宙域艦隊士が遭難し不時着した星は魔法がある惑星でした

デンデンムシ

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惑星に降り立つ

言語習得

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「え!?ここはどこ!?エルフの家!?」


「≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵?」



「やっぱこの人間は帝国の人間じゃない!?聞いた事ない言葉・・・魔力は回復・・・うん。少し回復してるから・・・全ての精霊よ知恵を与え給れトイク!」



「言葉分かりますか?助けてくれてありがとうございます!私は…」



「○≧□¥≦〒&¶∨≪」




「え?嘘!?この人魔力がない!?そんな生き物この世界にいるはずない!嘘よ!助けてくれた人にお礼も言えないなんて・・・全ての精霊よ我に知恵を 全ての精霊よ我に叡智を 全ての精霊よ我に祝福を与え給れ トイクっ!! 最初から最後まで詠唱したのは久しぶりだ。これで間違いなく私の魔法は発動したはず。魔力もまた枯渇しそうだけど・・・」



「助けてくれてありがとうござい…」



「±≧★◎*⊆∫∮◇&⊃∃℃⌘≦※∠∂∋◆∞⇔≡∝⊂∽∵∪=」




「だめだ・・・やはりこの人間は魔力が全然ないんだ・・・」













トレノ視点





"曹長 そろそろ対象 白人女性目が覚めそうです"




"ああ。大丈夫だ。あまり美味しくないがレーションとさっき居たウサギモドキの肉を焼くよ。何か調味料でもあればもっと美味しく仕上がるんだがな"





「±≧★◎*⊆∫∮◇&⊃∃℃⌘」




"曹長!パワーオン急いで!12時間前に排除した対象男性が放った炎球と同じ成分が密集しております"



"何!?こいつも攻撃をしてくるのか?なら先手必勝!助けてやったのにこの惑星の人間は恩を仇で返すらしいな"



「〒∃⊥÷◆∩≧〇℃∑∧〓≒¢□⊂?」



"あれ?何も起こらないどころか言葉は分からないがニュアンス的に優しい言葉のような気がする"



"曹長 興味深いです 先程の未確認の 便宣上 成分と言いますが 対象 白人女性の周りに集中してます"



"ユウコは凄いな。俺にはさっぱり分からないぞ"



"微弱なマイクロ波みたいな感じで私は感知できます 曹長 身振り手振りで…曹長!出力最大!パワーオン願います"



「〒∃⊥÷◆∩≧〇℃∑∧〓≒¢□⊂≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒&¶∨≪ⅣÅ⊿∟⊃@+▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒&¶∨≪ⅣÅ⊿∟⊃@+!」



"何も起こらないぞ?"



"可笑しいです 先程よりも成分の密集が濃く渦巻いてましたので攻撃かと思いましたが 今も対象 白人女性の周りを凄い分厚く纏っています"



"まっ、この女性は攻撃してきそうな感じがまったくないしご飯でも食べて少しずつ交流していくよ"



"了解しました  私は50%のリソースを使い翻訳に力を振り分けます できるだけ色んな単語を使わせてください"



"まあ良く分からないが頑張るよ"




「おはよう!怪我の方はどう?一応薬塗ったから大丈夫だとは思うけど、確認するから少しフードを上がる・・・・」



"おい!ユウコどういう事だ!?耳が長い人間を初めて見たぞ!?それに物凄く綺麗で美人だ"



"曹長 その言葉はハラスメントに相当します 軍隊法第…"




"分かった分かった!訂正する!それよりなんで耳が長いんだ?"




「≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧・・・・・・」



"おい!なんか泣きそうになってるぞ!どうすれば良い!?"




"知識の泉によると言語疎通ができない場合食べ物または飲み物を共有する事で一定の仲を取り持つというデータがあります"



"なんだよ!?そのデータは!誰のAIがそんなデータサンプルをアップデートしたんだ!?"



"エクセルシオ軍 脳チップAI法に抵触します 黙秘を行使します"




"そんな法初めて聞いたぞ!?まあいい。とりあえずレーションをと水を出す"



"了解しました"




「驚かせてごめんね。あまりに綺麗な人で驚いてしまった。あまり美味しくはないが私の国の緊急のご飯です。お腹は満たされますのでどうぞ食べてください。水も置いておきますのでどうぞ」




「・・・・・・・・・」




「やっぱり見た事ない食べ物を知らない人から貰っても警戒しますよね。私が最初に食べます 蓋を開けてこうやって食べます。・・・・レーションはやっぱ不味いな」




"曹長!今は言語疎通中です"




「・・・・・・・!?!?≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒&¶∨!!!!」




"おい!レーションをこんなに美味しく食べる奴初めて見たぞ!?"



"胃の内容物はほぼ空だったからでしょう 恐らくレーションだけなら10個は食べる勢いです 現地食材の提供を提案します"



"分かった"



「この私の国のご飯は限りがあるのでさっき近くで取れた獣の肉を用意しますので、少し待っていてください」



「≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒&¶∨≪ⅣÅ⊿∟⊃@+!!!!!!?」





凄く興奮した感じで何か色々言われたが手で指挿したりして少し待つように伝えて素早くウサギモドキの肉と初めて倒した恐竜肉を焼いて出した。恐竜肉は俺が食べてたから少ししかなかったが。




「!!!!≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒&¶∨≪ⅣÅ⊿∟⊃@+≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒&¶∨≪ⅣÅ?」




"あの恐竜肉は分かるがウサギ肉もこんながっつく程美味しいのだろうか?俺はそこそこは美味しく感じたがそこまでではなかったんだが"




"私に人間の味は分かりません ただ食べ方を見ると相当にお腹が空いていたか 美味しいかですね"




"だが全然言葉話してくれないぞ?これじゃサンプルもままならないんじゃないか?"



"0からの言語習得は相当な時間を要します 気長にいきましょう"



「≡▼∠Ⅲ♭∪∝∴☆‡≠∵○≧□¥≦〒!?」



「なんだなんだ!?なんか調理場に走り出したぞ!?ん?宝石?宝石が好きなのか?」


「≫‡†Ⅳ∪∞⊇□‰△○§%∫∀Ⅱ+$〒!」



"対象 白人女性の 感じからすると宝石を手に持てと言う感じがします"



「はいはい。持てば良いのですね。これをどうすれ…」



「私の言葉分かりますか!?」
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