宙域艦隊士が遭難し不時着した星は魔法がある惑星でした

惑星に降り立つ

身体魔法 アクセルブースト

　エルフのユウコが起きた後、俺達はオギゴに戻ってきた。お腹が空いたためさっそく宿に戻る

　「昨日は泊まってないが飯だけ食べさせてもらうのは失礼じゃないか？」

　「本来なら失礼かと思いますがお金を払ってるのでかまわないでしょう。それにオギゴのお母さんはそんな小さい事言わないと思いますよ？」

　「なんでみんなオギゴの母親とかお母さんとか言うんだ？」

　「それはあのお母さんの名前はルーさんって言うんですけど、身分関係なく優しく、お金がない人にも施しをする人で気付けばみんなからお母さんって呼ばれてます。実は私もルーさんにはエルフと言う事を伝えてます」

　「だから最初名前間違えてたのか」
　
　「そうです。私もビックリしましたがバレずに済みました」

　それから俺達は宿に着き、朝ご飯食べさせて欲しいと伝えると嫌な顔せず俺にはバターたっぷり塗ってるパンとカラフルなサラダ、ミルクスープが出された。

　「すまないねぇ～。二人が朝に戻ってくると知らなくてこんな物しか出せないよ」

　「いえ、私達が何も言わずに戻ったのが悪いんです！ありがとうございます！」

　「そうです。俺が先に言っておけばよかったのにすいません。ありがとうございます」

　「今度からは伝えてくれたらちゃんとしたのを出すからね！それとシルビア？良い顔になったね！それとあんたは・・・トレノだったかい？」

　「はい。トレノです」

　「そうそう。トレノはあまり強そうには見えないがちゃんとシルビアを守っておやりよ！？ただでさえこんな美人が一緒に行動してくれてるんだ、死なせるんじゃないよ？」

　「はは！そうですね！一生懸命守りますよ」

　「ちょちょっとお母さん！トレノは凄く強いんですよ！！魔法も…」

　「シルビア！そんな事より食べようぜ！」

　「そそうですね！お母さんありがとうございます！」

　「ふふ。仲良いわね！ごゆっくり」

　「とりあえず今日は普通に依頼を達成しておかないか？」

　「そうですね。ゴブリンの討伐と角ウサギを狩るくらいで時間掛けてたら笑われますよ」

　"ユウコ？ドローンでゴブリンと角ウサギを探してくれないか？"

　"了解致しました"

　「食べた！食べた！じゃあ行くとするか」

　「そうですね！お腹一杯になりました！」

　「さくっと狩って昼過ぎには戻ろう」

　「はい！分かりました！」



　「どの辺りを散策しますか？」

　「ドローンで周辺を探してある程度は見当が付いてるんだ。ここから西に8キロ離れた所で角ウサギが群れでいるらしい」

　「そんな事が分かるんですか！？」

　「あぁ。頭のユウコが教えてくれている。それとそれから角ウサギの場所から更に南西の方に30キロ進むとゴブリンが200匹程これもまた群れでいるらしい」

　「え！？それはまさかゴブリンの巣じゃないですか！？早くギルドに伝えましょう！」

　「いや、正直オレはゴブリンなんか1万匹？人？居ても問題ないと思っている。せっかくだから魔法の練習になってもらおうと思う」

　「でも集落を作るゴブリンなら間違いなくゴブリンジェネラルとかゴブリンキングが居るのでちょっと危ない気がするのですが・・・」

　「なら、もし危ないと感じたらすぐに転送で逃げるようにする。これでいいか？」

　「分かりました。じゃあ角ウサギまでは、走って行こう。ゴブリンの集落まではさすがに遠いから転送を使う」

　「分かりました！頑張りましょう！それでは少し補助をしますね。風の精霊よ私に力を貸してください　アクセルブースト！」

　「うをっ！なんだ！？足が軽いぞ！？」

　「私がトレノにブースト魔法をかけました！足がしばらくの間は軽いので早く走れます！ではいきましょう！」

　「ありがとう！こんな使い方もあるんだな。俺ももっと魔法を勉強しないとな」

　「はい！私が教えれる魔法は教えますね！じゃあ行きましょう！」