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「えっちなパンツ、濡れちゃいましたよ? せーんせい?」
「なっ……! そ、その呼び方はやめろっ」
「どうして? いけないことしてる気分になる?」
「そ、そういう、わけでは……あっ、こら! 桃っ!」

 制止を振り切って、パンツに押さえつけられたまま勃ち上がっている一物をぱくりと咥え込む。布越しでも分かるほどそれは熱を持っていて、私の口の中でさらに硬度を増した。ちゅうちゅうと吸ってみればちゃんと彼の味がして、さらに興奮が高まっていく。

「ん……っ、ふふ、これ、もう穿いてるのきついんじゃないですか? 鬼島せんせい」
「っ……! き、きついに決まってるだろう……!」
「うふふ、紐が食い込んじゃってますもんね。脱がせてあげたいけど、もったいないし……あっそうだ!」

 ぱっと顔を上げて手を打つと、威さんが見るからに苦々しい顔をしてみせた。またいらんことを考えたな、とでも言いたげな表情だ。
 それでも本気で抵抗する様子は無かったので、遠慮なく思いついたことを実行させてもらうことにする。ぎゅうぎゅうに締め付けられている彼のものに手を伸ばして、それを開放するように下着の布地を横にずらした。
 その途端、ぶるんっと音でもしそうなほど勢いよく威さんの陰茎が跳ね上がって、思わず「うわぁっ」と驚きの声が漏れる。

「すごい……! よっぽどきつかったんですね」
「くっ……」
「こんなに大きくなってるとこ、ちゃんと見たの初めてかも……さて、それでは」

 いただきます。
 刺激を待ち侘びて震えている彼の先端に、ぱくっと食らいつく。こうして咥えたことは何度かあるけれど、やっぱり大きい。頑張って舌や頭を動かしてみるが、顎が外れそうだ。
 でも、頭上から聞こえてくる威さんの吐息がどんどん荒くなっていくのが嬉しくて、私は夢中になってしゃぶりついた。わざとじゅぽじゅぽといやらしい音を立てると、「もう、勘弁してくれ」と彼の切なそうな声が聞こえてくる。もちろん、それを聞いたからってやめるわけはない。

「んぅ、もうちょっと……だって鬼島せんせい、もうイきそうでしょ?」
「はぁっ、う……! だから、もうやめろと……!」
「いいですよ、イって。んっ……私のおくちに、出してください」
「なっ……!? だ、駄目だっ! こら桃っ、離せ! うあっ」

 威さんが見るからに慌て始める。それもそのはず、威さんのものを舐めたことはあるけれど、イかせたことはないのだ。だからもちろん、彼のものを口で受け止めたこともない。いつもは威さんに「そこまでしなくていい」ときっぱり断られてしまうから、私は渋々途中で口を離しているのである。
 でも、今日の私は違う。彼の弱みを握っているのだ。

「だめ、はこっちの台詞ですよ? 鬼島せーんせ。こんなえっちなパンツ穿いて、いけない人なんだから」
「ぐっ……! だ、から、これはっ」
「んん、うっ……、ほら先生、イって? フリフリのかーわいいパンツ穿いたまんま、いっぱい出して」
「や、やめろ、吸うな……っ! あっ、ぐうぅっ!」

 とどめとばかりに張り詰めた亀頭をじゅううっと思い切り吸い上げる。絞り出したような彼の短い喘ぎとともに、先端から粘ついた精液が飛び出してきた。
 びゅくびゅくと脈打ちながら出てくるそれを、こぼさないようにしっかり口で受け止める。濃くて苦いその味に思わず顔をしかめたけれど、威さんのものだと思えばちっとも嫌じゃない。全部出しきったあたりで、思い切ってそれをごっくんと飲み込んだ。
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