31 / 31
28 脱☆出不精 [完]
しおりを挟む
「今日は家族会議をしまーす。そろそろ家族旅行に行っても大丈夫だと思うので、日程決めをしたいと思います」
「くぅーん」
「ようやくだね」
「オレはいつでも行けるぞ」
「ゴーレム達と離れるの寂しいなぁ」
「あら、サンドは居残り組かしら?」
「いやいや、やめてくれよ~」
わいわいと賑やかに旅の日程、と言うよりかは東西南北どの方面から攻めて行くかの意見の出し合いを始める。
旅の間はゴーレムたちに家の事をお願いし、初めの方は頻繁に家に戻ってゴーレムたちの様子を見るつもり。その為に転移陣を創造魔法で創っておいた。
「じゃあ先ずは西に向かって行く感じね。出発は来週の今日。で、ルー兄とスー兄は月1回仕事場に顔を出す感じでいいの?」
「本当は月1回も顔出さなくても良いんだけどねぇ」
「ホント、ホント。オレが居なくても仕事が回るようにしたんだけどな」
2人の兄は月1回の職場顔出しが不満なようだ。少しは部下達を労わってあげて欲しい…う~ん前世の古傷が疼くわ……。
「お父さんは馬車の御者はどう?」
「大丈夫だ。しっかり練習したからな!」
「お母さんは」
「私は明日からでも大丈夫よ~」
移動は主に馬車を使用することにした。急ぐ旅でもないので、外の景色を眺めながらゆったりと行くから。ぶっちゃけ馬車を曳く馬は魔道具ですが何か。
しかも馬車と言っても座席の後ろの壁に扉を付けて、その中を亜空間に繋げて快適な旅館生活にした。たまに外でのバーベキューを楽しみ、満天の星空を見上げながら露天風呂も良い…。でもゆっくりベッドで寝たいのです。
「じゃあ出発する日を村長さんの所に伝えに行ってね。お父さん行ける?」
「じゃあ明日にでも行ってくるな」
ゴーレムを作った時に、村長さんに話を通しておいた。元々村は人の行き来が少ないので、知らない人間が居れば噂になるし変な噂をたてられるのも嫌だから、フードプロセッサー等の図案を持っていった時に全部伝えておいた。もちろん秘密にしておくことも。村が潤うんだからそれくらいの協力はしてもらわなくちゃね。逆らったらドシスコンの兄達が黙ってないのでって言ったら真っ青になってたけどね。
権力しゅごい。
兄達は良い笑顔でした。「このために頑張ったんだよ」なんて宣ってましたが。
そうそう、GPS付きのブレスレットですが、あの後直ぐにルー兄は作り上げたが、今ではブレスレットから進化してカフスになりました。家族全員に付けることで、旅の途中迷子になってもすぐに分かるようにルー兄が改良してくれたんだよ。スヌーは首輪だけどね。
「スヌーも大丈夫?」
「もちろん!はやくいきたかったんだぁー」
この5年で大きく………なってはいないスヌーはゴーレムたちと凄く仲良くなり、離れるのが寂しくなるのかな?と心配したけれど大丈夫みたいだった。
後はゴーレム達に説明して、来週の出発まで最終準備をするだけだね。
転生して記憶が戻って早5年。
人生に後悔を残さないように、色んなことを経験するための第一歩を踏み出したいと思います!
××××××××
この作品を読んでくださった皆様ありがとうございました。
とにかく完結までは頑張って続けようと思い、サラッとしたお話を書きました。
もしかしたら旅の途中の話を番外編として書くかもしれませんが、本編はここで終わりたいと思います。
「くぅーん」
「ようやくだね」
「オレはいつでも行けるぞ」
「ゴーレム達と離れるの寂しいなぁ」
「あら、サンドは居残り組かしら?」
「いやいや、やめてくれよ~」
わいわいと賑やかに旅の日程、と言うよりかは東西南北どの方面から攻めて行くかの意見の出し合いを始める。
旅の間はゴーレムたちに家の事をお願いし、初めの方は頻繁に家に戻ってゴーレムたちの様子を見るつもり。その為に転移陣を創造魔法で創っておいた。
「じゃあ先ずは西に向かって行く感じね。出発は来週の今日。で、ルー兄とスー兄は月1回仕事場に顔を出す感じでいいの?」
「本当は月1回も顔出さなくても良いんだけどねぇ」
「ホント、ホント。オレが居なくても仕事が回るようにしたんだけどな」
2人の兄は月1回の職場顔出しが不満なようだ。少しは部下達を労わってあげて欲しい…う~ん前世の古傷が疼くわ……。
「お父さんは馬車の御者はどう?」
「大丈夫だ。しっかり練習したからな!」
「お母さんは」
「私は明日からでも大丈夫よ~」
移動は主に馬車を使用することにした。急ぐ旅でもないので、外の景色を眺めながらゆったりと行くから。ぶっちゃけ馬車を曳く馬は魔道具ですが何か。
しかも馬車と言っても座席の後ろの壁に扉を付けて、その中を亜空間に繋げて快適な旅館生活にした。たまに外でのバーベキューを楽しみ、満天の星空を見上げながら露天風呂も良い…。でもゆっくりベッドで寝たいのです。
「じゃあ出発する日を村長さんの所に伝えに行ってね。お父さん行ける?」
「じゃあ明日にでも行ってくるな」
