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盗撮するべきか否か!?
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「兄ちゃん!?これはなんだい!?」
「嬢ちゃん!?これは!?」「待て!俺が先だ!」
「馬鹿が!俺の方が先だろうが!!」
気付けば人人人。収拾がつかないくらいになっていた。何故こうなったかというと・・・
~営業開始30分~
「慶次さん?声掛けはかなりいいですけど中々買ってくれませんね」
「うむ。おかしい」
うむ。おかしい。じゃねーよ!!あんたがその髑髏の刺繍してあるジャンバー着て声掛けしてるからいけないんだろ!?
「合田様、私も声掛け致します!」「私も!!」
健気だよ。あやめさんもいろはちゃんも・・・。
「おい!武蔵!ほら!1文でオレが買うぞ!腹が減った!」
「は!?慶次さんは100文なんだけど!?」
「ブッ!!なんで俺は100文なんだよ!?100倍はおかしいだろうが!!」
うん。よく計算できたな。その通りだ。これは最初だから安くしてるだけだ。
「そりゃそうでしょ!慶次さんなんだから!!」
「はぁ~!?もういい!ほらよ!」
半分冗談で言ったつもりだが本当に100文渡してきたのでそのままお金を受け取った。
「チッ。こんなことならマヨネーズ持ってくればよかったぜ」
慶次さんが買った物はツナ缶だ。この人はツナマヨを既に知っている人だ。オレはツナマヨはあまり教えていない。ツナマヨを嫌いな人を未だかつて見た事ないからだ。
信長さんにすら教えていない。教えると危険になりそうな気がするからだ。
「お武家様?それはなんですかい?」
「うん?これか?何か一つ買ってくれるなら一口食わせてやろうか?」
「う~ん。どれどれ・・・1文とな!?」
そうだよ!1文だよ!かなり安くしてるよ!現代価値でどのくらいか分からないけど、少し離れたところで豆腐売ってる人を見て値段聞いたけど20文と言ってたから豆腐より安い缶詰だよ!
「まぁいい。旦那!食えよ!」
慶次さんは接客のせの字もないのかよ!?食えよ!ってなんだよ!うん!?食えよ・・・そうだ!!
「いろはちゃん!試食してもらおうよ!」
「ししょくとはなんでしょうか!?」
「ごめんごめん!試しに食べてもらう事だよ!初めて見る物は安くても不安でしょ!?試しに食べて美味しいという事が分かれば買いやすいでしょ!?」
「うんめぇ~!!これはうめぇ~!!買う買いますぞ!!」
「よーし!そうこなくっちゃな!武蔵!客だ・・・何をしているのだ?」
「え?試食ですけど?味が分からないと買いにくいでしょ?試しに食べてもらうんですよ」
「は!?おま!?今俺が買った物をわざわざこの旦那にーー」
「店主!!オイラにこのお武家様と同じ物を3つ売ってくれ!!」
「あ、ありがとうございます!いろはちゃん!お客さんだよ!!」
この出来事を皮切りに今に至るだ。
~現在~
「馬鹿が!俺の方が先だろうが!!」
いろはちゃんは計算で精一杯だ。オレが隣で商品を説明しながら試食もしてもらっている。慶次さんはブツクサ文句を言っていたが余裕がなくなったのか今は順番でいざこざが起こりそうな人達を宥めている。
「合田様!す、すいません!こちらのお方が魚の缶詰を大量にあるだけ欲しいと・・・」
「え!?あるだけ!?」
「おう!おう!其方が店主か!?南蛮の物をよくぞ揃えたもんよ!ワイは堺の今井っちゅうもんや!お館様にちょっと野暮用があり登城しておったのだ。すると堺でもないここ美濃にて南蛮物があると今しがたそこで聞いてな?」
今井・・・着てる服は明らかに格が違う・・・イントネーションが関西弁ぽい・・・まさか!?
「今井様・・・今井宗久様ですか!?」
「あちゃぁ~!ワイの事知っておったか?どこかで会うた事あったかいな?」
いやいやオレでも名前知ってるぞ!?千宗易、今井宗久、津田宗及この3人で天下三宗匠って呼ばれた人だろ!?
