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惑星に降り立つ

お母さんの葛藤

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 「シルビア?少し良いか?」

 「どうぞ~!トレノ♪どうしたの?」

 "酔ってかなり上機嫌だよな?"

 "酔った状態での体液交換は本人の了承を得てない………"

 "んな事するかっ!!"

 「実はロドリゲス男爵に会うために手土産がいると思うのだがアッと驚く手土産にドラゴンなんかどうだろうと思ってな・・・・」

 「んんん!?!?折角良い気分で寄ってたのが覚めました」

 「いやすまん。真面目に考えているんだ」

 「ドラゴンですよ!?前に倒したワイバーンと違うんですよ!?さすがのトレノも危ないですよ!!」

 「いや、カリホルニウムもかなりの価値がある物だろう?ドラゴンも価値があるのだろう?平和的にいくには交換が良いかと思ってな。それにバリスさんに聞いてもロドリゲス男爵は良い人に聞こえてな。盗んだりするのはどうも嫌でな・・・サハリン帝国になら気兼ねなくできそうだが、余裕を持ってカリホルニウムを手に入れておきたいんだ」

 「そうですか・・・・なら私は何も言いません。トレノに従いますよ」

 「すまん。ありがとう。とりあえず少しの間情報を集めようと思う。ドローンでドラゴンの生息域も調べるのと確か魔法の本があるんだろう?それも見てみたいんだ」

 「分かりました。それでミアの方は・・・」

 「何も言ってきてない。そこは、もう気にするな」

 「残念ですが分かりました」

 それから俺は自分の部屋に戻りこれからの作戦予定を立てる

 "ユウコ、聞いてたと思うがドラゴンの生息域を調べられるか?"

 "実はこの街から更に東に進むと荒野がありますがその先に海があります 海の途中にそこそこの島がありますが そこは霧が深く調査を後回しにしてましたので 分かりませんがそこから 微量の魔力が感じました"

 "分かった。ならその島をまずは調査してみよう。流石にそこへは転送を使わせてくれ"

 "海の向こうのマッピングももう間もなく終わります 所々この規模の街や小さい集落などあります とりわけ 獣人族と呼ばれる種族が集落や森に住んでる傾向があり 海の向こうでは差別扱いされていたり 奴隷的な扱いを受けています"

 "チッ。胸糞悪いな。奴隷なんか時代遅れもいいとこだ。いずれ海を渡ろう。どうせ俺はもうエクセルシオ宙域隊には戻れないし好きにさせてもらう"

 "了解致しました"

 それから俺は言語とマッピングをアップデートしてこの日は寝た。
















 「ミラと寝るのは久しぶりね」

 「そうだねお母さん!ミラはね、ソフィーのお母さんのために頑張ったんだよ!色々あってミストは死んでしまったけど・・・」

 「そう。頑張ったんだね。ミストって子のお墓にお母さんも行くよ!それにお母さんのせいで苦労かけてごめんね」

 「ううん!大丈夫!あのトレノ様とシルビア様に魔法を教えてもらって冒険者としてこれからもやっていけそうなんだよ!」

 「本当は危ない、いつ死ぬか分からない冒険者なんか辞めて欲しいと思ってる。お姉ちゃん冒険者になって帰ってこなくて今どうしてるかも分からない。ミラはこの街で冒険者を続けるつもりなの?」

 「お母さんが心配だからミラはもうどこにも行くつもりないよ・・・・」

 「トレノ様やシルビア様は優しいの?」

 「うん。凄く優しいよ。シルビア様には魔法の他にも一緒に水浴びしたり、少し料理教えてもらったりトレノ様には少し剣と魔法も少し、他には異国の話しを色々聞いたよ!」

 「そっか・・・・・・。ミラも冒険者続けたいの?」

 「もうこれしかミラが稼げる道がないから・・・そうだ!トレノ様からマジックバック貰ったんだ!」

 「そんな高価な物どうやってお返しするの!?」

 「これはトレノ様の故郷では別れる人には何か物を渡してあげる風潮なんだって」

 「調味料とかパンに・・・ギル!?こんなにたくさんのギル!?それにこれってまさかユグドラシルの枝じゃないの!?」

 「お金を貰ったの!?それは悪いわ!明日すぐに返しなさい!それにユグドラシルの枝ってあのユグドラシルの事!?」

 「そうよ!これ見てみて!この模様そうだと思わない!?」

 「そう・・・お母さんは実物見た事ないから分からないけど多分そうだと思う。それにこんなにお金どうするのよ・・・いくらトレノ様の国の風習でもこんなに貰えないわ」

 「大金貨10枚も入ってるよ!」

 「・・・・ミラ?冒険者の時の話しを聞かせてくれる?」

 「んいきなりどうしたの?別にいいけど」

 「そこで角ウサギを処理してトレノ様が味付けした肉を食べ………ゴブリン倒して右耳を解体したり………夜にトレノ様の故郷の話しで確か地球?て場所のラーメンを食べる話しをしたり………オーガロードがでてきてトレノ様が…………ソフィーが走り出してゴブリンジェネラルが居てけどトレノ様の魔法剣で倒したり………最後のレッドボアも今まで食べた事ないくらい美味しくトレノ様が料理してくれたり…………てな感じかな!」

 「ミラは冒険の話ししてる時は楽しそうだね」

 「うん!楽しかったよ!魔法も二属性まで使えるようになったよ!」

 「そう・・・・。ミラはトレノ様達と冒険者がしたいの?」

 「う~ん。本当はそうだけどお母さんと離れ離れになるのは心配だからそれはいいや!・・・あれ!?何で涙が・・・」

 「ミラごめんよ・・・お母さんのせいでごめんよ・・・私は今までもなんとかしてこれたんだからきっと大丈夫よ!あなたはトレノ様やシルビア様にお願いして着いて行きなさい」

 「だってそれは・・・実はイルマ様からお仕事の話しを貰ったの。まだ何をとかは聞いてないから分からないけど悪いようにはしないって!」

 「本当なの!?良かったよ!なら私は冒険者続けていいの!?」

 「危ない事はし過ぎないで!ミラはもう自分で考えて行動できるから大丈夫だとは思うけど・・・それとたまには連絡しなさい!」

 「はい!分かったよ!明日朝一にトレノ様にお願いしてみます!」

 こんなに嬉しい日は久しぶり!お母さん大好きだよ!
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