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「で、殿方は何でこんな田舎なんかに?」
「いや何でって言われても・・・気付けばあそこに居たというかなんというか・・・」
「そう・・・。それよりあんた名前なんていうんだい?アタイは千草(ちぐさ)」
「俺は・・・やま・・・俺は尊(タケル)です!」
「そうかい。とりあえず今はそれを信じようとしよう。それでこの金塊なんだけどさ?本物なのかい?アタイは本物なんて見た事ないから分からないんだけど、もし本物だとすればこれだけ大きい金塊だとお城が建つんじゃないのかい?あんたは堺の商人かなにかかい?」
オレは正直それどころではない。いや断じてやましい気持ちはない。間違いなくあの世界の皇女様の方が数倍綺麗で良い匂いがしてたんだけど、この目の前の女性・・・歳は30代前半くらいだろうか?少し汗臭いように感じるし服もボロボロだ。あまり男と意識していないのか、股や裾も気にせず男みたいな座り方をしている。つまり丸見えなのだ。
何回も言うがそんな気持ちはない。ないのだが、オレはあちらの世界で魔王と死闘を繰り広げ倒した。だが帰還魔法に夢中になり皇女様と何かしたとかそんな事もない。繋がってしまえば帰りたくなくなってしまうかもしれないからだ。だから禁欲生活をしていたわけだが、更に苦行なこのような事になっている。
少しくらいいいよね・・・オレも頑張ったよね・・・。それに久しぶりの黒髪女性を見たよ・・・。酒池肉林や無理矢理手籠めにするわけじゃないからいいよね・・・。
「えっと・・・千草さん?簡単にオレの事言うから聞いて欲しい。そしてその金塊なんですけど価値はあなたが思っているままだと思います」
「・・・・とりあえず聞こうかね」
オレは異世界の事、未来の日本の事なんかを超超簡単に教えた。詳しく言った所で分からないだろうと思ったからだ。
そして問答しながら分かった事、恐らく1500年代半ばだという事だ。何故分かったかと言うと、滝川一益の活躍にてここ、甲賀村は手厚くされていて且つ、織田家から仕事を貰っていると聞いたからだ。
その織田家の事を聞くと久しぶりに日本の歴史の事を思い出したわけだ。泣かぬなら殺してしまえの人の時代だ。だから1500年代半ばだと分かったのだ。直近の大きな戦は何かと聞いたら長島一向衆を壊滅させたと聞いた。オレは8年前まで学生ではあったがもう今は昔の事だ。
歴史の事象はある程度大きなことは覚えてはいるが何年に何があったかまでは覚えていない。そもそものオレはわざわざ地球、しかも戦国時代の日本に帰ってきて戦なんかに参加するつもりはない。ただ、この時代は倫理観なんてないような時代だからそれなりに自己防衛くらいはするつもりだ。
「という訳でですね・・・アイテムボックスの中に異世界の甘味とか果物とか入れてますのでとりあえず糖分補給しましょう!そして・・・よければ脚を閉じていただきたく」
「な、な!なにさ!?いきなり物が出てきた!?」
千草さんはオレがアイテムボックスから異世界の果物を取り出すと驚き更に着物の裾が捲られお股が丸見えだ。
「これがアイテムボックスって魔法です。ここに色々な物を保管しておけるのですよ。それで・・・これよければ食べてください。甘いですよ」
「え!?いいのかい?なんか助けるつもりが逆になっちまうね~。え!?本当に甘い!?しかも冷たい!?なんなのさ!?これは!?」
「ははは。あちらの世界でコラーダって果物です。甘くて美味しいでしょう?あ、残りもどうぞ。まだありますので」
「いやそんな事よりあんた・・・食べさせたんだから銭を払え!とか言わないわよね!?」
「そんな言うわけないじゃないですか!泊まらせていただくんだし、そのお礼ですよ」
「なんかそれ以上な気がしてならないんだよ。あんたさっきからアタイのばかり見てるから相手してあげようか?年増だけどこれくらいしかアタイは返せないよ」
「すいません。いつもならこんな事はしないのですが、久しぶりの黒髪日本の女性と話して性欲が爆発しそうっす」
「アンタたまに訛りが酷いわね~。まぁいいさ。あたいも夫を戦でなくし一度は寺に入ろうかと思ってたのにさ。草の身分だから寺にすら入れなくてね。ちょいと待ってね準備するから」
別にオレは童貞ってことはない。異世界に行く前に同級生の彼女としたっきりだ。異世界でもそういう貴族専用の風俗とかあり行きたかったが勇者とはイメージが大切だしそもそもどこへ行っても気付かれる。つまり遊べなかったのだ。8年振りの女性の温もり・・・ムードもなにもありゃしない。
しかも驚いた事に布団がない。藁を敷き集めている・・・正直少し引いている。
「千草さん・・・これ・・・」