「いえ、ご高名は予々ーー」
「おい!武蔵!早く客を捌け!!」
「は、はい!今井様すいません!今から全て売れば他の方に売るものがなくなりますので・・・これで勘弁願えませんか!?1種類ずつ3個ずつ入れております!24文でかまいません!」
「そうか!そうか!ワイとした事が考えてなかったな!其方名前は?」
「合田武蔵と申します!」
「ほうほう。覚えておこう!おおきに!また来るぞ~!」
いや大物が普通に溶け込みすぎだろ!?
「合田様すいません・・・」
「いいよいいよ!いろはちゃんは少しずつ頑張ってくれるだけでいいからね!」
なんて健気な子だ。それに比べて慶次さんだよ・・・
「てめぇ~!今俺を押しやがったな!?許せん!城下で刀傷沙汰は御法度だ!角力で決着つけやがれ!!」
目を離すとすぐこれだ。なんで1番に熱くってるんだよ!?
「あっ!おまつ様!?」
「な、なに!?おまつ殿か!?どこだ!?」
「あっ、間違えた!似た人も居るんだな!あぁ~!間違えた間違えた!」
「チッ。武蔵お前・・・」
「おや?慶次?私がそんなに嫌いだったかえ?」
「ゲッ!?本物!?」
「すいません!すいません!おまつ様を見間違えるとはこの合田武蔵一生の不覚!どうかお許しください!」
オレもまさか本当に現れるとは思わずこの前みたいに怒られるのは怖いので最初に謝り倒す事にした。戦略的撤退だ!
「なーに言ってるんだか?合田様、開店おめでとうございます」
「へ?」
「おう!武蔵君!やっとるか!」
「前田様!」
「ほうほう!やってるようじゃな!」
「木下様!」
「違う!違うぞ!昨日からアッシは木下藤吉郎改め、羽柴秀吉となったのじゃ!武蔵が居らぬ時に丹羽殿と柴田殿から一文字ずつ拝借したのだ!以後気をつけい!」
「そうだったのですね!すいません!」
こんな簡単に改名するんだ?立ち会いたかったような気もする。
利家さんや秀吉さんが来たせいか、往来の人が少し間隔を開け出した。
「往来の者よ!気にせず買い物すれば良い!アッシ等も其方等と同じ客だ!遠慮するでない!」
「まぁ!?これは召物!?なんて上等な素材なのでしょう!?利家様!?これが欲しい!買ってください!」
「お、おい!まつ!俺に強請るな!俺は金がないの知ってるだろ!?」
いや何でお金ないんだよ!?何しに来たんだよ!?
「チッ」
いやいやおまつさん!?何で舌打ち!?仮にも旦那さんだろ!?
「しょうがないわね~!まつ、私が出してあげるよ!」
そう言うのはねねさんだ。姐御って感じだな!
「え!?これが服なの!?お嬢さん?この着方を教えてくれるかしら?」
「はははは、はい!こここれはですね……」
いきなりで伊織さんもテンパってるよ・・・。
「お!君は若いがいい身体してるではないか?鍛錬しているのか!?」
「は、はい!毎日重たい物を持ち鍛えております!」
「うむ!名前は!?」
「く・・・さ・・の太郎と申します」
「前半部分はこんな往来の中で言わない方がいいぞ?そうか!ただの太郎君か!もっと精進し武蔵君を支えてやりなさい!いや~!それにしても良い身体付きだ!ははは!」
いやいや利家さんはなんでも筋肉に結びつけるなよ!?しかも最後は違う意味に聞こえるぞ!?
おまつさんはやはり近寄り難いオーラがあるが、ねねさんの物腰柔らかいおかげか、往来の女性の方も伊織さんの方も見てくれだした。
服に関してはさすがに1文とはいかず、100文からとしているが、それにしても売れる売れる。伸びる素材が珍しいのか、みんなが引っ張る引っ張る。そして、下着類に興味津々だ。
「これを履けばお股を気にしなく済むのね!?」
「は、はい!パンツという物です!慣れるまで変な感じがしますが慣れると気にせず動けます!」
「そうかい!あたいは元から気にしないけどこれを一つ貰おうかね!」
「ありがとうございます!!」
やっぱこの時代の女性はノーパンか!?え!?そうなのか!?スマホのカメラで撮影するべきか!?そうなのか!?
