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「百合!おはよう!」
「タケル!おはよう!この布団っていうのはいいね!アタイはずーっとタケルとこうしていたいよ!」
恐ろしい。まだ誘惑(チャーム)の匂いがする。
「ははは。オレもさ。けどまだまだやる事がオレは多いからな。百合はゆっくりしてていいよ。オレはさっさとこの場所を独立した場所として機能させたいからな」
「独立した場所?津田の叔父貴にそういうのは任せたらいいんじゃないの?」
「そうはいかないよ。だってこの場はオレが貰ったんだから。みんなが独立して生活できるような基盤は作る予定だし」
「独立して?ははは!タケルが花街を作るんだ?いいよ!アタイも協力してあげるさね!」
「え!?いやいやその花街とかだけではなく、他の仕事にも選択肢をーー」
「アタイ等なんて学(がく)なんてありゃしないんだ。身体一つで男の慰みになるしか方法がなかったのさ。それを今更生き方変えるなんて無理だよ。他の女達もアタイと同じだと思うよ?」
「本当ですか・・・」
これはまずみんなの意見を聞かなければいけない。確かにみんなエロに積極的ではある。けど一度死にかけた病気にまた罹るかもしれないというリスクを差し置いてでもまたしたいと思うものなのか。
結局あの病気はなんだったのか・・・まぁなんとなくだが梅毒のような気がしないでもない。確かあれは症状に段階があるんだけっけ?あの、病院の先生が幕末にタイムスリップする漫画もっと見ておけばよかったな。
「さて・・・今日がオレから振る舞う最後の朝飯です!明日からは各々が朝飯を作って食べるように!それで・・・三喜子さん?おーい!三喜子さん!!」
「え!?あ!はい!タケル様!なんでしょうか!?」
「こんな紙なんて珍しくないから見惚れないで!この紙にやってみたい事、やりたい事、こんな事したいあんな事したいとかいう意見をみんなに書いていただきたい!」
「ふふふ!タケルゥ~!アタイ達は頭悪いから字が書けないよ~」
「ごめんねぇ~」
しくじった・・・確か戦国時代の識字率は悪かった。そうだった。クッ・・・出すか!?必殺出すか!?
「とりあえず・・・ミナミさん?今日の夜はミナミさんのところと言ってたけど今日はお休みにしてもらいたいんだけど」
「えぇ~・・・ワッチは抱きたくないって言うの?」
「あ、いや・・・ゴホン。伺いましょう。必ず伺いましょう。みんな食べながら聞いてください!」
とりあえず、異世界産のパンをまたドサッと出している。戦国の人からすればかなり美味しいらしい。ちゃんとジャムとマーガリンも添えてだ。ちなみに、全て異世界産だ。
オレはみんなにパンの感想なんかを聞きながらタイミングを見計らう。
「タケル様!?これはもしやパオンでは!?」
「そうですけど?熊五郎さんもビックリしてたけどそんなにですよ?三喜子さんも食べたいならどうぞ?さて・・・1人ずつ聞いて行きます!遠慮せずにやりたい事を教えてください!じゃあ最初は朱音さんから!」
「えぇ~?アタイずっとタケルに食べさせてもらいたいな?だぁめ?」
「やりたい事?そうね・・・タケルの側室になりたいかも!」
「ワッチは前みたいに客を取り日銭稼ぐのが精一杯かな?あっ、タケルのために働くのよ!」
「そうだね・・・タケルに何もお返しできないから頑張って客取って少しでも恩返しするよ!」
聞いたオレが馬鹿だった。いや、普通にみんな誘惑(チャーム)仕掛けてくるんだからビックリだ。彼の世界の魔王軍の男供も上級な奴等でも引っかかるだろうな。それくらい強力だ。
「なら逆に遊女以外の事したい人って居ないの?したい人手挙げて!!」
うん。この方法が1番分かりやすかった。
「4人か・・・。なら他の人は前みたいに春を売る仕事がいいと?」
「アタイ達はみんな頭なんて良くないしさ?今更他の生き方なんて無理さね」
まぁオレ的には若いという感覚でもこの時代の人は人間50年だからな。30代半ばの人からすればもう生き方なんて変えられないよな。
それなら逆にここを堺1安全な花街にすればいいんだよ。来る客も選別すりゃ直良し!
