67 / 100
どうも、合宿です
どうも、アゲハ&ニコライです
しおりを挟む
「闇魔法を知らないって言っても撃破数1位だし、会長が教えてるんだし、まったく知らないわけじゃないでしょ。とりあえず普段の感じでやってみてよ」
そう言ったニコライが指で示した先には、小さなリスがいた。
かわいらしい見かけに関わらず肉食の魔物、ニクリスである。一応魔物だが、いかんせん小さいため脅威ではない。近場の森では最多の魔物でもある。
「野生の本能が死んでいるのか…」
アゲハは小声で呟いて悩む。アゲハの気配を前に逃げないとは、よほど間抜けか気を取られる何かがあったかだ。もしくは、「近場」というだけあって人間への危機感がないか。
「【ダークニードル】」
アゲハが手を向けると、手のひらから5本の細い針が飛び出してニクリスを地面に磔にした。
「普段は…俺が拘束して、ルイスがドカンとやる」
そのやり方はもっと大規模な破棄依頼で住民も皆殺しのときのやり方だが、普段から破棄依頼自体は受けているため間違ってはいない。
「おっけー。魔力をこれだけ微調整できるなら僕からは…灰魔法でも教えようかな。会長はできないやつ」
アゲハは「殺せ」と言われていないため生け捕りにしただけなのだが、思いがけない収穫があった。灰魔法なるものはアゲハでも初耳だ。
ニコライは「てへっ」と音が付きそうな、額に拳を当てるポーズで舌を出して笑った。
「って言っても、僕が勝手にそう呼んでるだけなんだけど。じゃあ、【灰刃】」
ニコライは振り返って真顔になり、磔のニクリスに片手を向けると、限りなく黒に近い紫の刃でニクリスの首を落とした。
「今のは?」
闇魔法は星の輝く夜空を思わせる紫で、ニコライの髪のような色だ。アゲハが本来得意とする黒魔法はこの世の悲哀と絶望をすべて集めたかのような漆黒。それを考えれば、先ほどニコライが使ったのは闇魔法でも黒魔法でもない。
ニコライは再びアゲハを振り返って笑った。
「人間が黒魔法を使えないのは知っているかな? 魔王のみが使える魔法だと」
「ああ」
「これは黒魔法に限りなく近い闇魔法だよ。いつからか僕にだけ使えるようになってね…。心が淀んだら使えるのかもしれない…」
話しながら、ニコライの紫の瞳は徐々に暗く淀んでいった。完徹の一夜漬けでテストに臨む学生の目、あるいはオールで飲み明かした大人が仲間と別れて一人になり現実を直視したときの目である。
「すごいじゃないか。闇帝でもここまで闇魔法を極められていないだろう?」
さすがのアゲハも慰めを口にしたくなった。賞賛も本物だ。人間がここまで黒魔法に近い魔法を使えるとは。
これは確かに、ルイスも使えない。ルイスは元々得意な光魔法や上位互換の白魔法、習得が困難な聖魔法に力を注いでいる。
しかし、話題を間違えたようだ。
「…闇帝を知ってるの?」
うつむきながらギョロっとアゲハを向いた目。
「あー、召喚のときにいたから」
「アゲハ」として「異世界」を楽しむなかで最も古い記憶であり、唯一公言できる帝との接触。アゲハはなんとか絞り出した。
「ああ、そういえばそうだったね。面識はあるわけだ」
一応会話に応じたニコライだが、まだズドーンと重い何かしらを背負っており目は死んだままだ。
「ルイスもだが、家族に苦労させられるのは同じらしいな」
「………あれ!? もしかして闇帝の正体…」
アゲハの慰めに、ニコライはようやく顔を上げた。目は生気を取り戻している。
シラのアイデンティティが奪われずに済んだ。
アゲハは苦笑したフリをする。今気づいたように見せるためだ。
「魔力の波長が似ているから」
「くー…! 一番認めたくないところを…!」
ニコライは頭を抱えて残念がる。せっかくの美人が台無しである。
そしてアゲハも内心悔しい思いだった。予想が当たったのは喜ばしいことだろうが、できれば外れていてほしかった。
「あの変態戦闘狂が姉で、ギルドの受付とはな…」
仕事に忠実だと感じたイナイ。あれは仮の姿で、嬉々として罪人を闇魔法でいたぶる戦闘狂が真の姿。そんなこと信じたくなかった。
「そうなんだよ! わかってくれるんだね! ほんとにうちの姉は、家督も継がずに帝だからって好き勝手を…」
ニコライはイナイの愚痴を日が暮れるまで延々と言っていた。アゲハはテキトーに相槌を打つ。
輝かしい生徒会メンバーでも、それなりに深い闇を抱えているらしかった。
そう言ったニコライが指で示した先には、小さなリスがいた。
かわいらしい見かけに関わらず肉食の魔物、ニクリスである。一応魔物だが、いかんせん小さいため脅威ではない。近場の森では最多の魔物でもある。
「野生の本能が死んでいるのか…」
アゲハは小声で呟いて悩む。アゲハの気配を前に逃げないとは、よほど間抜けか気を取られる何かがあったかだ。もしくは、「近場」というだけあって人間への危機感がないか。
「【ダークニードル】」
アゲハが手を向けると、手のひらから5本の細い針が飛び出してニクリスを地面に磔にした。
「普段は…俺が拘束して、ルイスがドカンとやる」
そのやり方はもっと大規模な破棄依頼で住民も皆殺しのときのやり方だが、普段から破棄依頼自体は受けているため間違ってはいない。
「おっけー。魔力をこれだけ微調整できるなら僕からは…灰魔法でも教えようかな。会長はできないやつ」
アゲハは「殺せ」と言われていないため生け捕りにしただけなのだが、思いがけない収穫があった。灰魔法なるものはアゲハでも初耳だ。
ニコライは「てへっ」と音が付きそうな、額に拳を当てるポーズで舌を出して笑った。
「って言っても、僕が勝手にそう呼んでるだけなんだけど。じゃあ、【灰刃】」
