上 下
59 / 122
惑星に降り立つ

アグニの進化

しおりを挟む
 次の日俺達はバリスさんの店に寄った。理由はミラ用のマジックバックや消耗品の購入のためだ。

 「いっらっしゃいーー」

 「ソフィー!!おはよう!ちゃんと働いてるんだね!」

 「何よ!?ちゃんと働いてるわよ!それよりミラどうしたの?トレノもシルビアさんもおはよう!」

 「おはよう。ミラのマジックバックと消耗品を買いに来たんだ。見せてもらっていいか?」

 「ありがとう!何でも見て行ってね!」

 俺達は見た事ない調味料や保存食などをいっぱい購入してマジックバックに入れそれをミラに渡した。

 「そのバックはミラの物だから大切に使えよ?それと中に緊急時の時のために大金貨10枚入れてあるからもし俺達に何かあった場合は役立ててくれ」

 「こんなに!?何もないですよね!?」

 「何もないようには気をつける予定だが俺でも危うい魔物に出会うかもしれないだろ?よっぽどの事がない限りは大丈夫だと思うけど」

 「そうよ!私もトレノを守るから大丈夫だよ!」

 「まあそういう事だ。それで今は金は充分にあるからしばらく依頼は受けるつもりはないんだがミラはいいか?とりあえず歩きながら話そう。ソフィーありがとうな?バリスさんによろしく伝えてくれ」

 ソフィーに『いいな』『私も行きたいな』とか言われたが相槌くらいで店を出た

 「依頼受けないってトレノ様はこれからどうするのですか?」

 「魔法書が手に入ったら俺はドラゴンを狩るつもりだ」

 「えーーーーーーっ!?ドラゴン!?!?!?」

 "ユウコ、悪い拠点まで転送してくれ"

 "了解致しました"



 「ミラちゃん?声大きいよ?」

 「シルビア様すいません・・・」

 それから俺は何故ドラゴンを狩るのかと海に向かう事を伝えた。もちろん海は転送を使う事もだ。

 「まさか本当に・・・」

 「本当だ。だからまずは魔法を覚えて対策を練るためにーー」

 『おっおう!?身体が引っ張られーー』

 『トレノ!?早くっ!早くっ!アグニが精霊界に呼ばれてるよ!!!』

 『シルフなんだ!?これは・・・クソッ!いきなりかよ!!シルフ、ウンディーネはユウコとミラを守ってくれ!アグニすぐに行くから頼むぞ!』

 『俺っちがとうとう上級精霊になるってか!?』

 "曹長 唐突ですが今までありがとうございました 正直 上位の精霊を舐めてた所がありました 今感じる魔力渦は私が作った臓器 仮称マナ 曹長の総魔力に匹敵します"

 "何を急に言ってるんだ!!ユウコ!精霊王かイフリートだったか!?にちゃんとお願いするからいつものように補佐を頼むぞ!?"

 "善処します"

 「なに!?何が起こってるの!?トレノどういうこと!?アグニが進化するの!?この魔力渦・・・」

 「トレノ様・・シルビア様・・・すいません・・・私また・・・」

 「また魔力酔いか!?ユウコ!ミラを頼む!俺は行ってくるぞ!」

 『俺っちがとうとう上級精霊だぁぁぁぁーーー』

 「ちょっとトレノ!?一緒に行く約束でしょ!?」

 「ミラを守る奴も必要だ!大丈夫必ず戻る!」

 「ちょっと私も・・・この魔力が・・私も連れて行って・・・」

 「すまん。ユウコ・・・行ってくる」

 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節JUMP! JUMP! JUMP! No1)

あおっち
SF
 港に立ち上がる敵AXISの巨大ロボHARMOR。  遂に、AXIS本隊が北海道に攻めて来たのだ。  その第1次上陸先が苫小牧市だった。  これは、現実なのだ!  その発見者の苫小牧市民たちは、戦渦から脱出できるのか。  それを助ける千歳シーラスワンの御舩たち。  同時進行で圧力をかけるAXISの陽動作戦。  台湾金門県の侵略に対し、真向から立ち向かうシーラス・台湾、そしてきよしの師範のゾフィアとヴィクトリアの機動艦隊。  新たに戦いに加わった衛星シーラス2ボーチャン。  目の離せない戦略・戦術ストーリーなのだ。  昨年、椎葉きよしと共に戦かった女子高生グループ「エイモス5」からも目が離せない。  そして、遂に最強の敵「エキドナ」が目を覚ましたのだ……。  SF大河小説の前章譚、第4部作。  是非ご覧ください。 ※加筆や修正が予告なしにあります。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

忘却の艦隊

KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります

まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。 そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。 選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。 あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。 鈴木のハーレム生活が始まる!

日本国転生

北乃大空
SF
 女神ガイアは神族と呼ばれる宇宙管理者であり、地球を含む太陽系を管理して人類の歴史を見守ってきた。  或る日、ガイアは地球上の人類未来についてのシミュレーションを実施し、その結果は22世紀まで確実に人類が滅亡するシナリオで、何度実施しても滅亡する確率は99.999%であった。  ガイアは人類滅亡シミュレーション結果を中央管理局に提出、事態を重くみた中央管理局はガイアに人類滅亡の回避指令を出した。  その指令内容は地球人類の歴史改変で、現代地球とは別のパラレルワールド上に存在するもう一つの地球に干渉して歴史改変するものであった。  ガイアが取った歴史改変方法は、国家丸ごと転移するもので転移する国家は何と現代日本であり、その転移先は太平洋戦争開戦1年前の日本で、そこに国土ごと上書きするというものであった。  その転移先で日本が世界各国と開戦し、そこで起こる様々な出来事を超人的な能力を持つ女神と天使達の手助けで日本が覇権国家になり、人類滅亡を回避させて行くのであった。

処理中です...