「合田様?なんか顔がいやらしくなっていますが?」
「え!?おまつ様!!まさかそんな!!なんも考えておりません!!!」
「そう?ならいいんだけど?」
あっぶね~!バレるところだったぜ!
そんなこんななんとか人を捌いて色々売っていたが未来の本だけでは分からない新しい発見があった。
それは意外にも後世に名前が残る人達も普通に城下で買い物してる事だ。代表的な人が蜂須賀正勝って人や河尻秀隆って人達だ。
前者は秀吉さん配下の人だが最初普通に買い物してるから分からなかった。ってか本当にオーラを感じない優しそうなおじさんに見えた。慶次さんが教えてくれてやっとオレも挨拶したくらいだ。
「結構結構!殿と最近仲の良い者と聞いて馳せ参じだ。物珍しい食い物と聞いた。また来る」
と、一通りの缶詰を買って渋い事を言い去っていった。
そして、河尻さん。この人は・・・
「ここか!ここが相伴衆殿のお店か!」
この人に言われるまで自分の肩書き忘れてたよ。
「あ!城詰めの方ですか?」
「馬鹿!武蔵!この方は黒母衣衆筆頭の河尻与兵衛尉様だ!」
「すいません!すいません!平に!どうか平に・・・」
「ははは!実に面白い方だ!気にしなくていい!どれかおすすめはあるかな?」
「いろはちゃん!おすすめしてあげて!」
河尻さんも見た目は優しいダンディーなおじさんだが、蜂須賀さんと違い、河尻さんは歴戦の猛者のオーラがある。某漫画のように例えるなら武装色の覇気を持ってる感じだ。信長さん?信長さんは間違いなく覇王色だ。明智さんが見聞色かな?
そして勝手に新たに作るとすれば、前田さんが筋力色、秀吉さんは遊人色だな。
「嬢ちゃん!?これは!?」「待て!俺が先だ!」
「馬鹿が!俺の方が先だろうが!!」
気付けば人人人。収拾がつかないくらいになっていた。何故こうなったかというと・・・
~営業開始30分~
「慶次さん?声掛けはかなりいいですけど中々買ってくれませんね」
「うむ。おかしい」
うむ。おかしい。じゃねーよ!!あんたがその髑髏の刺繍してあるジャンバー着て声掛けしてるからいけないんだろ!?
「合田様、私も声掛け致します!」「私も!!」
健気だよ。あやめさんもいろはちゃんも・・・。
「おい!武蔵!ほら!1文でオレが買うぞ!腹が減った!」
「は!?慶次さんは100文なんだけど!?」
「ブッ!!なんで俺は100文なんだよ!?100倍はおかしいだろうが!!」
うん。よく計算できたな。その通りだ。これは最初だから安くしてるだけだ。
「そりゃそうでしょ!慶次さんなんだから!!」
「はぁ~!?もういい!ほらよ!」
半分冗談で言ったつもりだが本当に100文渡してきたのでそのままお金を受け取った。
「チッ。こんなことならマヨネーズ持ってくればよかったぜ」
慶次さんが買った物はツナ缶だ。この人はツナマヨを既に知っている人だ。オレはツナマヨはあまり教えていない。ツナマヨを嫌いな人を未だかつて見た事ないからだ。
信長さんにすら教えていない。教えると危険になりそうな気がするからだ。
「お武家様?それはなんですかい?」
「うん?これか?何か一つ買ってくれるなら一口食わせてやろうか?」
「う~ん。どれどれ・・・1文とな!?」
そうだよ!1文だよ!かなり安くしてるよ!現代価値でどのくらいか分からないけど、少し離れたところで豆腐売ってる人を見て値段聞いたけど20文と言ってたから豆腐より安い缶詰だよ!
「まぁいい。旦那!食えよ!」
慶次さんは接客のせの字もないのかよ!?食えよ!ってなんだよ!うん!?食えよ・・・そうだ!!
「いろはちゃん!試食してもらおうよ!」
「ししょくとはなんでしょうか!?」
「ごめんごめん!試しに食べてもらう事だよ!初めて見る物は安くても不安でしょ!?試しに食べて美味しいという事が分かれば買いやすいでしょ!?」
「うんめぇ~!!これはうめぇ~!!買う買いますぞ!!」
「よーし!そうこなくっちゃな!武蔵!客だ・・・何をしているのだ?」
「え?試食ですけど?味が分からないと買いにくいでしょ?試しに食べてもらうんですよ」
「は!?おま!?今俺が買った物をわざわざこの旦那にーー」
「店主!!オイラにこのお武家様と同じ物を3つ売ってくれ!!」
「あ、ありがとうございます!いろはちゃん!お客さんだよ!!」
この出来事を皮切りに今に至るだ。
~現在~
「馬鹿が!俺の方が先だろうが!!」
いろはちゃんは計算で精一杯だ。オレが隣で商品を説明しながら試食もしてもらっている。慶次さんはブツクサ文句を言っていたが余裕がなくなったのか今は順番でいざこざが起こりそうな人達を宥めている。
「合田様!す、すいません!こちらのお方が魚の缶詰を大量にあるだけ欲しいと・・・」
「え!?あるだけ!?」
「おう!おう!其方が店主か!?南蛮の物をよくぞ揃えたもんよ!ワイは堺の今井っちゅうもんや!お館様にちょっと野暮用があり登城しておったのだ。すると堺でもないここ美濃にて南蛮物があると今しがたそこで聞いてな?」
今井・・・着てる服は明らかに格が違う・・・イントネーションが関西弁ぽい・・・まさか!?
「今井様・・・今井宗久様ですか!?」
「あちゃぁ~!ワイの事知っておったか?どこかで会うた事あったかいな?」
いやいやオレでも名前知ってるぞ!?千宗易、今井宗久、津田宗及この3人で天下三宗匠って呼ばれた人だろ!?
「いえ、ご高名は予々ーー」
「おい!武蔵!早く客を捌け!!」
「は、はい!今井様すいません!今から全て売れば他の方に売るものがなくなりますので・・・これで勘弁願えませんか!?1種類ずつ3個ずつ入れております!24文でかまいません!」
「そうか!そうか!ワイとした事が考えてなかったな!其方名前は?」
「合田武蔵と申します!」
「ほうほう。覚えておこう!おおきに!また来るぞ~!」
いや大物が普通に溶け込みすぎだろ!?
「合田様すいません・・・」
「いいよいいよ!いろはちゃんは少しずつ頑張ってくれるだけでいいからね!」
なんて健気な子だ。それに比べて慶次さんだよ・・・
「てめぇ~!今俺を押しやがったな!?許せん!城下で刀傷沙汰は御法度だ!角力で決着つけやがれ!!」
目を離すとすぐこれだ。なんで1番に熱くってるんだよ!?
「あっ!おまつ様!?」
「な、なに!?おまつ殿か!?どこだ!?」
「あっ、間違えた!似た人も居るんだな!あぁ~!間違えた間違えた!」
「チッ。武蔵お前・・・」
「おや?慶次?私がそんなに嫌いだったかえ?」
「ゲッ!?本物!?」
「すいません!すいません!おまつ様を見間違えるとはこの合田武蔵一生の不覚!どうかお許しください!」
オレもまさか本当に現れるとは思わずこの前みたいに怒られるのは怖いので最初に謝り倒す事にした。戦略的撤退だ!