ニコライは振り返って真顔になり、磔のニクリスに片手を向けると、限りなく黒に近い紫の刃でニクリスの首を落とした。
「今のは?」
闇魔法は星の輝く夜空を思わせる紫で、ニコライの髪のような色だ。アゲハが本来得意とする黒魔法はこの世の悲哀と絶望をすべて集めたかのような漆黒。それを考えれば、先ほどニコライが使ったのは闇魔法でも黒魔法でもない。
ニコライは再びアゲハを振り返って笑った。
「人間が黒魔法を使えないのは知っているかな? 魔王のみが使える魔法だと」
「ああ」
「これは黒魔法に限りなく近い闇魔法だよ。いつからか僕にだけ使えるようになってね…。心が淀んだら使えるのかもしれない…」
話しながら、ニコライの紫の瞳は徐々に暗く淀んでいった。完徹の一夜漬けでテストに臨む学生の目、あるいはオールで飲み明かした大人が仲間と別れて一人になり現実を直視したときの目である。
「すごいじゃないか。闇帝でもここまで闇魔法を極められていないだろう?」
さすがのアゲハも慰めを口にしたくなった。賞賛も本物だ。人間がここまで黒魔法に近い魔法を使えるとは。
これは確かに、ルイスも使えない。ルイスは元々得意な光魔法や上位互換の白魔法、習得が困難な聖魔法に力を注いでいる。
しかし、話題を間違えたようだ。
「…闇帝を知ってるの?」
うつむきながらギョロっとアゲハを向いた目。
「あー、召喚のときにいたから」
「アゲハ」として「異世界」を楽しむなかで最も古い記憶であり、唯一公言できる帝との接触。アゲハはなんとか絞り出した。
「ああ、そういえばそうだったね。面識はあるわけだ」
一応会話に応じたニコライだが、まだズドーンと重い何かしらを背負っており目は死んだままだ。
「ルイスもだが、家族に苦労させられるのは同じらしいな」
「………あれ!? もしかして闇帝の正体…」
アゲハの慰めに、ニコライはようやく顔を上げた。目は生気を取り戻している。
シラのアイデンティティが奪われずに済んだ。
アゲハは苦笑したフリをする。今気づいたように見せるためだ。
「魔力の波長が似ているから」
「くー…! 一番認めたくないところを…!」
ニコライは頭を抱えて残念がる。せっかくの美人が台無しである。
そしてアゲハも内心悔しい思いだった。予想が当たったのは喜ばしいことだろうが、できれば外れていてほしかった。
「あの変態戦闘狂が姉で、ギルドの受付とはな…」
仕事に忠実だと感じたイナイ。あれは仮の姿で、嬉々として罪人を闇魔法でいたぶる戦闘狂が真の姿。そんなこと信じたくなかった。
「そうなんだよ! わかってくれるんだね! ほんとにうちの姉は、家督も継がずに帝だからって好き勝手を…」
ニコライはイナイの愚痴を日が暮れるまで延々と言っていた。アゲハはテキトーに相槌を打つ。
輝かしい生徒会メンバーでも、それなりに深い闇を抱えているらしかった。
32
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
落ちこぼれの烙印を押された少年、唯一無二のスキルを開花させ世界に裁きの鉄槌を!
酒井 曳野
ファンタジー
この世界ニードにはスキルと呼ばれる物がある。
スキルは、生まれた時に全員が神から授けられ
個人差はあるが5〜8歳で開花する。
そのスキルによって今後の人生が決まる。
しかし、極めて稀にスキルが開花しない者がいる。
世界はその者たちを、ドロップアウト(落ちこぼれ)と呼んで差別し、見下した。
カイアスもスキルは開花しなかった。
しかし、それは気付いていないだけだった。
遅咲きで開花したスキルは唯一無二の特異であり最強のもの!!
それを使い、自分を蔑んだ世界に裁きを降す!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ガチャで破滅した男は異世界でもガチャをやめられないようです
一色孝太郎
ファンタジー
前世でとあるソシャゲのガチャに全ツッパして人生が終わった記憶を持つ 13 歳の少年ディーノは、今世でもハズレギフト『ガチャ』を授かる。ガチャなんかもう引くもんか! そう決意するも結局はガチャの誘惑には勝てず……。
これはガチャの妖精と共に運を天に任せて成り上がりを目指す男の物語である。
※作中のガチャは実際のガチャ同様の確率テーブルを作り、一発勝負でランダムに抽選をさせています。そのため、ガチャの結果によって物語の未来は変化します
※本作品は他サイト様でも同時掲載しております
※2020/12/26 タイトルを変更しました(旧題:ガチャに人生全ツッパ)
※2020/12/26 あらすじをシンプルにしました
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
テンプレを無視する異世界生活
ss
ファンタジー
主人公の如月 翔(きさらぎ しょう)は1度見聞きしたものを完璧に覚えるIQ200を超える大天才。
そんな彼が勇者召喚により異世界へ。
だが、翔には何のスキルもなかった。
翔は異世界で過ごしていくうちに異世界の真実を解き明かしていく。
これは、そんなスキルなしの大天才が行く異世界生活である..........
hotランキング2位にランクイン
人気ランキング3位にランクイン
ファンタジーで2位にランクイン
※しばらくは0時、6時、12時、6時の4本投稿にしようと思います。
※コメントが多すぎて処理しきれなくなった時は一時的に閉鎖する場合があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる