的な喘ぎ方なんだなと落ち着いている自分が居た。とにかく濡れ具合は過去一だ。オレが舌と指を使い愛撫していると急にミナミさんが静かになりブルブルし始めた。そして穴がキュウ~っと締め付けられた。

 「ハァー ハァー ハァー タケルゥゥ・・・・こんなに気持ちいいのは初めてかも・・・虜になりそうだよ・・・おいで・・・アタイも満足してもらうようにタケルに・・・尽くすよ・・ジュポジュポジュポ」

 「ミナミさん・・・」

 「タケルは・・・ジュポ ジュポ 胸も気持ちいいかぃ?チュポ レロレロレロ」

 「あっ、おぅ・・・胸も気持ちいいかも・・・ミナミさん!気持ちいい!」

 乳首を攻められたのは初めてだ。凄く気持ちがいい・・・。

 「タケル・・・アタイの中に・・・」

 「うん・・・ミナミさん・・・多分すぐに果ててしまうかも・・」

 「いいよ・・我慢せずアタイに全てを出して!アタイはタケルの全てを受け止めるから・・アァン・・・良い・・イィ・・・タケル!タケル!!」

 ミナミさんは本当に体全部でオレの事受け止めてくれようとしてるのが分かる。千草さん然り・・・ミナミさんにも少し虜になりそうだ。
 
 「あっ・・・で、出る・・・イク・・・」

 この日は1発だけの射精だったが非常に満足した1発だった。

 「アタイ・・・タケルのためなら・・・何でもするよ」

 「ははは。なら普通に生活してください!オレが抱いてからこんな事言うのは・・・ですが、結婚して幸せな家庭築いてーー」

 「そんなの無理だよ。アタイ達の貰い手なんて誰も居やしないよ!だからタケル?アタイの面倒見てね?その代わりタケルの願い事は何でも聞いてあげるよ!」

 凄いなと思う。まだ出会って4日と少しくらいだろう。けどこんなにオレの事良く言ってくれるならオレも本当に応えてあげないといけないような気がする。

 ミナミさん・・・この女性は近いうちにまた一つになりたいと心から思った。
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