「なーに言ってるんだか?合田様、開店おめでとうございます」
「へ?」
「おう!武蔵君!やっとるか!」
「前田様!」
「ほうほう!やってるようじゃな!」
「木下様!」
「違う!違うぞ!昨日からアッシは木下藤吉郎改め、羽柴秀吉となったのじゃ!武蔵が居らぬ時に丹羽殿と柴田殿から一文字ずつ拝借したのだ!以後気をつけい!」
「そうだったのですね!すいません!」
こんな簡単に改名するんだ?立ち会いたかったような気もする。
利家さんや秀吉さんが来たせいか、往来の人が少し間隔を開け出した。
「往来の者よ!気にせず買い物すれば良い!アッシ等も其方等と同じ客だ!遠慮するでない!」
「まぁ!?これは召物!?なんて上等な素材なのでしょう!?利家様!?これが欲しい!買ってください!」
「お、おい!まつ!俺に強請るな!俺は金がないの知ってるだろ!?」
いや何でお金ないんだよ!?何しに来たんだよ!?
「チッ」
いやいやおまつさん!?何で舌打ち!?仮にも旦那さんだろ!?
「しょうがないわね~!まつ、私が出してあげるよ!」
そう言うのはねねさんだ。姐御って感じだな!
「え!?これが服なの!?お嬢さん?この着方を教えてくれるかしら?」
「はははは、はい!こここれはですね……」
いきなりで伊織さんもテンパってるよ・・・。
「お!君は若いがいい身体してるではないか?鍛錬しているのか!?」
「は、はい!毎日重たい物を持ち鍛えております!」
「うむ!名前は!?」
「く・・・さ・・の太郎と申します」
「前半部分はこんな往来の中で言わない方がいいぞ?そうか!ただの太郎君か!もっと精進し武蔵君を支えてやりなさい!いや~!それにしても良い身体付きだ!ははは!」
いやいや利家さんはなんでも筋肉に結びつけるなよ!?しかも最後は違う意味に聞こえるぞ!?
おまつさんはやはり近寄り難いオーラがあるが、ねねさんの物腰柔らかいおかげか、往来の女性の方も伊織さんの方も見てくれだした。
服に関してはさすがに1文とはいかず、100文からとしているが、それにしても売れる売れる。伸びる素材が珍しいのか、みんなが引っ張る引っ張る。そして、下着類に興味津々だ。
「これを履けばお股を気にしなく済むのね!?」
「は、はい!パンツという物です!慣れるまで変な感じがしますが慣れると気にせず動けます!」
「そうかい!あたいは元から気にしないけどこれを一つ貰おうかね!」
「ありがとうございます!!」
やっぱこの時代の女性はノーパンか!?え!?そうなのか!?スマホのカメラで撮影するべきか!?そうなのか!?
「合田様?なんか顔がいやらしくなっていますが?」
「え!?おまつ様!!まさかそんな!!なんも考えておりません!!!」
「そう?ならいいんだけど?」
あっぶね~!バレるところだったぜ!
そんなこんななんとか人を捌いて色々売っていたが未来の本だけでは分からない新しい発見があった。
それは意外にも後世に名前が残る人達も普通に城下で買い物してる事だ。代表的な人が蜂須賀正勝って人や河尻秀隆って人達だ。
前者は秀吉さん配下の人だが最初普通に買い物してるから分からなかった。ってか本当にオーラを感じない優しそうなおじさんに見えた。慶次さんが教えてくれてやっとオレも挨拶したくらいだ。
「結構結構!殿と最近仲の良い者と聞いて馳せ参じだ。物珍しい食い物と聞いた。また来る」
と、一通りの缶詰を買って渋い事を言い去っていった。
そして、河尻さん。この人は・・・
「ここか!ここが相伴衆殿のお店か!」
この人に言われるまで自分の肩書き忘れてたよ。
「あ!城詰めの方ですか?」
「馬鹿!武蔵!この方は黒母衣衆筆頭の河尻与兵衛尉様だ!」
「すいません!すいません!平に!どうか平に・・・」
「ははは!実に面白い方だ!気にしなくていい!どれかおすすめはあるかな?」
「いろはちゃん!おすすめしてあげて!」
河尻さんも見た目は優しいダンディーなおじさんだが、蜂須賀さんと違い、河尻さんは歴戦の猛者のオーラがある。某漫画のように例えるなら武装色の覇気を持ってる感じだ。信長さん?信長さんは間違いなく覇王色だ。明智さんが見聞色かな?
そして勝手に新たに作るとすれば、前田さんが筋力色、秀吉さんは遊人色だな。
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