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【R18】魔法使いの弟子が師匠に魔法のオナホで疑似挿入されちゃう話

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 や、や、やってしまいました……ッ!
 人生で最悪のやらかしですッ!!
 私は目の前で黒焦げになった大鍋コルドロンの中身を見つめ、だらだらと冷や汗を滝のように流すばかり。顔色は青から白へと変化していることでしょう。
 こ、殺されるっ、師匠に息の根止められちゃう! でっ、で、でも、隠す方が、まずいです。ていうか師匠に隠し通せるわけがないもの!
 えっ。じゃあ白状するしかない? 言ったらどうなっちゃう?

 ───師匠! 大枚叩いて買ったドラゴンの骨を使って魔法薬作って、大失敗しちゃいました。
 ───そうか死ね。

 この流れしか考えられません!
 恐怖と絶望で、ガタガタと身体が震えはじめます。
 ひえぇえええやだあぁああ! まだ死にたくないぃい!
 証拠隠滅するにはどうしたらいいか、回らない頭で考えているうちに、扉がギイと開いて長身の魔法使い様がご登場です。
 我らが師匠のご帰還! ゲームオーバー!
 師匠は一言も発さずに、私と、悲惨な大鍋を見て、薄く笑いました。

「自殺願望があったとは知らなかったな」

「あ、あぁあ……すっ、しゅみっ、すみません……! ほほほ本当にっ! 申し訳ありませんっ!」

 床に這いつくばって謝っていると、首根っこを掴まれて引っ張り上げられてしまいました。首っ、締まってます! くるしいっ!

「うぐぅうっ⁉︎」

 子どもが見たとたん泣きだす師匠の強面こわもてが、いつも以上に怖ろしい様子になっています。真っ黒なフードがいかにも悪役風です。悪そうな感じが素敵だとか男前だとか、キャアキャア言っている貴族のお嬢様方の心理が分かりません。恐怖が強すぎて他のこと考える余裕なくないですか⁉︎

「材料、幾らしたか知ってるよな……?」

 雷雲がゴロゴロ唸っている時のような、低い声。今にもドカンと雷が落ちそうです。

「わ、私を身体ごと売り払っても、足りない額です……っ」

 この比較は師匠から聞いたものです。健康体の自分を内臓でも何でもお好きにどうぞと売ったところで足りないなんて。そんなのもう弁償のしようがありません。

「後生ですから……生贄とかバラ売りとかは勘弁してください……何でもしますからぁ……!」

 必死で頼むと、師匠は首元から手を離し、私をジッと見下ろしてきます。

「……俺が直接的な暴力を振るった事があるか?」

「ございません」

 私が何かヘマをすると、雑務を言いつけられたり、開発中の薬の被験体をさせられたりしました。叩いたり蹴ったりなんかしない師匠ですが、今回ばかりはそういうお仕置きが待っているかもと思ってしまいます。

「今回は、魔道具の実験に付き合ってもらう。再来週に納品予定のものだ。お前で試しておくとしよう」

 …………それだけでいいんですか?
 ホッとしてしまいましたが、それを言葉にはしませんでした。言ってしまって「それなら腎臓も貰っておくか」なんて事になったら大変です。
 魔道具の開発は師匠が一人でやっているので、どんなものかは分かりませんが、販売物なら危険なものではありません。

「私、頑張ります……!」
 
 

* * *



 仕事時間が終わり、夕食を食べた後。
 私は師匠の実験室の扉を叩きました。
 師匠は仕事中に着ている黒いローブを脱いでいて、恐怖感と威圧感は抑え気味です。ほんの少しですが。

「腹を出せ」

 腹、というのは、おへその辺りでしょうか。ローブの裾を引き上げて、下に着ているシャツも捲ってみます。剥き出しになった私のおへその下に、師匠が紙切れを押し当て呪文を唱えました。