「三喜子さん?ここに花街作ったら津田さんとか怒るかな?」
「え!?花街ですか!?ここに!?」
「そうだけどマズイ?」
「いえ、ここは既にタケル様の地ですのでとやかく言われはしないでしょうけど、採算は取れるのでしょうか?」
「いやまぁね。土地が土地だから最初はしんどいだろうね。けど、安心安全の花街ができたとする。治安はオレがどうとでもするから大丈夫だとして、男女が交わるだけじゃなく最終的にはそこだけどそこに至るまでのプロセスが大切な施設を作るのなんてどう?」
「ぷろせす?」
「あぁ~・・・要は男女が交わる前に酒とかご飯とか飲み食いしたいでしょう?そういう場所や歌を歌ったりする場所とか温泉とか旅館とか、際どいマッサージとか良くないですか?」
「すいません!私は一から旦那様に教えられた身ですがそのタケル様の訛が酷く・・・まっさーなんとかってのはなにですか!?」
こりゃ伝えるのが大変だ。ってかこの土地がオレの物ならもう好き勝手やっちゃおう。うん。そうしよう。
(イシュ?ここら辺に地下水脈通ってるよね?)
(通ってるわよ!なんならタケルの故郷って凄いわね~。水が清浄すぎて驚いてるわ)
(まぁ日本は水にはあまり困らない場所ではあるけどな。その水をアイテムボックスに入ってるファイヤベヒーモスの特大魔石で水を適温に温める事ってできる?)
(できなくはないけどもったいなくない?昨日から思ってたのよ。もうこの世界じゃ魔物の気配もないし魔石は温存するべきじゃないの?)
(もったいないもなにもこの地球では少なくともこれより500年くらい先まで魔石に価値を見出す事はないからな。だからみんなの家にファイヤバードの魔石を魔導コンロのようにしたり、手洗い場や洗面所にウォータータートルの魔石を設置したんだよ)
(確か向こうでもタケルは魔道具作りにハマってたよね。まぁそこまで言うんだったら、ベヒーモスの魔石の管理は私がしてあげてもいいわよ!6年くらい前に作った温泉?とかいうの作りたいんでしょう?)
(おっ!さすがイシュ!よく覚えてたな!その通りだ!だが今回はちゃんと作るぞ!なんせお金を稼ごうと思ってるんだ!後な・・・街で小麦を見つけたからいつかイシュが食べたいって言ってたお好み焼きを作ってやるよ!)
(ほんとに!?本当!?やっとお好み焼きが食べられるのね!やったぁ~!!!約束よ!)
(あぁ!約束だ!他にも時間ができれば色々作ってあげるよ!イシュには感謝しっぱなしだ。改めて・・・細い精霊道なんか通ってここまで来てくれてありがとうな)
(精霊の契約はどちらか死ぬまで続くのよ!勝手に離れるのは許さないんだから!)
「あのう・・・タケル様?」
「あ、あぁ~三喜子さんすいません。とりあえずオレの土地ならオレの好きなようにさせてもらいますね。どこからどこまでがオレの土地なのか教えてもらえませんか?」
「はい。恐らく昼刻には旦那様が書状を携えて来られるかと・・・あっ!来られたようです!旦那様~!!」
チッ。初老に差し掛かってるのにまた若い綺麗な女連れか!?いい身分だな!そりゃオレより身分は高いのは間違いないけどな!
ここはオレの屋敷でもてなそうか。醤油じゃなく、たまりだったっけ?もっと融通してもらいたいしな。
「タケル~?結局夜は来てくれるの??」
「ミナミさん!!安心してください!山岡尊確実に参ります!」
「タケル!おはよう!この布団っていうのはいいね!アタイはずーっとタケルとこうしていたいよ!」
恐ろしい。まだ誘惑(チャーム)の匂いがする。
「ははは。オレもさ。けどまだまだやる事がオレは多いからな。百合はゆっくりしてていいよ。オレはさっさとこの場所を独立した場所として機能させたいからな」
「独立した場所?津田の叔父貴にそういうのは任せたらいいんじゃないの?」
「そうはいかないよ。だってこの場はオレが貰ったんだから。みんなが独立して生活できるような基盤は作る予定だし」
「独立して?ははは!タケルが花街を作るんだ?いいよ!アタイも協力してあげるさね!」
「え!?いやいやその花街とかだけではなく、他の仕事にも選択肢をーー」
「アタイ等なんて学(がく)なんてありゃしないんだ。身体一つで男の慰みになるしか方法がなかったのさ。それを今更生き方変えるなんて無理だよ。他の女達もアタイと同じだと思うよ?」
「本当ですか・・・」
これはまずみんなの意見を聞かなければいけない。確かにみんなエロに積極的ではある。けど一度死にかけた病気にまた罹るかもしれないというリスクを差し置いてでもまたしたいと思うものなのか。
結局あの病気はなんだったのか・・・まぁなんとなくだが梅毒のような気がしないでもない。確かあれは症状に段階があるんだけっけ?あの、病院の先生が幕末にタイムスリップする漫画もっと見ておけばよかったな。
「さて・・・今日がオレから振る舞う最後の朝飯です!明日からは各々が朝飯を作って食べるように!それで・・・三喜子さん?おーい!三喜子さん!!」
「え!?あ!はい!タケル様!なんでしょうか!?」
「こんな紙なんて珍しくないから見惚れないで!この紙にやってみたい事、やりたい事、こんな事したいあんな事したいとかいう意見をみんなに書いていただきたい!」
「ふふふ!タケルゥ~!アタイ達は頭悪いから字が書けないよ~」
「ごめんねぇ~」
しくじった・・・確か戦国時代の識字率は悪かった。そうだった。クッ・・・出すか!?必殺出すか!?
「とりあえず・・・ミナミさん?今日の夜はミナミさんのところと言ってたけど今日はお休みにしてもらいたいんだけど」
「えぇ~・・・ワッチは抱きたくないって言うの?」
「あ、いや・・・ゴホン。伺いましょう。必ず伺いましょう。みんな食べながら聞いてください!」
とりあえず、異世界産のパンをまたドサッと出している。戦国の人からすればかなり美味しいらしい。ちゃんとジャムとマーガリンも添えてだ。ちなみに、全て異世界産だ。
オレはみんなにパンの感想なんかを聞きながらタイミングを見計らう。
「タケル様!?これはもしやパオンでは!?」
「そうですけど?熊五郎さんもビックリしてたけどそんなにですよ?三喜子さんも食べたいならどうぞ?さて・・・1人ずつ聞いて行きます!遠慮せずにやりたい事を教えてください!じゃあ最初は朱音さんから!」
「えぇ~?アタイずっとタケルに食べさせてもらいたいな?だぁめ?」
「やりたい事?そうね・・・タケルの側室になりたいかも!」
「ワッチは前みたいに客を取り日銭稼ぐのが精一杯かな?あっ、タケルのために働くのよ!」
「そうだね・・・タケルに何もお返しできないから頑張って客取って少しでも恩返しするよ!」
聞いたオレが馬鹿だった。いや、普通にみんな誘惑(チャーム)仕掛けてくるんだからビックリだ。彼の世界の魔王軍の男供も上級な奴等でも引っかかるだろうな。それくらい強力だ。
「なら逆に遊女以外の事したい人って居ないの?したい人手挙げて!!」
うん。この方法が1番分かりやすかった。
「4人か・・・。なら他の人は前みたいに春を売る仕事がいいと?」
「アタイ達はみんな頭なんて良くないしさ?今更他の生き方なんて無理さね」
まぁオレ的には若いという感覚でもこの時代の人は人間50年だからな。30代半ばの人からすればもう生き方なんて変えられないよな。
それなら逆にここを堺1安全な花街にすればいいんだよ。来る客も選別すりゃ直良し!
「三喜子さん?ここに花街作ったら津田さんとか怒るかな?」
「え!?花街ですか!?ここに!?」
「そうだけどマズイ?」
「いえ、ここは既にタケル様の地ですのでとやかく言われはしないでしょうけど、採算は取れるのでしょうか?」
「いやまぁね。土地が土地だから最初はしんどいだろうね。けど、安心安全の花街ができたとする。治安はオレがどうとでもするから大丈夫だとして、男女が交わるだけじゃなく最終的にはそこだけどそこに至るまでのプロセスが大切な施設を作るのなんてどう?」
「ぷろせす?」
「あぁ~・・・要は男女が交わる前に酒とかご飯とか飲み食いしたいでしょう?そういう場所や歌を歌ったりする場所とか温泉とか旅館とか、際どいマッサージとか良くないですか?」
「すいません!私は一から旦那様に教えられた身ですがそのタケル様の訛が酷く・・・まっさーなんとかってのはなにですか!?」
こりゃ伝えるのが大変だ。ってかこの土地がオレの物ならもう好き勝手やっちゃおう。うん。そうしよう。
(イシュ?ここら辺に地下水脈通ってるよね?)
(通ってるわよ!なんならタケルの故郷って凄いわね~。水が清浄すぎて驚いてるわ)
(まぁ日本は水にはあまり困らない場所ではあるけどな。その水をアイテムボックスに入ってるファイヤベヒーモスの特大魔石で水を適温に温める事ってできる?)
(できなくはないけどもったいなくない?昨日から思ってたのよ。もうこの世界じゃ魔物の気配もないし魔石は温存するべきじゃないの?)
(もったいないもなにもこの地球では少なくともこれより500年くらい先まで魔石に価値を見出す事はないからな。だからみんなの家にファイヤバードの魔石を魔導コンロのようにしたり、手洗い場や洗面所にウォータータートルの魔石を設置したんだよ)
(確か向こうでもタケルは魔道具作りにハマってたよね。まぁそこまで言うんだったら、ベヒーモスの魔石の管理は私がしてあげてもいいわよ!6年くらい前に作った温泉?とかいうの作りたいんでしょう?)
(おっ!さすがイシュ!よく覚えてたな!その通りだ!だが今回はちゃんと作るぞ!なんせお金を稼ごうと思ってるんだ!後な・・・街で小麦を見つけたからいつかイシュが食べたいって言ってたお好み焼きを作ってやるよ!)
(ほんとに!?本当!?やっとお好み焼きが食べられるのね!やったぁ~!!!約束よ!)
(あぁ!約束だ!他にも時間ができれば色々作ってあげるよ!イシュには感謝しっぱなしだ。改めて・・・細い精霊道なんか通ってここまで来てくれてありがとうな)
(精霊の契約はどちらか死ぬまで続くのよ!勝手に離れるのは許さないんだから!)
「あのう・・・タケル様?」
「あ、あぁ~三喜子さんすいません。とりあえずオレの土地ならオレの好きなようにさせてもらいますね。どこからどこまでがオレの土地なのか教えてもらえませんか?」
「はい。恐らく昼刻には旦那様が書状を携えて来られるかと・・・あっ!来られたようです!旦那様~!!」
チッ。初老に差し掛かってるのにまた若い綺麗な女連れか!?いい身分だな!そりゃオレより身分は高いのは間違いないけどな!
ここはオレの屋敷でもてなそうか。醤油じゃなく、たまりだったっけ?もっと融通してもらいたいしな。
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