オレはアイテムボックスから異世界の布団を取り出す。この布団は王宮のとある魔術師が回復の魔法をエンチャントしている布団だ。病気だろうが怪我だろうが次の日には治る素晴らしい布団だ。
「ヒィ~!また何もないところから!うん?それはなんだい?」
「こうやって敷くのです。とりあえず・・・横に・・・」
「う、うん・・・」
千草さんは・・・というか、この時代の女性は恥じらいがあまりないのだろうか。スッポンポンになりすぐさまオレの愚息を口に含んでくれた。オレのも多分臭っていただろう。だが千草さんは何も言わずにただ優しく口の中で転がす・・・そして、8年振りの女の温もりは1分、2分と数える程度で終わってしまった。
「ふふふ・・・任務なんかでも好いた殿方以外のも舐めた事はいっぱいあるけど、あんた・・・タケルのは嫌いじゃないわよ。強いて言うとすれば・・・アタイのも舐めて欲しかったわね」
うん。オレも舐めようかと思った。思ったのだが風呂にも入っておらず舐める事はできない。いや実はキュアを使い身を清めようかとも思ったがキュアは一瞬発光するためバレるのだ。身を清めてと言えば『アタイが汚いと言うのかい!?』なんて言われかねないからそのまましたのだ。
正直めちゃくちゃ濃いのが出た。量がハンパなかった。そして千草さんの口がめっちゃ気持ちよかった。なんなら明日くらいにもう一度相手していただきたいくらいだ。
「もし・・・もしいいなら数日ここに居てもいいですか?」
「うん?どうしたのさ?」
「色々ここら辺の事や生活の事など教えてほしい。手伝う事は手伝う。まずはオレもお金を手に入れないといけないから・・・」
「あんた何言ってるんだい?こんな金塊持ってるような人がお金手に入れるって・・・それにしても布団って言ったかしらね?これ気持ちいいわね!すぐに眠ってしまいそうだ」
「ははは。いいですよ。今日はもう寝ましょう。千草さん?本当にありがとうございました」
「ふふふ。アタイもだよ。久しぶりに気持ちよかったよ?タケル・・・」
チュッ
最後のキスは千草さんからのキスだった。
久しぶりに帰ってきた日本で初めて出会った女性、千草・・・。
少し汗臭く、お股に関しては状態異常無効の指輪を装備したオレでも呪いに罹りそうな危険な香りがし、腋や足なんかの毛も生えている女性。けど、見ず知らずのオレに優しさを見せてくれた千草さん。オレは礼には礼を返す男だ。
明日どこかで金をお金に換えてくれるところを調べよう。オレも寝よう。
「いや何でって言われても・・・気付けばあそこに居たというかなんというか・・・」
「そう・・・。それよりあんた名前なんていうんだい?アタイは千草(ちぐさ)」
「俺は・・・やま・・・俺は尊(タケル)です!」
「そうかい。とりあえず今はそれを信じようとしよう。それでこの金塊なんだけどさ?本物なのかい?アタイは本物なんて見た事ないから分からないんだけど、もし本物だとすればこれだけ大きい金塊だとお城が建つんじゃないのかい?あんたは堺の商人かなにかかい?」
オレは正直それどころではない。いや断じてやましい気持ちはない。間違いなくあの世界の皇女様の方が数倍綺麗で良い匂いがしてたんだけど、この目の前の女性・・・歳は30代前半くらいだろうか?少し汗臭いように感じるし服もボロボロだ。あまり男と意識していないのか、股や裾も気にせず男みたいな座り方をしている。つまり丸見えなのだ。
何回も言うがそんな気持ちはない。ないのだが、オレはあちらの世界で魔王と死闘を繰り広げ倒した。だが帰還魔法に夢中になり皇女様と何かしたとかそんな事もない。繋がってしまえば帰りたくなくなってしまうかもしれないからだ。だから禁欲生活をしていたわけだが、更に苦行なこのような事になっている。
少しくらいいいよね・・・オレも頑張ったよね・・・。それに久しぶりの黒髪女性を見たよ・・・。酒池肉林や無理矢理手籠めにするわけじゃないからいいよね・・・。
「えっと・・・千草さん?簡単にオレの事言うから聞いて欲しい。そしてその金塊なんですけど価値はあなたが思っているままだと思います」
「・・・・とりあえず聞こうかね」
オレは異世界の事、未来の日本の事なんかを超超簡単に教えた。詳しく言った所で分からないだろうと思ったからだ。
そして問答しながら分かった事、恐らく1500年代半ばだという事だ。何故分かったかと言うと、滝川一益の活躍にてここ、甲賀村は手厚くされていて且つ、織田家から仕事を貰っていると聞いたからだ。
その織田家の事を聞くと久しぶりに日本の歴史の事を思い出したわけだ。泣かぬなら殺してしまえの人の時代だ。だから1500年代半ばだと分かったのだ。直近の大きな戦は何かと聞いたら長島一向衆を壊滅させたと聞いた。オレは8年前まで学生ではあったがもう今は昔の事だ。
