82 / 122
この惑星で生き抜く
水氷の上級精霊
しおりを挟む
「よし!着いたぞ!ここが世にも珍しいドワーフが店主の酒場だ!」
中に入るとかなりの客が入っていた。繁盛店だな。
「ドワーフが酒場は珍しいのか?」
「はは!トレノはここらへんの出身じゃなかったって言ったよな?ドワーフは生まれつき俺達人間と身体付きが違うのでな?筋肉量が違うから力仕事や剣作りが向いてるのだ」
「初めて聞いた。そうなんですね。それでこの酒場が珍しいという事なのですね」
「おう!ダルカスか!久しぶりだな!」
「ヨーギの店は相変わらず繁盛してるな!エールを人数分とあの肉の香草焼きを持ってきてくれ!」
「あいよ!」
「女達には悪いが騙されたと思ってここの肉の香草焼きを食べてくれ!本当に美味いから!それと今日はオレの奢りだ!好きなだけ食べて好きなだけ飲んでくれ!」
「ダルカスさんなんか悪いですね。今日はお言葉は甘えますが次は俺達が奢らせてください」
「そんな事はどうでもいいんだがお前ドラゴンの鱗をどうしたんだ?」
「ダルカス氏?あの鱗の事を聞きたいなら女性が男性に剣を贈る意味を教えてくださる?」
ヤバい!あの口調は静かに怒ってる時の口調だ・・・
「なんだ。そんな事かそれはーー」
「ダルカスさん!その事は私から後で言いますので!!!」
「おっおう。悪かった!という事だからルクスも堪えてくれ」
「シルビア?今すぐ教えなさい?」
「ルクス・・ここでは言いにくい・・・」
「ぎゃはははは!!シルビアのその表情は初めて見たぞ!!言いにくいなら俺が言ってやるぞ?うん?」
ダルカスも悪ノリするなよ!?ルクスは表情は変わらないがあれは何としても追求してしまうぞ?シルビアは顔が真っ赤になってるけどまだ酒飲んでないよな!?
「ゔ・・・・・・・ダルカスさん・・・」
「まっ、とりあえず飲んで食べてからだな!」
その後少しすると見た感じ肉と草を焼いただけの肉が出てきたがオギゴの宿で食べたのより更に美味しく油が凄いのに気持ち悪くならないので食べ過ぎてしまった。それにこの味付けがエールの進みをよくしてくれて俺は4杯もおかわりしてしまった。
「そろそろ教えてくださるかしら?」
おいおい、ルクスはまだ言ってるのか!?
「もう分かったよ!!!言えばいいんでしょ!?」
「おっおう!?シルビアどうしたんだ!?」
「女の人が男性に剣を贈る意味は『これからその剣で私を守ってください』って意味なの!ルクスもこれでいいでしょ!?」
「うん?なんだそんな事か。約束しただろ?シルビアは俺が守るって」
「おい?トレノ?お前分かってるのか?」
「うん?守れって事だろ?そんなの当たり前じゃないか?」
「はぁ~・・・・シルビア?お前の苦労を察するよ。まあなんだ。これでも飲んで頑張れ」
「はい・・・・・」
「シルビア?なら私も曹長に剣を贈っても問題ないですね?」
「え!?ええ。大丈夫ですわよ!ほほほほ」
シルビアもルクスの真似し出したぞ!?酔っているのか!?
「モテる男は良いよな?あんな美人二人に言い寄られてな?俺も後30若ければな?まっ、浮気だけには気をつけろよ?がはははは!」
その日は遅くまで飲み食いし、ダルカスは先に手続きした宿に帰った。俺達もどこかに泊まろうとしたが夜も遅かったため転送で拠点に帰る事にした。ミラはお母さんと一緒に居るからな。明日ソフィーの所に迎えに行くか。なにやら、シルビアとルクスはバチバチやり合っているけど本当になんなんだ?
『トレノは本当に鈍感ね!?精霊の私でも意味が分かるわよ!?』
『私も・・・分かる・・』
おい!?シルフもウンディーネも分かるってなんなんだ!?違う意味があるのか!?
拠点に着きそれぞれの部屋に入り、オレは疲れたためポセイドン様から貰ったルルの実を迷わず食べそのまま休む事にした。
次の日オレはウンディーネに起こされた。
『トレノ・・・新しい水氷の精霊が来た・・・』
「うん?あ、おはよう。水氷の精霊!?そんなの居るのか!?」
『チッ、ポセイドン様から言われたから人間界に来てやったがあーしがこんな人間に仕えるなんてね』
口が悪い精霊だな。こんな奴なら要らないんだけど。
『トレノ・・・ごめん・・・私のお姉ちゃん・・ルカって名前なの』
「ウンディーネのお姉さんか。だいぶタイプが違うな?ポセイドン様になんて言われたか分からないけど一緒に着いて来てくれるのか?」
『そうだよ!ポセイドン様に言われたからしょうがなしだからな?』
ウンディーネと大違いだな。けど水と氷って二属性の精霊って事か?
『あんたの顔で分かるね。私が何故水と氷を司ってるかだろ?』
このルカが言うには元々氷という属性はなかったがポセイドン様の眷族に居た精霊が大精霊に格が上がったためアシュタルト様とポセイドン様が考えた結果氷属性の大精霊になったと言った。それでその氷属性の大精霊誕生の時最初の眷族になったのがこのルカという訳だが元々ウンディーネのお姉さんで氷属性に変わった為ニ属性となったらしい。精霊界でも初めてと言った
「そんな上級精霊様がオレに仕えてくれるのか?」
『ポセイドン様とシヴァ様があんたの見る世界が気になるとか言うんであーしが名指しされたわけだ!』
「へぇ~。そうなんだ。ならとりあえずよろしくな?なんか儀式みたいなのとかあるの?」
それからこのルカが発光しておでこを当てろと言うので当てると俺の中に何か異物が入った感じがしたがすぐに治った。
『へぇ~、あんたウィスプ様とも繋がりがあるのか?珍しいな?ウィスプ様の眷族はどこに居るんだ?』
「呼びましたか?」
『お前が光の上級精霊か。動きが速いな?』
『私は光を司ってますからね?こんな事もできますよ?』
シュンシュンシュン
『ふん!面白い!あーしもこんな事ができるのさ?』
パキパキパキ
『大した事ないですわね?こちらはどうかしら?』
また二人して何で張りあってるんだよ!?
「トレノおはよ…って何!?どういう事!?」
シルビアが起きて来て事情を話したが頭が追いついてないのかお風呂に入ってくると言い、俺はこの状況をどうにかしようと思案するのだった。
中に入るとかなりの客が入っていた。繁盛店だな。
「ドワーフが酒場は珍しいのか?」
「はは!トレノはここらへんの出身じゃなかったって言ったよな?ドワーフは生まれつき俺達人間と身体付きが違うのでな?筋肉量が違うから力仕事や剣作りが向いてるのだ」
「初めて聞いた。そうなんですね。それでこの酒場が珍しいという事なのですね」
「おう!ダルカスか!久しぶりだな!」
「ヨーギの店は相変わらず繁盛してるな!エールを人数分とあの肉の香草焼きを持ってきてくれ!」
「あいよ!」
「女達には悪いが騙されたと思ってここの肉の香草焼きを食べてくれ!本当に美味いから!それと今日はオレの奢りだ!好きなだけ食べて好きなだけ飲んでくれ!」
「ダルカスさんなんか悪いですね。今日はお言葉は甘えますが次は俺達が奢らせてください」
「そんな事はどうでもいいんだがお前ドラゴンの鱗をどうしたんだ?」
「ダルカス氏?あの鱗の事を聞きたいなら女性が男性に剣を贈る意味を教えてくださる?」
ヤバい!あの口調は静かに怒ってる時の口調だ・・・
「なんだ。そんな事かそれはーー」
「ダルカスさん!その事は私から後で言いますので!!!」
「おっおう。悪かった!という事だからルクスも堪えてくれ」
「シルビア?今すぐ教えなさい?」
「ルクス・・ここでは言いにくい・・・」
「ぎゃはははは!!シルビアのその表情は初めて見たぞ!!言いにくいなら俺が言ってやるぞ?うん?」
ダルカスも悪ノリするなよ!?ルクスは表情は変わらないがあれは何としても追求してしまうぞ?シルビアは顔が真っ赤になってるけどまだ酒飲んでないよな!?
「ゔ・・・・・・・ダルカスさん・・・」
「まっ、とりあえず飲んで食べてからだな!」
その後少しすると見た感じ肉と草を焼いただけの肉が出てきたがオギゴの宿で食べたのより更に美味しく油が凄いのに気持ち悪くならないので食べ過ぎてしまった。それにこの味付けがエールの進みをよくしてくれて俺は4杯もおかわりしてしまった。
「そろそろ教えてくださるかしら?」
おいおい、ルクスはまだ言ってるのか!?
