ホシ降る街角

広域指名手配犯(ホシ)が夜空から降ってくる?!

┅┅なんの前触れもなく、
〈ホシ〉
がその辺鄙な里村の記念塔公園に降ってくるようになったのは三か月前の夜のことだ。
 なぜ、真夜中にホシが降ってくるのか、次に降ってくるホシは誰なのか、規則性はあるのかないのか、それは誰にも分からない。
 総務省と警察庁、防衛省の合同科学検証チームが調査中だが、いまだ結論は出ていない。けれど真っ先に飛び上がって歓喜の声をあげたのは村長だった。
 ホシ降る里村としての知名度がアップ、観光名所化をめざして、地元出身の元コピーライター、佐木邑子を村役場の臨時職人として雇用、広報室を新設し特命室長に抜擢する。
 佐木邑子は独身で、村営住宅に一人暮らし。
 そして、里村に迷い込んだ一人の少年の世話を頼まれたのだが……?

 はたして、少年は身内の逃亡犯が降ってくるのを待っているのか、それとも……?
 アラフォー・シングル女史と身元不明の少年の交流が意外な結末へ……!

✱現在、アルファポリスだけの公開です(´∀`
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