僕が見た怪物たち1997-2018
初めて先生と会ったのは、1997年の秋頃のことで、僕は田舎の寂れた村に住む少年だった。
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
〈参考〉
「廃屋等の取り壊しに係る積極的な行政の関与」
https://www.soumu.go.jp/jitidai/image/pdf/2-160-16hann.pdf
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
〈参考〉
「廃屋等の取り壊しに係る積極的な行政の関与」
https://www.soumu.go.jp/jitidai/image/pdf/2-160-16hann.pdf
あなたにおすすめの小説
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
道参人夜話
曽我部浩人
ホラー
道から堕ちる果てには魔道、道から外れる果てには外道、
望み求めて欲せども、いずれ道も尽き果てる……残るは虚しい足跡ばかり。
人の世を捨てて、妖怪変化の名を冠する異能を修めた『魔道師』と、
人の世から外れ、身も心も魑魅魍魎と化してしまった『外道』。
──いったい何が違うというのか?
……民俗学者を目指す青年・源信一郎は望まぬままに魔道師『木魂』の能力を授けられ、人間のルールから外れた者として生きていくのを余儀なくされてしまった。
そんな彼を魔道の深みへと引きずり込むようにつきまとうのは、破戒僧『幽谷響』。自らの本名を明かさず、妖怪の名前を名乗る不思議な男の導きにより、信一郎は「人間でありながら人間以上の何か」になってしまった外道とのいざこざに巻き込まれていく。
一章完結型の伝奇ホラー小説です。箸休め感覚で楽しんでください。
挿絵は友人の『くろやけい』氏が描いてくれたものです。ありがとうございます。
https://www.pixiv.net/member.php?id=33963
七つの不思議のその先に願い事1つ叶えましょう
桜月 翠恋
ホラー
オカルトサークルという名目で今日も怖い話の好きな仲のいい8人が集まり今日も楽しくお話をする
『ねぇねぇ、七不思議、挑戦してみない?』
誰が言ったのか、そんな一言。
この学校の七不思議は他と少し違っていて…
8人が遊び半分に挑戦したのは…
死が待ち受けているゲームだった……
【これ】強制ひとりかくれんぼ【終わった】
あおい夜
ホラー
終わった
今の自分が居る場所は襖で閉められてる押し入れの中だ
アイツに睡眠薬を知らない間に飲まされて眠ってしまい気づいたらここに居た
別にアイツとは仲が良いというわけではない
というかアイツは自分を嫌っている
だからアイツが家に来た時から警戒していた
話があると言い家に上がり込むと話す前に喉を潤そうと言いアイツから飲み物をもらった
飲まないのも失礼だと思いながらも何が起きても良いように近くにあった物をアイツに気づかれないように服の中に隠した
そして飲むと、、、この押し入れに入れられていた
体が動く前に目は覚ましていたのでアイツが何をやっていたのかは知っている
アイツは自分に強制的に『ひとりかくれんぼ』をさせるつもりみたいだ
何の準備も無くひとりかくれんぼが起こってしまったら無事で済むはずがない
終わった
そう思っていたら腹の辺りに服ではない物の感覚がした
どうやらあの時、警戒してとっさに隠した物はアイツにバレずにすんだらしい
暗闇の中とっさに隠した物を探ってみるとスマホがあった
家族や知り合いに連絡を取ってみるが、、、全部エラーだった
もう、心霊現象が始まってるのかも知れない
もう駄目だと思ったその時、あることを思い出した
心霊現象や異空間、異世界に行っても唯一繋がるという『掲示板』を
※恋愛や姉妹 (シスコン)要素は二章から出てきます。
都市伝説ガ ウマレマシタ
鞠目
ホラー
「ねえ、パトロール男って知ってる?」
夜の8時以降、スマホを見ながら歩いていると後ろから「歩きスマホは危ないよ」と声をかけられる。でも、不思議なことに振り向いても誰もいない。
声を無視してスマホを見ていると赤信号の横断歩道で後ろから誰かに突き飛ばされるという都市伝説、『パトロール男』。
どこにでもあるような都市伝説かと思われたが、その話を聞いた人の周りでは不可解な事件が後を絶たない……
これは新たな都市伝説が生まれる過程のお話。
童貞村
雷尾
ホラー
動画サイトで配信活動をしている男の元に、ファンやリスナーから阿嘉黒町の奥地にある廃村の探索をしてほしいと要望が届いた。名前すらもわからないその村では、廃村のはずなのに今でも人が暮らしているだとか、過去に殺人事件があっただとか、その土地を知る者の間では禁足地扱いされているといった不穏な噂がまことしやかに囁かれていた。※BL要素ありです※
作中にでてくるユーチューバー氏は進行役件観測者なので、彼はBLしません。
※ユーチューバー氏はこちら
https://www.alphapolis.co.jp/manga/980286919/965721001
【完結】本当にあった怖い話 コマラセラレタ
駒良瀬 洋
ホラー
ガチなやつ。私の体験した「本当にあった怖い話」を短編集形式にしたものです。幽霊や呪いの類ではなく、トラブル集みたいなものです。ヌルい目で見守ってください。人が死んだり怖い目にあったり、時には害虫も出てきますので、苦手な方は各話のタイトルでご判断をば。
---書籍化のため本編の公開を終了いたしました---
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
読了しました。
人の業の深さとか、深層心理にひそんでいる残虐性とか、そういった部分にスポットを当てた作品かな、という印象を持ちました。
それぞれが、非常によくできた短編の連作なのですが、それでいて各々はちょっとずつ繋がってきているなど、構成の上手さが随所で光っていました。
文章構成力が高いので、淡々とした進みのようでいて、一文一文に味がある。そんな印象です。
最後まで読んだ感想としては、「死にゆく者の祈り、2002」が一番好きでした。女の嫉妬は怖い…
わーい、こちらにも感想ありがとうございます!
ふたりが過ごした二十年近くの月日に付き合っていただき、ありがとうございます! 言葉の中に、恐怖を宿せていたなら、作者としてこれ以上、嬉しいことはありません。私も、「死にゆく者の祈り、2002」は単体としても気に入っている作品です。改めて、お読みいただき、感謝です!
わー、最後までお読みいただき、ありがとうございます~。どういう形に物語に決着を付けるのか、悩みながらピリオドを打った記憶があるので、とても嬉しいお言葉です。もちろん法に照らせば許されざることではあるのですが、それでも『そうせざるを得なかった心こそ、私は書きたい』(ある作家さんが昔こんなことを言っていたのです)、おそらく私の心には、そういうものを書きたい、という思いがあるのでしょう。怪物の行く末に付き合っていただき、改めて感謝ですm(__)m
怪物のいた村 第四話 読みました。
面白いですね。新興宗教っていうのかな? こういう変なしそうに母親がハマってしまうと、子供としては居たたまれない気持ちになりますよね。
しかも、情報伝達が異様に早い田舎では尚更ですよね。噂が噂を呼び、彼は避けられる対象になってしまったというわけですな。勿論、それは大きな事件の一端でしかないのでしょうが。
そうですね自分の人生とは言っても、つねに周りにはひとがいて、社会があります。もちろんそれを優先するかどうかは本人次第、とは言っても、子どもにとっては大変ですよね……。そしてやがて彼に忍び寄る影が……。
怪物のいた村 1997 二話目を読みました。
『その頃の僕は学校に嫌気が差していて、つまり僕は世界を憎んでいた。』という台詞がなんか好きです。小学生の世界が狭い様を端的に表しているからかもしれません。
大人から見える世界と子どもから見える世界はまったく同じものを見ていても、まるで違うものだったりします。大人になると忘れてしまいそうになることを想い返しながら紡いでみました~ありがとうございます!
『怪物のいた村 1997』を読み始めました。
最初の語りから、興味を引かれる文章になっていて、とても読みやすいと感じました。
先生のこと、手のかからない僕のこと、村のこと、どうこれらが紡がれていくのかを楽しみにして読ませていただきます。
おおーそう言っていただけると嬉しいです~。この村は彼にとってやはり、はじまり、なのでしょう。どんなに憎んでも特別な村なのでしょう。
騰成さん、感想ありがとうございます~、ホラーを書く時はいつも驚け、怖がれの精神で書いているのですが、そこに人間の心のどこか掴み切れないものがすこしでも書けていたなら、と幸いです。とても嬉しい感想です。先生の物語はどこに続いていくのか、私自身、不安になりながら書いた記憶があります。重ねて感謝です!
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。