歴史の事象はある程度大きなことは覚えてはいるが何年に何があったかまでは覚えていない。そもそものオレはわざわざ地球、しかも戦国時代の日本に帰ってきて戦なんかに参加するつもりはない。ただ、この時代は倫理観なんてないような時代だからそれなりに自己防衛くらいはするつもりだ。
「という訳でですね・・・アイテムボックスの中に異世界の甘味とか果物とか入れてますのでとりあえず糖分補給しましょう!そして・・・よければ脚を閉じていただきたく」
「な、な!なにさ!?いきなり物が出てきた!?」
千草さんはオレがアイテムボックスから異世界の果物を取り出すと驚き更に着物の裾が捲られお股が丸見えだ。
「これがアイテムボックスって魔法です。ここに色々な物を保管しておけるのですよ。それで・・・これよければ食べてください。甘いですよ」
「え!?いいのかい?なんか助けるつもりが逆になっちまうね~。え!?本当に甘い!?しかも冷たい!?なんなのさ!?これは!?」
「ははは。あちらの世界でコラーダって果物です。甘くて美味しいでしょう?あ、残りもどうぞ。まだありますので」
「いやそんな事よりあんた・・・食べさせたんだから銭を払え!とか言わないわよね!?」
「そんな言うわけないじゃないですか!泊まらせていただくんだし、そのお礼ですよ」
「なんかそれ以上な気がしてならないんだよ。あんたさっきからアタイのばかり見てるから相手してあげようか?年増だけどこれくらいしかアタイは返せないよ」
「すいません。いつもならこんな事はしないのですが、久しぶりの黒髪日本の女性と話して性欲が爆発しそうっす」
「アンタたまに訛りが酷いわね~。まぁいいさ。あたいも夫を戦でなくし一度は寺に入ろうかと思ってたのにさ。草の身分だから寺にすら入れなくてね。ちょいと待ってね準備するから」
別にオレは童貞ってことはない。異世界に行く前に同級生の彼女としたっきりだ。異世界でもそういう貴族専用の風俗とかあり行きたかったが勇者とはイメージが大切だしそもそもどこへ行っても気付かれる。つまり遊べなかったのだ。8年振りの女性の温もり・・・ムードもなにもありゃしない。
しかも驚いた事に布団がない。藁を敷き集めている・・・正直少し引いている。
「千草さん・・・これ・・・」
オレはアイテムボックスから異世界の布団を取り出す。この布団は王宮のとある魔術師が回復の魔法をエンチャントしている布団だ。病気だろうが怪我だろうが次の日には治る素晴らしい布団だ。
「ヒィ~!また何もないところから!うん?それはなんだい?」
「こうやって敷くのです。とりあえず・・・横に・・・」
「う、うん・・・」
千草さんは・・・というか、この時代の女性は恥じらいがあまりないのだろうか。スッポンポンになりすぐさまオレの愚息を口に含んでくれた。オレのも多分臭っていただろう。だが千草さんは何も言わずにただ優しく口の中で転がす・・・そして、8年振りの女の温もりは1分、2分と数える程度で終わってしまった。
「ふふふ・・・任務なんかでも好いた殿方以外のも舐めた事はいっぱいあるけど、あんた・・・タケルのは嫌いじゃないわよ。強いて言うとすれば・・・アタイのも舐めて欲しかったわね」
うん。オレも舐めようかと思った。思ったのだが風呂にも入っておらず舐める事はできない。いや実はキュアを使い身を清めようかとも思ったがキュアは一瞬発光するためバレるのだ。身を清めてと言えば『アタイが汚いと言うのかい!?』なんて言われかねないからそのまましたのだ。
正直めちゃくちゃ濃いのが出た。量がハンパなかった。そして千草さんの口がめっちゃ気持ちよかった。なんなら明日くらいにもう一度相手していただきたいくらいだ。
「もし・・・もしいいなら数日ここに居てもいいですか?」
「うん?どうしたのさ?」
「色々ここら辺の事や生活の事など教えてほしい。手伝う事は手伝う。まずはオレもお金を手に入れないといけないから・・・」
「あんた何言ってるんだい?こんな金塊持ってるような人がお金手に入れるって・・・それにしても布団って言ったかしらね?これ気持ちいいわね!すぐに眠ってしまいそうだ」
「ははは。いいですよ。今日はもう寝ましょう。千草さん?本当にありがとうございました」
「ふふふ。アタイもだよ。久しぶりに気持ちよかったよ?タケル・・・」
チュッ
最後のキスは千草さんからのキスだった。
久しぶりに帰ってきた日本で初めて出会った女性、千草・・・。
少し汗臭く、お股に関しては状態異常無効の指輪を装備したオレでも呪いに罹りそうな危険な香りがし、腋や足なんかの毛も生えている女性。けど、見ず知らずのオレに優しさを見せてくれた千草さん。オレは礼には礼を返す男だ。
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