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どうも、ギルドです
どうも、闇ギルドです
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「勇! 気がついたか!」
「勇様! 良かったですわ!」
王女とミレイに膝枕されていた勇者は、目を覚ました視界が乳で埋まっていたため鼻血を噴出した。
「勇様!?」
「くっ、やはり重症か。光帝! 戻って来い!」
抱き起こされ、揺さぶられてさらに鼻血を流す勇と、虚空に向かって叫ぶミレイ。
「重症…。まあ重度の変態?」
「そうだな」
アゲハがザガンに同意している間に、勇は鼻血を拭いて立ち上がった。
「僕は…。試合は? どうなったの?」
鼻血ブー事件をさらっとなかったことにした勇者は、辺りを見回して光帝を探す。しかし当然いない。多少いたギャラリーも、色ボケした空間に気まずくなって退室していった。
残されたのは、身分的に退室を許されない不憫な者たちである。
「試合は勇様の勝ちですわ! さすが我が国の勇者様です!」
「光帝に勝ったから、勇が次の光帝だ。いつでも私を頼ってくれ」
勝てたのは光帝が負けたがっていたからだが、そんなことは知らぬ勇はおだてにのって浮かれ、「そんな…僕が帝なんて…」と謙遜していた。
その通り、初級魔法で気絶させられておいて帝は無理だろう、とアゲハは思ったが、人間の事情など知ったこっちゃないので黙っておいた。
「順番が前後したが、勇にはこのギルドに所属してもらう」
ミレイがギルドマスターの風格で言うが、「近くでフォローしてあげて優遇してあげて…勇が惚れてくれて…キャッ!」と下心ありきなのは言うまでもない。
色恋沙汰には、いや色恋沙汰にも鈍い勇は、そこで首を傾げた。
「あの…ギルドって何をするんですか?」
そこからかい! と兵士は思った。定時を過ぎたので早く帰りたいのだ。
ミレイはそこでババンっと音が付きそうなほど胸を張った。そんなことをしても勇者が血まみれになるだけ…ほら……。
「うちは普通のギルドだから、やることは魔物の討伐や採取なんかだな。でも王国一のギルドだぞ! あー、闇ギルドになると対人間戦もあるんだが…まあ勇には関係ない。とりあえず勇は依頼を選んで、受付に言ってくれ。光帝に勝った勇はS級にしておこう。どんな依頼でも受けられるぞ」
S級は帝やギルドマスターのランクだ。普通の冒険者はA~F級となる。トップランカーとなるA級は少なく、登録時には皆F級となるが、ランクアップ自体は可能なため、C級やD級が人数としては最も多い。
「ありがとう。じゃあ早速やってみようかな。ミレイさん、選んでくれる?」
「ミレイさん…ズキューン! いいぞ! 勇の力量に合うものを選ぼう!」
それはF級だと思うけどな…と兵士は思ったが、残業が長引きそうなのにげんなりして何も言えなかった。
「アゲハはどうする?」
そこでいきなり勇がアゲハを振り返った。今まで忘れていたのに、さすがは野生である。
「俺はいい。もう日も暮れたし明日にすれば? どうせ王女様も連れて行くんだろ。危ないぞ」
とても魔王とは思えぬ紳士的な発言だが、色ボケ王女を気遣ったわけではない。終始うなだれている兵士を流石に不憫に思ったのだ。
「そうだね、僕としたことが。女の子に夜道を歩かせちゃいけないよね。ミレイさん、依頼はまた後日でいいかな?」
勇は人間の中でも一際チョロいため、アゲハの言葉に従った。
隣から兵士のキラキラした感謝の眼差しを感じる。それはそれでキモいとザガンは思った。アゲハは助けなければ良かったとすら思った。
結局兵士は不憫な役回りだった。
「もちろんだ! 明日の放課後にでも来ればいい。酒…いや未成年か。菓子でも用意して待っていよう」
それは依頼をこなす目的ではなく会いたいだけだろうと勇以外の誰もが思ったが、もう会話も面倒でとにかく早く終わってほしかったので黙って聞き流した。
それからミレイと勇が抱き合って再会を誓い王女が嫉妬して云々…というふざけたイベントが発生したが、アゲハは興味がなかったので見なかったことにした。
「それで、アゲハはどこ目指してるわけ?」
