宙域艦隊士が遭難し不時着した星は魔法がある惑星でした

デンデンムシ

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惑星に降り立つ

上質な肉の恐竜

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しばらく考えながら休憩していたらユウコがここから走って少しした場所に川を見つけたそうだ。しかも飲み水に適していると調査済みだった。


"ユウコさすがだ!まだポッド内に水はあるがいつか無くなる所だった助かった"


"いえトレノ曹長の生存が私の1番の任務なので当たり前です それと先程倒した恐竜は食用可能です  試しに焼いて食べてみますか? 調味料などはないですが"


"本当か!?この星に来て食べてばっかだが大丈夫か?なんか全然お腹も空かないが一杯にも感じないんだが"


"曹長は今生きるか死ぬかでしたので満腹中枢と空腹中枢及び摂水中枢の分泌を抑えてます 胃の許容量40%程有機物及び水分が入ってますが食べられます"


"おい脳内チップAIはそんな事までするのか?とりあえず危機は脱したから通常に戻してくれ。それとその恐竜を食べてみようと思う"


"了解しました  では作業用ドローンにそこら辺に落ちている木を集めさせておきます"



"ああ。頼む"


それから石をエアブレードナイフで平らに斬り作業用バーナーで集めた木に火を起こし肉を一口くらいの大きさに切り焼き始める



"ユウコ!これ何も味付けなんかしてないよな?実はユウコが調味料を隠していてドローンで味付けしたわけじゃないよな?"


"私は美味しい美味しくないは曹長の脳波でしか判断できません 私は何もしてません"


"これはかなり美味しそうだぞ?一口食べてみよう!"



これは美味い!国で食べてる肉を凌駕してるくらい美味いぞ!何も味付けしてないのに臭みはなく鶏肉みたいなんだが豚みたいに油がある!なのにその油もくどくないぞ!


"曹長の今の脳からドーパミンが大量に出ているので答えは分かりますが 聞かせてもらえますか?"



"ああ。かなりこの肉は美味い!エクセルシオで食べてる肉より美味い。フーバー達にも食わせてやりたいくらいだ。それはそうとフーバーは助かったんだろう?"


"フーバー曹長AI  ジュリアから電波をキャッチできてないので分かりませんが99.3%助かったと思います"



"残りの助からなかった可能性は?"



"不慮の事故などにより手当てができなかった場合ですがポッドに入ってすぐ治療開始してたので大丈夫と判断しました"



"そうか。なら良かった。あいつだけは死なせたくなかったんでな。それよりこれを保存する方法を考えてくれ。この肉をまた食べたい"



"マテリアを水で溶かすと保存液が作れますがどうしますか?"



"その案は却下だ。マテリアは俺の生命線。ディスラプター銃やチャージライフルはなくても俺の殺闘術でなんとかなりそうだがユウコの換えは居ない。ユウコが起動しなくなったらこの星で直す事は不可能だ。今後マテリアを使う作戦は考えなくて良い"


"失礼しました では今後マテリアを使う作戦は考えないようにします"


"当面はドローンでの調査及び肉だけで俺も活動はできないから周辺の森を探索し使えそうな物を探す。ドローンに装備している物理銃の原料は確か火薬だったな?もしかしたらあるかもしれない。授業で昔の事だからあまり覚えてないがそれはユウコが分かるか?"


"はい 私の知識の泉にデータが残ってます ただ1週間程はポッドで待機を提案します 周辺の地図も分からない状況です 早急にドローンでこの一帯だけでも地図を仕上げ安全な状況を作りますので曹長はこのポッドが見える範囲で訓練をして過ごしてください これから私は10%のリソースを残しドローン操作 マッピングに注ぎますので緊急時以外の連絡は定時連絡のみでよろしいですか?"



"ああ。分かった。くれぐれも脳を暴走させないでくれよ"


"私はエクセルシオ第18世代軍用脳内チップAIです そんなミスはしません"


初めてムキになったユウコを見たぞ


"すまんすまん。じゃあ頼むよ"


そう言ってドローン一機残して飛んで行った。

 何でAIはディスラプター銃が撃てないんだ?権限と言ってたからな。そもそもAIがほかの機械にリンクして行動をさせる事自体試させた事なかったしな。マッピング作業が終わる1週間後くらいにでも聞いてみよう。
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