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惑星に降り立つ

初級炎魔法 ファイヤ

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 街から出た俺達は森の深い所までやってきた。前にエルフは魔力が高いので小さい魔物は寄ってこないとユウコが言ってたがどうやら本当にそうらしい。角ウサギだったかな?あいつなら俺が一人の時は普通に現れてたし、緑のゴブリンだったかな?あいつも全然遭遇しなかった。

 「ユウコ?やっぱユウコって凄いんだな。全然魔物が現れないぞ!?」

 「すいません、隠蔽魔法と言語魔法を掛けているので魔力操作が難しく抑える事ができません・・・・」

 「そうか。本当に悪い。魔力だったかな?魔力は大丈夫なのか?」

 「魔力は全然大丈夫なのですが私と一緒なら魔物が現れないのでいけませんね・・・」

 「そんな事気にしなくていいぞ!別に無理して魔物狩る必要は俺にはなし、生活する上で金は必要だが身分不相応な金は身を滅ぼす」

 「そう言ってもらえたら私も助かります。ではもう少し行った所に川がありますのでそこで魔法でも教えましょうか?」

 「そうしよう。頼むよ」


 「では、まずは魔法の基本的魔力を覚える所からしましょう」

 "曹長 リソース管理お願いします"

 "ああ"

 「私の・・・手を握って・・くれますか?」

 「なんか恥ずかしいな。こうでいいか?」

 「はい・・・では魔力を流します・・何か感じませんか?」

 "曹長 今 曹長の身体の中に 仮称 成分が手から流れてきています ですがすぐに離散しております"

 「今もう一人のユウコが俺の中に魔力が入ってきてる事は分かってるらしい。俺も心なしか、熱い感じがするのは分かる。これが魔力なのか?」

 「ユウコ様もトレノも凄いですね!分かるのですね!そうです!それが魔力です!その魔力を使い魔法を行使します」

 「どうやって行使するんだ?」

 「片方の手を握ったまま私と同じ事を言って下さい。私はアシュタルト様が作りし世界の理 魔法の理 マナの理を通じて炎の力を使う事の許可を願う 出でよ ファイヤ!」

 「私はアシュタルト様が作りし世界の理 魔法の理 マナの理を通じて炎の力を使う事の許可を願う 出でよ ファイヤ!」

 ボワッ!!!

 「おっ!!出た!手から炎が出たぞ!」

 「お見事です!まさか一発でできるとは思いませんでした!」

 "曹長 仮称 成分が先程からここら周辺に集まってきています"

 "どういう意味だ?"

 "仮称 成分から魔力に変更致します 曹長が魔法を使った時周りの微量の魔力が曹長と対象 エルフ ユウコ様の周りに集まってきております"

 「ユウコ?今魔法を使ったら魔力が俺達の周りに集まってきてるんだがどういう事なんだ?」

 「え!?もう魔力感知までできるのですか!?それは、魔法を使えば術者の魔力を使い魔法を出してるので、魔力はこの世界なら微量ながら漂ってるので集まってくるのです」

 「うん?イマイチ分からないんだが?言語魔法を俺に使ってるんだろう?ならなんで今まで集まってきてないんだ?それに何で魔法を使うと集まるんだ?」

 「はい。私がかけてる魔法は精霊魔法なのでこれはなんて言えばいいかな・・・もう一つの魔法と覚えててください。さっき教えたのは普通の魔法です。魔力とは強い魔力に引き寄せられる法則があります。なので辺りに漂ってる微量な魔力が寄せられてきているだけです」

 「なんか魔力とは難しいな」

 「慣れれば簡単に扱えますよ。トレノの星では魔法がなかったと聞いてますがこの星では生まれてからすぐに魔法に触れられる環境です。それをいきなり魔法も知らない人ができるのはあり得ないです。けど私を介してですがトレノは炎の初級魔法ができたので素質はかなりありますよ!」

 「そうなのか?まぁ、とりあえず頑張ってみるよ」

 「はい!まずは魔力を体内で錬る所から頑張りましょう!」


 「キャァァァァァァーーーーーーーー!!!!」

 
 「うん!?誰かの悲鳴だ!」

 「人間の悲鳴です!何かに襲われてるのかもしれません!行きましょう」

 "近くにドローンをステルスモードで待機、もし悲鳴相手が俺達に攻撃してくる素振りがあれば迷わず撃て"

 "了解致しました 緊急の場合は口上しなくてもかまいませんか?"

 "そんな事してたらこの前みたいに後手に回るかもしれない。口上はなしでいい"

 "了解致しました"
 
 
 
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