ようやく監視を抜け、2人になった。
裏路地は貧民街となっているのか、王都だというのにホームレスがゴロゴロ転がっている。老人ホームレスほど生きることを諦めていない孤児たちは、廃屋のような小屋の隙間からこちらを窺っていた。死体の一歩手前の人間の前を横切りながら、アゲハとザガンは暗闇を縫うように進んでゆく。
「さっきの女が言っていただろう。対人間の闇ギルドがあると」
「まさか、闇ギルドに入るつもり?」
「そのほうが少しは楽しめそうだ」
少なくとも、色ボケギルマスの下で変態勇者とともに戦うよりは。
「魔王様が闇ギルドに、ねえ…」
「口を慎め。…おい、そこの死にかけ。闇ギルドはどこだ?」
顎に手を当てて唸るザガンは放置して、アゲハは金貨をちらつかせながらホームレスに尋ねた。
「き、金貨! 闇ギルドならそこの角を右だ!」
死にかけと呼ばれて反応するのはいかがなものか。
「助かる。ではな」
答えると、アゲハは親指で金貨を弾き飛ばした。アゲハの怪力で飛ばされた金貨は大きな弧を描き、答えたホームレスとは離れた場所に転がってゆく。
金貨の転がる音に、これまで死んだように座ったり横になったりしていた貧民たちが飛び起きて音のするほうへと群がった。
「待て! ワシの! ワシの金貨じゃ!」
今まで死にかけていたとは思えないほどの気力体力迫力で金貨を取り合い奪い合い、もみくちゃになっている。
そんな人の群れを遠目に見てから、アゲハは教えられた通りに右へ進んだ。
「性格悪いですよ、魔王様」
「誰にやるとまでは言っていないだろう?」
そういうところですよ、とザガンが思ったところで、アゲハが足を止めた。
「闇ギルドとは、随分大っぴらに存在するものだな」
アゲハの視線の先には「闇ギルド『宵の明星』」と大きく書かれた看板が掲げられていた。
「英雄の剣」は白城モチーフの建物だったが、こちらは炭でも塗ったかのように黒い煉瓦でできている。そして大きい。
「…だからホームレスも知ってたんだ、としか言えない」
王城よりは小さいが、サイズだけなら英雄の剣を上回る建物を見上げたザガンの感想に、アゲハは心の中で同意した。
「勇様! 良かったですわ!」
王女とミレイに膝枕されていた勇者は、目を覚ました視界が乳で埋まっていたため鼻血を噴出した。
「勇様!?」
「くっ、やはり重症か。光帝! 戻って来い!」
抱き起こされ、揺さぶられてさらに鼻血を流す勇と、虚空に向かって叫ぶミレイ。
「重症…。まあ重度の変態?」
「そうだな」
アゲハがザガンに同意している間に、勇は鼻血を拭いて立ち上がった。
「僕は…。試合は? どうなったの?」
鼻血ブー事件をさらっとなかったことにした勇者は、辺りを見回して光帝を探す。しかし当然いない。多少いたギャラリーも、色ボケした空間に気まずくなって退室していった。
残されたのは、身分的に退室を許されない不憫な者たちである。
「試合は勇様の勝ちですわ! さすが我が国の勇者様です!」
「光帝に勝ったから、勇が次の光帝だ。いつでも私を頼ってくれ」
勝てたのは光帝が負けたがっていたからだが、そんなことは知らぬ勇はおだてにのって浮かれ、「そんな…僕が帝なんて…」と謙遜していた。
その通り、初級魔法で気絶させられておいて帝は無理だろう、とアゲハは思ったが、人間の事情など知ったこっちゃないので黙っておいた。
「順番が前後したが、勇にはこのギルドに所属してもらう」
ミレイがギルドマスターの風格で言うが、「近くでフォローしてあげて優遇してあげて…勇が惚れてくれて…キャッ!」と下心ありきなのは言うまでもない。
色恋沙汰には、いや色恋沙汰にも鈍い勇は、そこで首を傾げた。
「あの…ギルドって何をするんですか?」
そこからかい! と兵士は思った。定時を過ぎたので早く帰りたいのだ。
ミレイはそこでババンっと音が付きそうなほど胸を張った。そんなことをしても勇者が血まみれになるだけ…ほら……。
「うちは普通のギルドだから、やることは魔物の討伐や採取なんかだな。でも王国一のギルドだぞ! あー、闇ギルドになると対人間戦もあるんだが…まあ勇には関係ない。とりあえず勇は依頼を選んで、受付に言ってくれ。光帝に勝った勇はS級にしておこう。どんな依頼でも受けられるぞ」
S級は帝やギルドマスターのランクだ。普通の冒険者はA~F級となる。トップランカーとなるA級は少なく、登録時には皆F級となるが、ランクアップ自体は可能なため、C級やD級が人数としては最も多い。
「ありがとう。じゃあ早速やってみようかな。ミレイさん、選んでくれる?」
「ミレイさん…ズキューン! いいぞ! 勇の力量に合うものを選ぼう!」
それはF級だと思うけどな…と兵士は思ったが、残業が長引きそうなのにげんなりして何も言えなかった。
「アゲハはどうする?」
そこでいきなり勇がアゲハを振り返った。今まで忘れていたのに、さすがは野生である。
「俺はいい。もう日も暮れたし明日にすれば? どうせ王女様も連れて行くんだろ。危ないぞ」
とても魔王とは思えぬ紳士的な発言だが、色ボケ王女を気遣ったわけではない。終始うなだれている兵士を流石に不憫に思ったのだ。
「そうだね、僕としたことが。女の子に夜道を歩かせちゃいけないよね。ミレイさん、依頼はまた後日でいいかな?」
勇は人間の中でも一際チョロいため、アゲハの言葉に従った。
隣から兵士のキラキラした感謝の眼差しを感じる。それはそれでキモいとザガンは思った。アゲハは助けなければ良かったとすら思った。
結局兵士は不憫な役回りだった。
「もちろんだ! 明日の放課後にでも来ればいい。酒…いや未成年か。菓子でも用意して待っていよう」
それは依頼をこなす目的ではなく会いたいだけだろうと勇以外の誰もが思ったが、もう会話も面倒でとにかく早く終わってほしかったので黙って聞き流した。
それからミレイと勇が抱き合って再会を誓い王女が嫉妬して云々…というふざけたイベントが発生したが、アゲハは興味がなかったので見なかったことにした。
「それで、アゲハはどこ目指してるわけ?」
ようやく監視を抜け、2人になった。
裏路地は貧民街となっているのか、王都だというのにホームレスがゴロゴロ転がっている。老人ホームレスほど生きることを諦めていない孤児たちは、廃屋のような小屋の隙間からこちらを窺っていた。死体の一歩手前の人間の前を横切りながら、アゲハとザガンは暗闇を縫うように進んでゆく。
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「まさか、闇ギルドに入るつもり?」
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少なくとも、色ボケギルマスの下で変態勇者とともに戦うよりは。
「魔王様が闇ギルドに、ねえ…」
「口を慎め。…おい、そこの死にかけ。闇ギルドはどこだ?」
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死にかけと呼ばれて反応するのはいかがなものか。
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答えると、アゲハは親指で金貨を弾き飛ばした。アゲハの怪力で飛ばされた金貨は大きな弧を描き、答えたホームレスとは離れた場所に転がってゆく。
金貨の転がる音に、これまで死んだように座ったり横になったりしていた貧民たちが飛び起きて音のするほうへと群がった。
「待て! ワシの! ワシの金貨じゃ!」
今まで死にかけていたとは思えないほどの気力体力迫力で金貨を取り合い奪い合い、もみくちゃになっている。
そんな人の群れを遠目に見てから、アゲハは教えられた通りに右へ進んだ。
「性格悪いですよ、魔王様」
「誰にやるとまでは言っていないだろう?」
そういうところですよ、とザガンが思ったところで、アゲハが足を止めた。
「闇ギルドとは、随分大っぴらに存在するものだな」
アゲハの視線の先には「闇ギルド『宵の明星』」と大きく書かれた看板が掲げられていた。
「英雄の剣」は白城モチーフの建物だったが、こちらは炭でも塗ったかのように黒い煉瓦でできている。そして大きい。
「…だからホームレスも知ってたんだ、としか言えない」
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