「んっ⁉︎」

 触れたところの周りは少し温度が上がって、ポカポカするような感覚がありました。師匠が紙を離したので自分の肌を確認してみると、赤く魔法陣のようなものが浮かんでいます。
 魔法陣は基本的に形や構成する紋様から内容を読み解けるのですが、師匠のものは違います。師匠はオリジナルの紋様を使っていて、これは意味を解さない他の術者には解読不能なのです。そのため師匠以外には複製や改変ができません。まあ弟子の私なら部分的には理解できますが、本質的なところは分かりませんね。
 辛うじて読み解けるのは、発動時間が一時間であることです。

「これは術者と被術者、双方の合意がないと発動しない術だ」

「はい。……それで、どんな術なんですか?」

「これを依頼してきたのは新婚夫婦だ。奥方が挿入に対する恐怖心が強いということで、疑似的な挿入で慣れていきたいらしい。そのための道具を所望された」

「……???」

 ど、どうしましょう。全く内容が理解できていません。
 きっとバカ丸出しな顔をしているであろう私に、師匠は何やら見慣れない物を見せます。水筒みたいなサイズ感ですが、何なのでしょうか。

「コレの中身は魔力を持った植物から採取した素材で作られている。魔法で意図的に変化するようにした。コレに男の性器を突っ込めば、魔法でリンクさせた女の性器にその感覚が伝わる。逆に女の性器の感覚も、まずまずの精度でこの魔道具で再現される。疑似的な性行為ができるわけだ」

「…………えぇと……つまり…………そっちに何か入れると、私の方に、その感覚が、伝わるのですか?」

「そういう事だ」

 これは真面目な実験だと分かっていても、そういうことに疎い私は無性に恥ずかしくなってしまって。顔が赤くなっているのが分かります!
 いやいやいや! べっ、べつに想定そのままの使い方をするわけじゃないでしょうから! 何か適当な棒とか入れてみるわけでしょうから!

「あ……、あの、尖った物、とか、痛そうなものを、い、入れたりは……」

「そんなものは入れないから安心しろ。それに、これは痛みは伝えない。快感に変換できる部分だけを伝える。奥方の恐怖感を取り去る目的だから当然だ」

「そ、そうですかぁ」

「男側の検証も必要だから俺の性器を入れる」

「え? ……えっ。えっ⁉︎」

 ちょちょちょちょっと待って待って!
 待ってください師匠⁉︎   聞き捨てならない内容が聞こえたのに何でそんな真顔なんでしょうか⁉︎   怖すぎるのですがっ!

「あの、えぇと、し、ししょう……?」

「感覚が伝わるだけで、別にお前の身体は変化しない。ただの実験だ。この実験で今回の失敗を水に流してやるのは温情だぞ」

 うっ。私のヘマのことを考えると……確かに、これくらいは、我慢すべき……なのでしょうか……。

「ほ、本当に、痛くないですか? ま、万が一、痛かったら……」

「その時は途中で止めてやる。それに嫌悪感があれば勝手にリンクは切れる仕様だ」

 魔法陣をじっくり観察して、確かにそういう制限があることが分かりました。
 師匠は嘘を言っていないわけですし……あくまで実験なわけですし……。

「腹括ったら魔法陣に手を当てて契約の呪文を唱えろ。効力は唱えてから一時間だ」



 私は実験室の簡易ベッドの上で仰向けになり、飛び出しそうなくらいバクバクいっている心臓を抑えようと必死でした。感覚に集中しろとのことで布で目隠しをされ、手はベッドの足に左右それぞれ固定されています。
 これ、拘束されているということは、暴れる前提なのでしょうか。

 師匠は準備ができたら始めると言っていましたが、正確なタイミングは分からなくて、いつ始まるか知れない〝実験〟に不安で破裂しそうです。
 痛くないと言われても、性行為をしたことがない私には中に何か入ってくる感覚があるというだけで恐ろしいのです。いちおう飲んでおけ、と言われて媚薬を飲みはしましたが、緊張と不安と恐怖で、とても効果なんて感じられません。