「もう分かったよ!!!言えばいいんでしょ!?」
「おっおう!?シルビアどうしたんだ!?」
「女の人が男性に剣を贈る意味は『これからその剣で私を守ってください』って意味なの!ルクスもこれでいいでしょ!?」
「うん?なんだそんな事か。約束しただろ?シルビアは俺が守るって」
「おい?トレノ?お前分かってるのか?」
「うん?守れって事だろ?そんなの当たり前じゃないか?」
「はぁ~・・・・シルビア?お前の苦労を察するよ。まあなんだ。これでも飲んで頑張れ」
「はい・・・・・」
「シルビア?なら私も曹長に剣を贈っても問題ないですね?」
「え!?ええ。大丈夫ですわよ!ほほほほ」
シルビアもルクスの真似し出したぞ!?酔っているのか!?
「モテる男は良いよな?あんな美人二人に言い寄られてな?俺も後30若ければな?まっ、浮気だけには気をつけろよ?がはははは!」
その日は遅くまで飲み食いし、ダルカスは先に手続きした宿に帰った。俺達もどこかに泊まろうとしたが夜も遅かったため転送で拠点に帰る事にした。ミラはお母さんと一緒に居るからな。明日ソフィーの所に迎えに行くか。なにやら、シルビアとルクスはバチバチやり合っているけど本当になんなんだ?
『トレノは本当に鈍感ね!?精霊の私でも意味が分かるわよ!?』
『私も・・・分かる・・』
おい!?シルフもウンディーネも分かるってなんなんだ!?違う意味があるのか!?
拠点に着きそれぞれの部屋に入り、オレは疲れたためポセイドン様から貰ったルルの実を迷わず食べそのまま休む事にした。
次の日オレはウンディーネに起こされた。
『トレノ・・・新しい水氷の精霊が来た・・・』
「うん?あ、おはよう。水氷の精霊!?そんなの居るのか!?」
『チッ、ポセイドン様から言われたから人間界に来てやったがあーしがこんな人間に仕えるなんてね』
口が悪い精霊だな。こんな奴なら要らないんだけど。
『トレノ・・・ごめん・・・私のお姉ちゃん・・ルカって名前なの』
「ウンディーネのお姉さんか。だいぶタイプが違うな?ポセイドン様になんて言われたか分からないけど一緒に着いて来てくれるのか?」
『そうだよ!ポセイドン様に言われたからしょうがなしだからな?』
ウンディーネと大違いだな。けど水と氷って二属性の精霊って事か?
『あんたの顔で分かるね。私が何故水と氷を司ってるかだろ?』
このルカが言うには元々氷という属性はなかったがポセイドン様の眷族に居た精霊が大精霊に格が上がったためアシュタルト様とポセイドン様が考えた結果氷属性の大精霊になったと言った。それでその氷属性の大精霊誕生の時最初の眷族になったのがこのルカという訳だが元々ウンディーネのお姉さんで氷属性に変わった為ニ属性となったらしい。精霊界でも初めてと言った
「そんな上級精霊様がオレに仕えてくれるのか?」
『ポセイドン様とシヴァ様があんたの見る世界が気になるとか言うんであーしが名指しされたわけだ!』
「へぇ~。そうなんだ。ならとりあえずよろしくな?なんか儀式みたいなのとかあるの?」
それからこのルカが発光しておでこを当てろと言うので当てると俺の中に何か異物が入った感じがしたがすぐに治った。
『へぇ~、あんたウィスプ様とも繋がりがあるのか?珍しいな?ウィスプ様の眷族はどこに居るんだ?』
「呼びましたか?」
『お前が光の上級精霊か。動きが速いな?』
『私は光を司ってますからね?こんな事もできますよ?』
シュンシュンシュン
『ふん!面白い!あーしもこんな事ができるのさ?』
パキパキパキ
『大した事ないですわね?こちらはどうかしら?』
また二人して何で張りあってるんだよ!?
「トレノおはよ…って何!?どういう事!?」
シルビアが起きて来て事情を話したが頭が追いついてないのかお風呂に入ってくると言い、俺はこの状況をどうにかしようと思案するのだった。
0
お気に入りに追加
205
あなたにおすすめの小説

セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる