【完結】泣き虫王子とカエル公女〜王子様はカエルになった公女が可愛くて仕方がないらしい〜

 この国の王子はとんでもなく美男子だ。
 しかし、とんでもなく泣き虫でもある。とにかくちょっとしたことですぐ涙を流す。彼のあだ名は誰が呼んだか『泣き虫王子』。
 その泣き虫な王子様を(脳内で)愛でて妄想していたら、うっかり王妃様の謀略に巻き込まれて極彩色のカエルになってしまった私の名はアンリエール。
 今はド派手カラーのカエルだけど、元は超絶地味な公爵令嬢で知る人ぞ知るイアンの婚約者。

 カエルとして彼に可愛がられているうちに、このまま大好きな彼の側にいられるのも悪くないかも……なんて思い始めていたんだけど……。

 王妃様はまだまだ何か企んでいるようで……?

 カエルになっちゃったんだから、婚約破棄も仕方がない?
 でも、本当にこのまま婚約破棄しちゃってもいいの?

 これは、泣き虫な王子様が大好きな公女と、カエルになってしまった公女がかわいくて仕方がない王子様が、元に戻る方法を探しながらちょっとおバカな日常を送る物語。
(カエルになるのが6話から、冒頭の婚約破棄は26話と27話の間の話です)

*主人公は転生者ではありません。
*主人公がカエルになりますが、両生類的表現はほぼありません。
*ざまぁらしきものは最後です。
*1話3000~4000字前後(たまに5000字)で、全36話(他視点の挿話2話含む)。
*文体を試行錯誤しているので表記ゆれが激しいかもしれません。ご了承くださいませ。
*他サイトでも掲載しています。

24h.ポイント 7pt
36
小説 38,147 位 / 193,747件 恋愛 17,199 位 / 58,493件

あなたにおすすめの小説

はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな
恋愛
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。

王太子殿下が好きすぎてつきまとっていたら嫌われてしまったようなので、聖女もいることだし悪役令嬢の私は退散することにしました。

みゅー
恋愛
 王太子殿下が好きすぎるキャロライン。好きだけど嫌われたくはない。そんな彼女の日課は、王太子殿下を見つめること。  いつも王太子殿下の行く先々に出没して王太子殿下を見つめていたが、ついにそんな生活が終わるときが来る。  聖女が現れたのだ。そして、さらにショックなことに、自分が乙女ゲームの世界に転生していてそこで悪役令嬢だったことを思い出す。  王太子殿下に嫌われたくはないキャロラインは、王太子殿下の前から姿を消すことにした。そんなお話です。  ちょっと切ないお話です。

もう一度あなたと結婚するくらいなら、初恋の騎士様を選びます。

恋愛
「価値のない君を愛してあげられるのは僕だけだよ?」 気弱な伯爵令嬢カトレアは両親や親友に勧められるまま幼なじみと結婚する。しかし彼は束縛や暴言で彼女をコントロールするモラハラ男だった。 ある日カトレアは夫の愛人である親友に毒殺されてしまう。裏切られた彼女が目を覚ますと、そこは婚約を結ぶきっかけとなった8年前に逆行していた。 このままではまた地獄の生活が始まってしまう……! 焦ったカトレアの前に現れたのは、当時少しだけ恋心を抱いていたコワモテの騎士だった。 もし人生やり直しが出来るなら、諦めた初恋の騎士様を選んでもいいの……よね? 逆行したヒロインが初恋の騎士と人生リスタートするお話。 ざまぁ必須、基本ヒロイン愛されています。 ※誤字脱字にご注意ください。 ※作者は更新頻度にムラがあります。どうぞ寛大なお心でお楽しみ下さい。 ※ご都合主義のファンタジー要素あり。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。

鶯埜 餡
恋愛
 ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。  しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

王子殿下の慕う人

夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。 しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──? 「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」 好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。 ※小説家になろうでも投稿してます

婚約破棄直前に倒れた悪役令嬢は、愛を抱いたまま退場したい

矢口愛留
恋愛
【全11話】 学園の卒業パーティーで、公爵令嬢クロエは、第一王子スティーブに婚約破棄をされそうになっていた。 しかし、婚約破棄を宣言される前に、クロエは倒れてしまう。 クロエの余命があと一年ということがわかり、スティーブは、自身の感じていた違和感の元を探り始める。 スティーブは真実にたどり着き、クロエに一つの約束を残して、ある選択をするのだった。 ※一話あたり短めです。 ※ベリーズカフェにも投稿しております。

【完結】婚約破棄なんて、絶対にさせないんだからね!

かのん
恋愛
「もう無理だ。婚約破棄したい。」そう口に漏らすのはこの国の第二王子。 彼の婚約者は決して性格が悪いわけでも、決して見た目が悪いわけでもない。ただただ、彼への愛情が重すぎるのであった。  婚約破棄したい王子と破棄なんて絶対にさせない悪役令嬢の物語。

君を愛することは無いと言うのならさっさと離婚して頂けますか

砂礫レキ
恋愛
十九歳のマリアンは、かなり年上だが美男子のフェリクスに一目惚れをした。 そして公爵である父に頼み伯爵の彼と去年結婚したのだ。 しかし彼は妻を愛することは無いと毎日宣言し、マリアンは泣きながら暮らしていた。 ある日転んだことが切っ掛けでマリアンは自分が二十五歳の日本人女性だった記憶を取り戻す。 そして三十歳になるフェリクスが今まで独身だったことも含め、彼を地雷男だと認識した。 「君を愛することはない」「いちいち言わなくて結構ですよ、それより離婚して頂けます?」 別人のように冷たくなった新妻にフェリクスは呆然とする。しかしこれは反撃の始まりに過ぎなかった。