 ───私のバカ……。
 どうしてあんな失敗をしてしまったのでしょうか。ちゃんと教えてもらった通りに作ったはずなのに。火加減の調整が良くなかったとか、計量が甘かったとか……。
 失敗の理由をアレコレ考えていると、ついにアソコに何か押しつけられるような感覚が。

「ひぇ……っ」

 ぐにぐにと入口を解すような動き……言われた通り、痛みはありません。実際には触れられていないのに、リアルな感覚だけがあります。目隠しされていると、本当に何か押し当てられているような気がしてしまって、脳みそが混乱します。
 じわじわと押し当てる圧力が強まり、何かが中へと押し込まれようとしています。熱くて硬いもの……指? 最初は、きっとそういうもので慣らして───
 ぐぼぉおっ♡

「やぁあああぁああ⁉︎   やあっ、なにっ⁉︎   あぁああ♡   大っきいぃい♡   あーーーっ♡♡」

 嘘うそうそうそ⁉︎
 ゆっ、指なんかじゃないっ、絶対ちがう……っ♡
 指で、こんな、こんなになるはずないよぉお♡

「あっ♡   やあ゛あ゛ぁあ♡   拡がってる♡   裂けちゃいます♡」

 脚をバタつかせる私の耳に、師匠の低い声が届きました。

「裂けるはずがないだろう」

「しっ、ししょ、師匠、これ、な、何が……」

「今さら何を聞いているんだ、ペニスだろう」

「ひいっ、ひ、ひどい、です……! は、初めてなのに……準備とかしてないのに……!」

「指でも入れると思っていたか? 慣らしたら痛みが除外されるかどうか分からなくなるだろう。それよりちゃんと報告をしろ。痛みはあるのか?」

 こ、これ、いま、わたしがおかしいのでしょうか?
 ししょうが正しいのでしょうか?
 実験なのに、私が、勝手に、余計なこと考えている、だけ?

「うっ……。い、痛く、ない、です……」

 実験。ただの実験なんです。ちょっとだけ、変な感覚に耐えたら、終わりですから。

「そうか。それなら、一息に最後まで入れるぞ」

 さいごまで?
 私が言葉の意味を呑み込む前に、それがやってきました。
 ぐっ……すぶぶぶぶぶぶぅっ♡♡

「お゛ぉおおおおおお⁉︎   ひっ、ひぃいいい⁉︎   おっ、んぉお♡」

 おっ、おなか♡   あつい♡   熱い♡
 メリメリって、入ってきたぁあ♡
 太くてっ、長くてぇ♡   おなかの中が、いっぱいになってる♡

「あ゛っ♡   あ~~♡♡   おくっ♡   奥まで♡   ぜんぶきてるっ♡   やだあぁああ♡」

 怖い、怖いの……♡
 絶対に痛いはずなのに♡   気持ちいいしかないの♡♡

「処女で慣らしもせずに挿れて、ここまで善がるとは想定外だな。お前が淫乱なのか、術の感度が良すぎたのか。快感も何割かカットしているはずなんだがな」

「んんっ♡   ししょお♡   ぬっ、抜いて♡   抜いてください♡    これやだあ♡  嫌ぁああっ♡」

「……嫌だと言うわりに、リンクは切れていないぞ」

「だってぇ♡   気持ちいいから♡   んあぁあ♡   いいっ♡   きもちいい♡   早く、抜いてもらわないとっ、お、覚えちゃう♡   おなかパンパンにされる気持ちいいの、覚えちゃうんです♡♡」

 気持ち良すぎます。こんなの、男の人とハグもしたことないのに、キスもしたことないのに、知っていい快感じゃない……♡

「これくらいで音をあげるな。まだ挿れただけだろうが」

 師匠は呆れたような声で言うと、少しずつ抜いてくれました。抜けていく時もずりゅずりゅ中の壁が擦れて、悲鳴をあげてしまいますが、これで、お終い……!

「あっ♡   ふあぁあ♡」

 あと少しというところで、深く息を吐くと、次の瞬間、瞼の裏で星が弾けました。

「な、あぁああああ⁉︎」

 何で何で何で⁉︎   なんでまた挿れられてるの⁉︎

 ぐぢゅ♡   じゅずず……♡   ぐっぷ♡   ぐぽっ♡   にゅぶぶ♡
 この、音……魔道具に、師匠のアレ、出入りしてる音……⁉︎
 
「ひゃあっ♡   いやっ♡   やらぁああ♡   やだって♡   やだって、言ったのに♡」

 引っかかるとこまで抜いて、ずぶって、入ってくる♡   何回も、何回も……♡♡

「もおやだあぁあ♡   んひぃいいっ♡   ゴリゴリ♡   ゴリゴリしてるとこ♡   擦れるの♡   おかしくなるから♡   おぉお゛♡   やめっ♡やめて、ください……っ♡♡」

「本当のセックスはもっと快感が強いんだ。予行練習と思って我慢しておけ。本番で気絶するぞ」

「無理っ♡   もっと、お゛ぉ♡   も、もっと気持ちいいのなんて無理です♡   セックスしない♡   しないから!   抜いてくださいっ♡」

 首を振って否定すると、やっと動きが止まりました。
 本当のセックスがもっと気持ちいいのなら、師匠の言うように気絶してしまうかもしれません。ショックで死んじゃう気もします。

 荒い息を整えていると、目隠しが外されました。目を開けると、暗い部屋がランプの光でぼんやり照らされています。まだ思考が纏まらなくてのっぺりした天井を見ていると、大きな手が頬を撫でました。

「ししょう……?」

 師匠は私に覆いかぶさるようにベッドに乗ってきました。ベッドが盛大に軋みをあげます。
 吐息が触れるくらいの距離まで師匠の顔が近づき、私はとっさに目を瞑りました。

「……俺が間違っていた。確かにセックスは快楽を得られれば良いというものではないな。強い快感だけ教えても、セックスをしたいとは思わない。それでは依頼に反する。相手の子種で孕みたいと感じることが必要だろう」

 うぅん……ロマンチックと掛け離れた、本能の解釈というか? うまく言えませんが、師匠のファンのお嬢様方が聞いたら引き攣った顔になることは間違いなさそうです。

「お前は俺の子を孕みたいと思うか?」

 ……えっ。

「…………あ、あの……」

「俺のことが嫌いか?」

「嫌いじゃない、です!」

 それは確かです。師匠は口数少ないし厳しいし怖いですが……それでも嫌いじゃありません。
 だって、何にもできなかった私に必要なことを教えてくれたし、ちゃんと見守ってくれているし。何より、愛してくれているのですから。
 師匠の愛情が、弟子に対する一般的なものなのか、ペットに対するものに近いのか、そこまでは私には分かりません。でも、ただ利害だけで傍に置いてくれている訳ではないですし、他の人への態度から察するに、私は師匠に好かれています。この気難しい魔法使い様は、気に入った相手しか近づけないようですから……。
 師匠の両手が私の頬や耳を包み込むように添えられます。
 すると、唇に柔らかいものが押し当てられました。

「っ……! ん、ぅ……」

 角度を変えて何度も触れるそれが男の人の唇だと分かってしまって、お酒でも飲んでしまったのかというくらいクラクラしてきます。鼻先が触れて、お互いの呼吸が分かって……。

「ふ……、はあ、ししょう……」

 呼吸する隙ができて、やっと言葉を紡ぎました。目を開けてみると、師匠の目の奥に見たことのないギラついたものを感じて肌が粟立ちます。

「口を開けろ。舌を入れるが、噛むなよ」

 ああ、私はどうして素直に言うことをきいてしまうのでしょうか……。もう一度目を閉じて、恐る恐る口を少し開くと、宣言通り熱い舌が唇を割って這入ってきました。

「んっ、んむ……じゅむ♡   んふっ……」

 どうしよう。
 すごく、気持ちいい。
 分厚い舌で、口の中いっぱいになって、ぐちゅぐちゅ、いやらしい音しているのに。
 ぬるぬるしてて、こんなの気持ち悪いはずなのに。

「あっ♡   ししょー……♡」

「ん……じゅるっ。ちゅぐ、じゅぞぞぞっ! じゅっぽ……」

 私の舌が、吸われちゃってる♡   ゾクゾクする……♡



 たくさんたくさんキスされて、私の頭の中はドロドロになってしまいました。縛られていた手が自由になったので師匠の首に縋るように抱きつくと、頭を撫でて誉めてくれます♡

「もう一度できるな?」

「……はい」

 練習だから♡   練習だからなにも問題ないはずです……♡
 またディープなキスが始まって私からも舌を動かしていると、お腹の上に違和感が。そしてまた膣を太いものがこじ開け始めて、師匠が私のお腹の上に魔道具をのせているのだと分かりました。

「あぁあ♡   きてる♡   ふあぁ♡♡」

 メリメリ拡張されるみたいで、ああ師匠のものにされちゃうんだ、ってゾクゾクします。
 私が息をするのに必死だからか、師匠は熱い舌を今度は私の耳へ寄せました。

「ふひゃあっ⁉︎   あう♡」

 耳、舐められるの♡   こんなに気持ちいいの……?
 さっきと同じように中にズプズプってされてるのに、さっきよりずっと幸せな感じがして、もっとしてほしくなっちゃいます。

「んんっ……♡   きもちいい♡   もっと欲しい、です♡」

 ねだってみたら、ガンガン奥まで突き込んできて、良すぎて勝手に腰が逃げようとしてしまいました。でも逃げられるはずなくて、ゴチュゴチュお腹の奥が揺さぶられるみたいな振動が凄すぎて訳がわからなくなってきちゃって。

「あ゛っ♡   んあ゛ぁあ♡   ししょお、これ、あっ♡   やぁああっ♡」

「イくなら、イけ。我慢しなくていい」

 ほんとう? これ、気持ちいいの、我慢しなくていいの……?

「ふぇっ、あぁあ♡   あーーっ♡♡」

 すごい♡   すごいの、きちゃった……♡
 おなか、ビクビクって……痙攣、しちゃってる……♡
 師匠がまたチューしてくれました♡   チュッチュッて♡   この優しいキスも好き♡♡

「ハァ……この分なら感度の調整ができるようにすれば問題ないだろう」

 そう言うと師匠は身体を離して、私に跨ったまま上半身を起こしました。魔道具が少しずつ抜かれて……。
 あ、あんな大きくて凄い形したのが、わ、私の中に這入ってきてたんですか……? ぜ、絶対、本当に入れたら痛いです、というか入らないです。ひぇっ、まだ抜けきらないよ……。

「ん……♡   んぅ、ん♡」

 あ♡   も、もう、抜け……ふぁっ♡
 うそ♡   あんな、先のとこ、膨らんでるのが♡   中に入ってたなんて♡♡
 ゴリゴリ擦れたの、あれのせい……♡
 つい師匠の禍々しいソレに見入ってしまっていると、魔道具がまた先端に当てられて。

「やだっ、し、師匠、まさか、また……?」

「勝手に終わった気になるな。俺が萎えるまで相手しろ」

 あーーーっ♡   またっ♡   またきたあ♡
 入れてるとこ見ちゃうと、よ、余計にリアルに感じちゃう♡
 というか萎えるまで、って、いつまでですか? わたししんじゃうかも?

 ぐじゅんっ♡   ずりゅ♡   ぐぶぶぶ♡

「やあぁあ♡   許して♡   ふかいっ、深いとこまで♡   嫌ぁあ♡」

 シャツの裾を握って快感に耐えようとしても全然うまくいかなくて、情けない声が出てしまいます。

「そういえばコレに塗った潤滑剤も最近仕入れた植物から合成した試作品だ。具合はどうだ」

「ひぃいいっ⁉︎   わ、分かりませんっ、あぅ♡」

 ぐちゅぐちゅ粘ついた音が耳に届いてはいます。たぶん出したり入れたりしやすくなって、いっそうダメにされてる♡   でもそんなの比較したことないですから……!
 ゴツ、ゴツ、って奥を叩かれちゃって、目の前が涙で歪んできました……。

「あ゛っ♡   ん゛ぉ♡   あぁああ♡   これ、ぜったい、ダメなとこぉ♡壊れるっ、こわれちゃう……♡」

「フッ……実際にやったら悲惨な事になるだろうな」

「やぁーーっ♡   やだあ゛ぁあ♡   そんなのしちゃダメです♡   ジッケンでも♡   ダメです♡   っひいぃい♡」

 師匠が激しく手を動かすと、中の壁も激しく擦りたてられて、ぜんぶ気持ちよくなっちゃう♡   乱暴な動かし方なのに、男の人が興奮してるんだって思うと……♡   キュンってなっちゃうんです♡

 そのうち激しかった動きは緩められて、でもその分、ゴツンッ♡ドチュ♡って一回一回が重たい突き込みで、自分でも膣が締まっちゃうのを感じます♡

「あーーーっ♡   おなか♡   ししょーので♡   いっぱい゛ぃ♡」

「くっ……! そろそろ、出るぞ」

 私のおなかの奥を押し上げるみたいに念入りに硬いのを叩きつけられて、背筋が震えるような感覚がして♡   怖いのに、もっとしてほしい……♡
 噛み付くみたいにキスされて、目を閉じると、本当に師匠と、しちゃってるみたいです……♡♡♡

「んぐぅ♡   んんっ♡   じゅっ♡   ん~っ♡♡」

 逃げ出したくなるくらい気持ちよくなってしまって、師匠の背中に必死で掴まります。筋肉ついてて、おっきい身体♡   大好き♡

「ぢゅちゅ、んむ♡   んはぁ♡   しゅき、好き……♡」

 ズン♡ズン♡って限界まで中を拡げられて♡   舌でたくさん掻き回されて♡
 私はまた絶頂を迎えてしまいました───
 声にならない声をあげて震えていると、お腹の中にある……ように感じるそれが、震えるように動きます。それから、感じたことない感覚……。
 これ、射精してる……♡
 お腹の中に出されるの、こんな感覚……♡   こんなの、本当にやったら、すぐ妊娠しちゃいそう♡♡

「頑張ったな」

 師匠の大きい手で撫でてもらって、ああこれで許してもらえたかなって思って、私はだらしなく笑ってしまいました。



* * *



 朝になって媚薬の効果が抜けた私は、とんでもない事をしてしまったと気づいて、朝食の席では師匠の顔をまともに見られませんでした。
 本日の業務内容の説明も、やっぱり俯いて聞いてしまいます。

「お前は昨日の薬の作り直しだ」

「……えっ⁉︎」

 目の前に差し出されたガラス瓶には、白い塊が入っています。ちょっと待ってください。ドラゴンの骨みたいな高級品、買い置きなんてないはずです。

「し、師匠、これは……?」

「お前が買ってきたのは偽物だ。真贋の鑑定方法は教えたし、ちゃんと現物を確認しろと言ったはずなんだがな。これはクソ商人に返金させて、戻ってきた金で別のところから買ったものだ」

「で、では、薬が失敗、したのは……」

「材料が偽物だったからだ。使う前に気づけ、愚か者」

「あ、あう……すみません……」

 よかった。良かったあ……!
 貴重な資金を無駄にしてはなかったのですね……!
 でももうちょっとで無駄にしちゃってたんですよね、私の確認不足で……気をつけなくちゃ……。

「おおかた、あの商人の同情を引いて懐に入る話術に惑わされたんだろう。取引は慎重にやれ、気を抜くな。それからもっと人を見る目を磨け」

「は、はい……申し訳ありません……」

 情けなくて涙が出てきます。師匠はそんな私の顎を掴み、顔を上げさせました。

「これで懲りただろう。もう責めはしない。……だが、同じ失敗をしたら、今度はあんな手ぬるい罰では済まないからな」

 はいっ懲りました! も、もう二度と失敗できません……!

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