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砂浜キャンバス
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「それで、あの時はなんともなかったか?」
夏輝が少女にそう問うと、少女は分からないという風に小首を傾げた。
「あー、だから、大丈夫だったかって!」
聞こえなかったのかと思い、もう一度強めに言ってみた。
少し力んでしまい、両手を大きく広げたのがいけなかったのか、少女はビクリと肩を震わせると怯えた様な眼差しで夏輝を見ていた。
その姿はまるで犬や猫等の小動物の様でもあった。
「あ、わ、悪い! 驚かせるつもりじゃ・・・・・・」
夏輝はまた恐がらせてしまった事に後悔し、慌てふためき手を所在なげに動かしていた。
すると、少女はスケッチブックのページを捲るとマジックで何かを書き出した。
【ごめんなさい、私は耳が聞こえません】
あまりにも驚き、夏輝は暫く声を出す事も忘れていた。
そこでやっと今まで感じていた違和感も全て納得がいった。
なぜ耳が聞こえないのか、話す事も出来ないのか聞きたくはなったが、深く聞いてはいけない気がして聞く事が出来なかった。
「そうか・・・・・・、それなら早く言ってくれれば・・・・・・って聞こえてないんだったな」
夏輝はどうすべきかと考えると、少女の手に持っているスケッチブックを指差し、スケッチブックに書く真似をする事でそれを貸して欲しいという内容のジェスチャーをした。
おずおずと差し出されたスケッチブックとマジックを受け取り、夏輝は【昨日は何もされてなかったか?】と書いて少女に返した。
少女は嬉しそうに笑うと【おかげさまで大丈夫でした】と書いて見せた。
「そうか、それならよかった」
何もなかった事に夏輝はほっとした。
しばし沈黙し、夏輝はさざ波の音とトンビの鳴き声を聞いていた。
【では、さようなら】
少女がそう書いたスケッチブックを見せて帰ろうとするのを見て、夏輝は咄嗟に少女の腕を掴んだ。
欲が出た・・・・・・。
もう少し話がしたいとそう思ってしまった。
「あ・・・・・・、すまん」
夏輝は少女の驚いた顔を見てすぐに手を放した。
いきなり引き留めてどうするというのか・・・・・・。
夏輝は顔を赤くさせて髪をくしゃりとかきあげた。
そんな様子の夏輝を少女はきょとんとした目で見ていた。
「ええい、やけくそだ」
夏輝は少女のスケッチブックをひったくると、ペンを走らせた。
急いで書いたせいか大きくて雑な字だった。
【ジュースおごるから、波を待っている間、話し相手になってくれないか】
恥ずかしさで夏輝は真っ直ぐに少女の顔を見る事が出来ずそっぽを向いた。
「何やってんだろ俺・・・・・・、こんなの昨日のナンパ野郎と変わらねぇじゃねぇか」
暫くすると少女はスケッチブックを夏輝の手から取ると【いちごオレでお願いします】と書いて寄越した。
夏輝はいつも買っている『オ・レのカフェ・オ・レ 俺のスペシャル!!』とそれの姉妹品であるいちごオレを自販機で買ってくると砂浜に体育座りで座っている少女にピンクの缶の方を差し出した。
少女はそれを受け取ると喜んで飲み始めた。
一口飲むと、少女は目を輝かせた。
【今まで飲んだ中で一番美味しい! 濃厚でいて、いちごのさわやかさがキセキの共存】
「お!」
自分が愛好している『俺のスペシャル』シリーズの良さが分かって貰えて夏輝は嬉しくなった。
【これ、俺のイチオシ】
夏輝は少女からスケッチブックを借りてそう書いた。
【この辺に住んでいるのか?】
【夏休みの間だけ遊びに来てる】
【俺も夏休みだからじーちゃんの家に遊びに来てる】
二人はスケッチブックをリレーの様に回して会話を続けた。
どの県から来たかだとか、学年についてだとか、他愛のない話だった。
夏輝はスケッチブックを捲るとそこには一番下の厚紙があるだけだった。
「あ、悪い、もう紙がねえや・・・・・・、えっとなんか書くもんは・・・・・・」
辺りを見ても、文具屋も無ければ砂浜にメモ帳が落ちてる訳もなく夏輝は落胆した。
ここまでかと思った時、少女は砂浜から立ち上がると砂浜で何かを探し、手に取った。
それは軽くて、小さくて、丈夫そうな木の枝だった。
そして、その枝で砂浜に文字を書き出した。
【ここなら書き放題!】
「おお! なるほどな」
少女にならって夏輝は枝を探した。
夏輝が選んだのは長めの大きな枝だった。
二人は広々とした砂浜に好きなだけ文字を書いた。
大きな文字と小さな文字が砂浜を埋めつくし、古いものは押し寄せる波で消えていった。
夏輝はサーフィンをする事も忘れるくらい一風変わった筆談を楽しんでいた。
今までずっと一人でサーフィンをしてばかりだったが、こうやって誰かと何かをするのも悪くないと夏輝は思った。
そして、あっという間に夕方の時間になっていた。
「もうこんな時間か」
【そろそろ帰らないと】
少女がそう書くと夏輝は【明日も】と書いたところでハッとして手を止めた。
「明日もってなんだよ・・・・・・明日も会いたいみたいじゃねぇか」
消そうか続きを書こうか悩んでいる内に文字は波にさらわれて消えていった。
「あ・・・・・・」
泡に消えた書きかけの言葉を見た少女は笑って【また明日】と書いた。
その言葉とその笑顔に夏輝の心臓はドクンと大きく跳ねた。
少女は夏輝が返事を書く暇もなく手を振って走り去っていった。
その様子を夏輝は胸を手で押さえながらぼうっと見続けていた。
夏輝が少女にそう問うと、少女は分からないという風に小首を傾げた。
「あー、だから、大丈夫だったかって!」
聞こえなかったのかと思い、もう一度強めに言ってみた。
少し力んでしまい、両手を大きく広げたのがいけなかったのか、少女はビクリと肩を震わせると怯えた様な眼差しで夏輝を見ていた。
その姿はまるで犬や猫等の小動物の様でもあった。
「あ、わ、悪い! 驚かせるつもりじゃ・・・・・・」
夏輝はまた恐がらせてしまった事に後悔し、慌てふためき手を所在なげに動かしていた。
すると、少女はスケッチブックのページを捲るとマジックで何かを書き出した。
【ごめんなさい、私は耳が聞こえません】
あまりにも驚き、夏輝は暫く声を出す事も忘れていた。
そこでやっと今まで感じていた違和感も全て納得がいった。
なぜ耳が聞こえないのか、話す事も出来ないのか聞きたくはなったが、深く聞いてはいけない気がして聞く事が出来なかった。
「そうか・・・・・・、それなら早く言ってくれれば・・・・・・って聞こえてないんだったな」
夏輝はどうすべきかと考えると、少女の手に持っているスケッチブックを指差し、スケッチブックに書く真似をする事でそれを貸して欲しいという内容のジェスチャーをした。
おずおずと差し出されたスケッチブックとマジックを受け取り、夏輝は【昨日は何もされてなかったか?】と書いて少女に返した。
少女は嬉しそうに笑うと【おかげさまで大丈夫でした】と書いて見せた。
「そうか、それならよかった」
何もなかった事に夏輝はほっとした。
しばし沈黙し、夏輝はさざ波の音とトンビの鳴き声を聞いていた。
【では、さようなら】
少女がそう書いたスケッチブックを見せて帰ろうとするのを見て、夏輝は咄嗟に少女の腕を掴んだ。
欲が出た・・・・・・。
もう少し話がしたいとそう思ってしまった。
「あ・・・・・・、すまん」
夏輝は少女の驚いた顔を見てすぐに手を放した。
いきなり引き留めてどうするというのか・・・・・・。
夏輝は顔を赤くさせて髪をくしゃりとかきあげた。
そんな様子の夏輝を少女はきょとんとした目で見ていた。
「ええい、やけくそだ」
夏輝は少女のスケッチブックをひったくると、ペンを走らせた。
急いで書いたせいか大きくて雑な字だった。
【ジュースおごるから、波を待っている間、話し相手になってくれないか】
恥ずかしさで夏輝は真っ直ぐに少女の顔を見る事が出来ずそっぽを向いた。
「何やってんだろ俺・・・・・・、こんなの昨日のナンパ野郎と変わらねぇじゃねぇか」
暫くすると少女はスケッチブックを夏輝の手から取ると【いちごオレでお願いします】と書いて寄越した。
夏輝はいつも買っている『オ・レのカフェ・オ・レ 俺のスペシャル!!』とそれの姉妹品であるいちごオレを自販機で買ってくると砂浜に体育座りで座っている少女にピンクの缶の方を差し出した。
少女はそれを受け取ると喜んで飲み始めた。
一口飲むと、少女は目を輝かせた。
【今まで飲んだ中で一番美味しい! 濃厚でいて、いちごのさわやかさがキセキの共存】
「お!」
自分が愛好している『俺のスペシャル』シリーズの良さが分かって貰えて夏輝は嬉しくなった。
【これ、俺のイチオシ】
夏輝は少女からスケッチブックを借りてそう書いた。
【この辺に住んでいるのか?】
【夏休みの間だけ遊びに来てる】
【俺も夏休みだからじーちゃんの家に遊びに来てる】
二人はスケッチブックをリレーの様に回して会話を続けた。
どの県から来たかだとか、学年についてだとか、他愛のない話だった。
夏輝はスケッチブックを捲るとそこには一番下の厚紙があるだけだった。
「あ、悪い、もう紙がねえや・・・・・・、えっとなんか書くもんは・・・・・・」
辺りを見ても、文具屋も無ければ砂浜にメモ帳が落ちてる訳もなく夏輝は落胆した。
ここまでかと思った時、少女は砂浜から立ち上がると砂浜で何かを探し、手に取った。
それは軽くて、小さくて、丈夫そうな木の枝だった。
そして、その枝で砂浜に文字を書き出した。
【ここなら書き放題!】
「おお! なるほどな」
少女にならって夏輝は枝を探した。
夏輝が選んだのは長めの大きな枝だった。
二人は広々とした砂浜に好きなだけ文字を書いた。
大きな文字と小さな文字が砂浜を埋めつくし、古いものは押し寄せる波で消えていった。
夏輝はサーフィンをする事も忘れるくらい一風変わった筆談を楽しんでいた。
今までずっと一人でサーフィンをしてばかりだったが、こうやって誰かと何かをするのも悪くないと夏輝は思った。
そして、あっという間に夕方の時間になっていた。
「もうこんな時間か」
【そろそろ帰らないと】
少女がそう書くと夏輝は【明日も】と書いたところでハッとして手を止めた。
「明日もってなんだよ・・・・・・明日も会いたいみたいじゃねぇか」
消そうか続きを書こうか悩んでいる内に文字は波にさらわれて消えていった。
「あ・・・・・・」
泡に消えた書きかけの言葉を見た少女は笑って【また明日】と書いた。
その言葉とその笑顔に夏輝の心臓はドクンと大きく跳ねた。
少女は夏輝が返事を書く暇もなく手を振って走り去っていった。
その様子を夏輝は胸を手で押さえながらぼうっと見続けていた。
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