12 / 117
部活ハント! 運動部編
しおりを挟む
「どうだ? 何か良い部活は見つかったのか?」
冬真が合流した時、二人はまだグラウンドに居た。
「それがさぁ・・・・・・」
陽太はこれまでの経緯を説明した。
「月島さん、運動部は何か興味ある? 足速いから陸上部とか本当は良さそうだけど」
ほのかは授業で醜態を晒してしまった事を思い出し、顔を赤らめながらフルフルと首を横に振った。
「うーん、そっかぁ、勿体ないけど好きな事をするのが一番だしね。あ、あれはどうかな」
そう言って陽太が指さしたのはグラウンド横にあるテニスコートだった。
見ればテニスウェアを着た女子部員が短いスカートをはためかせながら楽しそうにラリーをしているのが見えた。
【ちょっと、やってみたいかも】
「よし、じゃあ部員に話してみるよ」
陽太は学校では人気者で、部員に二言三言伝えるとあっさりとほのかのテニス体験が許可された。
「じゃあ軽くラリーしてみましょうか」
そう言ってテニス部員がボールを打った。
ほのかは持ち前の脚力ですぐにボールに追いついた。
「おお、やっぱり月島さん足速いなぁ」
陽太は感嘆の声を上げた。
ほのかはテニス漫画で読んだ事のあるバズーカショットを思い出しフォームを真似てみた。
肘を引き、ラケットに角度をつけ、片足を踏み込み、漫画の主人公の様に頭上に吹き出しが出ているのではないかと思う程心の中で「今だ! バズーカショット!!」とキメ顔で叫び、狙いを定めてラケットを振った。
しかし、勢い良く振ったラケットは思い切り空振り、ボールは虚しくほのかの後方をバウンドして静かに転がった。
「まあ、最初だから仕方ないよ、次行ってみよう!」
そして、テニス部員の計らいでスピードも落として十数回ボールを打ったが、ほのかは全ての打球に空振りした。
ほのかはあまりの空振り具合に涙目で陽太を見た。
「え、えーと、練習すれば上手くなるって。他にも向いてるのがあるかもだし、他も見に行こうか」
「ってことで今から体育館の方へ行く予定なんだ」
「そうなのか」
グラウンドから少し離れた所に体育館があり、第一体育館と第二体育館の二つがあった。
「ここが第一体育館だよ。第一体育館ではバスケ部とバレーボール部と、バトミントン部が練習で使ってて、第二体育館では柔道部と剣道部が使ってるんだけど、見るのは第一体育館で良いかな?」
ほのかは柔道や剣道をしている自分の勇ましい姿を想像してはみたが、そもそも人と一対一で勝負をするような事が苦手だと思った。
【第一体育館で大丈夫】
「じゃあ第一体育館行こっか」
体育館に着き、中を覗き見るとバレーボール部とバスケ部が皆青春の汗を流し、一生懸命に練習していた。
ほのかはキラキラした皆の姿を見て、この輪の中に入る事が出来たなら、仲間が増えて、友達も増えて、青春という熱くて、眩しい素敵な高校生活が送れるだろうか、と思った。
友情、努力、勝利の方程式で立ちはだかる数多くのライバル達を倒し、地区予選を順調に勝ち進み、県大会出場、目指すは全国・・・・・・の妄想をしたところでほのかは肩を叩かれ現実に引き戻された。
「おーい、月島さん?」
肩を叩いたのは陽太だった。
どうやら何度か声を掛けられていた様だが、ほのかは全く気が付いていなかった。
【ごめんなさい、全国優勝一歩手前まで行ってました】
「全国優勝!?」
陽太と冬真は声を揃えて言った。
「あはは、何それ? それより今日はバトミントン部休みみたいだけど、バスケ部とバレーボール部には話つけたから体験出来るって」
ほのかは少し考えてバスケ部から体験してみる事にした。
「月島さんパス!」
部員がほのかにパスを出すと、ほのかは声やボールの音が聞こえない分一瞬反応が遅れるものの、足の速さでカバーし、すぐにボールに追いついた。
しかし、ボールを取ろうとした時、ボールはほのかの手をすり抜け顔面に直撃し、勢い余って後ろに倒れた。
「あああああ、月島さんっ!!」
陽太は慌てて駆け寄りほのかを助け起こした。
「大丈夫? 月島さん!」
【バスケがしたいです・・・・・・】
ほのかは目を回しながらスケッチブックにそう書いた。
「気持ちは分かるけど、保健室行く?」
そんなやり取りをしている中、冬真の携帯が鳴った。
「ん? 誰だ? 知らない番号・・・・・・はい」
冬真は少し警戒しながらも取り敢えず電話に出ると、特徴的な声から電話の相手が誰なのか直ぐに分かった。
『あ、氷室君? 言い忘れていた事があってね。ほのかちゃんに部活紹介するのは良いけど、くれぐれも怪我だけはさせないでね? もし、怪我させたらどうなるか・・・・・・分かるよね?』
冬真はそこで怖くなり通話を切った。
「あの保健医、なんで俺の番号知ってるんだ!? どうなってるんだ? この学校の個人情報管理は」
そしてほのか達はどうしたかと二人を見やるとほのかはスケッチブックに【次はバレーボールやってみる】と書いて陽太に見せているところだった。
冬真の脳裏には今までのパターンからこれからの展開が読めていた。
柄にもなく冬真は慌てて二人に近づき陽太の肩を掴んだ。
「おい、やめておけ! このままだと、レシーブに失敗してまた顔面にボールをぶつけるか、トスに失敗して突き指する未来しか見えん!」
冬真はほのかには分からない様に陽太だけ後ろを向かせて二人でひっそりと話した。
「えー、でも本人やりたいって言ってるし」
「このままだとストーカー保健医に何されるか分からん! とにかく、ここは俺に任せろ」
そう言って冬真はほのかの説得を試みた。
「月島さんは運動とか好きなのか? 体育とか得意?」
ほのかはそう問われて中学時代の体育の授業を思い出し、成績はいつも散々だった事を今更ながら思い出した。
【運動・・・・・・苦手かも】
「ええー、月島さん足は速いのに!」
陽太は驚きの声をあげ、冬真は陽太に耳打ちした。
「恐らく足だけ速いがその他の動作が苦手なタイプなんだろう。いわゆる運動音痴だ」
しょんぼりしているほのかを見て冬真は声を掛けた。
「月島さん、この学校にはまだまだ部活がある。今度は俺が月島さんに合いそうな部活案内するよ」
そう言って冬真はほのかに手を差し伸べた。
自信ありげで、その吸い込まれそうな凛とした瞳に惹かれ、ほのかは冬真の手を取った。
冬真が合流した時、二人はまだグラウンドに居た。
「それがさぁ・・・・・・」
陽太はこれまでの経緯を説明した。
「月島さん、運動部は何か興味ある? 足速いから陸上部とか本当は良さそうだけど」
ほのかは授業で醜態を晒してしまった事を思い出し、顔を赤らめながらフルフルと首を横に振った。
「うーん、そっかぁ、勿体ないけど好きな事をするのが一番だしね。あ、あれはどうかな」
そう言って陽太が指さしたのはグラウンド横にあるテニスコートだった。
見ればテニスウェアを着た女子部員が短いスカートをはためかせながら楽しそうにラリーをしているのが見えた。
【ちょっと、やってみたいかも】
「よし、じゃあ部員に話してみるよ」
陽太は学校では人気者で、部員に二言三言伝えるとあっさりとほのかのテニス体験が許可された。
「じゃあ軽くラリーしてみましょうか」
そう言ってテニス部員がボールを打った。
ほのかは持ち前の脚力ですぐにボールに追いついた。
「おお、やっぱり月島さん足速いなぁ」
陽太は感嘆の声を上げた。
ほのかはテニス漫画で読んだ事のあるバズーカショットを思い出しフォームを真似てみた。
肘を引き、ラケットに角度をつけ、片足を踏み込み、漫画の主人公の様に頭上に吹き出しが出ているのではないかと思う程心の中で「今だ! バズーカショット!!」とキメ顔で叫び、狙いを定めてラケットを振った。
しかし、勢い良く振ったラケットは思い切り空振り、ボールは虚しくほのかの後方をバウンドして静かに転がった。
「まあ、最初だから仕方ないよ、次行ってみよう!」
そして、テニス部員の計らいでスピードも落として十数回ボールを打ったが、ほのかは全ての打球に空振りした。
ほのかはあまりの空振り具合に涙目で陽太を見た。
「え、えーと、練習すれば上手くなるって。他にも向いてるのがあるかもだし、他も見に行こうか」
「ってことで今から体育館の方へ行く予定なんだ」
「そうなのか」
グラウンドから少し離れた所に体育館があり、第一体育館と第二体育館の二つがあった。
「ここが第一体育館だよ。第一体育館ではバスケ部とバレーボール部と、バトミントン部が練習で使ってて、第二体育館では柔道部と剣道部が使ってるんだけど、見るのは第一体育館で良いかな?」
ほのかは柔道や剣道をしている自分の勇ましい姿を想像してはみたが、そもそも人と一対一で勝負をするような事が苦手だと思った。
【第一体育館で大丈夫】
「じゃあ第一体育館行こっか」
体育館に着き、中を覗き見るとバレーボール部とバスケ部が皆青春の汗を流し、一生懸命に練習していた。
ほのかはキラキラした皆の姿を見て、この輪の中に入る事が出来たなら、仲間が増えて、友達も増えて、青春という熱くて、眩しい素敵な高校生活が送れるだろうか、と思った。
友情、努力、勝利の方程式で立ちはだかる数多くのライバル達を倒し、地区予選を順調に勝ち進み、県大会出場、目指すは全国・・・・・・の妄想をしたところでほのかは肩を叩かれ現実に引き戻された。
「おーい、月島さん?」
肩を叩いたのは陽太だった。
どうやら何度か声を掛けられていた様だが、ほのかは全く気が付いていなかった。
【ごめんなさい、全国優勝一歩手前まで行ってました】
「全国優勝!?」
陽太と冬真は声を揃えて言った。
「あはは、何それ? それより今日はバトミントン部休みみたいだけど、バスケ部とバレーボール部には話つけたから体験出来るって」
ほのかは少し考えてバスケ部から体験してみる事にした。
「月島さんパス!」
部員がほのかにパスを出すと、ほのかは声やボールの音が聞こえない分一瞬反応が遅れるものの、足の速さでカバーし、すぐにボールに追いついた。
しかし、ボールを取ろうとした時、ボールはほのかの手をすり抜け顔面に直撃し、勢い余って後ろに倒れた。
「あああああ、月島さんっ!!」
陽太は慌てて駆け寄りほのかを助け起こした。
「大丈夫? 月島さん!」
【バスケがしたいです・・・・・・】
ほのかは目を回しながらスケッチブックにそう書いた。
「気持ちは分かるけど、保健室行く?」
そんなやり取りをしている中、冬真の携帯が鳴った。
「ん? 誰だ? 知らない番号・・・・・・はい」
冬真は少し警戒しながらも取り敢えず電話に出ると、特徴的な声から電話の相手が誰なのか直ぐに分かった。
『あ、氷室君? 言い忘れていた事があってね。ほのかちゃんに部活紹介するのは良いけど、くれぐれも怪我だけはさせないでね? もし、怪我させたらどうなるか・・・・・・分かるよね?』
冬真はそこで怖くなり通話を切った。
「あの保健医、なんで俺の番号知ってるんだ!? どうなってるんだ? この学校の個人情報管理は」
そしてほのか達はどうしたかと二人を見やるとほのかはスケッチブックに【次はバレーボールやってみる】と書いて陽太に見せているところだった。
冬真の脳裏には今までのパターンからこれからの展開が読めていた。
柄にもなく冬真は慌てて二人に近づき陽太の肩を掴んだ。
「おい、やめておけ! このままだと、レシーブに失敗してまた顔面にボールをぶつけるか、トスに失敗して突き指する未来しか見えん!」
冬真はほのかには分からない様に陽太だけ後ろを向かせて二人でひっそりと話した。
「えー、でも本人やりたいって言ってるし」
「このままだとストーカー保健医に何されるか分からん! とにかく、ここは俺に任せろ」
そう言って冬真はほのかの説得を試みた。
「月島さんは運動とか好きなのか? 体育とか得意?」
ほのかはそう問われて中学時代の体育の授業を思い出し、成績はいつも散々だった事を今更ながら思い出した。
【運動・・・・・・苦手かも】
「ええー、月島さん足は速いのに!」
陽太は驚きの声をあげ、冬真は陽太に耳打ちした。
「恐らく足だけ速いがその他の動作が苦手なタイプなんだろう。いわゆる運動音痴だ」
しょんぼりしているほのかを見て冬真は声を掛けた。
「月島さん、この学校にはまだまだ部活がある。今度は俺が月島さんに合いそうな部活案内するよ」
そう言って冬真はほのかに手を差し伸べた。
自信ありげで、その吸い込まれそうな凛とした瞳に惹かれ、ほのかは冬真の手を取った。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません
野村にれ
恋愛
人としての限界に達していたヨルレアンは、
婚約者であるエルドール第二王子殿下に理不尽とも思える注意を受け、
話の流れから婚約を解消という話にまでなった。
ヨルレアンは自分の立場のために頑張っていたが、
絶対に婚約を解消しようと拳を上げる。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
聖女は妹ではありません。本物の聖女は、私の方です
光子
恋愛
私の双子の妹の《エミル》は、聖女として産まれた。
特別な力を持ち、心優しく、いつも愛を囁く妹は、何の力も持たない、出来損ないの双子の姉である私にも優しかった。
「《ユウナ》お姉様、大好きです。ずっと、仲良しの姉妹でいましょうね」
傍から見れば、エミルは姉想いの可愛い妹で、『あんな素敵な妹がいて良かったわね』なんて、皆から声を掛けられた。
でも違う、私と同じ顔をした双子の妹は、私を好きと言いながら、執着に近い感情を向けて、私を独り占めしようと、全てを私に似せ、奪い、閉じ込めた。
冷たく突き放せば、妹はシクシクと泣き、聖女である妹を溺愛する両親、婚約者、町の人達に、酷い姉だと責められる。
私は妹が大嫌いだった。
でも、それでも家族だから、たった一人の、双子の片割れだからと、ずっと我慢してきた。
「ユウナお姉様、私、ユウナお姉様の婚約者を好きになってしまいました。《ルキ》様は、私の想いに応えて、ユウナお姉様よりも私を好きだと言ってくれました。だから、ユウナお姉様の婚約者を、私に下さいね。ユウナお姉様、大好きです」
――――ずっと我慢してたけど、もう限界。
好きって言えば何でも許される免罪符じゃないのよ?
今まで家族だからって、双子の片割れだからって我慢してたけど、もう無理。
丁度良いことに、両親から家を出て行けと追い出されたので、このまま家を出ることにします。
さようなら、もう二度と貴女達を家族だなんて思わない。
泣いて助けを求めて来ても、絶対に助けてあげない。
本物の聖女は私の方なのに、馬鹿な人達。
不定期更新。
この作品は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
【完結】幼馴染に婚約破棄されたので、別の人と結婚することにしました
鹿乃目めのか
恋愛
セヴィリエ伯爵令嬢クララは、幼馴染であるノランサス伯爵子息アランと婚約していたが、アランの女遊びに悩まされてきた。
ある日、アランの浮気相手から「アランは私と結婚したいと言っている」と言われ、アランからの手紙を渡される。そこには婚約を破棄すると書かれていた。
失意のクララは、国一番の変わり者と言われているドラヴァレン辺境伯ロイドからの求婚を受けることにした。
主人公が本当の愛を手に入れる話。
独自設定のファンタジーです。
さくっと読める短編です。
※完結しました。ありがとうございました。
閲覧・いいね・お気に入り・感想などありがとうございます。
ご感想へのお返事は、執筆優先・ネタバレ防止のため控えさせていただきますが、大切に拝見しております。
本当にありがとうございます。
人生負け組のスローライフ
雪那 由多
青春
バアちゃんが体調を悪くした!
俺は長男だからバアちゃんの面倒みなくては!!
ある日オヤジの叫びと共に突如引越しが決まって隣の家まで車で十分以上、ライフラインはあれどメインは湧水、ぼっとん便所に鍵のない家。
じゃあバアちゃんを頼むなと言って一人単身赴任で東京に帰るオヤジと新しいパート見つけたから実家から通うけど高校受験をすててまで来た俺に高校生なら一人でも大丈夫よね?と言って育児拒否をするオフクロ。
ほぼ病院生活となったバアちゃんが他界してから築百年以上の古民家で一人引きこもる俺の日常。
――――――――――――――――――――――
第12回ドリーム小説大賞 読者賞を頂きました!
皆様の応援ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。
kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。
前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。
やばい!やばい!やばい!
確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。
だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。
前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね!
うんうん!
要らない!要らない!
さっさと婚約解消して2人を応援するよ!
だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。
※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる