94 / 103
どうも、国対抗戦です
どうも、楽勝です
しおりを挟む矢を手に取って走る。矢を刺す場所は背中だ。もちろん普通にしてたら刺さらない。普通ならな。
「ありがとう笠松……お前のおかげで弱点はわかった」
化け物が俺に気づいた。残っている右腕で俺を追撃しようとハサミを振り上げた。
俺はスライディングをしてハーデストの股の間をすり抜けた。それと同時にハーデストのハサミが地面を叩き砕いた。体を捻ってハーデストの方に向く。
握りしめていた矢を下から差し込むようにして刺した。思った通りに矢は突き刺さり、ハーデストの肉の奥にくい込んだ。
「え!?刺さった!?」
マヤが驚いている。なんで刺さったのかわかっていないのだろう。まだ確定してはなかったから言わなかったが今ので確信に変わった。教えてあげないとな。
「こいつはカニのように見えるが本質はアルマジロみたいなものだ。アルマジロの装甲が全身にあるって思った方がいい」
「……それは分かったけどなんで刺せたの?尚更無理じゃない?」
「ミツオビアルマジロって丸くなるために隙間があるんだ。でもただ普通に隙間があるだけだと外敵から狙われた時にそこをやられてしまうだろ?」
「うん。それで?」
「写真で見た方が分かりやすいがあの甲羅って、上にちょっとずつずらして置いている紙のようにできてるんだよ。それで丸くなれば隙間は無くなる」
「逆に言えば丸まらなければ隙間がある?」
「そういうことだ。ましてやアルマジロより何倍も大きいこいつなら隙間が大きいはずだ。そして刺さった」
膝の裏に関しては恐らく足が曲げられるギリギリの所まで甲羅がついていたのだろう。腕は笠松が力を抜いた時にたまたま滑って切り落とせたんだ。たまたまとはいえ笠松の死は無駄じゃなかった。
「弱点が分かれば戦えるぞ……逆襲の時だ……」
矢を1本握りしめる。右目は見えないため弓は撃てない。近接戦しか俺はできない。死なない覚悟はできてる。桃を助けるまではまだ死ねないぞ。
「俺が多少時間を稼ぐ。ワイトとマギーの応急処置を頼んだよ」
「……わかった」
マヤが2人の元に走っていった。これでいい。できれば死人は少ない方がいいからな。1対1か。いつも通りだな。
ハーデストに向かって走った。ハーデストはまた追撃しようとハサミを左側に伸ばして力を溜めている。
ハーデストが横凪にハサミを振った瞬間に体を縮こめて地面に落ちる。髪の毛のてっぺんが切れた。
そのまま体を持ち上げると同時に矢をハーデストの膝に下から矢を突き刺した。やはり近接戦だと俺の方が強いんだ。
もう一本矢を取り出す。さっきのお返しだ。矢をハーデストの目に突き刺した。緑色の血がドバっと出てきた。まるでB級映画みたいだ。
突然腹に衝撃が走った。後ろに体が飛ばされる。柱に背中がぶつかった。口から唾液が反射的に出てくる。内蔵の位置がズレた気分だ。ハーデストの方を向くと、膝を前に上げていた。俺の腹に膝蹴りをしたのか。膝の全面は硬い甲羅だから威力は当たり前のように高いということか。
「ガルルルルァァ!!」
横からヒルが出てきた。鉄の破片を咥えてハーデストに走っていった。
「お前、なんかいないと思ったらそれ取ってきてたのか!」
ヒルがハーデストの切れた腕の断面に鉄の破片を突き刺した。破片はかなり尖っていて硬そうだ。
ハーデストがヒルを睨みつけた。ヒルも負けじと威嚇する。
「グルルルルルル……」
どっちも俺の事を無視してんな。チャンスではあるがなんか悔しい。
矢を新たに握りしめて、ハーデストの後ろに回りこむ。狙うは首元。こいつに頸動脈があるかはわからんがダメージはでかいだろう。今はヒルに注意が行ってる。やるなら今だ。
矢を首に差し込んだ。中の肉は柔らかいのかかなり奥まで刺さった。
「ガシュ……」
ハーデストがようやく声を出した。やっと生物らしさを出したな。つまりそこまで追い詰めているということだ。
ハーデストから距離をとった。ヒットアンドアウェイ戦法を使えばこいつは倒せそうだ。最初はこいつやべぇって思ってたが結構楽そうだな。
「行くぞヒル!」
「ワン!!」
笠松の恨みだ。さっさと地獄に行ってもらうぞ。
ハーデストがなぜかハサミを後ろに下げた。……どうゆう事だ。走ろうとした足を止める。なんで後ろに下げた。ハーデストの腕がミシミシという音をたてている。嫌な予感がする。俺の野生の勘が言っている。
「ヒル!逃げろ!こいつ何かしてくるぞ!」
走り出そうとしたヒルを怒鳴りつけて足を止めさせる。ヒルも何かに気がついたのかハーデストと距離をとった。俺も距離を取らないと。
バックステップをしたその瞬間だった。ハーデストがまるでボクシングでのストレートをするかのように腕を伸ばした。溜めていた力を解放したようだ。距離は約10mは離れている。ハーデストの腕はせいぜい2mぐらいだ。まず当たるはずがない。そうだ、普通は当たるはずがないんだ。
しかし俺の目に映ってきたのは目の前にまで来たハサミであった。ハーデストの足は遅い。近接戦闘は速いが足は遅いはずなのだ。だから俺が瞬きをした一瞬で移動するなんてできるはずはない。
なのになぜかハーデストのハサミが俺の胴体を切ろうと至近距離にまで迫っていたのだ。
あぁやばい。これ死んだわ。俺はゆっくりと流れゆく時間の中でそう思った。
「楓夜!!」
体に衝撃が走った。重力が横に向いたかのように吹き飛ばされる。意識の時間が戻り地面に転けた。
横を見ると手を前に出したマヤがいた。俺が居た場所だ。ハサミは俺でなくマヤを切ろうとしている。助けようと体を起こすがもう遅かった。
「マヤ!!」
俺がそう叫んだ瞬間、顔に血飛沫がかかった。赤い血だ。俺の血と同じ色だ。人間の血だから当たり前か。
目の前にはマヤの首が胴体と離れている姿が見えた。切れた首からはシャワーのように血が溢れている。頭が無くなったマヤの胴体は地面に崩れ落ちた。
ハーデストの腕はゴムのように伸びており、さっきの位置から10mは離れていたマヤの首を切り落としたのだ。
「……ハーデスト!!!!!!」
俺はハーデストに向かって怒りをあらわにした叫びを放った。
続く
「ありがとう笠松……お前のおかげで弱点はわかった」
化け物が俺に気づいた。残っている右腕で俺を追撃しようとハサミを振り上げた。
俺はスライディングをしてハーデストの股の間をすり抜けた。それと同時にハーデストのハサミが地面を叩き砕いた。体を捻ってハーデストの方に向く。
握りしめていた矢を下から差し込むようにして刺した。思った通りに矢は突き刺さり、ハーデストの肉の奥にくい込んだ。
「え!?刺さった!?」
マヤが驚いている。なんで刺さったのかわかっていないのだろう。まだ確定してはなかったから言わなかったが今ので確信に変わった。教えてあげないとな。
「こいつはカニのように見えるが本質はアルマジロみたいなものだ。アルマジロの装甲が全身にあるって思った方がいい」
「……それは分かったけどなんで刺せたの?尚更無理じゃない?」
「ミツオビアルマジロって丸くなるために隙間があるんだ。でもただ普通に隙間があるだけだと外敵から狙われた時にそこをやられてしまうだろ?」
「うん。それで?」
「写真で見た方が分かりやすいがあの甲羅って、上にちょっとずつずらして置いている紙のようにできてるんだよ。それで丸くなれば隙間は無くなる」
「逆に言えば丸まらなければ隙間がある?」
「そういうことだ。ましてやアルマジロより何倍も大きいこいつなら隙間が大きいはずだ。そして刺さった」
膝の裏に関しては恐らく足が曲げられるギリギリの所まで甲羅がついていたのだろう。腕は笠松が力を抜いた時にたまたま滑って切り落とせたんだ。たまたまとはいえ笠松の死は無駄じゃなかった。
「弱点が分かれば戦えるぞ……逆襲の時だ……」
矢を1本握りしめる。右目は見えないため弓は撃てない。近接戦しか俺はできない。死なない覚悟はできてる。桃を助けるまではまだ死ねないぞ。
「俺が多少時間を稼ぐ。ワイトとマギーの応急処置を頼んだよ」