ゴーレムを作った時に、村長さんに話を通しておいた。元々村は人の行き来が少ないので、知らない人間が居れば噂になるし変な噂をたてられるのも嫌だから、フードプロセッサー等の図案を持っていった時に全部伝えておいた。もちろん秘密にしておくことも。村が潤うんだからそれくらいの協力はしてもらわなくちゃね。逆らったらドシスコンの兄達が黙ってないのでって言ったら真っ青になってたけどね。
権力しゅごい。
兄達は良い笑顔でした。「このために頑張ったんだよ」なんて宣ってましたが。
そうそう、GPS付きのブレスレットですが、あの後直ぐにルー兄は作り上げたが、今ではブレスレットから進化してカフスになりました。家族全員に付けることで、旅の途中迷子になってもすぐに分かるようにルー兄が改良してくれたんだよ。スヌーは首輪だけどね。
「スヌーも大丈夫?」
「もちろん!はやくいきたかったんだぁー」
この5年で大きく………なってはいないスヌーはゴーレムたちと凄く仲良くなり、離れるのが寂しくなるのかな?と心配したけれど大丈夫みたいだった。
後はゴーレム達に説明して、来週の出発まで最終準備をするだけだね。
転生して記憶が戻って早5年。
人生に後悔を残さないように、色んなことを経験するための第一歩を踏み出したいと思います!
××××××××
この作品を読んでくださった皆様ありがとうございました。
とにかく完結までは頑張って続けようと思い、サラッとしたお話を書きました。
もしかしたら旅の途中の話を番外編として書くかもしれませんが、本編はここで終わりたいと思います。
0
お気に入りに追加
175
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(6件)
あなたにおすすめの小説
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました
ひより のどか
ファンタジー
ただいま女神様に『行ってらっしゃ~い』と、突き落とされ空を落下中の幼女(2歳)です。お腹には可愛いピンクと水色の双子の赤ちゃんドラゴン抱えてます。どうしようと思っていたら妖精さんたちに助けてあげるから契約しようと誘われました。転生初日に一気に妖精さんと赤ちゃんドラゴンと家族になりました。これからまだまだ仲間を増やしてスローライフするぞー!もふもふとも仲良くなるぞー!
初めて小説書いてます。完全な見切り発進です。基本ほのぼのを目指してます。生暖かい目で見て貰えらると嬉しいです。
※主人公、赤ちゃん言葉強めです。通訳役が少ない初めの数話ですが、少しルビを振りました。
※なろう様と、ツギクル様でも投稿始めました。よろしくお願い致します。
※カクヨム様と、ノベルアップ様とでも、投稿始めました。よろしくお願いしますm(_ _)m
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
転生先は盲目幼女でした ~前世の記憶と魔法を頼りに生き延びます~
丹辺るん
ファンタジー
前世の記憶を持つ私、フィリス。思い出したのは五歳の誕生日の前日。
一応貴族……伯爵家の三女らしい……私は、なんと生まれつき目が見えなかった。
それでも、優しいお姉さんとメイドのおかげで、寂しくはなかった。
ところが、まともに話したこともなく、私を気に掛けることもない父親と兄からは、なぜか厄介者扱い。
ある日、不幸な事故に見せかけて、私は魔物の跋扈する場所で見捨てられてしまう。
もうダメだと思ったとき、私の前に現れたのは……
これは捨てられた盲目の私が、魔法と前世の記憶を頼りに生きる物語。
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
みんなで旅行するために
5年で仕上げるって愛されてるね٩( ᐛ )و
幸せな気持ちになりましたあー。
[完]お疲れ様です👏
夏美様最後までお付き合いありがとうございました〜(o^∀^o)
おー。お空の散歩楽しみですね笑笑
あー、ルー兄の言う事聞かないと行けない空気でうけた笑笑次回も楽しみにしてますね。
夏美様コメントありがとうございます。2つも溜まっててびっくりしました(笑)
結局セラも絶対に何がなんでも空のお散歩行ってやるーーー!!っていう熱が無いので、押しに弱いです(´^∀^`)
ちょっと行きたいなぁくらいの軽い感じで行動するのが基本なので、ほとんど家から動きませんね。
更新遅くてすみません( *・ω・)*_ _))ペコリン
次回はとりあえず飛びます(笑)
ルー兄恐ろしい子笑笑
10万高い笑笑
セラちゃんと一緒にルー兄を愛でるのはどうかな?セラちゃん?(¯v¯)ニヤ
形勢逆転?笑笑
セラ「………|ω・`)」
カール「セラ?」
セラ「………自分がブラコンなのはわかってたけど、ルー兄を他の人が愛でるのはモヤッとする……わたし自分が思ってた以上にブラコンで驚いた……」
カール「ん?ごめん、遠くて聞こえなかったよ」
セラ「なんでもないよー」