「……わかった」
マヤが2人の元に走っていった。これでいい。できれば死人は少ない方がいいからな。1対1か。いつも通りだな。
ハーデストに向かって走った。ハーデストはまた追撃しようとハサミを左側に伸ばして力を溜めている。
ハーデストが横凪にハサミを振った瞬間に体を縮こめて地面に落ちる。髪の毛のてっぺんが切れた。
そのまま体を持ち上げると同時に矢をハーデストの膝に下から矢を突き刺した。やはり近接戦だと俺の方が強いんだ。
もう一本矢を取り出す。さっきのお返しだ。矢をハーデストの目に突き刺した。緑色の血がドバっと出てきた。まるでB級映画みたいだ。
突然腹に衝撃が走った。後ろに体が飛ばされる。柱に背中がぶつかった。口から唾液が反射的に出てくる。内蔵の位置がズレた気分だ。ハーデストの方を向くと、膝を前に上げていた。俺の腹に膝蹴りをしたのか。膝の全面は硬い甲羅だから威力は当たり前のように高いということか。
「ガルルルルァァ!!」
横からヒルが出てきた。鉄の破片を咥えてハーデストに走っていった。
「お前、なんかいないと思ったらそれ取ってきてたのか!」
ヒルがハーデストの切れた腕の断面に鉄の破片を突き刺した。破片はかなり尖っていて硬そうだ。
ハーデストがヒルを睨みつけた。ヒルも負けじと威嚇する。
「グルルルルルル……」
どっちも俺の事を無視してんな。チャンスではあるがなんか悔しい。
矢を新たに握りしめて、ハーデストの後ろに回りこむ。狙うは首元。こいつに頸動脈があるかはわからんがダメージはでかいだろう。今はヒルに注意が行ってる。やるなら今だ。
矢を首に差し込んだ。中の肉は柔らかいのかかなり奥まで刺さった。
「ガシュ……」
ハーデストがようやく声を出した。やっと生物らしさを出したな。つまりそこまで追い詰めているということだ。
ハーデストから距離をとった。ヒットアンドアウェイ戦法を使えばこいつは倒せそうだ。最初はこいつやべぇって思ってたが結構楽そうだな。
「行くぞヒル!」
「ワン!!」
笠松の恨みだ。さっさと地獄に行ってもらうぞ。
ハーデストがなぜかハサミを後ろに下げた。……どうゆう事だ。走ろうとした足を止める。なんで後ろに下げた。ハーデストの腕がミシミシという音をたてている。嫌な予感がする。俺の野生の勘が言っている。
「ヒル!逃げろ!こいつ何かしてくるぞ!」
走り出そうとしたヒルを怒鳴りつけて足を止めさせる。ヒルも何かに気がついたのかハーデストと距離をとった。俺も距離を取らないと。
バックステップをしたその瞬間だった。ハーデストがまるでボクシングでのストレートをするかのように腕を伸ばした。溜めていた力を解放したようだ。距離は約10mは離れている。ハーデストの腕はせいぜい2mぐらいだ。まず当たるはずがない。そうだ、普通は当たるはずがないんだ。
しかし俺の目に映ってきたのは目の前にまで来たハサミであった。ハーデストの足は遅い。近接戦闘は速いが足は遅いはずなのだ。だから俺が瞬きをした一瞬で移動するなんてできるはずはない。
なのになぜかハーデストのハサミが俺の胴体を切ろうと至近距離にまで迫っていたのだ。
あぁやばい。これ死んだわ。俺はゆっくりと流れゆく時間の中でそう思った。
「楓夜!!」
体に衝撃が走った。重力が横に向いたかのように吹き飛ばされる。意識の時間が戻り地面に転けた。
横を見ると手を前に出したマヤがいた。俺が居た場所だ。ハサミは俺でなくマヤを切ろうとしている。助けようと体を起こすがもう遅かった。
「マヤ!!」
俺がそう叫んだ瞬間、顔に血飛沫がかかった。赤い血だ。俺の血と同じ色だ。人間の血だから当たり前か。
目の前にはマヤの首が胴体と離れている姿が見えた。切れた首からはシャワーのように血が溢れている。頭が無くなったマヤの胴体は地面に崩れ落ちた。
ハーデストの腕はゴムのように伸びており、さっきの位置から10mは離れていたマヤの首を切り落としたのだ。
「……ハーデスト!!!!!!」
俺はハーデストに向かって怒りをあらわにした叫びを放った。
続く
40
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
うちのポチ知りませんか? 〜異世界転生した愛犬を探して〜
双華
ファンタジー
愛犬(ポチ)の散歩中にトラックにはねられた主人公。
白い空間で女神様に、愛犬は先に転生して異世界に旅立った、と聞かされる。
すぐに追いかけようとするが、そもそも生まれる場所は選べないらしく、転生してから探すしかないらしい。
転生すると、最初からポチと従魔契約が成立しており、ポチがどこかで稼いだ経験値の一部が主人公にも入り、勝手にレベルアップしていくチート仕様だった。
うちのポチはどこに行ったのか、捜索しながら異世界で成長していく物語である。
・たまに閑話で「ポチの冒険」等が入ります。
※ 2020/6/26から「閑話」を従魔の話、略して「従話」に変更しました。
・結構、思い付きで書いているので、矛盾点等、おかしなところも多々有ると思いますが、生温かい目で見てやって下さい。経験値とかも細かい計算はしていません。
沢山の方にお読み頂き、ありがとうございます。
・ホトラン最高2位
・ファンタジー24h最高2位
・ファンタジー週間最高5位
(2020/1/6時点)
評価頂けると、とても励みになります!m(_ _)m
皆様のお陰で、第13回ファンタジー小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます。
※ 2020/9/6〜 小説家になろう様にもコッソリ投稿開始しました。

初めて入ったダンジョンに閉じ込められました。死にたくないので死ぬ気で修行したら常識外れの縮地とすべてを砕く正拳突きを覚えました
陽好
ファンタジー
ダンジョンの発生から50年、今ではダンジョンの難易度は9段階に設定されていて、最も難易度の低いダンジョンは「ノーマーク」と呼ばれ、簡単な試験に合格すれば誰でも入ることが出来るようになっていた。
東京に住む19才の男子学生『熾 火天(おき あぐに)』は大学の授業はそれほどなく、友人もほとんどおらず、趣味と呼べるような物もなく、自分の意思さえほとんどなかった。そんな青年は高校時代の友人からダンジョン探索に誘われ、遺跡探索許可を取得して探索に出ることになった。
青年の探索しに行ったダンジョンは「ノーマーク」の簡単なダンジョンだったが、それでもそこで採取できる鉱物や発掘物は仲介業者にそこそこの値段で買い取ってもらえた。
彼らが順調に探索を進めていると、ほとんどの生物が駆逐されたはずのその遺跡の奥から青年の2倍はあろうかという大きさの真っ白な動物が現れた。
彼を誘った高校時代の友人達は火天をおいて一目散に逃げてしまったが、彼は一足遅れてしまった。火天が扉にたどり着くと、ちょうど火天をおいていった奴らが扉を閉めるところだった。
無情にも扉は火天の目の前で閉じられてしまった。しかしこの時初めて、常に周りに流され、何も持っていなかった男が「生きたい!死にたくない!」と強く自身の意思を持ち、必死に生き延びようと戦いはじめる。白いバケモノから必死に逃げ、隠れては見つかり隠れては見つかるということをひたすら繰り返した。
火天は粘り強く隠れ続けることでなんとか白いバケモノを蒔くことに成功した。
そして火天はダンジョンの中で生き残るため、暇を潰すため、体を鍛え、精神を鍛えた。
瞬発力を鍛え、膂力を鍛え、何事にも動じないような精神力を鍛えた。気づくと火天は一歩で何メートルも進めるようになり、拳で岩を砕けるようになっていた。
力を手にした火天はそのまま外の世界へと飛び出し、いろいろと巻き込まれながら遺跡の謎を解明していく。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!

月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる